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2015/11/23
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カテゴリ: 切手蒐集
このところNHKの大河ドラマの舞台が群馬に移り、生糸産業

ここまで子細な話は出ないかもしれませんね。

それは生糸の印紙の話題。これです。

生糸中結印紙02-w500
<生糸の鉄砲造用-中結印紙(製造人が封印)>

生糸化粧印紙01(古谷厚一氏著書より)
<生糸の鉄砲造用-化粧紙印紙>世界最大の印紙でもあります

生糸鉄砲造り図(古谷厚一氏著書より)-w400
<生糸の鉄砲造梱包>図のように、印紙を生糸に巻きつけて出荷しました。


写真の上の方の細長い紙が父の切手コレクションに交じって
おり、いったい何だろうと調べてみてわかりました。

(実物は横浜に残して来たので、写真は古谷厚一氏編集の
「日本印紙カタログ」より拝借しました)


生糸については、すでに江戸末期より欧州への重要な輸出
品目でした。と言うのも、欧州では蚕の疫病のために養蚕
業が全滅に近いダメージを受けていたからです。また中国
がアヘン戦争などで政情が安定してなかったこともあり、
日本からの輸出量は年々増大していきました。

生糸の品質に関しても評価が高く、欧州では良質な生糸の
ことをマイバシ(前橋のこと)と呼んでいた程です。

また、蚕の卵をボール紙に貼りつけた「蚕種(さんしゅ)」
と言われるものも需要が高く、年間に100万枚も輸出されて


ところが蚕種も生糸もあまりに売れるのものだから偽物や
粗悪品が出回ります。死んだ卵やゴマを塗り付けた蚕種とか、
粗悪な糸を混ぜたり、重さをごまかしたりした生糸が増加
して、大きな問題となっておりました。


これを防ぐため明治政府は役所を置き、制度を整えて信用を

(明治5年)と「生糸印紙」(明治6年)なのです。品質検査と
徴税の印しです。これが日本における印紙の初まりなんですね。


維新後の日本を立て直すためには、実に様々な苦労があった
ようです。テレビはストーリーだけを楽しむのも面白いですが、
その時代背景に思いを馳せるのも興味深いことです。


日本印紙カタログ(鳴海社/古谷厚一氏編)-w250
参考:古谷厚一氏編集「日本印紙カタログ」
ほとんど収集家がいない印紙をまとめた貴重な資料です。





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最終更新日  2015/11/24 10:39:38 AM
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