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2011年01月12日
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カテゴリ: 仕事
成人式も終わった。
テレビなどで成人式の様子を見ると、
女性は華やかな振り袖とフワフワの襟巻が制服のようである。
男性は背広か羽織袴など、もう少し個性があるかな。
私たちの頃は、女性も振り袖あり、ワンピースやスーツなどもう少しそれぞれだったのではないか。
「ではないか」と書いたのは、私自身はその当時「ひきこもり状態」で、
当然成人式などという晴れやかな場所には出られる状況になく、
欠席していたからだ。
「ひきこもり」は現代の若者の専売特許ではなく、

私の成人式は、自分の将来への不安と、両親への申し訳なさと、
それよりも何よりも、自分が生きていてもいいのかという恐怖感に
押し潰されそうな日だったように思う。

さて、そんな私も成人となったわけですから、
生きていていいのかどうかではなく、
何とか生きる道を見つけなくてはならないと思いました。
その時には、
「死ぬわけにいかないなら、生きるしかない。
生きる理由も見つからないならば、これからは周囲の人へのお付き合いで生きよう」
と決めたのです。
特に、息子を自殺という形でなくした祖母の気持ちを思うと、

「おばあちゃんが生きている間は生きなくては」、
少し誇張したらそんな感じでしょうか。

こんな私でも働かせてくれる場所として私が考えたのは、
住み込みでの福祉施設での仕事でした。
もともと福祉関係の仕事をしたいと思っていましたが、

「お前に福祉の仕事ができるわけない」と断固反対され、
やむなく、結婚しても役立つであろう「栄養士」養成の短大に進学しました。
結果的に良妻賢母養成の短大にも、理系の学業にも適応できず、
卒業間近にしてうつ状態→不登校→ひきこもりです。
うつ状態と診断されたのは、当然ながらひきこもりと自殺願望状態になり、
周囲からもおかしいとみなされて精神科に連れて行かれてからですけどね。



前段はこのくらいにして、ともあれ私は「鬱」の診断のおかげで、
苦痛だった短大からは解放されましたが、
次は「居心地の悪い家庭」という牢獄に囚われの身となりました。
だからこそ、何とか一人で生きる場所を見つけなくてはならなかったのです。

中学時代の恩師に相談すると、
親戚に精薄児収容施設(現在は知的障害児施設)の職員がいるということで紹介してもらい、
食堂の仕事を住み込みでさせてもらえることになりました。
40年前には、まだまだ福祉は陽の当らない世界で、
好き好んで住み込みで働こうという人は少なかったようです。
「給料はお小遣い程度でいいから」という私のような物好きは、
施設側にとっても悪くない話だったのかもしれません。
(食と住は、施設で賄ってくれました。空いている職員寮がありましたから)
両親も、ひきこもり状態よりはマシということで、
福祉施設で住み込みをするということには反対はしませんでした。
実は、私自身が「就活」をしたのは、今までの人生の中でこれ一回のみなのです。

そこは、人里離れた場所に建つ、カトリックの教会が母体となっている施設でした。
ここが私の社会人としてのスタート地点であり、
当時はわかりませんでしたが、私らしい人生のスタートともなったわけです。
そして、あれほど苦痛だった短大での栄養士となる勉強は、
ここではからずも役に立つことになったのです。





固有名詞は出さないように気をつけながら、
少しずつ書きすすめていこうと思います。





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最終更新日  2011年01月13日 09時50分18秒
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