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さて今日は株式投資本オールタイムベスト18位、投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ著、パンローリング社)のシリーズ第3弾です。 今日は「株の買い方」についてローブが述べた部分を見て行きましょう。 ローブは言います。 選ぶ会社は、赤字で業績も異常に悪いもの。 現在の業績はそこそこだが、 一般の予想では不振が見込まれるもの。 株は配当金がつかないもの。 。。 同時に、買い手はこういった表面的な状況とは逆の意見を持ち、しかもその意見は確かな判断と信頼できる情報源によって裏打ちされているもの。 購入時には評価も人気も低く、株価も下げており 大方の予想が悲観的であるもの。 。。期待しているような値上がりが起こるためには、現在の株価には反映されていない何かを予見できなくてはいけない。 みんなにもあなたと同じことが見えているときには、利益は生まれない。 。。 素晴らしい。。。これこそが「真の意味での逆張り」なのだと思います。 強気相場での一時的な反落の間、主力銘柄の中で最も下げの少なかったものが十中八九、次の反発で最も値上がりするものになる。 この「暴落相場では最も下がっていないものを買え。」というのは、dsan2000さんも良く仰っていましたね。 新高値は初心者にはなじみがなく、どこか危険に見える。。。しかし賢いトレーダーは、新高値では買い乗せする。 まさにウィリアム・オニールのCAN-SLIMのNのNew-highs(新高値)の概念そのものですね。というか、ローブがその元ネタな訳ですが。(笑) 株価には現実よりも期待値の方にずっと大きな影響力がある。。。 株は、人々が最大限の可能性を感じた時に最高値をつける。 これも震えが来るほどの名言ですね。私も常に多くの投資家が「砂上の楼閣」を夢見ることが出来る銘柄をPF最上位に据えて勝負し続けることを心掛けています。 そういえば、インデックス投資家にとってのバイブルとして知られる超傑作 ウォール街のランダム・ウォーカー の中でバートン・マルキールも同じようなことを言っていましたね。 あなたの持っている銘柄の多くが高値を更新していれば、現在の状況において適切な銘柄を持っている と考えられる。 ドキッ!!! 皆様のポートフォリオはどうですか (笑) ? これも実に簡潔で素晴らしいアドバイスだと思います。 (興奮が収まらず、更に続く)
Oct 31, 2015
いやあ10月も終わりました。さて早速今月の成績ですが対前年末比で+25.2%と、先月の+18.4%からは幾分回復しました。 なんと言っても超主力の3097物語コーポレーションの株価好調が大きかったですね。 さて今月はいくつかの銘柄に新しく主力参戦しました。そのためPFトップ10の姿が緩やかに変わってきています。 今年も泣いても笑っても残り2ヶ月。最後の最後まで少しでも良好なパフォーマンスを目指して引き続き頑張ります。それでは皆様、来月もよろしくお願い致します。
Oct 30, 2015

本日、当ブログはめでたく 開設10周年 を迎えることが出来ました。 日記を始めた2005年10月29日のことは今でもよく覚えています。何故かというと日記を書き始めた瞬間から自分の中にいくらでも言葉が泉のように湧き出てくる感じで、「これはたまらん。♪♪♪ 滅茶苦茶面白い遊びを見つけてしまった。!!!」と大興奮したからです。それまでヤフーの色々な個別銘柄の掲示板を根城にして活動していて色々な不自由を感じつつあった私にとっては、「自分自身を思いのままに、存分に表現できるメディア」であるブログがジャストフィットしたのでした。そしてその時の感動を維持したまま、そのまま今日にまで至ったという状況です。 今日は10周年なので、過去に自分が主力として戦ってきた銘柄を改めて思い返してみます。ブログを始める前の時期には当時名証2部だった8599セントラルリース(現8593三菱UFJリース)や6948住友電装(現5802住友電気工業)などを主力として種銭を稼ぎました。そしてブログ開始後の初期の頃の主力株は3364ナルミヤインターナショナル(TOBにより現在は上場廃止)、4298プロトコーポレーション(現在は再びPF上位で保有中)、6875メガチップス、7523アールビバン、7548サンクスジャパン(MBOにより現在は上場廃止)あたりでした。 中期は2762三光マーケティングフーズ、3258常和ホールディングス、7509アイエー、7553サザビーリーグ(MBOにより現在は上場廃止)あたり、そして後期は2589ゴールドパック(TOBにより現在は上場廃止)、2772ゲンキー、3049エノテカ(MBOにより現在は上場廃止)、数年前は2198アイ・ケイ・ケイ、3097物語コーポレーション(いったん勝負を終えて売却後、現在は再び超主力化)、6630ヤーマン、9441ベルパークなどでした。 どの銘柄にも手に汗を握るドラマがありましたが、常にその時点でベストの戦闘力・総合力を持つと自分が考える銘柄を主力として戦って来たつもりです。そして今現在は、3097物語コーポレーション、3277サンセイランディック、6425ユニバーサルエンターテインメントなどに優待族としての夢を乗せて戦っています。 この10年間の株式市場を振り返ると、良かった時はホリエモンが元気だった頃と最近のアベノミクス相場だけで、リーマンショックを筆頭に「谷あり、底あり、地獄あり。」で厳しくつらい環境が長く続きました。その中で私が幾多のピンチを乗り越えてここまで生き残ってこれたのは、「私は結局優待バリュー株でしか勝てない。ただ、逆に言えば優待バリュー株でなら勝てる、そういう投資家なんだ。」というシンプルな事実に気が付き、自分で作り上げた投資原則を少しずつ改良しながら守り続けてきたからでした。 さて今日は10周年ですので、私の投資原則を再掲しておきます。この数年で優待グロース株志向を強めているため、ブログ開設時からは若干の変更を加えています。 1. 配当+優待の「総合利回り」の良い株は、とりあえず1単位は買ってみて「優待株いけす」に入れる。 2. その「優待株いけす」の中で厳しく思索・比較・吟味を繰り返し、ファンダメンタルズ良好かつ株価上昇の明白なカタリストのある、「ピンと来る」総合戦闘力の高い魅力的な株のみを主力に昇格させる。 また逆に戦闘力の足りない銘柄は迅速にその力に応じたポジションに落とす。 駄目な子はふるさとの「優待株いけす」に戻す。 3. 中期(1~3年)の粘り強い投資を信条 とし、あまりにも頻繁なポートフォリオの入れ替えは避ける。 4. 指標的に十分に割安な 優待バリュー株 と YOU-CAN-SLIM法 を満たす確かな成長力のある 優待グロース株 をバランス良く 組み込んでポートフォリオを構成する。 5. 投資指標としては、 負けない投資を優先しPBRを最重要視 する。 6. 分散投資をしすぎるとパフォーマンスが全く上がらないので、「これは!」というきらめきを感じ、自分のその直感の理由を分かりやすく万人に説明できる銘柄には迷わずどかんと フォーカス投資 を行う。 具体的には PF上位15銘柄で時価総額全体の50%以上を占める「スカイツリー型」の編成 とする。 7. 夜はぐっすり眠りたいし投資家として長生きしたいので原則として信用取引は使わない。ほぼ 100%現物オンリー で頑張る。 以上です。 さて私が日本で初めて提唱し、かつ専門としているこの「優待バリュー株投資」は、たくさんの銘柄を最小単元ずつ買うことによって、無理なくPFの防御力・総合利回りを上げることが出来る、資金力の限られた我々個人投資家にぴったりの安全で快適な投資法と考えています。 世の中には無数の投資法があります。情報の渦の中でどうしてよいのか分からず、過剰な宣伝に引き寄せられて出来の悪いアクティブ投信(大体半分以上はそうです)を掴んだりすると、法外な毎年の信託報酬や他の有形無形のコスト等で楽に3%くらいはパフォーマンスが削られます。一方で優待バリュー株投資では優待分でTOPIXなどのベンチマークに対して+2%くらいのパフォーマンスを出すことは十分に可能です。この差が毎年積もり積もると一体どうなるかは考えるまでもありません。 日本独自の制度である株主優待制度、そしてその利点を最大限に生かすことを目指した優待バリュー株投資にはまだまだ無限の可能性があると考えています。私の夢はまだまだこれからも続きますし、自らが専門とするこの投資法に限りなく特化し、更に洗練させていく、竹槍をピカピカに磨き続けることによって日々を戦っていきたいと考えています。 それでは皆様、 「みきまるの優待バリュー株日誌」 をこれからもどうか末永くよろしくお願い致します。 2015年10月29日 みきまる拝
Oct 29, 2015

さて今日は通常のポートフォリオ概況シリーズです。 269位 8425 興銀リース (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF269位は、みずほ(旧興銀)系リース会社の興銀リースです。 現在の株価は2528円、PBR0.91、自己資本比率は7.8%、今期予想PER9.29、配当利回り2.4%(60円)、総合利回り3.6%(60+30=90円)で、優待は100株保有で3000円相当の図書カード(連続2期以上の保有だと4000円相当にアップ)です。 ↑ これだけ並ぶと壮観ですね。 リース会社には私の超主力の一角で業界トップの8591オリックスを筆頭に指標的に極めて割安かつ優待も魅力的なところが多いですが、興銀リースもその一つです。株価の相対的な出遅れ感も半端ではないですし、優待を楽しみにこれからも楽しくホールドしていく予定です。
Oct 28, 2015

さて今日は、株式投資本オールタイムベスト18位、投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ著、パンローリング社)の続編です。 ここで1つお知らせがあります。ジェラルド・M・ローブの本作は間違いなく「真の傑作」ではあるのですが、それにも関わらずオールタイムベスト10漏れしたのには明白な理由があります。それは一部に現代にそぐわない、時を越えられない異常に古臭い部分があることと、また物凄い名言のオンパレードではあるものの、それがまとまって体系化されていなくて本文中で秩序なくバラバラに登場していて本としての完成度が低いという致命的な欠点があるからです。 そのため私は以前からこのローブの傑作に関しては、自分なりに重要テーマ別にまとめ上げて整理し直す必要があると感じていました。そして彼の多くの金言をウェブ上で気軽にそして頻繁に参照したいと強く願っていました。でもそんなマニアックすぎる作業を無料でしてくれる奇特な方はどこにもいません。そこで今回は思い切って5回に分けて自分自身でやることにしました。私の個人的な都合に皆様を付き合わせてしまって申し訳ありませんが、私は非常に不器用な人間で、このブログの頻繁で過剰過ぎる更新を通してしか成長することが出来ません。どうか御了承下さい。。。。。。。 と言うことで、全5作の2回目となる今日は 「分散投資の問題点」 についてローブが述べた部分を見て行きます。前提として言っておくと、 私の投資家としての最大の欠点は集中投資が非常に苦手 だと言うことです。 この問題に関しては、昨年日記更新2500件を記念して アサンテの恥辱 という日記にも書いたことがあるのですが、未だに完全には矯正しきれていません。 それは優待獲得のために多くの銘柄を保有せざるを得ない優待族の宿命という部分も少しはあるのですが、過去の15年の自分の戦いを振り返ると、勝負どころで最大限に徹底的に踏み込めなかったために、結局大きく稼ぎ切れなくてセミリタイアをすることが出来ずにいるのは明白です。 分散投資をし過ぎてきたせいで現在に至るまでの無間地獄の苦境が続いている んですね。でもこれまでもビッグチャンスは目の前にいくつもいくつも転がっていたのです。私はもっと腹を括って極限まで集中すべきだった。それらを両手で掴めなくて本当に情けないですし、ローブの言う、分散投資は問題である ということを身を持って実感しています。 ローブは言います。 賢明で安全な運用法とは、集中させることである。限界まで追求しろ。もしも限界までつきあうつもりがなければ、始めから追う価値はない。 そしてアドバイスはいつも通り具体的です。 ひとつの銘柄に小口の買い付けを行い、発展がなければ売り払って現金に戻す。期待通りに動いた場合は、同じ銘柄でポジションを拡大するのだ。。。。。。 人生はピラミッディングだ。今すぐに隅田川を走って渡りスカイツリーに登れ!! ということですね。 (ちょっと違う) 見込み大でないかぎり、けっして投資してはならない。 価格が躍進する見込みのないものはすべて退けろ くー、珠玉のアドバイスのオンパレードです。本当に素晴らしいですね。。。。。。(続く)
Oct 27, 2015

さて今日は久方振りにPF上位銘柄を紹介する十両銘柄概況シリーズです。 最近は「株式投資本オールタイムベスト」シリーズの執筆にどっぷりと熱中してしまっていた関係でほとんど書けていませんでした。なんだか新鮮ですね。 45位 4928 ノエビアHD (東1、3・9月優待) △ PF保有538銘柄中時価総額45位の上位銘柄は、訪問販売主体の化粧品会社のノエビアです。 現在の株価は2944円、PBR2.03、株主持分比率61.2%で有利子負債は0、今期予想PER22.20、配当利回り2.0%(60円)、総合利回り3.5%(60+44=104円、優待品は額面の100%換算)で、優待は100株保有で年2回税抜2000円相当の自社商品、1000株保有で税込22000円相当の自社商品です。 1000株優待では、 上記のwebカタログの中から税抜22000円分の商品を選ぶことができます。 私は毎回2冊分戴いています。前回選択したのは、 1冊目が、 2冊目が、 このような商品でした。もちろんこれらの選択した優待品は全て姫の元へ旅立ちます。 ちなみに、以前選択した商品の中には、 なんと 1本で18000円 (上の写真の左の商品)もするものもありました。 化粧品の値付けは頭がおかしい。 というのがバリュー株投資家としての率直な感想ですし、驚きで目が飛び出ますね。(笑) こうしてみると、「化粧品会社というのは儲かって当然だな。」としみじみと思います。実際高いブランド力を誇るノエビアHDも、ずっと高い利益率を謳歌し続けています。会社は儲かる、優待品で姫はより美しくなる、株価上昇で私も潤う、いいことばかりですね。なんだかどこかに深い落とし穴がありそうな気もしますが (笑) そんな「優待族必携銘柄」のノエビアHDをこれからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Oct 26, 2015

