JINさんの陽蜂農遠日記

JINさんの陽蜂農遠日記

PR

Profile

jinsan0716

jinsan0716

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

私はイスラム教徒です@ Re:牛久大仏へ(その3)(11/19) 神神は言った: コーランで 『 (21) 人…
オジン0523 @ Re:「酔芙蓉」咲く(09/23) 純 白というより既に淡~~いピンクが。 …

Favorite Blog

奥津渓の清流と紅葉 New! 隠居人はせじぃさん

続日本100名城東北の… New! オジン0523さん

【公園掃除の在り方 … Gママさん

ムベの実を開くコツ… noahnoahnoahさん

エコハウスにようこそ ecologicianさん

Calendar

2020.03.10
XML

『旧東海道を歩く』ブログ 目次

『江戸口門跡』を右折して進み、東町信号交差点を過ぎると、右手筋奥に真宗高田派の
『福泉寺』があった。



『松風山 福泉寺』寺標と『山門』。
『山門』は1795年(寛政7年)築造。亀山市指定文化財となっている。



「福泉寺山門

福泉寺は、この地域有数の古刹で、往古は天台宗であったが十五世紀後半に
真宗高田派に改宗した。
この門は、正面軒唐破風付入母屋造、本瓦葺、一間一戸の楼門で、棟札などから寛政七年
(一七九五)の築造であることが明らかとなっている。
このため、江戸時代後期における地方有力寺院の建桑様式を顕著に示す貴重な例である。」



『鐘楼』。
境内には松風福祉会 亀山愛児園の園児が。



『本堂』。



『福泉寺』に隣接して真宗大谷派の『法因寺』があった。
『天然記念物 法因寺の左巻カヤ』標柱。
「左巻きカヤは、法因寺本堂の敷地内にある。イチイ科の常緑喬木で、
樹齢約350年(2019年現在)。周り約2.6mもある巨木。雄樹で果実に48条の白筋があり、
その筋が左巻きに現れているのが珍しいとされている。
葉は披針状、4月に単性の花を開く。果実は楕円形で約3cm、内に両端の尖った枝があり、




『黒田孝富墓』標柱。
「黒田孝富(1834~1868)は幕末の武士で、京の勤皇派とつながりが深く、郡代奉行に
抜擢された藩政の改革を行った。
明治元年、反対派により惨殺された。墓は本堂裏、左巻カヤの樹下にある。」



『蓮如上人御旧跡』碑。
蓮如上人は室町時代の浄土真宗の僧であり、衰退していた本願寺を再興したとして、
「本願寺蓮如」などとも呼ばれていました。ここ「法因寺」にしばらく滞在していたそうです。
法因寺に滞在していた蓮如上人は、自ら「南無阿弥陀仏」と大きく書いた名号(仏・菩薩の称号)の
軸を本尊として寺に贈りました。1547年(天正2年)火事により本堂が焼け落ちますが、
不思議なことに名号の軸の中でも、蓮如上人が書いたものだけが火の中から飛び出して
本堂裏の柿の木に引っかかっていたといわれます。







『法因寺本堂』。



『鐘楼』。



『南無阿弥陀佛』名号碑。



『天然記念物 法因寺の左巻カヤ』



パイプで支持されて。







前代の本堂の鬼瓦。



『寺務所』。







『旧佐川低跡』碑。
商家であった佐川家は、佐野屋の屋号をもち、この場所に屋敷があったと。
「伊勢国鈴鹿郡亀山宿内之図」によると「旅籠佐野屋源治」と記載があるのだと。



(有)大和不動産の店先にあった『熊野古道に和歌を見つめる』
「したたかに われに喰せよ 名にし負ふ 熊野が浦は いま鰹時」
「わが帆なる 熊野の山は朝風に まぎり おしきり 高瀬をのぼる」
「山川千里を過ぎて 遂に宝前に奉拝す 感涙禁じがたし」
「順礼の銭重の やまの八十里 鎮まる杜の 幽玄熊野」



『書画骨董 茶道具商』と書かれた老舗。



『樋口本陣跡』の木札のみが道路左側のアーケードの柱に。



『東海道亀山宿 樋口本陣跡』木札。



『江ヶ室交番前』交差点を左折。



「高札場跡
高札とは、幕府や藩の法令などを板に墨書したもので、この板札を掲げる場所を高札場と
呼びます。 高札場は、法令などを広く人々に公示するばかりでなく、通行の際には敬意を
表させるなど、幕府の権威を誇示する意味も持っていました。
江戸時代のこの場所は、大手門前で東海道が直角に折れて広場になっており、亀山宿の高札場は
ここに設けられていました。 ここから江戸まで百四里、庄野宿まで二里、関宿まで一里半あります。」



