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今年の年始は深夜番組しか見なかった。元旦は初っ端から「ねほりんぱほりん」~そして新海誠監督の映画だ。録画して後で見たから、起きてる時間のテレビなんかほとんど見ていない(見たい番組もない)。 新海誠監督の映画は、見たことあるやつも無いやつも全部録画して見た。秒速5センチメートルは、知り合いの姫君が「すごくいい!」と絶賛していたから、後の感想戦も意識してじっくり鑑賞した。小田急線や宇都宮線とか、鉄道の描写がリアルなことに鉄ヲタ的な感心をくすぐったが、主人公がいくらなんでも過去を引きずり過ぎやろ、と胃痛がしそうになった。あー疲れる。 ※以下、商品画像は楽天アフィリエイト使用です星を追う子供は、見た瞬間「ジブリやなぁ!」と驚嘆した。新海監督の「絵」といえば、平成クールジャパンな雰囲気しかイメージが湧かなかったが、この映画はストーリー自体も「ラピュタ」「千と千尋の・・」を足して割ったような感じ。とにかくあの森崎先生もまた「過去を引きずって」いて、まぁ奥さんに先立たれたのだから仕方ないが、ムスカ大佐のような悪党で無かったのが救い・・・。予想外に上映時間が長くてあー疲れる。 この二つの映画の伏線は、「男は過去を引きずる」ってことかいな。雲のむこう、約束の場所は、拙者が初めて見た新海作品。日本が南北に分断された架空の戦後、という設定に萌えたのだ。それは自分が旧東ドイツヲタなところがあって、もし北海道がソ連軍に占領されたら札幌市も東西ベルリンみたいになったりするのか?とか妄想を膨らませていたっけ。→その話はこちらから・・ 改めて鑑賞して、あー「君の名は」に続く伏線があるわーと思った。ヒロイン佐由理が入院していたとされる病室で、主人公浩紀が一瞬の白昼夢の中に佐由理の姿を見る場面。黄昏時の瞬間に二人が出会う設定は正に「君の名は」を彷彿とさせる。四半世紀ぶりに短歌を真面目に「読んだ」 言の葉の庭のヒロイン、ユキノ先生は高校の古典教師。「君の名は」では、ヒロイン三葉のクラスの古典教師として「ユキちゃん先生」が登場するが、映画を並べて見続けて気が付いたのは、あの古典教師はどう見ても同一人物!しかも万葉集の一首が物語の重要な鍵となることも共通しているから憎い。奇跡の物語をユキノ先生がリレーで繋いでいるのだ。 拙者がガキの頃、古典の授業などナンボにもならん無駄なことやと投げ出していた。四半世紀も経って、学校の勉強に無駄なものは無かったのだなぁーなんて気付くの遅すぎだよ。せめて古典の教養がもっとあれば、映画を何倍も愉しんで鑑賞できたのだ。 今更ながら百人一首でも復習するかぁーと村の図書館で本借りて読んだりして、覚えてるやつといえば、花の色は うつりにけりな・・・他数首というしょぼいもんで、百種覚えるなんて無理々々・・・。 「君の名は。」誕生のモチーフとなったのは、小野小町作「思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを」=「彼のことばかり考えていたから夢に出てきたんだわ。夢と知っていれば目覚めなかったのに。」であるという。絶世の美人が放つお色気ムンムンな一首だ。恵風『三十六歌仙 小野小町』プリント(印刷)複製画色紙絵 「君の名は。」を映画館で2回も3回も見た人が大勢いらっしゃる訳で、東宝の株主として「あざーす」というしか無いんだけど、1回目の鑑賞で見逃していた数々の発見があって、あー何回も見る価値あるんだなーとしみじみ思ってしまう。 どんな発見があったかというと、高山ラーメンの大将が、瀧君を宮水神社ご神体に続く登山口までクルマで送ってくれるシーンがあるんだけど、そこで「山頂へ着いたら食べなさい」と弁当を差し入れてくれる。その弁当を包む風呂敷に描かれているのは、うちの嫁さんが岐阜県のアンテナショップでもらったという、へんてこりんなお守り「飛騨のさるぼぼ」だったとは描写細けーよと今更驚嘆。弁当を包んだ風呂敷が神ってたから、瀧君は成すべきことを成し遂げたのかも知れない。 クルマのフロントガラスに付けっぱなしで、かわいそうに日焼けで色落ちしまくり。そんな有り難いお守りなら宝箱に仕舞おうかと思ったが、お守りというのは使わなければ意味がない!これからもよろしゅーお願いしまっせ。※ちなみに高山市では「さるぼぼコイン」という電子地域通貨まであるらしい!意外にハイテクな町やな・・・。
2018.01.21
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今年の初詣は靖国神社だった。というのは訳があって、嫁さんが所用で飯田橋へ行っていたので、途中で合流して東京大神宮へ行こうか、という計画だった。ところが、長蛇の列を作っているのを見て行く気が失せた代わりに、じゃあ靖国の方へ行ってみようか、となったのだ。 鳥居をくぐっても行列らしきものも無いから、そのまま参拝した。正面から見る限り至って普通の神社だが、パール判事の記念碑を見つけて早くもにんまり。 遊就館のゼロ戦や蒸気機関車らしきものがガラス越しに見え、そっちも行ってみようかと建物に入った。有料ゾーンの料金が大人1,000円と聞いてびっくり。どーりで空いてると思ったよ。 1階ロビーは「フリーエリア」なんだけど、それだけでも十分お腹一杯になった。