さて株式投資本オールタイムベスト18位は、投資を生き抜くための戦い(ジェラルド・M・ローブ、パンローリング社) です。CAN-SLIMで有名なウィリアム・オニールはその著書「オニールの空売り練習帖」の巻頭序言の中で、投資家が読むべき良書としてジェシー・リバモアを描いた「欲望と幻想の市場(エドウィン・ルフェーブル著、東洋経済新報社)」と、このローブの本書の2冊を挙げました。 その理由は読めば誰でも分かると思います。それは1つには完全に CAN-SLIMの元ネタ ということもありますが (笑) 、それだけではなく、1930年代から40年以上もの長期を生き抜いたウオール街の伝説の大投資家であるローブの、「真実を知る者のみが語れる、手触りがザラッと冷たい鋼鉄の真実」が本文中に散りばめられているからです。私のオールタイムベスト1位の 「生き残りのディーリング 」にどこか通じる 緊張感に満ちた本 です。この本の良さを言葉で表現するのは実は非常に難しいですが、この最高の本に敬意を表し何とか頑張ってみたいと思います。まずはそのベストオブベストの「大トロ」の部分から紹介します。 ローブは 投資で成功するためには投機的な心構えが必要 だと言います。何故なら それでしか安全が得られない、 利益が小さく安全なインカムを得ようとすると必ず損失を招くから だと述べます。そして、 投資よりも投機の方が損を出しにくく、利益を上げやすい と主張しています。 この部分を初めて読んだ時には電撃が走りました。私は過去様々な有力な個人投資家の趨勢をつぶさに観察してきたのですが、本人が満足するような資産レベルに到達し、配当重視の インカム狙いの方針に切り替えられた方というのは極めて高い確率でその後のパフォーマンスを落として苦しんでいるのを実際に見ていた からです。そして以前から「どうしてそうなるんだろう?」と言う疑問を持っていたのですが、この本を読んで得心したのでした。つまり、 投資で成功するには投機的でなければならない、そうでなければそれは投資ではない ということなんですね。私が今現在で言うと 6425ユニバーサルエンターテインメントのような「やんちゃ過ぎる銘柄」を常に意図的にPF最上位に置くようにしてるのもこの本の影響が非常に大きい のです。 最高の安全策を目指して、自分なりに常に最大限に投機的であろうとし続けている のです。冬山で凍死しないために、覚醒しているために、常に自分の皮膚をアイスピックで刺し続けているようなイメージですね。 この 投機の方が投資よりも安全である というのは凄い発想です。もうこの部分だけで間違いなく本の定価以上の価値があると思います。 持っていない方は今すぐに本屋さんかアマゾンに買いに行きましょう。勿論私は皆様の笑顔以外には1円も戴きません。(笑) そしてこの本の凄さはまだまだこんなものではありません。 アドバイスと例えがどこからどこまでも具体的で胸を打つ んですね。いくつか見て行きましょう。 投資に際しては6~18ヶ月先を見るようにすべきだ。それ以上先を見ようとしてはいけない。しょせん、見えないのだから。 簡潔で堅牢なアドバイスだと思います。先ほどの6425ユニバーサルエンターテインメントを例に出すと、会社側は2016年12月に総工費2400億円のフィリピンメガカジノであるマニラベイリゾーツ(MBR)をオープンさせると言っています。今から14ヵ月後ですね。一方私はオープンはもう少し遅れて2017年4月前後になるのではないか?と現時点では考えています。これだと17ヵ月後ですね。 投資家というのはバスに乗るのに「早すぎても遅すぎてもいけない」 わけですが、ローブの言う6~18ヶ月というのは非常に理に叶った物と感じています。 あなたの持っている銘柄全てが資金全体の値上がりに貢献すべきだ。それは、ボートの漕ぎ手全員が力を出し切らなければならないのと同じ理屈である。 くー、痺れます。本当にその通りですね。(大興奮の続編に続く)
Oct 25, 2015

さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第17位の、運とつきあう(マックス・ギュンター著、日経BP社)の後編です。引き続きその「ベストオブベスト」の大トロの部分のみを見て行きましょう。 この章の中でギュンターはケンタッキーフライドチキン創業者のハーランド・サンダースがピンポン玉のように様々な職を転々とした後に大成功にたどり着いた事例を挙げ、 自分の長期計画に固執してはいけない。。。思いがけずに幸運が近づいてきたら、躊躇せずにいさぎよく古い計画を捨てよう。。。脇道の方に何か素敵なことがありそうだと思えば寄り道をしてもいいし、目的地を変えてしまってもいい。。。ジグザク走行を怖れてはいけない。。。 運はどの方向から近づいてくるか分からない。 気配を感じたらすぐに手を伸ばすのだ。。。と述べています。 私はこの「ジグザク走行」が大切であるという概念をいつも心の中に持って自分のPFを毎日眺めています。何か違和感のある値動きをしている銘柄は無いか? 急騰しているのは何か新しくて楽しいことがそこで起こっているからではないのか? 未知のチャンスが今まさに生まれようとしているのではないか? そういう視点を常に持つようにしています。 運の良い人は総じて悲観的である。敗者は楽観主義なのだ。。。プロのギャンブラーはリスクを選び、事態が悪化したら直ちに逃げ出す。。。さらに常に最悪の事態を想定して備えている。。。だからこそ運がいいのだ。。。 ギュンターの指摘は正鵠を得ています。 私がPFを優待バリュー株でカチカチに固めているのも、市場にブラックスワンが襲い掛かってきたクラッシュ時にそれが一番トータルでのダメージが少ないだろうと考えているからです。自分なりに常に「最悪に備えている」ということですね。 ちなみにこの章の最後に、私のオールタイムベスト第4位の名著、 マーケットの魔術師 で登場し、また実に面白い ピットブル と言う本の著者でもあるマーティン・シュワルツの話が登場しているのですが、ギュンターに成功の秘訣を問われたシュワルツは 「負け方を学んだからだよ。」 と答えています。そして彼は 「9年もの間ファンダメンタルでやっていたがうまく行かず、羅線屋(テクニカル)として金持ちになった」 ことでも知られています。つまり 彼にとってはファンダメンタルよりもテクニカル分析の方が正しい手法だった ということですが、この事実が ギュンターの言う「ジグザク走行」の大切さを象徴的に示している ように思っています。 ギュンターは言います。 自分の問題や計画や感情について必要以上にしゃべってはいけない。。。しゃべりすぎることは自らの選択の自由や柔軟さを制限してしまう。。。個人的に微妙な話題には注意を払い、思っていることをそのまま口にしてはいけない。特定の立場に自分を縛り付けてしまうのは得策ではない。。。余計な話をしないことによって、発言について説明したり、行動を正当化する義務から解放される。。。 この章は素晴らしいです。私の観察によると 楽勝で資産自由億を超えていると推測される超A級の凄腕投資家の方はほぼ寡黙 です。「○○○○○○○株式投資さん」とか、「○○○○○さん」とかがそうですね。その意味では私ももっと寡黙にならなくてはその頂には登れないと思うのですが、元々がお喋り好きという性格があるので今のところはあまり実現できていません。(汗) 運の良い人は忙しい。。。いくつもの事業を同時にこなしている。。それはいま成功している事業が立ち行かなくなった時の保険にもなる。。。いろいろなことをしていれば何かいいことが起こる可能性は高くなる。。。 あなたにできるのは、幸運をキャッチするための釣り糸をいくつも投げ込むことだけ だ。。。 このギュンター先生の金言を胸に私は今も兼業投資家として頑張っています。(滝汗) さてこれでこの本の紹介はおしまいです。 歴史的傑作「マネーの公理」のB面的な、そして 不可思議な「運」というものに真正面から対峙した名作 であり、数ヶ月に一度くらいふっと本棚から取り出して読み返したくなる、そんな 深い琥珀の魅力のある本 です。未読の方は是非。。。。 P.S. 実はこの「運とつきあう」は1977年刊の 「ツキの科学」 と言う本を発展的に昇華した内容となっています。ギュンターが生涯を賭けて追い求めた「運」というものの正体に対する熱意と言う点では、 この「ツキの科学」の方が明白に勝っています。今回は投資家的な観点から、 より蒸留・洗練され、エッセンスが濃縮されていて日々参照しやすい本書をベスト20入り させましたが、読み物としての面白さで言うとツキの科学は飛び抜けています。こちらの本も100%の自信を持ってお勧めします。特に後半部分の出来は神レベルです。お勧め本が多くて申し訳ないですが、この本も必読です。♪♪♪
Oct 24, 2015

さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第17位は 運とつきあう(マックス・ギュンター著、日経BP社) です。ちなみに同じ著者による マネーの公理 は私のオールタイムベスト第2位に輝く歴史的傑作なわけですが、この運とつきあうはマネーの公理とほぼ同時期に書き上げられており、ギュンターの著述家としてのピークの大トロの時期に放たれた渾身の珠玉の1冊 となっています。 さて我々投資家が日々戦っているのは「運用」の世界です。それは文字通り「運を用いる」所であり、cisさんや五月さんなどの一部の力量の傑出した投資家以外は、その成績の大部分は「運次第」というのが実情です。 そして私自身もここまでの 15年間を生き残ってこれた最大の理由を問われれば単に「運が良かったから」 だと思います。過去に主力として勝負に出た銘柄の多くで結果として勝つことが出来た、これは運以外のなにものでもありません。なので、運が70%、努力が30%くらいの割合で私の生き残りに貢献してくれたものと考えています。 つまり、 私達投資家は、その宿命として「運を良くする」方法を学ぶことが必須 なのです。その観点から見ると、 「運」について極限まで観察し、考察が深く完成度の高い本作は全投資家必読の名作 と言っても全く過言ではないでしょう。何故か不人気でアマゾンでの評点もイマイチの1冊ですが、過小評価されていると確信を持って言えます。現状の評価はざっくりPBR0.30、9866マルキョウ並と言ってもよいでしょう。 すいません、興奮のあまり前置きが長くなりました。早速内容を見て行きましょう。 ギュンターは本文の中で、運を良くする13の方法を提示しています。詳しくは実際に読んで頂くとして、今日はその中で特に最高な部分だけをいくつか自分用のメモ書きとして残しておきます。 ギュンターは 人の流れに飛び込め と言います。名優カーク・ダグラスが世に出ることが出来たのが何故だったのか? それは偶然知り合った安っぽい服を身に着けた友達の女の子(ローレン・バコール)が幸運により突如ハリウッドへ羽ばたいたことで、知人だったダグラスも一緒に引き上げられたからでした。 世捨て人のように引きこもっていたら何も起きない、近視眼的で計算高い人間のもとに幸運は巡ってこない、いつも人に会い、集まりに参加するようにしよう とギュンターは言います。 このギュンターの教訓を現代の我々投資家に当てはめると、様々な投資家と実際に会う、またブログやツイッターで積極的に自ら情報を発信することを通して「情報の渦」の中に身を置きながら広く世界を観察する、などが大切であると考えており私も日々実行しています。 ギュンターは「マネーの公理」でも繰り返し述べていましたが、とにかく 正しくリスクを取れ と言います。あくせくと働き続け、リスクを避けてばかりいる人生には運が入り込む余地が無い。勤勉なサラリーマンは運をつかむことができない。。。リスクと報酬を見比べて報酬の方が大きそうだと判断したなら、迷わずリスクを取り、運に近づかなくてはならない。。。本当にその通りだと思います。(後編へと続く)
Oct 23, 2015

さて今日も通常のポートフォリオ概況シリーズです。 268位 9428 クロップス (東1、3月優待) △ PF時価総額268位の中堅銘柄は、東海地盤のau専売の携帯電話販売会社のクロップスです。かつて「東証1部昇格イベント」があった時には主力の一角として戦ったこともある銘柄ですが、今は勝負を終え、恩株が500株PFの片隅に眠るのみです。 現在の株価は510円、PBR1.26、株主持分比率は26.3%、今期予想PER15.32、配当利回り0.8%(4~5円)、総合利回り2.8%(利回りは最良となる500株保有の場合で計算。4+10.5=14.5円)で、優待は「2年以上の連続保有」を条件として、100株保有で500円分のクオカード、500株保有で500円のクオカード+5000円相当のオリジナルカタログギフトです。 私は今年はカタログギフトからはメロンを選択しました。 クロップスは元々2007年の優待新設時には、「日本一のクソ株市場」で名高い名証セントレックス所属だったこと、元々株主数が少なすぎて上場維持が危なかったために優待を新設したという後ろ向きな事情、その不自然に高過ぎる総合利回り(100株保有で3000円相当の東海地区名産品)から、「いつ優待改悪・廃止があっても全く不思議じゃないな。」と覚悟しての参戦だったのですが、結果としてはしぶとく利益を上げ続け、7年連続で太っ腹な優待を維持してくれました。そして2013年3月には名証セントレックスから東証2部へのサプライズ出世を、2014年3月には待望の東証1部昇格を果たしました。 この3000円相当の東海地区名産品は愛知・岐阜・三重・静岡の持ち回り閣議で毎年楽しい優待品が届くという素晴らしい内容でした。今日は振り返ってその内容を見ておきましょう。 ただ東証1部昇格という目的を達成すると同時に、優待制度には長期株主限定と言う制約が付き、また内容も華美でない相応なものへと改悪されました。私には「我々 優待族の役割はもう終わった んだな。」という寂しい気持ちと、「クロップスの名証セントレックスから東証1部までの楽しい出世物語を見届けられて良かったな。」という嬉しい気持ちの両方があります。今は、「第2のクロップス」を捜し求めて勉強と探索の日々を送っています。
Oct 22, 2015

