リバーサイド・カフェ

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昔から店を持つのが夢でした。
自分の好きな空間、好きなモノ、好きな音楽、
好きな人たちが入れ替わりに訪れて、本を読んだり語ったりして過ごす。
学生時代に住んでた下宿屋みたいなところ。
そんな空間がこのリバーサイドカフェ。
煉瓦の壁に緑の蔦、がたついた年代モノのイスと厚い木のテーブル。
ギャラリーやライブ空間も用意してます。
流れる音楽は軽いブルース。3大KingにClapton。
(マニアックなCDは奥の本棚に)
天気のいい日は目の前の河原にイスとギターを持ち出して、
まったりとひなたぼっこ。
雨の日はサンルームから木々に降りかかる雨を眺める。
寒い夜には店を密閉して、ドラムを入れての白熱ライブ。
食い物、飲み物にはあまり自信がないので、持込みOK。
これじゃ流行っこないので、いつも暇。

そんな店のマスターが、ヒマな客をつかまえて、迷惑もかまわず
思いつくまま話に興じる。そんな気分でやって行きましょう。


*横浜で初めたこのブログ用仮想店舗、7年にわたる京都の実家滞在
 を経て、また横浜に戻ってきました。

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2025/05/07
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カテゴリ: 音楽


フランシスコ教皇が死去され、次の教皇を選ぶコンクラーベが始まりました。『教皇選挙』という映画も封切られているので、話題になっていますね。
私は神や仏については興味あるのですが、宗教については難しくてよく理解できないので少し距離を置いております。とは言え、宗教は戦争や平和に大きな影響を与えることがあるので、無関心でいることもできませんが。

ともかく、この話題は私に60年前の映画「枢機卿(すうききょう)」の音楽を思い出させてくれました。とても好きな楽曲です。これについてはこれまで全く語る事がなかったので、いい機会なのでここで取り上げさせてもらいます。
映画「枢機卿」のサウンド・トラック盤を初めて聞いたのは遥か昔、私が高校生だった頃です。レコードを友人に貸してもらって即、気に入り、オープンリールのテープレコーダーに録音したものを何度も聴いておりました。 作曲者はジェローム・モリスで、どちらかかと言えばダイナミックな曲想の作家のイメージですが、この作品では落ち着いた中に気品ある重厚さを感じる曲作りになっています。
特に初頭のタイトルシーンが映像、音、共に大変印象的です。
幾何学模様に見える階段や柱、床タイルなどの映像の中を主人公が歩いて行きます。このタイトルデザインは著名デザイナーの​ ソール・バス ​です。
音楽はサンピエトロ寺院の荘厳な鐘の音で始まり、重いオーケストレーションの和音が立ち上がり、続いて優雅なメロディが始まります。次いで安らぎを感じるメロディと中世の香りのする旋律に移り、再び鳴る軽い鐘の音と共に音楽が終わり、物語が始まります。


<映画「枢機卿」冒頭のタイトルシーン>

このタイトル曲以外に​ 「The Cardinal in Vienna」というワルツ曲 ​がとても優雅で美しいです。また​ 「枢機卿・組曲」 ​もあり、こちらに収められたオーケストラによるワルツ曲の方が私にはよりまろやかで心地よく思います。


<この「組曲」の9:15から10:25にかけてのワルツ曲です>

ちなみにこの映画は、ナチスドイツが台頭する時代における司祭が苦悩しながら枢機卿になるまでを描いています。


ジェローム・モリスが手掛けた映画音楽はそれほど多くはありませんが、「大将軍」や「恐竜グワンジ」、TVでは「幌馬車隊」や「ガンスモーク」などが挙げられます。しかし彼の名を高めたのは何といっても「大いなる西部」です。
映画「大いなる西部」では、荒野を疾走する馬車の映像にかぶせてスピード感と雄大さが溢れるタイトル曲が流れます。曲が終わると同時に馬車は町に着き、物語が始まるという、わくわくするようなオープニングです。
このタイトルデザインもソール・バスです。さすが。

この「大いなる西部」のタイトルシーンは名作として映画フアンの間で高く評価されています。彼はこの映画で1958年のアカデミー賞の映画音楽部門にノミネートされましたが、残念ながら受賞は逃しております。


<映画「大いなる西部」冒頭のタイトルシーン>

映画におけるタイトルシーンが、その作品の一部として評価されるべき重要な役割を担っていることを認識させる2作品でした。



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最終更新日  2025/05/12 11:08:29 PM
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