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漫画家の・・・、漫画家だったと言うべきか・・・、の鳥山明さんが亡くなった。『ドラゴンボール』により、少年が頑張って強者を倒すとさらに強い敵が現れ、ずっとずっと頑張っちゃう少年ジャンプの在り方を決定づけた方だが、鳥山さんにしか描けない代表作としては、『Dr.スランプ アラレちゃん』だろう。
かなりの美少女として造形されたアンドロイドのアラレちゃんが、だんだんとデフォルメされて、気づいたら2頭身になっていた、実に極端な変化を堂々とやらかしつつ、内容たるや特に目的もなくダラダラとエピソードが展開し、キャラクターが濃すぎて内容など覚えていない、という実に類稀な作品であった。で、かすかな記憶しかないのだが、変態科学者の千兵衛さんが創った薬で、パワーアップどころか超巨大化した文鳥が登場する話があったはずである。その文鳥(桜文鳥なんですよ!)の描写は、実にリアルなものだった。
で、調べたら、鳥山さんはその昔何十羽も文鳥を繁殖させて育てたらしい。惜しい人を亡くした。老後の楽しみにまた文鳥との付き合いを始めていただきたかったものだ。
江戸の大画家谷文晁の「ぶんちょう」は、文鳥のことだ、と確信している私だが、文鳥を描いた作品が実存しないので、何ら証拠はない。しかし、鳥山さんの『Dr.スランプ アラレちゃん』は残されている。・・・高齢者になったら再読しよう。先生、ご冥福をお祈りします。
いっそ、同居させれば十姉妹たちも慣れてくれるかも・・・、要検討だ。