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チャオプラヤー・アパイプーベート病院のシンボル的建物、アパイプーベート・タイ式医療ミュージアムを出て、その裏手に回ってみました。アパイプーベート・サムンプライ園 ⇒Abhaibhubjhr Herb Gardenとの看板に従ってさらに進むと、その名のとおり、タイ・ハーブ「サムンプライ」を植えた一角が出現。でも予想に反してさほど広くないですね。日本の住宅街にある児童公園程度の広さです。これ、幹の途中からトマトみたいな真っ赤な実がごろごろと房になって実っているのが面白いですね~。チャムマリアン(ชำมะเลียง)と書いてあります。実はフルーツとして食べられ、下痢止めの効能があるとか。根は、解熱、鼻血止めなどに効くようですよ。戻って、病院本館に右端から入って行くと、アパイプーベート・コミュニティショップとの看板が掲げられた農産物販売所を発見。地元で採れたと思われる野菜やフルーツが八百屋みたいに売られています。あっ、この実ってナコンナーヨック市街地手前の道路沿いに売っている屋台を沢山見たぞ。その時は名前が分からなかったんだけど、この辺の特産なのか。マヨンチット(มะยงชิด)と書かれていますね。英語では Thai Plango と呼ばれ始めたようです。味がプラムとマンゴーを掛け合わせたような味なので、Plam + Mango で Plango になったんだとか(笑)おぉ、ファックカーオ(ฟักข้าว)もあるじゃないですか!オートーコー市場や水上マーケットで時々見かけるようになりましたね。ビタミンAが豊富で、日本ではナンバンカラスウリと呼ばれているんだとか。その先、スロープの左の一角に「アパイプーベート」ブランドの製品を販売する店がありました。入口は裏側で…こんな地味な佇まいです ^_^;)でも中は、明るくてお客さんも結構いますね。店名は「アパイプーベート健康サムンプライ・センター」。チャオプラヤー・アパイプーベート病院がそもそもサムンプライ事業を始めたのは1983年。博士号を持つ一人の女性薬剤師がサムンプライに興味を持ち、地元の薬に詳しい人への聞き取りや森に入っての調査などでデータを収集したのに始まります。でも前回書いたようにアパイプーベート公爵がサムンプライに造詣が深かったことも間接的にせよ影響はしているんだと思います。そして病院の事業として次の原則を掲げ、研究と製品化を進めてきました。1.人々の健康管理への悩み・要望に応えること。2.効能があり安全なサムンプライを用いて開発すること。3.入手・栽培が容易で、集落から国レベルまでが日常的に使えるサムンプライであること。4.国内外の専門書や研究・試験成果、民衆レベルの経験などあらゆる方面のデータを研究。5.古来の知識と最新技術を融合させ状況に合うように応用すること。6.公・民で協力すること。効能に研究データの裏付けがあるサムンプライを用いて開発した商品は、30年余りの間に100種以上に及び、ハーブ薬のほか、化粧品、ケア用品、飲料などのラインナップがあります。私も何を隠そう(って隠してはいませんが 笑)、アパイプーベートのアンチャン(バタフライピー)シャンプーをかれこれ10年以上愛用しているんです。が、この日はユカン(Emblica)のフェイシャル・クリームを購入。ちなみにアパイプーベートの製品は、何もプラチンブリーまで来なくても、バンコク市内で購入可能です。シーロム通りのCPタワー地下1階にある健康食品スーパー「Golden Place」やセントラルワールド7階スーパー左奥の「タムラップタイ」(ร้านตำรับไทย)などで一部商品の取り扱いがありますよ。さて、時刻は14:35。いい加減腹が減ったのでランチにしようと方々で病院の食堂の場所を尋ねたんですが、返ってくる答えが人によって全然違う!病院総合受付女性:「左手奥にあります」⇒ない! 最近食堂が無くなったことが判明。売店女性:「ミュージアム裏のサムンプライ園にありますよ。」⇒鍋のある小屋はあったものの、料理は出してないと言われる。