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 267位 7490 日新商事 (東2、3月優待) △ PF267位は、石油製品販売中堅で関東や中部等での直営スタンド、産業用燃料販売が柱の日新商事です。 現在の株価は876円、PBR0.34、株主持分比率は66.8%、今期予想PER39.11、配当利回り2.1%(18円)、総合利回り3.2%(18+10=28円)で、優待は300株保有で3000円相当、600株保有で6000円相当のカタログギフトです。以前は100株保有で3000円相当だったのですが、総合利回りが高すぎて制度の維持に無理があったようで現在の形に改悪されました。ただ、今くらいが妥当で過不足の無い優待内容なのではないか?と個人的には思っています。 私は昨年は、ステンレスミニ寄せ鍋を選択しました。 ↑ このように様々なミニ鍋を楽しんでいます。 また他の過去の選択例としては、 2012年は双眼鏡を 2011年は好物のスパークリングアップルジュースを選択しました。 日新商事は「超低PBR&好財務」でバリュー投資家的には一見非常に惹かれる銘柄 ですが、 実際のところは 「過去10年間の営業利益率が全て1%以下!&売上高ジリ貧」という「驚異の低収益&マイナス成長」 を誇っており、そういったしょぼ過ぎる状況を反映して、 過去10年間の株価推移を見ても惨憺たるものとなっています。 成長力が皆無の銘柄に対しては株式市場というのは驚くほどに冷酷 なんですね。 他にも7501ティムコ等もそうですが、安易に「低PBRでかつ財務状態が良い」だけで銘柄選択をすると、その投資パフォーマンスは悲惨極まりない結果となることもあります。底の浅い安易な投資戦術は凡庸極まりない結末を迎えます。つまり、 株式投資というのは純粋な科学や数学ではなく、どちらかというと文学、哲学、芸術、美術に軸足を置いた、複雑で矛盾と混沌に満ちた極めて人間臭いゲーム なのです。 日新商事の株価推移を見ながら、私は改めて株式投資というのは何と魅惑的なゲームなのだろうと思いました。馬鹿では勝てない、複眼的な思考が無くては勝てない、どこまでも柔軟でかつ謙虚でなければ生き残れない、まさに人生の全てを賭けた闘いを私達は毎日繰り広げているんですね。
Oct 21, 2015

さて今日は皆様に「ハンバーガーを食べてお金を儲ける秘密の方法」をお教えしましょう。 通常のPF概況シリーズのフォーマットでお届けします。 266位 9369 キユーソー流通システム (東1、11月優待) △ PF266位は、食品物流最大手でキユーピー系のキユーソー流通システムです。 現在の株価は2553円、PBR1.12、株主持分比率は43.2%、今期予想PER17.03、配当利回り1.1%(28円)、総合利回り1.5%(28+10=38円)で、優待は100株保有で1000円相当のジェフグルメカードです。 それでは、私の発明した 「ハンバーガーを食べてお金を儲ける秘密の方法」 を発表しましょう。やり方は以下の通りです。 1. 3392デリカフーズ や 5982マルゼン やここ9369キユーソー流通システムのような、ファンダメンタルズが良好でかつ優待でジェフグルメカードが貰える銘柄を購入し、実際に優待品を貰う。 2. チェーン店の中ではダントツで美味しいモスバーガーに出かけて、好きなハンバーガーを欲しいだけ注文し、ジェフグルメカードで会計をする。 3. ジェフグルメカードはお釣りが貰える。 4. ハンバーガーを食べたおかげでお金が儲かる。 どうです。素晴らしいでしょう。今回は特別に発明料は戴きません。皆様も是非この秘密の作戦を使ってください。。。。。。 さてキユーソー流通システムは2004年5月の東証1部昇格後も永らく太っ腹な優待制度を維持してきましたが、2011年7月に優待改悪(100株でジェフグルメカード3000円から1000円へ減額)があり、総合利回りの低下によって優待族的にはマスト銘柄ではなくなりました。 株主数も10000人を大きく超え、我々優待族の存在はもう必要では無くなったのでしょう。それでも貴重な11月銘柄であることと、指標的な格別の割高感がないことを考え合わせれば、今のところは無理なくホールドしていける水準であると考えています。
Oct 20, 2015

さて今日は超絶な大好評を戴いております「株式投資本オールタイムベスト」シリーズです。第16位は、世紀の相場師ジェシー・リバモア(リチャード・スミッテン著、角川書店)です。現在は復刻されていて簡単に手に入りますが、数年前に絶版となっていた時には大幅なプレミアが付いて楽に定価の10倍以上で取引されていた本です。 そしてその理由は読めば誰でもすぐに分かると思います。破産と再起を繰り返し栄華を極めた果てに悲劇的な最期を遂げた、20世紀の稀代の相場師であるリバモアの一生が鮮やかに生き生きと描かれていて、投資本としてだけではなく純粋に読み物としても第一級に面白いからです。絢爛(けんらん)豪華で、同時に秘密主義でとても謎めいていて、そして最後はあまりにも儚かった彼の一生が詰まった最高の本。映画化されていないのが不思議なレベルですね。 そしてリバモアが本当に凄いのは、 もう1世紀も前の投資家なのにその投資法が「全く古くない。」 ことです。もっと正確に言うと、 リバモアの投資法は古くないばかりか、CAN-SLIMで有名なウィリアム・オニールの投資法の「元ネタ」になっている のです。 興奮のあまり最初に一番の大トロの部分から言うと、 オニールのCAN-SLIMのNである、New-Highs(株価が年初来高値、昨年来高値、上場来高値など新高値をつけている)はリバモアが重要視した「高値更新」という概念そのものですし、同じくCAN-SLIMのLである、Leader or laggard(業界の上位2、3社の株を買え)というのも、リバモアの「業種の中で主力となる銘柄を選べ」という教えそのものです。 それでは落ち着いてリバモアの教えの中で最も感銘を受けたものをいくつか見て行きましょう。 取引開始から10%以上の損が出たらその時点で手仕舞いする という彼の最重要な資金管理法である 「10%ロスルール」 は、考案されたのが100年前のことであることを考えると震えが来るほどに先見性があったんだな、と改めて思います。ウィリアム・オニールはそのロスカットラインを7%と言い、林則行は8%と言ったわけですが、その 源流は間違いなくリバモア なんですね。この10%というのは非常にキリが良い数字なので、私も負けた時の「最終撤収ライン」として普段から強く意識しています。 なお、投資家としては最重要とも言えるこの「損切り」についてですが、 損切りに対する自分の考え方 という過去日記が大好評で多くのアクセスを戴いていますので、未読の方は是非。 それでは本題に戻ります。 高値は更新と同時に買いである。株を買うのに株価が高すぎると言うケースはない。 というのも本当に画期的で物凄い発想であると改めて思います。この リバモアの考え方は人間の情緒的な本能に反しているので今でも新鮮 であり続けています。そして だからこそ未だに有効性のある投資法 なんですね。もう一度いいますが、 このクオリティで100年前 なのです。 また彼の 「最も抵抗の少ないラインを行く」 という考え方は、極めて有効な投資手法であるモメンタム投資そのもの です。一世を風靡した常勝トレード集団タートルズの投資手法も突き詰めれば同じことですからね。 そして、 株価が健全な歩みを続ける限り慌てて利益の確保に乗り出す必要は無い。そのまま走らせろ。!!! という考え方こそが、 私がリバモアから得た最大のメッセージ です。この 「我慢してそのまま走らせろ。上がり始めたら売るな。」 という発想を実際の投資で使い始めてからの私の超過利益は少なくともこの本の定価の数万倍だろうと思います。本当に有益なアドバイスでした。 この本の感動を、最初に読んだ時の驚きを、この宝物のような存在を本棚のすぐ手に届くところにいつでも留めておける感謝の気持ちを、一体どうやって表現したらいいのでしょう。本当に最高の1冊 です。これからも自分の座っているイスから常に1秒以内に取れるようにして一生大切にして行きたいと考えています。
Oct 18, 2015

