影オヤジのつぶやき
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先日参加した、東京都連の「春こん。」審査結果が団内で共有された。総合結果は金賞とわかっているのだが、どのような点が評価され、どのような点が不足していたのかを知る良いデーターとなった。審査方法は、5人の審査員(声楽家、合唱指揮者、作曲家)による絶対評価で、技術系と芸術点の2項目に分かれており(今年度から変更されたらしい)技術系は、リズム、音程、演奏解釈、発声および声のブレンドの4項目を各100点満点で採点しその平均値を技術点、芸術点も100点満点で各審査員ごとに採点し技術点と芸術点の平均が各審査員の採点で、5人トータルの平均値で各賞が決定されていた。大体、コンクールやコンテストの審査員は、合唱の場合、声楽家、合唱指揮者、作曲家という組み合わせが多い。これは各審査員の専門が違うことにより着眼点を広く取ってると思われる。例えば声楽家なら、発声や声のブレンドなどが一番気になるだろうし、作曲家なら曲解釈、指揮者は全般的になるのだろう。ということで、昨日の詳細な審査結果は審査員名は匿名であるが、すべての項目の点数が表記されていた。今回の私たちの団体の場合、詳細な点を書くことは控えるようになっているので書かないが、言葉で表現すると、技術的には粗削りな部分があるが、それを芸術性で補っていた・・・という感じになる。技術点は、それぞれ項目が細かく決まっている中での、審査員各々の主観で評価されているが、芸術点の方は、全て審査員の主観で決まっている。すこしかっこよく書くと、芸術点とは、どれだけ審査員の心を動かせたかということだと思われる。ここで勘違いしてはいけないことは、気持ちの入った演奏が一番大切という精神論、これは私は間違っていると思う。ちょっと嫌な書き方をすると、いかに気持ちが入っているように聴かせるか演技している、すなわち、総合的な技術力なのではないかと考えている。
2021.03.02
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