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2022.02.05
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カテゴリ: 愛to少年マンガ
​​​​​​​​​​​
​​
少年漫画感想『新テニスの王子様』-その2



◆14~17巻の展開について​
リョーマくんを、アメリカ代表に放り込んで、
さて、いよいよオーストラリアで、世界大会開幕だ!という展開。

日本代表も、手塚くんの居るドイツと前哨戦を繰り広げますし、
リョーマくんも、アメリカ代表としての活躍がきちんと描かれます。

合宿所の、最期の方の苦しい感じから抜け出せて、
画面クオリティも高く、話回しも満足感が高いです。

​…ただ、リョーマくんが、かなり荒れてます。​
あんまり笑ってくれません。

日本が恋しそうなんですね。

17巻の後半の方 で、リョーマくんが徳川さんに向かい、
敵役っぽいセリフを吐き捨てます。

これがおそらく…2015年の末…とかかな?

これ以降21巻のラストまで、 ​約コミック4巻分に渡り、​
​​(過去シーンを除いて) リョーマ君がぱったりと本編に出て来なくなります。



◆2016年1月 許斐剛☆サプライズLIVE~一人テニプリフェスタ~ について
​​
ここで、漫画原作以外のメディア展開の話が必要になります。

ちょうど17巻の内容の掲載時期かと思いますが、 2016年1月に、
​​『許斐剛☆サプライズLIVE~一人テニプリフェスタ~』​​ という
ライブイベントが開催されているようです。

未鑑賞の為、DVDの商品ページ等の情報や、
コミック記載の概要を見ただけですが、
許斐先生が企画からすべて行い、
キャラクターの3DCGを用いた、自らが歌うライブイベント のようです。​
(いずれ、ちゃんと鑑賞したいです。)

そして、2021年公開の映画パンフレットのプロデューサー様のお話には、
​​ 映画企画が2016年2月、許斐先生の提案(売り込み)で
立ち上がったこと が明記されています。

このライブ企画に向けて、初めて出て来たものなのか、
それとも、そもそも映画企画への道筋を描いた上で、このライブ企画を立ち上げたのか、
その辺は分かりませんが、
とにかくここで、 ​テニプリにとっての 未知の媒体・3DCG が、​
​ポッと、 直接、許斐先生の手元 に現れて来ています。​

そしてライブ終了後、光の速さで
​​​ 「3Dの子供向け映画」企画立ち上げ ​​​ までこぎつけているわけで…

​いや、 ​​ 天才的にぶっ飛び過ぎてて…​ ​​
最初から、どこまで狙ってたのか…
私のような凡人には到底推し量れません。

ただこのライブ企画準備が、おそらく おおよそ2015年内 に行われており、
そして、 結果として製作された映画作品が『リョーマ!』 であったことからも、

​​​ リョーマくんというキャラクター ​​ を、​
​そして ​許斐先生自身の描きたいモノ自体​ を、なんとか昇華したい…!​
​その思いが 3D媒体 と繋がることによって、​​
「子ども向けの3D映画」という筋道 が、
バシーーーッと出来上がったんだろうな、​
と。

おそらく、 ​“新作ファンタジー”製作​ に数年間取り組まれていた、
その際の思考回路も相当影響しているのだとも思うのですが…​

しかし、 飛んでる…あまりにも…。





◆18巻~22巻の展開について

時期を見ると、18巻収録分のあたりから、
映画の話が同時並行で進み始めているようです。

先ほども書いたように、 18~21巻のラストまで、
リョーマくんがぱったりと本編に登場しなくなります。

ちょっと、 映画の世界・「夏のアメリカ」に引き籠ってた …というか、
逃がしてあげてたかな 、と。

許斐先生の労力も、当然映画の方に費やされ始め、
漫画原作の画面クオリティや、話回し、
キャラクター設定に割く時間が、明らかに減っている印象です。
まず、18~19巻で展開される 日本VSギリシャ戦 ですが、
ギリシャチームのキャラクター設定が、
テニスの王子様では 未だかつて見たことがないほどにやっつけ です。

石膏像みたいな造作の、もはや人間だと思って描いてないキャラクターたちが
テニスをし始めます。


でも20~21巻で展開される オーストラリア戦 は、
日本VS開催国との対戦ということで、事前から練ってあったのかな…?