さて今日はポートフォリオ概況シリーズです。 265位 2809 キユーピー (東1、11月優待) △ PF時価総額265位の中堅銘柄は、マヨネーズ・ドレッシング国内首位で、日本を代表する11月優待銘柄であるキユーピーです。そして同時に私の最愛の優待株の一つでもあります。 ↑ マヨテラス、私も一度行ってみたいです。 現在の株価は2666円、PBR1.96、株主持分比率は55.3%、今期予想PER25.81、配当利回り1.0%(26円)、総合利回り1.4%(26+10=36円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で3000円相当の自社商品詰合せです。ただし優待獲得には「3年以上継続保有」という、非常に厳しい 「キユーピー優待亀甲縛り」 が付いています。 早速最新となる昨年2014年度の100株優待の内容を見ておきましょう。 毎回のことですが、箱が可愛いんですね。 昨年はマヨネーズ発売90年を記念して、 非売品の 特別な「瓶マヨ」 が入っていました。ククク、はっきり言って 「優待界最強アイテム」の1つ ですね。込み上げる笑みを抑えきれません。私はもしかするとこの瓶マヨを貰うために灼熱の株式市場に留まり続けているのではないか?と少し思っているのですが、まずはこの最新の2014年バージョンの優待瓶マヨの使用例を御覧戴きましょう。 2014年キユーピー優待限定瓶マヨのチキン南蛮 くぉぉ、これは美味い。普通のマヨネーズの20%増しくらいの味わいですね。 2014年キユーピー優待限定瓶マヨのポテトサラダ 驚くほどクリーミー。これはたまりませんね。 今日は一気に過去の 「キユーピー優待瓶マヨ」 も見ておきましょう。 前回の優待瓶マヨは2011年でした。優待箱を開けたときには、待ち焦がれた優待品の出現に言葉を失いましたね。 早速使用例も復習しておきましょう。 2011年キユーピー優待限定瓶マヨのカレイのピカタ 2011年キユーピー優待限定瓶マヨのハムとレタスとゆで卵のサンドイッチ 本当に、泣くほど美味しかったです。。。。。。 そして私が、このキユーピー優待限定瓶マヨを初めて戴いたのは2005年のことでした。 この2005年キユーピー優待瓶マヨは「マヨネーズ発売80周年」記念の株主限定マヨネーズで、私はその衝撃の可愛さに感涙し、「もう一度優待で限定瓶マヨが戴ける日が来るまで、絶対に株式市場から退場せずに生き抜こう。」 と固く心に誓ったのでした。そして昨年10年振りに戴いた90周年の優待瓶マヨを両手で、ガラスが割れるほどにがっしりと握り締めた私は、「優待瓶マヨ欲しさで地獄の日本株市場を歯を食い縛って生き抜いてきた。今日、その結果を、恋焦がれていた果実をついに手にした。」という感激で、言葉に出来ない程の深い喜びを感じました。 キユーピーは指標的には極めて割高ですが、私は この90周年限定瓶マヨが欲しかったからこそ、投資家として悲惨な修羅場を何とか生き抜いてこれた のです。その意味ではキユーピー優待というのは「優待族としての心理的な支柱かつ根幹」を成しているという側面があり、これからもホールド継続の予定です。
Oct 17, 2015

私の株式投資本オールタイムベストシリーズでこの後上位で紹介予定の超名著である、「システムトレード基本と原則 トレーディングで勝者と敗者を分けるもの (ブレンド・ペンフィールド著、パンローリング社)」。とにかく驚くほど率直に誠実に「投資の真実」が書かれており、無名ですがべらぼうに良い本です。 さて、この本の中で著者のペンフィールドは、「 トレーディングで成功するための本当の秘密はただひとつ。損失を管理すること。 。。勝ちトレードはほとんど無視してよい。それらは普通、問題にならない。利は伸びてめったに損にならない。 成功するためには、損失の管理にすべてのエネルギーと決断力を集中する必要がある。 」と語っています。私は実にそのとおりであるといつも思い、実際にPFの損失管理に最大限の注意を払い続けています。 前置きが長くなりました。毎月わりと好評を戴いております「PF含み損ランキング」ですが、その最新版公表の日がやってきました。私の 「失敗と過ちの分かりやすい一覧表」 である、2015年10月16日現在の最新のPF含み損ランキングトップ25を一気に見て行きましょう。 保有全539銘柄中の含み損ダントツ1位には、名古屋の名門商社で超レアな名証1部単独上場銘柄でもある7485岡谷鋼機が初登場しました。ここは何でこんなことになったのかと言うと、元々今年の夏前の市場環境が絶好調だった時にキャッシュポジションが余っていたので消去法的に指標的に安かったここをチビチビ買い増ししていた所、その後の市場の暴落局面で大きく下がり自然に含み損銘柄に転落したものです。 以前3232三重交通GHDの名証1部から東証1部への昇格イベントがあった時に超主力として勝負して大きな利益を上げられたという楽しい思い出から名証1部銘柄に好印象を持っていたこと、更にはもうずっと昔ですが友人が岡谷鋼機の本社ビルに勤務していてその当時プータロー同然で暇を持て余していた私は良くビルのそばで待ち合わせをしてご飯を食べに行ったり遊びに行ったりしていたのですが、その頃に「凄いカッコいいビルだなあ。名古屋財界の雄はやっぱり違うなあ。」と感嘆していた懐かしい記憶、こういったものが今回の岡谷鋼機への投資判断の甘さに繋がったものと深く反省しています。 グレアム直系の歴戦のバリュー株投資家であるジョエル・グリーンブラットがその 名著「グリーンブラット投資法」 で示唆していた通り、 命を懸けた戦いの場である株式市場では、 ノスタルジーは死を招く ことがあるんですね。 2位には東証1部昇格期待の6240ヤマシンフィルタが前回の3位から更に順位を上げて登場してきました。ここは元々は準主力候補としてチビチビと買い増しをしていたのですが、途中で「いや待て。何かが違うぞ。」と本能が強く囁いたのでその瞬間に買いの手をピタリと止めたのでした。ヤマシンは肝心の業績推移が非常に悪くそれが最大の問題です。「東証1部昇格銘柄先回り投資法」がどれだけ有効性の高いものであるとしても、前提となるファンダメンタルズが劣悪ではどうしようもない、ということをここヤマシンフィルタが身を持って証明してくれていますね。 9位で地方スーパーの8167リテールパートナーズは、地味ですが実に悪くない銘柄と思います。含み損状態の私が言うのでは説得力が全く足りないですが(笑)、保有されていない優待族の方はこの位置なら参戦を検討できるのではないでしょうか? さてこれで今回のPF含み損ランキングは終了です。PFから含み損銘柄が無くなり次第このシリーズは終了の予定なので多分今回が本当に最期になるものと考えています。 それでは皆様、万一ご縁がありましたらまたいつの日かまたお会いいたしましょう。
Oct 16, 2015

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 264位 5949 ユニプレス (東1、3月優待) ○ PF264位は、自動車用プレス最大手で日産向け約9割のユニプレスです。 現在の株価は2644円、PBR0.99、株主持分比率は50.5%、今期予想PER12.60、配当利回り1.3%(35円)、総合利回り1.7%(35+10=45円)で、優待は100株保有で 株主優待ポイント1000P付与です。一応長期株主優遇優待制度もあります。 ユニプレスは過去10年間一度も赤字がありませんし、マイルドながら一定の成長力もありますし、指標的にもまずまず割安ですし、PF中位としては非常に良い銘柄と思いますね。
Oct 15, 2015

