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潤沢な温州ミカンがあって、温水水浴びをして、これで満足してくれていそうだから、文鳥という生き物は経済的、もしくは庶民的だ。どこかに書いたが、確かに不況知らずのコストパフォーマンスに相違ない。
ただ、特に白と桜のヒナの価格が安すぎるのは、少々問題がある気がする。あまり高いと庶民的ではないが、駄菓子を買うような感覚に陥るようでは、飼い主側のモラルハザードに繋がりかねない。「どうせ安かったし・・・」という、人間性の欠如した間違った合理主義で、玩具のように扱ってしまうわけだ。
一方、単価が安ければ売る側のモラルも崩壊する。安く売るにはコストを掛けられないので、不衛生や栄養不足を起こさせてしまうのだ。もっとも、経済合理性でやむなく、と多少でも自覚しているならまだしも、劣悪な管理が当然で普通のことと思い込み、何年も何十年も続けているケースも少なくない。何も改善せずに続けられた間違った経験など、それがどれほど長くても無意味・無価値なのだが、それに気がつかない。しかし、そうした長いだけの店も絶滅寸前ではある。
やはり、ある程度の価格を維持して、それにふさわしい展示管理(ペットショップは生き物を寿命が尽きるまで飼う場所ではない。一時期を商品として展示しているに過ぎないのだが、この点を誤解している人も多い)をして欲しいものだと思う。何でもそうだが、価格で選ばないこと、が賢い消費者なのだろうと思う。