その小屋の女性:「あっちの端の緑の建物にレストランがあります」⇒もうそれに賭けるしかなさそう -_-;)というワケで敷地を右往左往した挙句、西端から東端までさらに歩いて行くと、屋根が緑だからあの建物のことかな?近寄ると看板に⇐健康レストランと。指示に従い飛び石を進んでいくと、ちょっと待った。これって勝手口じゃ? ^_^;)まあいいや、とガラっと開けて入ると、確かにレストランではあったので、ひとまずほっとしました。このレストラン、「アパイプーベート・スパ・キュイジーヌ」(Abhaibhubjhr Spa Cuisine)という名称でした。頂いたメニューを開くと、飲み物からして、聞き慣れない名前のサムンプライを使ったスムージーやジュースが並んでいます。右下のはミュージアムで買った物凄く酸っぱいやつ、ナム・トリーパラー(น้ำตรีผลา)じゃないですか。ハーブティーも様々な花を使ったメニューが並んでいて、女性ウケしそうですよ。料理のページも「お年を召した方向け」「お母さんや出産後の女性向け」「痰を切り、咳の症状を軽くするメニュー」「便秘を和らげお通じを良くするメニュー」「糖尿病の方向け」といった感じで、それぞれに合ったサムンプライを使ったお洒落なメニューが並んでします。さすがですね~。面白いなと思ったのが、「あなたにピッタリのサムンプライ入り玉子焼き」10種類のサムンプライから好きなものを選べるんですよ。単なる玉子焼きもちょっとした趣向で興味深いメニューになるもんなんですね~。私はフースアのスムージー(มมูทตี้หูเสือ)と普通にラープ・ムー(豚ひき肉和えサラダ)を注文。フースアの日本名はキューバンオレガノだとか。食欲増進、虫歯予防、風邪の症状軽減、鼻の通りを良くするといった効能があるそうです。写真では分かりにくいですが、そのフースアの葉が上に一枚添えてあるのがニクイです。ちょっぴり辛みのあるスースーする味で美味しかったですよ。ラープも上品な味付けかつ適度な辛さでレベルが高かったです!そうそう、レストランの本来の入口は、次回紹介するスパと同じで建物正面にありました ^_^;)<情報>アパイプーベート・スパ・キュイジーヌ(Abhaibhubjhr Spa Cuisine, อภัยภูเบศร สปา คิวซีน)地図:グーグルマップ営業日時:月~日曜8:00~20:00公式サイト:Spa Cuisine (สปา คิวซีน) - สมุนไพรอภัยภูเบศร(タイ語)<旅費交通費>歩いただけなので:0バーツここまでの合計:140バーツ<参考>MedThai "ชำมะเลียง สรรพคุณและประโยชน์ของต้นชำมะเลียงบ้าน 12 ข้อ !"ไทยรัฐ "คนไทยต้องเฮ! สื่อฮือฮา ‘มะยงชิด’บุกอังกฤษ วางขายห้างดังแล้ววันนี้"อภัยภูเบศร "ประวัติตึกเจ้าพระยา"MedThai "หูเสือ สรรพคุณและประโยชน์ของต้นหูเสือ 28 ข้อ ! (เนียมหูเสือ)"※旅は2017年3月23日(木)に行いました。つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語入門書です★★★ ◇入門書◇ 『らくらく話せる!タイ語レッスン』ナツメ社 ◇単語集◇ 『キクタン タイ語【入門編】』アルク
2017/07/31
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モーチット・バスターミナルから乗ったロッ・トゥーでプラチンブリー県市街地にあるチャオプラヤー・アパイプーベート病院に到着しました。場所はここ(グーグルマップ)。敷地正面にはその名のとおり病院本館が建っています。でもまず目指すは、敷地右端の方にあるあの建物、アパイプーベート・タイ式医療ミュージアムです。「アパイプーベート」ブランドのロゴイラストにもなっているので見覚えのある方もいるのでは?入口で靴を脱いで裸足で入りますよー。入館料は無料です。時刻は14:01。建物は2階建てで1階には3部屋あります。