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隠居人はせじぃさん
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ホテルへのチェックインは済ませたが、入室は15時以降とのことで
荷物を預けて観光開始。
最初はタクシーにて20分ほどの甘川洞文化村へ。
釜山の初乗り料金は2800W(ウォン)そして到着時は7100W。日本円で1/10の700円。
10000W紙幣を出し、おつりをもらう1000W紙幣3枚が、日本語は喋れなかったが親切な
釜山のタクシードライバー。東京のタクシーの初乗り運賃が730円、ここでは20分ほど乗っても
日本円で700円、とにかく釜山のタクシーは安いと感動。
もう少しスピードを落としてくれれば更に感動であったが。

最近ホットスポットで若者に人気ある甘川洞文化村、韓国語では「カムチョンドンムナマウル」。
日本からのオジサン二人連れはやや大胆なそして不似合いの場所であることは承知の上。
坂を登っていくとカラフルに描かれた矢印いや魚?のような板を張り付けた巨大鯨?が出現。

巨大なハートも。

甘川文化村案内図。そして散策コースも紹介されていた。

甘川洞文化村の案内所。今ではすっかり見られなくなった、朝鮮戦争直後の貧しい避難民生活を
していたころの様子や当時の生活用品、昔の紙幣、歴史が簡単に紹介されていると。
外壁は巨大なキャンバス。家屋を利用しアートを織り交ぜた町おこしを行い、いまでは
甘川洞文化村と呼ばれるようになった街。山肌に立ち並ぶ家屋はカラフルにカラーリングされ、
入り組んだ路地のあちこちにはアートオブジェが並び、ユニークで珍しい景色を楽しめるスポット。

緑の家の屋上にはこれもカラフルな鳥たちのオブジェが。

巨大アートの花?

記念撮影するのは若い女性ばかり。
我々おじさん二人はツーショットの記念撮影をぐっと我慢。(笑)

元々は朝鮮戦争後に行き場をなくした人々が住み始めた街であったが、
2009年と2010年の「マチュピチュプロジェクト」でカラフルでアートな街に生まれ変わったとのこと。
こちらにも鳥達のオブジェが・・・しかしこちらの頭は様々な表情の人間。

いろいろな建物の屋上に鳥が群がっていた。

坂道を登る若者のズボンを履いた足。そしてその上には葉ボタンが置かれていた。
これぞアートの街。
今回の旅行でいたる場所で葉ボタンが街の道路脇の鉢に植えられていたのであった。

カラフルな狭い路地には急勾配の石の階段が至る所に。

釜山のマチュピチュと称されるわけ、それは入り組んだ路地が迷路のようにみえるためだと。
しかし本物のマチュピチュを訪れた私には納得出来ない呼び名。

本物のマチュピチュと同じく山の斜面に作られた街には違いないが。

下には釜山の海も見える場所まで登ってきたオジサン二人。

壁一面に白樺の林を泳ぐ鯉が2匹。

山肌に沿って家屋が立ち並び、いくつもの歩道も入り組んだ街が形成されていた。
この景色に惹かれた美術家や写真家などが村にアートギャラリーをつくり始め、
2009年から始まったマチュピチュプロジェクトにより、甘川洞文化村という新しい
観光名所に変身。

この場所で記念撮影するカップルが次々と。その合間にシャッターを。

木村拓哉主演の映画「HERO」のロケ地としても有名だと。
『星の王子さま』。カラフルな街並みを眺める王子さまと一緒に。
前からは撮影出来ない場所。
人気の撮影スポットで・・・・・・・・多くの観光客が列をなして順番を待っていることを
知らぬかのようにじっともたれかかって動かぬ女性。もちろん日本人ではないこと間違いなし。

こちらも撮影スポット。アートな街並みが額縁の中に。

難民たちが住居を求めてバラックの集落を作ったことが始まりの街も観光地に大変身。
まるでレゴブロックの如し。

ハングル文字が魚の形に。
魚モチーフが多いのは、元々ここで暮らしていた住民に、港の魚市場で働く人が
多かったことによるのであろうか。

坂道を下っていくと曲線美のモニュメントが。
「虹が咲く村」という作品。

家々の屋上には水道の貯水タンクであろうか樹脂製のタンクが。
このタンクだけはどこでも何故か青色。

更に坂道を下っていくと色鮮やかな寺院の如き大きな建物が。
高層住宅がほとんどないこの街ではこの建物がひときわ目立ったのであった。

太極道本部の文字が。
ネットで調べてみると、1910年代に趙哲濟(チョ・チョルセ)という人が作った太極道という
民間信仰団体の名称であるようだ。

ここの街の名前は “太極道マウル” とも言うらしい。
確かに目立つ色彩の建物。

市民・コミュニティ・行政が一体となって町興しをし、明るくなった街、甘川洞文化村。
実は我々は半分も周れなかった事間違いなし。
しかし街全体が壁画と芸術に溢れていて、非常に楽しく、癒された、今回の
韓国釜山の最初の観光地であったのだ。