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バカンスも終わり、今週からいつもの生活です。いつもの・・・と言うにはまだちょっと早いかな? 9月から子供の幼稚園が再開したらほんとに『いつもの』になるからね。バカンス中に不規則な生活をしていたせいか、今週に入ってから、毎日朝起きるのがつらいし、なんだか寝不足みたいで、ずっと気分が悪い。・・・と言って一日中ダラダラしていると、なんだか余計に気分が悪くなる気がして、昨日は、午前中ショッピングに出かけたんだけど・・・(もう暑くはないけど)太陽を浴びたせいか、具合が悪くなって倒れそうになった。今日はまた家で休養休養、と。今日はPCに向かっているだけでも、なんだか具合悪いんだよね落ち着いてきたら、またブログをアップしますね
Aug 21, 2008
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14時40分ちょうど、Inis Monaのテーマが流れ、メンバーたちがステージ上に登場した。ここですぐにバグパイプ・笛奏者がいないことが分かった。Noooooooooooooooooooooooooooo!!!!! 「Inis Mona」の最初のバグパイプのパート(以下も)、SEで流れてるだけだぁぁぁ!!!!メンバーがひとり足りないにも関わらず、Eluveitieはそれをものともせず、ライヴを進める。1曲目の「Inis Mona」は、2ndアルバム『Slania』からの最初のシングル。印象的なアイリッシュトラッドのメロディを用いたもの。同じ舟歌でもTyrが用いるフェロー諸島の土臭い舟歌とは一味違う。Eluveitieが使ってるのはケルト音楽だからね。Eluveitieの音楽には民俗音楽要素が限りなく自然に溶け込んでいる。と言うのも、演奏するメンバーが、特に曲を書くメンバーが民俗音楽のミュージシャンでもあるため、現存する民俗音楽をアレンジしたり、自分たちで民俗音楽を書くことが自在にできるから。Eluveitieの魅力は、主旋律がしっかりと印象に残る民俗音楽のメロディであること、それらが伝統楽器によって演奏されていること、それから、ベースになっているメタルの部分がそういった旋律にとても合うメロディックデスメタルであること。メタルでは主要楽器となっているギターが彼らの音楽ではほとんど伝統楽器を支える側に回っていて、メタルとしてだけ見ると物足りない部分もあるのだけど、この辺はフォークメタルバンドにありがちなことだし、だからこそフォークメタルなんだろうしね。フロントマンであるクリゲルはもちろんのこと、2人の女性陣も積極的にオーディエンスをあおっていた。新しいベーシストのケイはほぼ不動。過去のビデオでは旧ベーシストのラフィが積極的にライヴを盛り上げていただけに、そういう姿を見るとやはりラフィを見られなかったことが残念に思える。肝心の演奏の方はどうだろう、とベースに耳を傾ける。野外のフェスティバルということで音が悪くて聞こえにくかったけど、まあ、演奏の方に文句はまったくない。Eluveitieは若いバンドのはずなのに、ステージを見る限りでは、貫禄のあるライヴ。演奏自体しっかりしているし、場慣れしている感じを受けた。数々のフェスティバルなどで多くの経験を積んで来た賜物か。「Inis Mona」のコーラスの部分は、大合唱とまでは行かなくても、ある程度のオーディエンスの声が聞こえた。オーディエンスの方も徐々に盛り上がってきて、2曲目の「Grey Sublime Archon」からモッシュが始まる。この曲は、アイリッシュミュージシャンが作曲したリール(拍子的にポルカに似ているけど、テンポがもっと速い)のメロディを元に作られたもの。ハーディ・ガーディが印象的なメランコリックな曲。続いて「Bloodstained Ground」。炸裂的に始まるこの曲は、フォークメタルと言うより、速くてメロディックなメロデスの王道の曲だと思う。途中からギターが来そうなところで笛が来るあたりが、Eluveitie。その笛が全部生だったらなぁ、と惜しく思った。ちなみにライヴではテンポがさらに速かった。次の「The Somber Lay」もアイリッシュリールのメロディを元に作られたグルーヴ感のある曲で、前の「Bloodstained Ground」と同じくメロデス色の濃い曲。このあたりの曲を聴くと、前作『Spirit』で見られた限りなく全体に見られた民俗音楽の要素が『Slania』では少し控えめになって、逆にメロデスの部分が少し押し出されてきた感じを受ける。どちらの作品も基本的に同じ路線だけど、そういう理由から、私は前作『Spirit』の方が好き。でも、「Grey Sublime Archon」「Bloodstained Ground」「The Somber Lay」の3曲も『Slania』の中では好き。