まず左端の部屋は、このお方の経歴の展示室。チャオプラヤー・アパイプーベートその人です。チャオプラヤーとは爵位の最高位なので、訳すと公爵ですかね? ここではそうしておきましょう。つまり「アパイプーベート公爵」(1851-1922年)の経歴が展示されているのです。このお方、元タイ領で現在はカンボジア領になっているバッタンバン、シェムリアップ、シーソーポンの知事を父から継ぎ務めていました。生まれもバッタンバンです。ところが1907年、タイがフランスにその3地域を割譲させられてしまいます。アパイプーベート公爵は、自分はラマ5世のもとで官僚職を務めてきたという信念で、フランスからのバッタンバン知事を引き続き務めて欲しいという要請を断り、雨季で道路の悪い中をゾウと牛の引く牛車でプラチンブリーまで疎開し、普通の公務員として人生の再出発をしたのでした。たださすがに財産は相当蓄えていたようで、この地で学校、病院、寺院の建設に資金を寄付しています。またアパイプーベート公爵はタイ・ハーブ「サムンプライ」を用いた手料理が得意で、ラマ5世がプラチンブリーへ行幸された際には自らの手料理でもてなされたそうです。で、その時アパイプーベート公爵は、ラマ5世がまたいらした際のために迎賓館の必要性を感じ、建てたのがこの建物なのです。1909年のことです。ラマ5世は残念ながら再びプラチンブリーを訪れることなく崩御。でも次のラマ6世が1912年に行幸した際に使用されました。1922年のアパイプーベート公爵の死後、遺産を相続した息子がこの建物を王族に寄贈。紆余曲折を経たのち、最終的には病院用にと政府に寄贈されます。それで1941年6月に病院としてスタート。当初はプラチンブリー病院という名称でしたが、この建物が最初の病棟だったこともあって、1966年6月にチャオプラヤー・アパイプーベート病院に改称されました。その後1989年に建物が修復され、ミュージアムとして使用されるようになったというわけです。ちなみに建築様式は、今なおバッタンバンに残る旧アパイプーベート公爵公邸とそっくりのデザインとなっています。この建物の落成後たった1年でアパイプーベート公爵はバッタンバンを去らざるを得なかったので、名残惜しいお気持ちがあったんでしょうね。次の中央の部屋では、何やらセミナーの真っ最中でした ^_^;)右端の部屋は、サムンプライの調剤薬局になっているようです。説明を読むと、今までの検査結果を提出して登録し、カードを作って…と面倒な手続きをしないと利用できないみたいです。薬草だけかと思いきや、貝がらやカメの甲羅、さらにはヘビまで瓶詰になっていて見ているだけでも楽しめますね。調剤カウンターで販売している商品は買えるようで。なんか目ぼしいものはないかな。なんだこの黒っぽい液体の入った袋は?「ビタミンCが豊富なんです」と薬剤師のお姉さん。苦いんですか?「酸っぱいです」へ~、一つ買ってみるか。15バーツ也。次は階段で2階へ。レトロな雰囲気の廊下がいいですね。右端の部屋は、サムンプライの処方・効能などを記した古い書物などが展示されています。うおぉ、ヘビだ。でもカンボジア語なのでまったく解読不能。これ、壁のポスターには、伝統処方は、薬の処方だけではありません。入れ墨もあります。目的は、不死身の戦士となる。愛される呪文疫病予防女性を口説く。女性をゾッコンにさせる。妻に焼きもちを焼かせない。家への泥棒侵入防止。などなど…と書いてあります。ヲイヲイ ^_^;)それよりも私は下に置かれた竜柄の水瓶に狂喜。ラーチャブリー産水瓶に違いありません!こんなところで出会えるとは。隣の部屋にも昔薬を作る際に使った道具がいくつか展示されていて、これはアユタヤ~ラタナコーシン朝初期の薬をすり潰す道具とのこと。さらに奥の部屋ではそこでもセミナーをやってました。…とまあ、こんな感じでひととおり見終えました。そうそう、さっき買った黒っぽい液体ですが、宿に帰ってから飲んでみたんです。口に含んですぐは、煎じた漢方薬のようなモワーっとした苦味を感じましたが、その後時間差攻撃で身震いするほどの強烈な酸っぱさが襲ってきました。