なんちゃってジャズマンのジャズ日記

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ラウンド・アバウト・ミッドナイト

なんちゃってジャズマンのジャズ日記 ジャズアルバム紹介 ラウンド・アバウト・ミッドナイト

「緊張感溢れる都会の真夜中」を思わせるタイトル曲のインパクトがマイルスの新局面を象徴
プレスティッジ のギャラに不満を抱いていたマイルスは
1955年メジャー・レーベルのコロンビアに移籍する事を決意した。

契約の関係でそれ以後も プレスティッジ に怒涛の四部作を残すのだが
第一期黄金のクインテットで、初めてレコーディングしたのは
このアルバムに収録されている「アー・リュー・チャ」。

パーカー作曲のバップ曲を新たな形で生まれ変わらせた手腕はさすがに
ジャズ の帝王。


しかし本アルバムの素晴らしさはタイトル曲
「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」に集約されている。

こちらもバップ時代から何度もプレイされてきたモンクの名曲だが
従来のやり方とはまったく違ったアレンジを採用。
盟友ギル・エヴァンスによる編曲は「眠たげな田舎町の深夜」を
「緊張感溢れる都会の真夜中」に一変させることに成功した。

テーマを切々と吹くマイルスのミュートとハードボイルド・タッチのアドリブで
圧倒するコルトレーンのコントラストも絶妙だ。

「バイ・バイ・ブラックバード」「ディア・オール・ストックホルム」にも
こうしたアレンジで新しい世界を表現したが、残念ながらタイトル曲の
インパクトには及ばなかった。

ラウンド・アバウト・ミッドナイト /マイルス・ディヴィス  視聴有
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ラウンド・アバウト・ミッドナイト/マイルス・ディヴィス ジャズアルバム紹介
加筆・修正の上、転載。



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