オーストラリア側のキャラクターも、
アウェーの空気感の中での闘いという話展開も、
跡部様を筆頭に、日本代表のたちの活躍も存分に楽しめ、
非常に読み応えがあり、面白いです。


​​ 21巻のラストが、とても印象的 です。​
アメリカ戦の会場に駆け付けた 桜乃ちゃんと金太郎君 が、
それぞれリョーマ君に言葉を投げかけるのですが、
「リョーマくんが、一番言って欲しい言葉」 を言っているのかな、と思います。

この21巻後半の辺りが、2017年春~初夏頃でしょうか。

映画でぐるぐるしている時期なのだろうと思うのですが、
​オーストラリア戦の各話タイトルで ​「全てを敵に回して」​ とか、​
​桜乃ちゃんの言葉で ​「どこの代表でも…」​ とか、​
​少し姿を変えて、映画に登場してくるような言い回し
が散見されて、​​
すごく面白いです。


スイス戦 が描かれます。
おそらく映画関連で、 許斐先生の負荷マックスがこの22~23巻の辺りかな 、と思います。
ギリシャに続き、世界No.2のはずのスイス代表の、
あまりにやっつけなキャラクター造形。
監督は 「ジン・オノジイハ」 (逆読みしたままの容姿)、
構成員には 「ペーター」 …。

そして、 「テニスの王子様」とは思えないほどに、 ​荒れまくる線。​
漫画画面のクオリティを、完全に意図的に捨ててます。

ダブルス戦がほとんど描写されず、
ひたすら S3の阿久津くんの闘い が描かれるのですが、
このオーダー自体、 「作画が勢い任せになることを想定」したものだったのかな
とすら思います。

コミックの記載を見る限り、
この辺りでは、 CGクオリティ底上げを裏目的とした
番組?やら、企画を立ち上げまくってた っぽいので、
そういったお仕事もMAXだったのだと思いますが…。

とにかく、 18~24巻の辺り は、
ここまで旧作からテニスの王子様の漫画を読んで来て、
​一番 ​「別の何か(映画)>>>>>漫画原作」​ というバランスに
(あえて)なっていると感じています。

​分かんないよ… ​​
あのクオリティの映画が出て来れば、逆算して推し量ることも出来るけど、

分かんないよ…漫画をリアルタイムで読んでるだけじゃ絶対…。





◆23巻の展開について

23巻開始直後、いきなりの超急展開が訪れます。
リョーマくんが、アメリカ代表を抜け、
日本代表チームに戻って来ます。


ここの流れに関しては、 「大した理由はない」 としか言いようのないものであり、
漫画を読んでいるだけでは、あまりに不自然 です。

21巻~22巻頃…2017年頃の、 映画の内容を詰めていく段階において、
映画の中で、リョーマくんがきちんと定まったんだろうな、 という
​​​ メタの視点を持たない限り、
すんなりと読める展開ではない
と思います。

私の認識的には、↓こんな感じです。

​・漫画旧作の最終巻、全国大会終了直後に、リョーマくんをアメリカに逃がしている。​
 「テニスの王子様」の中で、 リョーマくんが息がしづらくなった時に、
 アメリカに逃がす のは、ここで初めてやってる。

・漫画・新テニスの王子様・13巻で、
再びリョーマくんをアイドル集団(日本代表)から離し、
 アメリカ(代表)へ逃がしている 。※付き添い:お兄さん

・リョーマくんのフラストレーションが漫画原作内では昇華し切れないと踏み、
​​  映画の世界 (やっぱり舞台はアメリカ) へ更なる逃亡 をさせている。
​​
※同伴:桜乃ちゃん

​​  ★重要★ ​​
​ 基本的に 考え方は「逃亡劇」 のはずなのに、
なぜか渾身の3D映画製作という、 ​​ 超クリエイティブな攻め姿勢。 ​​
 ​​ 
これまでの作品展開(漫画、アニメ、2.5次元舞台等)よりも、
原作に寄せたビジュアルであり、且つ高次元媒体 で表出することにより、 ​​
それらに本気で勝ちに来ている。
​天才の所業。