身体には、たしかに良さそうではありましたけどね(笑)袋には「ビタミンC豊富、抗活性酸素物質含有、風邪・アレルギー・咳・痰防止、弱めの便秘薬」と書かれていました。さて、次はさらに病院敷地内を散策してみましょう。<旅費交通費>歩いただけなので:0バーツここまでの合計:140バーツ<参考>アパイプーベート・タイ式医療ミュージアム館内の説明Wikipedia "เจ้าพระยาอภัยภูเบศร (ชุ่ม อภัยวงศ์)"อภัยภูเบศร "ประวัติตึกเจ้าพระยา"※旅は2017年3月23日(木)に行いました。つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語入門書です★★★ ◇入門書◇ 『らくらく話せる!タイ語レッスン』ナツメ社 ◇単語集◇ 『キクタン タイ語【入門編】』アルク
2017/07/24
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タイのマンゴスチン石鹸がお土産に大流行したのはいつでしたっけ?このマンゴスチン石鹸です。懐かしいですねー。十数年前だったかな?美白効果があるとかで、私も職場ばら撒き用に買った覚えが(笑)今でこそさまざまなメーカーが出してますけど、当時はこの写真のマンゴスチン石鹸だけだったように思います。ブランド名は「アパイプーベート」。日本では「アパイプーベ」と呼ばれているのを目にするこのブランドは、実は「チャオプラヤー・アパイプーベート病院」というれっきとした病院のブランドなのです。サムンプライと呼ばれるタイ・ハーブを使った伝統療法を現代の薬学に取り入れる研究を続けてきた病院で、研究成果から生み出されたサムンプライを使った製品の製造販売も行っています。今回は、この病院を訪れてみようと思いまして。場所は、プラチンブリー県。グーグルマップの地図を拝借して説明すると、バンコクの東方にある県で、意外とカンボジアからも近いのがわかります。中心市街地は「ナコーンナーヨック」の「ク」と「プラーチーンブリー」の「チ」を結んだ直線のちょうど中間地点に位置し、目指す病院もそこにあります。旅行実施日は、2017年3月23日(木)。まずはBTSモーチット駅の下から、バスでモーチット・バスターミナルへ向かいます。ちょうどやってきたのが無料バスでラッキー。何番バスか忘れちゃいました ^_^;)ターミナル敷地内に入って停車。そこからターミナル中央の建物へ歩いて向かいます。↑戦勝記念塔から移ったロッ・トゥー乗り場はこちらと大きな垂れ幕が。乗り場案内図によると、戦勝記念塔から移ってきたロッ・トゥーの乗り場が青い枠線のところ、それ以外のロッ・トゥーの乗り場は黄色い枠線のところにあるようです。私は黄色い枠線のところ=3番プラットホームへ向かうとしますか。裏へ抜けて、長距離バスのプラットホームも突き抜けてさらに奥へと進んでいくと、奥の5番プラットホームのさらに向こうに目指す3番プラットホームがありました。両側に並んだ仮設トイレみたいなのがチケット販売ブース。外側に窓口があります。うーん、どれだろ。あった!プラチンブリー行きロッ・トゥーは6番でした。おばさんにプラチンブリーに行きたい旨告げると100バーツと。あと10分で出るとのことですぐに支払います。あの、チャオプラヤー・アパイプーベート病院まで行きたいんですが。おばさんは運転手に相談してくれて、病院まで送ってもらえることに。うわあ、ありがとうございます~。「追加で40バーツね」あ、はい ^_^;)乗車して、チケットをまじまじと眺めているうちに出発です。11:07。乗客は、なんと私一人!心配していたところ、ターミナルを出てすぐに軍人が一人乗ってきました。その後、高速道路下のベーカーリー前で停車して運転手さんは降りて行ったきり戻って来ません。パンを仕入れているの!?私も車を出てパンを一つ買ってみました。こんなにレーズンが贅沢に詰まったパンでした!20バーツ也。10分経った頃ようやく運転手さんが戻ってきました。パンを詰めた発泡スチロールの箱を抱えて(笑)プラチンブリーでどこかに卸すんでしょうね。で、11:25に再出発。運転手さんと軍人さんはずっと話をしています。