キャッチーなメロディが印象的な「Inis Mona」も良いけど、この辺の曲はフォークメロデスバンドEluveitieならではの曲だと思うんだよね。「The Bomber Lay」は笛3本立てで始まるんだけど、バグパイプ・笛奏者がいなかったため、ヴォーカルのクリゲルとハーディ・ガーディ奏者のアンナのみで笛を演奏していた。続く「Your Gaulish War」は前作『Spirit』からの曲で、私がEluveitieに興味を持つことになったきっかけの曲。メロディがとても印象的。笛のパートをオーディエンスが歌っていた。「時間がないからこれが最後の曲」というMCに、オーディエンスは「Noooooooo!!!」と返事。ライヴの最後の曲は「Tegernak?」。伝統的なジグのメロディを用いて作られたこの曲は、思わず踊りたくなるような軽快なリズムで始まる。オーディエンスの一部が肩を組み、輪になって踊ると言うか、跳ね出す。ステージ上でもヴァイオリンのメリやクリゲルがステップを踏んで、オーディエンスに「踊れ!」と言っていた。30分ほどのステージが終わって、オーディエンスは満足した表情。一般的なバンドのオフィシャルグッズのTシャツやCDは15ユーロで売られているものなんだけど、今回、EluveitieのTシャツやCDは20ユーロで売られていた。高いにも関わらず、ライヴの後、EluveitieのTシャツを着た人、CDを手にしている人を結構目にした。と言うことは、イタリアのオーディエンスに受けたってことだよね。ライヴが終わってしばらくしてから、メンバーたちが観客エリアに入ってきて他のバンドを観たり、ビールを買いに行っていたりしたんだけど、その間、ほぼ絶えずファンにサインを頼まれたり写真を頼まれたりしていた。と言うことは、イタリアのオーディエンスに受けたってことだよね!?!?メンバーによると、笛・バグパイプ奏者がいなかったからMAXな状態ではライヴができなかったけど、それでも少しは宣伝になったから良い経験だったという。また早く、今度はぜひとも完全な形でライヴを観てみたいものだな、と心から思った。Eluveitieは私に、Amon Amarthを思い起こさせる。と言うのも、私がAmon Amarthを知ったのは1999年。当時はほとんど周りにAmon Amarthを知る人がいなかった。このバンドは良い良いと人に勧めつつも、2003年に観にいったライヴのときは、オーディエンス50人ほどの寂しいライヴだった(でも、バンドのクオリティが高かったため、少ないながらもオーディエンスは盛り上がっていた)。それが今では、すっかり成功したバンドとなっている。Eluveitieも、私の周りに知る人はほとんどいなかった。でも、徐々に成功への道を確実に歩いているなという気がする。Amon Amarthくらいビッグなバンドになってもらいたい。そのくらいの価値があるバンドだと思う。セットリスト:Inis MonaGrey Sublime ArchonBloodstained GroundThe Somber LayYour Gaulish WarTegernak?フェスティバルで撮ってきた「Bloodstained Ground」のビデオ魔笛の国のスラニア/Eluveitie曲目タイトル: 1. サモン~冬~ 2. 生命(いのち)の息吹 3. イニス・モナ~伝説の島~ 4. 偉大なる支配者 5. アナガンティオス~春~ 6. 血染めの大地 7. 翳りゆく季節 8. スラニアの詩 9. ジャイアモニオス~夏~ 10. タルヴォス~黄金の牛~ 11. 歓喜のヘルヴェティカ 12. エレンビヴォス~秋~ 13. サモン~冬~(アコースティック・ヴァージョン|ボーナス・トラック)
Aug 1, 2008
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《あまりにも長いため、前・後編に分けました》私がEluveitieを知ったのは2年前。MySpace上をウロウロしていたらたまたま見つけて、アルバム『Spirit』を聴いたらものすごくハマった。基本的に北欧のメロディックデスメタルなんだけど、フォーク要素が深く上手く絡み合っていて、ものすごくハマった。私の住むイタリアのお隣の国スイスのバンドということで、そのうちイタリアにも来てくれるだろうからそのときは絶対に観に行こう・・・と思った。が、バンドはヨーロッパ中、北米まで小まめに回ったというのに、イタリアには来ない。Pagan Metalフェスティバルで他の非常に興味深いフォークメタルバンドたちとイタリアに来る予定があったものの、会場が見つからず、没に。イタリア・・・。イタリアではフォークメタルのバンドはあまり受け入れられていない様子。