さて今日は通常のポートフォリオ概況シリーズです。 263位 7271 安永 (東1、3月優待) △ PF時価総額263位はエンジン部品製造の安永です。 現在の株価は532円、PBR0.53、株主持分比率36.0%、今期最終赤字予想、配当利回り1.5%(8円)で、優待は500株保有で「三重県伊賀地方特産品」です。具体的には、 上記の6択からの1択です。内容は毎年ほぼ同じで大体5000円相当と思いますので、総合利回りは3.4%(8+10=18円)となります。 私は例年、 伊賀牛すきやき用(モモ)500グラムを選択しています。早速実際の使用例を見て行きましょう。 まずはすき焼きにして食べました。 肉に嫌なしつこさが無くて非常に美味しかったです。 次に肉巻き卵にして食べました。 卵に肉汁がジワーッと滲みていてとても美味しかったです。 安永は業績低迷が何年も続き指標的な輝きは全くありませんが、優待内容は非常に良いと思います。これからも現行の優待制度が続く限りは500株はホールド継続の予定です。
Oct 13, 2015

さて、時計やカメラなどの専門性が高い商材の新品と中古をネットと店舗で販売し、その初期段階で目を付けて「ここは凄くいい。」と思ったのに、自分の勉強不足と核となる投資理論の不在で大きく買えなかった3179シュッピンの反省から生まれた、 「勝てる優待グロース株」発掘の秘密の公式である、YOU-CAN-SLIM法。 これは完全に私の投資家としての「企業秘密」に属するものなのですが、前回その初版をブログ上でアップしたところ、様々な場面で自分自身が頻繁に参照するのに非常に便利で役立ち、同時に「トータルで見てプラスがマイナスを大幅に上回った。」という実感がありました。そこで今日は自分自身の利便性のために、更なる改良を加えた第2版を公開します。 さて、それではまず原法であるウィリアム・オニールの「CAN-SLIM法」をまとめておきます。こちらも第1版から更に分かりやすくなるように文章を改変しています。 C= Current Quarterly Earnings 直近の四半期の1株益。最低でも20%は上昇していており、「勢い良く成長している」こと。 A= Annual Earnings Increases 年間の収益増加。過去5年間に意味のある成長が認められること。連続増益が望ましい。 N= New Products、New Management 新製品、経営陣の入れ替え、属する業種の重大な変化などがあったこと。 N= New Highs 株価が年初来高値、昨年来高値、上場来高値などの新高値をつけていること。 S= Supply and Demand 株式の需要と供給。 発行済み株式数が少ないこと。需給の法則から騰がりやすい小型株であること。 L= Leaders 相場を主導する銘柄であること。少なくとも業界の上位2、3社に入っていること。 I= Institutional Sponsorship 有力な機関投資家が保有していること。何故なら機関投資家は大多数の投資家よりも経験豊かで、より優れた投資実績を持ち、銘柄の選定にも長けているからである。 M= The General Market 相場全体のトレンドが悪くない、下降トレンドではないことを確認すること。 以上がCAN-SLIM法の2015年現在の最新のまとめになります。ただ、アメリカには優待株がほとんど存在せず、この原法のままでは「世界最大の優待株天国」である日本株市場の現状にはジャストフィットしないため、オニールのこのCAN-SLIM法を私なりにアレンジして、 優待グロース株投資の絶対的な指針となるYOU-CAN-SLIM法 を新たに開発しました。 具体的には下記を付け加えています。 YOU= ゆー:優待のゆー 株価上昇のカタリストとなる 意味のある魅力的な優待が付いている こと。 そして1単元投資時の 「配当+優待」の実質総合利回りが4.0%以上である こと。 「優待原価率」が適正で長期間無理なく継続できる内容である こと。この3点が株式市場で負けずに生き残れる魔法の 「優待エアバッグ」作動の前提条件 となる。 S= Supply and Demand 株式の需給に関して日本株市場の特性を活かし、 東証2部昇格&優待新設により近い将来の東証1部昇格が濃厚な銘柄を狙い撃ちする こと。これは東証1部昇格により効率良く株価上昇が期待できるためである。 M= みきまる銘柄である 元々自分のPFである「優待株いけす」に入っている 銘柄であること。いけす内を広く澄んだ、子どものような純粋な透明な目で見渡した時に、その 総合戦闘力の高さから「自発的に」あたかも蛍光を発するように浮かび上がってくる銘柄である こと。PF外の新規銘柄を吟味無くいきなり主力株に据えるのは、勝率を高めるために必要なプロセスを経ていないため非常にリスクが高く禁忌である。 以上が YOU-CAN-SLIM法 第2版 です。 これからもこの変形オニール公式の「YOU-CAN-SLIM法」を使って戦闘力の高い優待グロース株を毎日楽しく発掘して行こうと思っています。
Oct 11, 2015
ふわふわ、きらきら、そよそよ、ゆらゆら。 遠くの水面がぼんやりと輝いて見えます。 私はその眩しさに目を細めながら、それでもじっとそれを見つめます。 そこは自由の国。誰もが自分の好きなスタイルで楽しく気ままに過ごしている。 私は必ず水面に辿り着く。かつてそれを自らに固く誓いました。 そよそよ、ざわざわ、きらきら。 私の湖中での戦いはまだまだ続きます。
Oct 10, 2015

さて今日は通常のポートフォリオ概況シリーズです。 PF全体としての総合利回りの向上に役立ってくれている、「縁の下の力持ち」的な銘柄が続きます。 262位 1301 極洋 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額262位は、すしネタに強い水産会社の極洋です。 現在の株価は264円、PBR1.22、株主持分比率23.0%、今期予想PER13.13、配当利回り1.9%(5円)、総合利回り3.8%(5+5=10円)で、優待は1000株保有で5000円相当の自社缶詰詰合せです。 極洋の優待品はパッと見ると、「えっ、これで5000円相当なの?」という気がちょっとしますが、 実は「株主優待用に特別に厳選した缶詰」を中心にセットした非売品 であり、素晴らしい内容です。今日は実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 極洋優待まぐろ油漬けのゴーヤチャンプル 目茶美味かったです。 この極洋の優待品が典型例ですが、私は以前から 「缶詰優待」というのはエクストリームに素晴らしい ものだと思っています。その理由ですが、 1. 優待で貰える缶詰と言うのは、スーパーであまり見かけないような高級な品物が多くて嬉しい。更に高級な缶詰と言うのはお店で買おうとすると意外なほどに高いので、戴く喜びも格別である。 2. 缶詰というのは何と言っても日持ちがするし、投資家的な観点から見て食料品として「ローリスク・ハイリターン」でウエルバランスな素敵過ぎる存在である。 3. 毎晩の投資の勉強をしながらの晩酌の友として、最適なアイテムが多くて非常に助かる。 あたりです。 極洋は指標的にもまずまず割安ですし、何より優待内容が秀逸です。ここ極洋を筆頭として有力な「缶詰優待株」達は優待族的な観点からして明らかに過小評価されており、私はかれこれもう5年以上は「激おこぷんぷん丸」状態が続いています。これからも優待を楽しみに末永くホールドして応援していく予定です。
Oct 9, 2015