零式艦上戦闘機の実物を目にして、何とも言えぬ気持にさせられたと同時に、「映画:風立ちぬ」を思い出した、というのは戦争を知らない世代故の感想なのかも知れない。 ゼロ戦のとなりに保存されていたのは、旧国鉄の蒸気機関車C56型。ここに置かれているのは意味があって、太平洋戦争中、タイとビルマを結ぶ鉄道(泰麺鉄道)を走っていた。「映画:戦場にかける橋」のモデルとも言うべき存在。もう映画でしかイメージ湧いてこないよ。 まさに日本版カレーライスの元祖を食べるロビーに食堂があって、「海軍カレー880円!」という看板を見て迷わず入った。ネタになりそうな飯が程よい価格なのは魅力的だ。独身時代、自炊する時の参考書に「うまい!海軍めし」という本を買った。少しでも人様の間で話のネタになれば・・・という意識が働いていた訳で、案の定、ご婦人に大ウケしたことがある。カレーを筆頭にいろいろ作ったけど、肝心の味がなぁ・・・カレーにチーズマカロニ~いろいろ作った!今回食した正統派海軍カレー、ピリッとしたカレー粉の辛味と、塩味を多少効かせた程度のシンプルさ・・・せいぜい昔のカレーなんてこんなもんですよ、って味も逆に新鮮に感じる。少なくともレトルトでは出せない味だと思う。でもねぇ、肉がトロトロなんですよ。とても真似できない。大釜で大人数分作ると美味いってこのことか?左の「海軍珈琲」は、別にただのコーヒーなんだけど、カップのデザインがかわいい。7つボタンの士官の雰囲気を味わってくださいなーという感じか。神社を出て市ヶ谷駅から中央・総武線各駅停車に乗る。今年の年始は新海誠監督の映画を録画しまくったが、どの作品も鉄道の描写が多いよ!劇中で中央・総武線各駅停車が幾たびか登場していて、びっくりするような細かい描写だから、どこを描いているのかすぐ分かっちゃう。 四谷近辺は「君の名は。」新宿御苑近辺は「言の葉の庭」・・・このところ聖地が増えて増えて巡礼が追いつかない。車窓の景色を眺めつつ、映画のシーンを振り返ってみる。もう日も傾き時間切れのため、惜しいんだけどそのまま多摩方面に退散だ。
2018.01.08
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毎年のことだが、年末ギリギリとなって「おせち」をどうする?って話になる。夫婦二人、重箱一段で十分だと思っているから、材料は小分けしたものが欲しい。個人的に「おせち料理」は特別好きという訳でなく、雰囲気が出れば十分だと思っているから、最小限に済ませたい・・・そうなると頼みの綱は「ローソン100」ということになる。 徒歩圏に店舗が無いから、クルマで出動だ。クルマの洗車も村のガソリンスタンドで済ます。順番待ちに随分時間がかかったのも年末の風物詩なり。平成29年もこれで走り納め 伊達巻108円、蒲鉾108円、栗きんとん108円・・・しまいに年越し蕎麦のかき揚げも108円なり。108円の栗きんとんってどんなのよ→2個だけ入ってました→十分でしょ、となる。 さすがに海老は調達できないので、最後はイオンモールに漂着するという、地方都市民にありがちな行動パターンになる訳だ。そして大体の調達は済んで、たまたま入ったインテリアショップで面白いものを発見。「光るダミーボトル」とでも言うべき商品。少しでも自宅Barの雰囲気になればなぁーと思って買った。自分が酒を飲まないので、お酒のボトルは「コンテンツ」にしか見えないのである。買い物も終わってモール内のレストランで嫁さんと軽く食事。パスタとパンケーキをそれぞれ頼んで割って食べる。取り皿くださいと言うのも恥ずかしいんだけど、節約云々以前に「あれもこれも少しずつ食べたい!」「甘いのは食べたいけど食べ過ぎも禁物」という現実的な問題もある。もちろん食べてる間にスマホの更新も済ませておくという、小市民の王道みたいな1日が過ぎる。別にさぁ、「俺は他とは違うんだ」的なめんどくせー意地なんかいいじゃん、年末なんだし(笑)。年が明けた。出来上がった「おせち」は画像上のとおり。ちゃんと雰囲気出てるじゃないの!おかず入れも108円で、正月と関係ない横文字が入ったデザインだったが、それはそれでファンシーに仕上がった。飾りなんて邪魔だから、撮影したらすぐ撤収(笑)。108円の栗きんとんは、まぁ108円だから仕方ないんだけど、「なんかもう駄菓子だよね」という感じ。そこまでして見た目にこだわらなければならないのか。108円×ネタ数で結局いくらだったのかって、百貨店で売ってる犬用おせちより遥かに安いんだけど、もうどうしよう。来年は洋風のオードブルで食べたい物を詰めるとか、なんか違うこと考えようかと思い始めたのは、年末の疲れも取れて頭冴えて来た?元旦は初詣と言えども、混んでるらしいから行く気になれん!かと言って他にやることが思い浮かばず、かと言ってイオンモールは年末行ったから、埼玉県内のとあるショッピングモールで時間を潰す。同じように考えている人間が如何に多いか・・・もう店内はごった返している!せっかく埼玉まで来たのだから、店内にあるくらづくり本舗でお菓子を買う。翌2日は両親の実家へ行く予定だから、お土産用に買うのと、自分たち用に買うのもあって、気が付いたらおせち料理なんかより、遥かにお金かけているのだな(笑)。最近、これらのお菓子にかなりハマっている・・・
2018.01.03
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