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次の見学場所のバヒア宮殿に向かう。
途中、モロッコの子供達に遠足に遭遇。
この国では遠足とか見学とかそういう行事は日曜日に実施され、ウィークデーには行われない
と現地ガイドより。

バヒア宮殿(Palais de la Bahia)は18世紀には宰相が住んでいて、フランス時代の将軍も
住まいにしていたことがあるとのこと。4人の妃と24人の妾の部屋があるのだ。
バヒアとは一番気に入った妃の名前とのことで、「

入り口には宮殿内部の写真が。

宮殿内部にはブーゲンビリアの花やオレンジの果実が。

猫に餌をやる人の姿も。

中央に水盤を配した中庭があり、周囲には天井に細密画が描かれた4人の妃と側女たちの
![DSC_0206[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/3a6bbd0f730dc11c43ac4da546d0e1ad4e69e4d6.15.2.2.2.jpg?thum=53)
バヒア宮殿内部MAP。

4人の妃は平等に扱われないとならなかったとのこと。
イスラム作りの噴水、アンダルシア風の建物、すかし窓などはアルハンブラ宮殿を
模したものであるとのこと。そういえばスペインを訪ねた時の印象と同じ。
4人の妃の住む4つの建物は4シーズンに対応できる作りとなっているのだと。
夏の高温時は扉は全開とし、冬の扉は一部分だけ開くように工夫されていると。
レースと見間違えるような見事な見事な石の透かし彫り。



周りの壁の彫刻は繊細そのもの。


本妻の部屋への入り口。

本妻の部屋の天井。材料はアトラス杉で、細密画が描かれていた。

部屋を仕切るアーチの形にもムーア式、アラブ風といろいろな形があり建築家の拘りが
いたる所に表現されているとのガイドの説明であったが、私には着いていけなかった
のであった。

我が家の壁にもこの一枚があれば・・・・・・と。

どこの部屋も天井画が素晴らしい。

採光構造の天井のある部屋も。

しっくい細工に『ゼリージュ』、木工彫刻の天井など14年かけて19世紀に建築された美しい宮殿。
ゼリージュとは細かくカットしたタイルを組み合わせて幾何学模様にした装飾品こと。

女たちは自由に外へ出ることは適わなかったので、唯一広い中庭が彼女たちの
外部の環境であったとのこと。


王の部屋のステンドグラスも美しかった。


スペイン・アルハンブラ宮殿の小型番であるバヒア宮殿の見学を終え、バスに乗り再び移動。
途中タクシーの待合場所の横を通る。モロッコのタクシーには2種類あるとのこと。
市内を走る短距離のプチタクシー(Petit Taxi)、長距離を走るグランタクシー(Grand Taxi)。
マラケシュはベージュ、カサブランカ、フェズは赤のようにプチタクシーは町ごとに色が違うのだとは
ガイドの説明。

アグノウ門『 Bab Agnaou』 の前を通る。

マラケシュの旧市街の南側、王宮の近くにある門。
12世紀、ムワッヒド朝時代に建造。馬蹄形のアーチの周囲は赤と緑の砂岩で装飾され、
コーランの一節が刻まれていると。

マラケシュで一番美しいというアグノウ門。
スルタン(皇帝)が宮殿に行くために使われた門とのこと。
この日は改修中で足場パイプが。

今回のモロッコ旅行では、いろいろな都市で街路脇の電柱などに巣を作るコウノトリを
見かけのです。
正式にはシュバシコウ(朱嘴鸛)と言い、日本のコウノトリとは種類が違うらしい。
なるほど日本のコウノトリは嘴が黒褐色であるが、モロッコのものは赤かったのであった。

トイレ休憩?のため大きな土産物屋に立ち寄る。
これも旅程の一部なのでいたし方なし。
カラフルなタジン鍋。

大理石の見事な像。

これらも土産物?

モロッコの陶器の青、緑、黄…と色の見事な美しさ。手描きのエキゾチックな絵柄も
非常に精細でモロッコの雰囲気たっぷり。
