hongming漫筆

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2002.06.04
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カテゴリ: ミステリ




 ハードボイルド・ミステリーである。
 時間経過は長くなく、発端から終わりまでの期間は短い。一ヶ月はたっていないのではないか。
 「僕」の一人称。
 主人公の造形が、「絶対にこんな人間はいない」というタイプなのだが、読んでいるうちに不自然に思えなくなるのは作者の力量によるのだろう。最初のうちは、決して走ったりしそうにない感じなのだが、終盤にさしかかると、一日のうちに人並みはずれた運動量を見せる。
 「ひまわり」については、いろいろ調べて書いたようだ。説得力がある。
 気になるのは、過去が重要であること。
 過去を清算するために現在がある、という設定なのだ。
 最近読んだ、小鷹信光の「探偵物語」もそうだった。(これは20年以上前のものではあるが)
 こういう、ウェットなハードボイルドをネオ・ハードボイルドというのだろうか。





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Last updated  2005.04.01 21:36:44
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