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メッシを擁し優勝候補の一角と目されるアルゼンチンと韓国との試合は興味深く見ていた。韓国の試合を通して全部見るのはこれが二度目か三度目ぐらい。日韓ワールドカップ以来だからおおよそ8年ぶりぐらいだと思うが、アジアと欧州南米との力量差を図るにはちょうど良い試合だと思ったからだ。英国マンチェスターユナイテッドの試合はたまに見るが、韓国パクチソンの苦労を厭わぬ献身的な動きに対してアルゼンチンはどのように対処するつもりなのか?アジアの強国として世界最強の攻撃力を誇るアルゼンチンをどのように封じ込めるつもりなのか、見所は満載のはずだったのだが・・・・・・
アルゼンチンはグループリーグ突破以降の戦いを見据えて徐々にギアを本番モードに切り替えているところ。初戦は慣らし、二戦目でようやく実力の片鱗を見せ始めているが、100%の力は出しきっていない。それでも韓国を格下扱いしてサッカーの試合になっていなかった。後半になると韓国も何度かのチャンスを作り出していたが、ここが勝負機と見るやすかさずアグエロ投入で一気に流れを引き寄せる試合巧者ぶりは、まさに経験豊富な南米強国ならではといったところだろう。メッシやテベスのボールの扱いを見ても一対一の局面では韓国人選手に負けるところは殆ど無く、結局のところ個人個人の力量差がそのままチーム全体の力量差に増幅拡大されて、1対1.5の差が最終的には10対40になってしまっているのだ。
このアルゼンチン対韓国の試合はそのまま日本対オランダにも当てはまると考えるのは早計かもしれないが、やはり欧州南米サッカーを見慣れている人ならば一抹の不安どころか、かなりの不安を覚えてしまう。正直なところカメルーン戦で勝利を収めるとは夢にも思っていなかったので、出来ればグループリーグ突破に向けて叡智を尽くして欲しいところではあるが、現時点で一勝しているとは言いながらも前途は多難で、個人的にはグループリーグ突破の可能性は30%以下だと思っている。絶体絶命の崖っぷちに立たされたときに最後にものをいうのは過去に培った修羅場の数々。その意味でデンマークに一日の長があると思っているが、以前にも書いたが内容は問わないので結果だけを出して欲しいものだ。
●【W杯】オランダ余裕発言「日本戦はすしディナー」
会見場に大爆笑がこだました。公式練習を終え、ダーバン競技場に到着したファンマルウェイク監督は、“すし”をネタに勝利宣言だ。「あしたのディナーはすし?そうだね。僕もそれを望んでいるよ」オランダ人記者の質問に、指揮官はニヤリ。「日本=すし」というオランダ流ジョークに、集まった約100人の報道陣のうち、日本人記者以外から失笑がもれた。
同監督の余裕発言は続く。昨年9月の親善試合で、岡田監督と会っていながら同12月のW杯抽選会で再会した際のエピソードを披露。「(岡田監督を)紹介されたとき、9月に会ったのと同じ人物とは認識できなかった」と苦笑い。「でも、リスペクトしていないわけじゃない」とフォローする始末だ。
完全に日本を見下した発言ではあるが、オランダに限らず全ての欧州南米強国はこのようにアジア各国を見ている。一泡ふかせるためにもカメルーン戦で見せたような全員が一丸となって戦う姿勢と気構えを貫いて欲しいが、ただ現実問題としてオランダ相手に勝利を得るのはかなり厳しい。その意味で最低でも勝点1を手に入れる戦い方に終始すべきという意見には耳を傾けるべきものがあるが、それでも今季絶好調のスナイデルを抑えきることが出来るかどうか。
●【W杯】日本こう戦え・清雲栄純氏 オランダのパス供給源を断て
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