旧東海道を更に進む。



右に大きくカーブ。



次に左に大きくカーブ。
敵の進入を防ぐクランク状の旧東海道の『枡形』。



再び『屋号札の掲示』案内板。
「亀山市は、江戸時代の城下町、また東海道46番目の宿場町として栄えたまちです。
そんな亀山から近年急速に古い建物が姿を消し路地もさびれて、以前の賑わいも
見られなくなりました。
かかる現状を憂えた“きらめき亀山21町並み保存分科会”では協議を重ねた結果、歴史的なまちの
たたずまいを復活する最初のプロジェクトとして屋号の木札をつくり、該当するお家に掲げて
いただくことをはじめました。
屋号で呼び合ったまちの人たちの暮らしには、なぜか親しみを感じます。
そして、どのようなしごとをしていられたのかも知ることが出来れば、お互いの交流も
いっそう深まるのではないでしょうか。
このたびのしごとはまことにささやかですが、材料提供をはじめ、木札製作・掲示作業など
すべて市民有志によって行いました。今後も皆さまのご協力を得て、東海道亀山が個性豊かな
まちとなるよう、私たちも活動を続けます。
(註 屋号は文久3年―1863―当時のもの。)」



再び右にカーブ。



「江ヶ室交番」を左折し、次を右折した左角に天台真盛宗の『延寿山地蔵院遍照寺』が。
右奥に楼門の『遍照寺山門』。



『遍照寺の文化財』。
「遍照寺は、少なくとも十七世紀初頭には所在していることがうかがえるものの、その開基や
由来は明らかではない。しかしながら、寺に伝来する数多くの文化財からは古くからこの地に
所在したことが想定できる。
○木造阿弥陀入来立像。
(県指定文化財)
県指定 平成十一年三月十七日
来迎印を結ぶ三尺の阿弥陀如来立像で、像高は九九・一センチ。
紫麗に整えられた衣文は快慶晩年の作風を継ぐものであるが、大宮のへりの渦文、
目尻の切れ上がったやや強い表情や張りの強い面相、やや太目の衣文などから、木像
の制作年代は十三世紀第二四半期頃(鎌倉中期)とみられ、快慶の弟子の中でも個性
的な行状の作風に極めて近い像として注目される。
○木造觀音菩薩坐像‧木造勢至菩薩立像
県指定 平成十四年三月十八日
本尊の阿弥陀如来立像の両脇侍として須弥壇上に安置される菩薩像である。像高は観音菩薩坐像
三O・八センチ。勢至菩薩立像 四五・六センチの小像で、規模・作風から現在の中略とは
当初から三尊形式をなすものではないと考えられる。観音菩薩坐像は左膝を立てた競坐像で
頭部内面に残る墨書銘から、鎌倉時代中期、建長四年(一三五二)、院派の仏師によって
つくられたことが確認された。また、勢至菩薩立像も胎内壁専銘から同年に院春によって
つくられたことが確認されている。
「阿弥陀如未来迎に伴い飛来する菩薩を坐像(観音)と立像(勢至)に構成した、彫刻による
来迎形式として稀な作例で、鎌倉中期に新時代の傾向を摂取しつつあった院派中枢仏師の
作風をうかがい得る基準作例として注目される。
(市史跡)
○大月関平墓
江戸時代後期の武芸者。新当流第十一代家元
(未指定〉
○木造地藏菩薩立像  平安時代前期の一木造。造高一五五センチ。
○本堂  旧亀山城二之丸御殿の式台・書院を移築したもの」



『天台真盛宗 延喜山地蔵院 遍照寺』寺標。
遍照寺の創建年代等は不詳であるが、鐘楼門をくぐると急な坂で、坂の下に本堂があるため
「頭で鐘撞く遍照寺」 といわれた。



左に『地蔵菩薩』。



『千手観世音菩薩』。



『由緒ある遍照寺』
「頭で鐘つく遍照寺」と市民から親しまれた天台真盛宗の古刹で津市の別格本山西来寺
の四末頭に数えられでいる。
本堂は天保十四年七月、火災で悉皆鳥有に帰した。
十八世圓明上人代(明治六年)、豪商佐川源氏氏り発起により、亀山藩二之丸御殿の式台と
玄関が移築された現在の本堂はその面影を留めている唯一の建造物である。
正面玄閤には石川藩の笹龍胆の家門がそのまま残され、千鳥破風の下り棟には上り亀と
下り亀の装飾瓦が対峙して置かれ、郷土亀山のシンボルとして万年の命を寿いでいる。
「現し身を本願の海に投げ入れて 遍くぞ照る 吾がおのちなり」
草創期は地蔵信仰の寺として栄え、延命地蔵菩薩像(藤原時代作、等身大、彫願、古色、
一木造り)が安置されている。また千手観世音菩薩の信仰も篤く、お盆の十日観音には
払暁の参拝者い多い.
別堂には、金毘曜大権現が、交通安全の紙として、その右側に、はくさ明神が、百日咳、
治癒の神として信仰されている。」


『薬師堂』。



『慈母観世音菩薩』。



『無縁塔』。



『五重塔』。



『青銅製の真盛上人幼少像』。



『宝珠丸真盛上人幼名』。



旧亀山城二之丸御殿の玄関と式台の一部を移築した『遍照寺本堂』。



本堂に掛かる『延寿山』の扁額。



『本堂屋根』。



『六地蔵尊』。



本堂裏の墓地。



『弘法大師二十一像』の扁額が掛かる『弘法堂』。



『佐藤定憲歌碑』
「現し身を本願の海になげいれて 遍くぞ照る 吾がいのちなり」。



御朱印を頂きました。



2種類頂きました。




                              ・・・​ もどる ​・・・

                  ・・・​ つづく ​・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.05.02 16:39:11
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: