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さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第36位
バフェットからの手紙 (ローレンス・A・カニンガム著、パンローリング社)

今日はバフェットがいわゆる 「しけモク投資」 について語っている部分を見ていきましょう。この
しけモク投資 (cigar butt investing:もし十分に安い価格で株を買えば、たとえその企業の長期的収益力が悲惨なものであるとしても、まずまずの利益を出すチャンスはあるとする投資手法。道端に落ちているタバコの吸殻であってもタダ同然で拾えば、後ひと吸いだけは出来るということ。)
は、バフェットの師匠である
ですが、バフェットは繊維事業を営んでいたシケシケの2流会社であるバークシャー社の経営権を取得して20年も立て直そうと努力した末に失敗したことから、今ではしけモクに否定的な立場を取っています。

困難なビジネスにおいては、1つの問題の片が付く前に、次の問題が起きるもの
です。 台所に1匹ゴキブリがいれば、それは他にもたくさんいる証拠 なのです。。。 優れた競馬騎手は優れた馬によって良い結果を出すことができますが、ガタガタの老いぼれ馬ではだめ なのです。。。「流砂」の上を走っても、一歩たりとも前進は出来ない。。。 2流の繊維メーカーや百貨店は、自分の娘を結婚させたいような素晴らしい人たちが経営しているというだけでは成功しない。 → 相変わらず神レベルの超絶に分かりやすい比喩表現ですね。

バリュー投資の創始者であるグレアムが愛し、そして私自身も非常に得意としてるこのしけモク投資ですが、弟子のバフェットは数々の失敗経験から明白に否定しています。また同じく「現代最高のバリュー投資家の1人」として知られるジョエル・グリーンブラットも古典的なしけモクには否定的です。このあたりの投資手法の違いというのは非常に興味深いですね。(続く)
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