当局がランシットからモーチットまでの間では停車させてくれないんだよと運転手さんがボヤいているのが聞こえてきました。そのランシットに11:56到着。ここでわんさと乗車してきて満席に。12:02出発です。ここからはランシット-ナコンナーヨック通りをひたすら走り、13:17に懐かしのナコンナーヨック市街に入りました。左手には以前の旅でランチをしたナコンナーヨック病院が。そのすぐ先のこの交差点で右折します。ちなみにここを真っ直ぐ行くと宝くじにご利益のある寺、ワット・プラーンマニーがあります。境内には、旧日本軍第37師団慰霊碑もありましたね。しばらく走って行くと沿道が緑豊かになってきました。こんな苗木屋がいくつも車窓から見えます。いきなりロータリーに出くわしました。ロッ・トゥーは時計回りに270度方向転換して南下する道へと進路を取りました。ちなみにこのロータリーから写真の正面奥方向の道は、カオヤイ国立公園の玄関口となる道です。いつか行ってみたいんですが、公共交通機関だけでは辿り着けない(要ヒッチハイク)ので悩んでいるところです ^_^;)国鉄の線路を越えるあたりからプラチンブリーの市街地ですね。この先を右折し、国鉄プラチンブリー駅前を通過しました。駅前にはトゥクゥクの姿しか見えませんね。さっきから車窓を気にしていたんですが、どうやらプラチンブリー市街地にはソンテオ路線がないように見えます。たまたま私が見かけなかっただけかもしれませんが…。その先で最後のお客さんを降ろすと乗客は再び私一人に。バンパコン川を渡りしばらく走ると、目的地のチャオプラヤー・アパイプーベート病院に到着しました!敷地内まで送ってくれてありがとうございます!場所は、ここ。時刻は、13:58。所要時間は2時間51分。さて、まずはやっぱり見えているあそこからだよな ^^<旅費交通費>モーチット行きバス:0バーツロッ・トゥー:140バーツここまでの合計:140バーツ<参考>โรงพยาบาลเจ้าพระยาอภัยภูเบศร "ประวัติองค์กร"※旅は2017年3月23日(木)に行いました。つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語入門書です★★★ ◇入門書◇ 『らくらく話せる!タイ語レッスン』ナツメ社 ◇単語集◇ 『キクタン タイ語【入門編】』アルク
2017/07/17
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バンヤイ市場を後にして、パープルラインのバンヤイ市場駅ホームに戻ってきたところで私の携帯電話が鳴るではないですか。登録してない番号に不審がりつつも出てみると、なんとワット・モーリーで船を呼んでくれた少年僧でした。「寺に来ないの?」あ、ごめんなさい。もう水上マーケットから出て今バンヤイにいるんですよ。「次はいつ来るの?」いやあ、まだちょっと分からないですね…。そうか、私の電話番号を尋ねたのはそういうことだったのか ^_^;)すぐに来たタオプーン行き電車に乗り、保健省駅で降ります。時刻は、13:25。電車進行方向左手をホームから眺めた景色がこれ。奥に見えるゲートが保健省入口です。最後の目的地として保健省に行ってみようと思いまして~。2番出口から出てセブンイレブンの角を右に曲がると、ゲートに続く道です。沿道には商店やアパートが並んでますね。入口から2~3分でラマ10世ワチラロンコン新国王の肖像画が並んだ保健省ゲートに到着。時刻は、13:31。場所はここです(グーグルマップ)。足を踏み入れると正面はロータリーになっていて中央に足を組んだ男性の銅像が。ルアンウィチアンペーッタヤーコム(หลวงวิเชียรแพทยาคม)と名前が刻まれています。アメリカに留学して精神医療を学び、それまでは西洋人が院長を務めたタイの精神病院で1941年に初のタイ人院長になった人なのだそうです。「狂人病院」という名称だったのを「精神病院」に変更したのもこの人物。現在では単に「シータンヤー病院」(โรงพยาบาลศรีธัญญา)という名称にさらに変更されてこの地にあります。そう、保健省の敷地はとにかくだだっ広く3,4km四方ぐらいあるんじゃないでしょうか。