 → 逃亡に次ぐ逃亡の最果てにあったのが ​​ 教会 ​​ であり、
そこで ​​ 桜乃ちゃんに「必ず守る」と誓う。 ​​
​  ※この部分を抑圧したことが、
リョーマくんが作品内で身動きが取れなくなった原因の、
大元の大元(最大の枷) であり、 ​パンドラの箱​ 。​


​ →リョーマくんが映画内で、
​ものすごい勢いで「テニプリ」ワールドへリターン​ 。​


​​ ・映画の勢いのまま、 漫画原作内においても、
日本代表へ一気にリターン。


展開・各シーンが出来上がったかは、鑑賞者には知りようもない話ですが、
ただ、リョーマくんが映画内で満足して、「少年漫画主人公」として定まって、
その上で 「みんな大好き!テニプリ大好き!戻る!」 ​​ って言ってくれない限りは、​
漫画原作において、この展開にはならないと思います。
​分かんないよ… ​​
あのヤバい映画を鑑賞した後なら、いくらでも後付けで解釈できるけど、

分かんないよ…漫画をリアルタイムで読んでるだけじゃ絶対…。


23巻は、まだまだ許斐先生の時間がなかったのかな、という感じで
漫画画面・線は荒れまくっていますが、
​漫画表現はキレッキレ​ です。

謎の呪術集団 が登場したり、
(↑おそらく、リョーマくんと金太郎くんを少年漫画的に戦わせたかった)

白馬に乗ったフランスの王子が登場する、その前振りが
ページをめくる前の2コマ、「パカラッ パカラッ」という効果音しかない 等、
あらゆる面で、ぶっ飛んではいますが、
​ただ、 ​キャラクターも皆イキイキしていて、とても面白い​ です。

すごく好きな巻です。



◆許斐 剛✮パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018~

ここで、また漫画原作以外のメディア展開の話です。

2018年6月、24巻執筆中…かその直後くらい? の段階だと思いますが、
​上記タイトルで、 再び許斐先生のソロライブ が開催されているようです。

こちらも未鑑賞なのですが、2016年と同様に、
3DCGのキャラクターを用いたライブとのこと。

この時に、ご本人がはっきりおっしゃってたのかもしれませんが、
このライブ企画は明らかに、 製作中の映画における、
​3DCGの、 特にミュージカルシーン (&テニス試合シーン)の、​
動きのクオリティ底上げ を主(もしくは裏)目的としたもの​
だと想像しています。


妹と、 劇場版『リョーマ!』の作り方 について、
(全部想像で)散々語り合っているのですが、

おそらく、下記2楽曲…
・RAP FESTIVAL
・超えたいその壁を
については、かなり初期の段階で、作品の方向性を決定づける意味合いも含め、
パイロットフィルム的に製作されてるのではないか 、と話しています。

映画パンフレットで、RAP FESTIVALを担当された方が、
「2017年製作時」 とおっしゃっていますし、
特に映画冒頭部分の3DCGに関しては、
後半と比べ動きがかなりぎこちない面があります。

パイロットフィルム製作の反省点や課題点を克服するための修練の場 が、
2018年の、このライブ企画だったのかな…と。


ミュージカルシーンでは、下記3楽曲…
・オープニング・♪Dear Prince~テニスの王子様たちへ~
・♪Peace of mind~星の歌を聴きながら~
・世界を敵に回しても

​これらに関しては、 ​映像クオリティの高さが異常​ であり、​
(単にお金がかかっている、という意味ではなく、
伝えたいものを伝え切る、キャラクターの演技力・魅せ方 という点で)

おそらく2018年の修練を経て、振り付けも作り込んで、
製作ノウハウが蓄積された、最期に作り込んでいるのではないかと思っています。


​​​「漫画家」ってなんだっけ…?​ ​​
​​いや、 ​「ハッピーメディアクリエイター」​​ か…うん…。

​​​ マジ半端ねぇ。 ​​ 恐ろしい…。

その3につづく。

by姉
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最終更新日  2022.02.05 22:38:45
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