KorpiklaaniやMoonsorrowなど、その手のバンドの中でもビッグバンドはイタリアにも小まめにライヴをしに来てくれるし、フォークメタルが大好きでフォークメタルのポータルサイトを立ち上げた人たちもいるんだけど、一般のメタルファンにはまだまだ馴染みの薄いジャンル。現に、私は今までにEluveitieを知ってると言ったイタリア人をほとんど知らない。今年の2月にメタルジャーナリストばかり6人ほど(プロ・アマ両方)と話をする機会があったんだけど、そのとき、誰もEluveitieのことを知らなかった。中にはイタリアの主要メタル雑誌のうち2誌の編集者と編集長もいたんだけど・・・。なので、しっかり布教活動しておいた(笑)。Eluveitieはイタリアには来たことがない、と書いたんだけど、正確には来たことがあるんだよね、過去に。去年の6月、ちょうど私が日本に一時帰国していたときのこと。ボルツァーノ県の、オーストリア国境まで2km、スイス国境まで8kmという偏狭の地のミニフェスティバルに来たことがあるんだ。たださ、あまりにも国境に近いため、フェスティバルのサイト、全部ドイツ語で書かれてるんだよね。町の名前もドイツ語名だし。イタリアであってイタリアでない土地・・・。Pagan Festのイタリア飛ばしがあって、凹んでいた頃、7月末のRockin’ FieldフェスティバルにEluveitieの参加が決まって、これはもう行くしかないでしょ!!!!! と思った。ただし、他の参加バンドが、The Clairvoyants、White Skull、Biomechanical、Threshold、Vision Divine、Epica、Helloween、Avantasia。EluveitieはWhite Skullの後の3番目。ヘッドライナーがAvantasia。ぱっと見、Eluveitie、浮いてないか????まあいいや、来てくれれば何でも良い!!そんな折、6月にバグパイプ奏者セヴァン・キルダーとベーシストのラフィ・キルダー兄弟が個人的な理由から脱退を表明。二人は、新しいメンバーが見つかるまでの間、8月中旬の英国で行われるBloodstockフェスティバルまではバンドとともにプレイすることになった。私が観に行く予定だったRockin’ Fieldの直前、バンドは新しいメンバーの加入を発表。Rockin’ Field後に知ったことなんだけど、ベーシストは早速25日のオランダでのフェスティバルから、バグパイプ奏者は8月のSummerbreezeかその後のbloodstockからプレイすることになっていたらしい。そういうわけで、Rockin’ Field当日は、バグパイプ奏者の姿が見当たらず・・・・・・かなり悲しかった。ネットでライヴの動画を見る限りでは、セヴァンはライヴでオリジナルのアレンジを施しながら演奏していたし、かなり積極的にライヴを盛り上げていたから。フェスティバルにEluveitie目当てで来ていた人は極めて少なかった。EluveitieのTシャツを着ていたのはただ一人。黒いスカートに角をぶら下げた、いかにも、な人(男)のみ。それから、イタリアのフォークメタルポータルサイトであるMetal FolkのTシャツを着てMetal Folkの旗を掲げた団体も、いかにもEluveitie目当て。フェスティバルの出演バンドが出演バンドなだけに、Helloweenとかブラガ、EdguyのTシャツ着てた人がほとんどだったなぁ。私は、Eluveitieの前のバンドWhite Skullが終わる直前に前の方に進み、White Skullを観終わった途端人々が引いていく波に逆らって前へ更に進む。おかげでMetal Folkの団体と、ずっと後にあるEpicaを前の方で観るためにずっと早い時間から陣取っているEpicaイタリアンファンクラブの後ろ、だいたい5列目くらいにつくことができた。バンドメンバーが自らサウンドチェックに出てくる。まだまだビッグバンドには程遠いバンドだからね。早速Eluveitieコールがかかったのは、Metal Folkの人たちのおかげかな。なんか皆、「誰あれ? どんな音楽やるの?」って感じで見ていた。夫の隣にいた男の子たちがまさしくそんな会話をしていて・・・夫が「北欧のメロデスをベースにしたフォークメタルバンドで・・・」とすかさず説明していた。スタッフがヴォーカルのクリゲルの位置の前にバグパイプを置く。おお、生バグパイプ! と思って見ていたら、クリゲルがスタッフにそれを持っていくように支持して、スタッフ、バグパイプを持ってステージ裏へ行ってしまった・・・・・・なぜ!?!?
Aug 1, 2008
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