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「むかし 千年前」 ヘルマン・ヘッセ不安に満ちて 旅へのあこがれにかりたてられとぎれとぎれの夢から覚めて私は聴く 私の竹の林が夜更けに 歌をささやくのを。休息するかわりに横になっているかわりに私は慣れ親しんだ軌道からもぎ離される走り去り 飛び去るために無限へと旅するために。むかし 千年前ひとつの故郷が ひとつの庭があったその庭の小鳥の墓の花壇のなかで雪の中からクロッカスの花が顔を出していた。鳥の翼をひろげて私は飛び立ちたい私を束縛する絆からのがれてあそこへ あの時代へ今もなおその黄金が光り輝くあの時代へ。ヘッセがこの詩を書いたのは亡くなる半年前の、クリスマスイヴの夜だったそうです。この「むかし 千年前」が、詩人としての、最後の作品。子供時代に可愛がっていた、小鳥の墓に芽を出した、クロッカスの生を輪廻に重ねて、晩年を過ごしたそうです。その幼少の時の光景を、想いながら、この詩を、書いたのね。可愛いクロッカスのスライドショーをお楽しみ下さい。音楽は、懐かしい名曲荒井由美さんの「卒業写真」
2009/02/18

女流画家、詩人でもあるマリーローランサンローランサンは激動のヨーロッパで波乱に富んだ人生を生き抜いたんですが詩人、アポリネールと出会った時彼は27歳、ローランサンは22歳。二人は恋に落ちた。でも、アポリネールがモナ・リザ盗難事件の容疑者として無実の罪で、逮捕されてしまいローランサンのアポリネールへの恋愛感情も冷めてしまったけれど2人は別れた後も文通を続けます別れから5年の月日が経ち、ローランサンは結婚しアポリネールは軍隊に入隊しローランサンの知らない女性と結婚してしまいます。アポリネールは38歳の若さでスペイン風邪のため、この世を去ってしまうのです。アポリネールの死から38年後、ローランサンはパリで、心臓発作のため、亡くなります。埋葬は、ローランサンの遺志通りにされました。白い衣装に赤いバラを手に、そしてアポリネールからの手紙を胸の上に置いて・・・。アポリネールがローランサンを忘れられず、その想いを歌った詩が彼の代表作『ミラボー橋』「ミラボー橋の下をセーヌは流れる・・・」彼は、どんな想いで、この、セーヌ川を、眺めたんでしょう・・・サンタナの「哀愁のヨーロッパ」と共にセーヌ川の、夜景をどうぞ。
2009/02/08
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