さて大好評を戴いております 「株式投資本オールタイムベストシリーズ」 ですが、第15位は伝説のファンドマネージャーが教える株の公式(林則行著、ダイヤモンド社)です。 最初に読んだ時には、本当に脳天に稲妻が貫くような衝撃を受けました。 この本の第2章の 「株には新高値銘柄と非新高値銘柄しかない。」 という発想は物凄いものです。ウィリアム・オニールのCAN-SLIM投資手法の中のN、「New highs(株価が年初来高値、昨年高値、上場来高値などの新高値つけている。)」の概念を更に一歩進めたものですが、ここまでの考え方はこれまでの自分には全く無かったですし、この本を読まなければこれからも無かっただろうと思います。 そしてこの新高値投資法は まろぴこさん が恐らく採用していると思うのですが、彼の驚異的なパフォーマンスがこの投資法の有効性を如実に物語っています。私自身はどちらかというとバリューに軸足を置いた投資家なので林先生の投資手法を全面的に採用と言うことにはならないのですが、この本を読んで以来、少なくとも新高値を付けたからと言って諦めて買わないということは一切なくなりました。そしてそれまでウィリアム・オニールの本を読んでも、マーク・ミネルヴィニの本を読んでも、どうしても腹の底にストンと落ちなかった「新高値投資法」が自分の中にある程度納得した形でスーッと取り込まれたのを実感したのでした。 それ以外でも第4章の、 「売りの本質は飛び降り(下げ相場は驚くほど速い)」 という表現も素晴らしいと思います。株価の天井はファンダメンタルズよりもテクニカルが速く察知する。「あぁ、これは崩れたな。」と思ったら一目散に逃げ出さなくてはならない。どこか 「マネーの公理」 の中でマックス・ギュンターの言う、「船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。」 というフレーズを想起させる金言だと感じました。 総合的に見て、この本の主張は CAN-SLIM手法のウィリアム・オニール の考え方をベースにして、そこにビッグチェンジを狙うジム・ロジャースや、「ケリーの公式」を基にしたラリー・ウィリアムズ、そしてジャックDシュワッガーのマーケットの魔術師シリーズの投資法のエッセンスを付け加えたものですが、それを実際のファンドマネージャーでもある著者が分かりやすい日本語で、かつ高いレベルで言語化しているところに至高の価値があります。日本人が書いた株式投資に関する書籍としては矢口新さんの 「生き残りのディーリング」 に次ぐ完成度を持つ、珠玉の1冊であると評価しています。
Oct 8, 2015

さて今日もPF概況シリーズです。 261位 9869 加藤産業 (東1、9月優待) △ PF時価総額261位の中堅銘柄は、食品卸4位で独立色の強い加藤産業です。 現在の株価は2654円、PBR1.01、株主持分比率は33.8%、今期予想PER16.33、配当利回り1.7%(44円)、総合利回り2.5%(44+22=66円)で、優待は100株保有で2200円相当の自社製手造りジャムセットです。 実際の優待品を見てみましょう。 加藤産業の優待ジャムは非常に美味しいです。 加藤産業優待ジャムのホットケーキ うまうま手羽先の加藤産業優待マーマレード甘辛ダレ 豚肉の加藤産業優待ブルーベリージャムソテー など、毎年とても楽しく消費しています。 加藤産業は指標的な割高感もありませんし、PF中位で保有していくのに過不足の無い実力派の優待バリュー株と評価しています。これからも優待を楽しみにホールドしながら応援していく予定です。
Oct 6, 2015

さて今日もPF概況シリーズです。 260位 5186 ニッタ (東1、3月優待) ◎ PF260位は、伝導用ベルトの草分け的存在で、シリコンウエハ等精密研磨用パッド製造のニッタ・ハース、自動車用歯付きベルト製造のゲイツ・ユニッタ・アジアという合弁会社2社を有し、営業外利益で高水準の持分益を毎年稼ぎ出しているニッタです。 現在の株価は2833円、PBR1.02、株主持分比率は78.2%、今期予想PER10.72、配当利回り1.7%(48~50円)、総合利回り 2.1%(48+12=60円)で、優待は100株保有で 1200円相当の自社グループ会社製品(バター)です。 ところで私はこのニッタへは今日参戦しました。その理由なのですが、昨日の夜にお酒を飲みながら「TPPが大筋合意か?」というニュースを見ていて、 とツイートした後で急に、「あっ、そういえば自動車部品関連と言えばニッタを欲しい優待株リストに入れたままだ。やべー、買うのをコロッと忘れてた。」と突然に思い出し、調べなおしてやはり良い銘柄(過去10年間の業績も極めて良好かつ安定)なので買ったのでした。 ツイッターというのはなかなかに面白いツールです。書いていて色々な楽しい着想が突然にポポポンと浮かんでくることが良くあるんですね。
Oct 5, 2015

さて今日も通常のPF概況シリーズです。 259位 8008 4℃ホールディングス (東1、2月優待) ◎ PF時価総額259位は、「4℃」ブランドのジュエリーが主力の4℃ホールディングスです。 現在の株価は2717円、PBR1.58、株主持分比率は76.2%で有利子負債は0、今期予想PER19.43、配当利回り1.5%(40円)、総合利回り2.1%(40+16=56円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で2000円相当の優待券もしくは自社グループ商品です。 私は昨年2014年はBの「canal 4℃ベアキーホルダー」を選択しました。 ↑ 檻に入れられての到着です。 4℃ホールディングスは、主力の「4℃」(ヨンドシィ)ジュエリーが、「4℃BRIDAL」(ヨンドシィ ブライダル)、「canal4℃」(カナル ヨンドシィ)などの新ゾーンの展開により最高純益更新が続く絶好調の状態です。そして実際の店舗を見ても、明らかに以前に較べて洗練度が上がっているように感じています。 ここはかつて準主力とし激アツの勝負したこともある銘柄ですが、この数年で往年の輝きを完全に取り戻しつつあるように感じています。そのため今後の株価と業績推移によっては再びの買い増しも検討したいと考えています。
Oct 3, 2015
さて今日は通常のPF概況シリーズです。 258位 6036 KeePer技研 (東マ、6月優待) △ PF258位は、カーコーティング材料の製造卸のほかサービス店舗を直営とFCで展開しているKeePer技研です。現在の株価は1382円、PBRは3.49と激高、株主持分比率は58.9%、今期予想PER23.75、配当利回り0.7%(9円)、総合利回り1.5%(9+15=21円)で、優待は100株保有で (1)3000円相当の自社商品券 または(2)1500円相当のクオカードです。 KeePer技研は指標的には極めて割高ですが、若い会社で今のところ高い成長力を維持しています。そのためPEGレシオ(PERで見ると買えないグロース株を何とか買うために作り出された指標。PEG=PER÷成長率。 2倍以上は割高、1倍以下は割安と判定。)で見れば何とか無理くりすれば買えるかな?というところでシブシブ参戦しました。 ま、こういう銘柄は以前の私なら絶対に死んでも買わなかったと思いますが、今の市場はグロース銘柄を極めて高く評価する傾向が強いので、私も自分の投資行動をそれに合わせて少し修正しているということです。ま、こういったところを手掛けているといずれ痛い目に遭う気が強くしますが、業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。
Oct 2, 2015
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