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12月13日(木曜日)19時30分からACミラン対浦和レッズの試合が行われた。仕事をしていたこともあり、テレビで見ることが出来たのは得点直後の20分程度。前半戦は見ることが出来なかった。浦和レッズの試合を見たのはこれが初めてだ。
その20分間の感想だから試合全体を捉えきるのは難しいかもしれないが、正直なところ緊張感の欠けた無味乾燥のつまらない試合だった。日頃欧州チャンピオンズリーグで見るACミランの試合運びとはまるで対照的な怠惰な流れ。緊張感はほとんど感じられない。ACミランはこれでもよい。なぜならこの試合で必要なのは結果だけ、内容を問われることはないはずだ。
が、浦和レッズの選手にはかなりの不満が残る。少なくとも私にはやる気があるようには見えなかった。読売新聞の1面トップには『浦和健闘』と書かれていたが笑止千万だろう。私が見た20分間、浦和レッズの選手の足は止まっていた。戦意喪失なのか自暴自棄なのか諦観境地なのか、あるいはそれらの相互作用なのか?根底に畏怖の念があったのは間違いないが、生死をかけた戦いだったならば決して許されることのない甘えがそこにはあった。
相手は世界屈指の名門クラブチーム、気持ちの上で劣勢になるのはやむを得ないが、それにしてもこういう試合内容では困るのだ。ACミランは試合巧者だ。対戦相手が1の力がないと分かれば2の力で勝つ、4の力を持っていれば5の力で勝つチームだ。1の力しかないチームに対して5の力を出すことはない。本気を出して戦うと疲れるからだ。だから1対0のスコアはまるで参考にならない。
相手の力量を推し量り、必要最低限の運動量で勝つことが出来る数少ないクラブチームなのだ。自分たちが世界最強クラブの一角を占めているからなせる余裕だろう。
決勝戦はアルゼンチン名門のボカジュニアーズとACミランとなるが、勝敗を決するのは『よりどちらが生き残りたいか?』という気持ちの問題だろう。すでにトヨタカップを見るのをやめて久しいが、見るのをやめた最大の理由は欧州クラブのやる気のなさだった。欧州ビッグクラブはFIFA主催のクラブワールドカップなるものを重要視していない。以前のリバプールの出場辞退宣言が彼らの気持ちを端的に表現していると思う。
ACミラン首脳陣またはマルディーニの発言を読む限りでは今回はかなり『本気』らしいが、浦和レッズではその気持ちを推し量る物差しとしては完全に役不足だった。
何年かぶりで見たトヨタカップだが、テレビ放送時の解説陣から明石家さんまを外したのはクレームが多かったからか?バラエティー番組の感覚で発言する彼の挙動は、このサッカー観戦においては相応しくない。
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