で、こっちのゲート側敷地にはそのシータンヤー病院があるんです。保健省庁舎へは東へ2km、総合病院にも北へ2km行かないと辿り着けません ^_^:)てなことで、敷地内のこっち寄りにあるという公園に寄って帰ろうと思ったんですが、案内板を見ても表示がないんですよね。ふと見回すと、マンゴー売り屋台が。マンゴーを1キロ買って1つ剥いてもらいました。ついでに公園はどこにあるのか尋ねると、左のほうを指差すので、そっちへ向かってみることに。緑が多くて癒されるんですが、暑い -_-;)誰も歩いてなんかいやしません。車かバイク。当たり前か。ちっとも公園が見えてこないので諦めて路地を右に曲がってみました。タイの国花ラーチャプルック(ゴールデンシャワー)が綺麗ですね~。突き当りを右に曲がります。沿道には「女性10」「女性11」とかいった建物がまばらに並んでいます。これらもシータンヤー病院の施設なんだろうか?立派な交差点に出ました。なんだか閑散とした研究都市といった趣です。直進すると。精神衛生局第4精神衛生センターとの看板が。やはりこの一帯広くがシータンヤー病院なんですね。実はいい時間なのでランチにしたくて食堂を探していたんですが、ようやく「食堂」と書かれた建物を発見!が、中はガラーーーン。端でくっちゃべっているおばちゃん数人とスズメのチュンチュンという鳴き声だけが響き渡っています。あ、左端のほうにズズメが2羽写ってますね(笑)唯一営業中のコーナーでPETボトルの水だけ買い、さっき剥いてもらったマンゴーをランチ代わりにすることに♪食べ終えて、弧を描く道を西へと歩いて行くと、あれ、左手の緑が濃くなってきたな。ちょっと分け入ってみるか。やっぱり公園でした!ネットで読んだ公園があるって情報は、ここのことだったのかも。場所はここ。ハトが沢山いるのと、サギらしき鳥も数羽見かけました。池の向こうの敷地内の道路をタクシーが何台か走っていたので、一般車でも入ってきて良さそうな雰囲気です。さらに歩いて、入口のゲート付近に戻ってきました。さっき見た銅像の背後にこんな建物がありました。1階にはなぜかファンシー雑貨店と雰囲気良さげなカフェが入っています。でも土日は休みなのか鍵が閉まっていました。残念。結構歩いてもうヘトヘトなので、そろそろ帰りますね。時刻は、14:15。保健省ゲートを出て、正面に見える保健省駅から再びパープルラインに乗りました。タオプーン駅に戻り、8月にMRTがタオプーン駅まで延伸開業したら廃止になるであろう無料シャトルバスでバンスー駅へ。バンスー駅到着は、14:40。そこからMRTで宿へ戻ったのでした。ということで今回の旅も完結です。パープルライン沿線の行き残したスポットを3,4か所訪れましたが、やはりチャオプラヤー川西岸のノンタブリーの良さは、運河と舟のある景色に尽きますね。さて次回は、病院ネタに触れた延長線上でプラチンブリー県某所に足を延ばしてみます。お楽しみに~。<旅費交通費>パープルライン(8月まで土日は均一運賃なので):15バーツ×2回ここまでの合計:140バーツ<参考>Wikipedia "โรงพยาบาลศรีธัญญา"สถาบันจิตเวชศาสตร์สมเด็จเจ้าพระยา "ประวัติสถาบันจิตเวชศาสตร์สมเด็จเจ้าพระยา"※旅は2017年3月25日(土)に行いました。おわり※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語入門書です★★★ ◇入門書◇ 『らくらく話せる!タイ語レッスン』ナツメ社 ◇単語集◇ 『キクタン タイ語【入門編】』アルク
2017/07/10
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続いてパープルラインでバンプルー駅からバンヤイ市場駅にやって来ました。時刻は、11:48。駅からは歩道橋でセントラルプラザ・ウエストゲートに直結しているんですが、既に以前行っているので今回は、下を走るカンチャナピセーク通りの反対側へ下りてみます。駅名の由来になっている「バンヤイ市場」に行ってみようと思いまして~。歩道橋を下りて振り返ると、ひときわ高い看板に赤い←とともに「バンヤイ・シティー」と。バンヤイ・シティーとは、新興住宅街開発に合わせて、市場や商店街を、さらには行政官庁まで揃えて造成された文字通りの「町」なのです。バンヤイ郡役所なんて、庁舎用地を寄付までしてここに移転してもらったんだそうで。それで郡役所が元あった地域は、今では「旧バンヤイ」と呼ばれているんですよ。そんなバンヤイ・シティーはこの奥に広がっていて、グーグルマップから拝借した航空写真で説明すると、黄色い線で囲んだ範囲がバンヤイ・シティー。その広大さが分かるかと思います。目指すバンヤイ市場もバンヤイ・シティー内にあり、黄緑色の印のポイントなんですが、この時は正確な場所を知る由もなく…。あ、ファミリーマートの看板の直上に←バンヤイ市場の看板も見えますね。ということで奥へと入って行ってみましょう。歩いて来た道はバンヤイ・シティー・ソイ1だと看板を見て初めて気付きました。左の神様はサヤームテーワーティラート神と書いてあります。バンコクの旧中心部「ラタナコーシン」の守護神で、本物の像は王宮内のパイサーンタックシン宮殿内に安置されているようで。ここのは分神ってことですかねー。さらに進んでいくと、おぉーっ、商店街が予想以上の規模でビックリ!どうも卸業者も混じってたりしているようです。ところで肝心の市場が見当たらないんですよね。最初の角を左に曲がってみると、あれか、バンヤイ市場!場所をグーグルマップで示しておきますね。早速、中に足を踏み入れてみると、この辺りは精肉売り場ですね。左奥にブタさんの頭が並んでいます ^_^;)2つ上の写真のような建物が3つ繋がっているようで、市場全体では相当な広さがありますよ。表通りに近いゾーンのほうが活気がありますね。あら、カエルさん ^_^;)クロントイやバンケーの市場のほうが規模は大きいですが、それでもここバンヤイ市場もかなり大きな市場でした。私は結果的に裏手からバンヤイ市場に入りましたが、ふつうはこっちの正面から入るんでしょうね。車で来る買い物客が多いのか、市場前の路地をひっきりなしに車が通って行きます。そろそろバンヤイ市場駅に戻ろうかと歩き始めたら、小さなカフェを発見。「Get a cup」っていうみたい。場所はここ。どうせなので入ってみますか。店内にテーブル2つとカウンター席が数席、店外のわきにテーブルがあと2,3あるだけの本当にこじんまりした店ですが、店内は清潔感がありいい感じ。女性が一人で切り盛りしています。ホットのアメリカンコーヒーを注文してテーブル席に着席。エアコンの効いた店内で涼みながら休んでいると、お客さんがひっきりなしにやってくるではないですか。ほとんどはテイクアウトなんですが、意外と繁盛してるんですね。すると小さな子供を2人連れたお母さんがやってきました。子供が座りたいと言っているのが聞こえたので、私はどうぞとテーブル席を譲って背の高いカウンター席へ移動。飲み終えてカップをカウンターに下げたところ、「もう帰るんですか? お茶を淹れるんで飲んでいきませんか。 席を譲ってくれたお礼です」と店主の女性。えっ!? どうもありがとうございます!タイの店でこんな気配りに触れたの、たぶん初めてですよ。心が温まる思いがして思わず嬉しくなりました。このカフェ、また必ず行きますよ~ ^^さて、次は行き残した最後のスポット、保健省へGO!<旅費交通費>パープルライン(8月まで土日は均一運賃なので):15バーツここまでの合計:110バーツ<参考>Wikipedia "อำเภอบางใหญ่"Wikipedia "พระสยามเทวาธิราช"※旅は2017年3月25日(土)に行いました。つづく※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。旅の参考になれば幸いです。★★★お薦めのタイ語入門書です★★★ ◇入門書◇ 『らくらく話せる!タイ語レッスン』ナツメ社 ◇単語集◇ 『キクタン タイ語【入門編】』アルク
2017/07/03
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