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【KAMATAKI -窯焚- 】2008年2月23日(土)公開 監督 ・ 脚本 : クロード・ガニオン 出演 : マット・スマイリー / 藤竜也 / 吉行和子 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 KAMATAKI -窯焚- (2008) 」 完成披露試写会■第29回モントリオール世界映画祭 最優秀監督賞 国際批評連盟賞 観客大賞 エキュメニック賞 エアカナダ賞受賞■第56回ベルリン国際映画祭キンダー部門審査員特別賞受賞■2005年第29回モントリオール国際映画祭にて史上初の5冠を達成。 桃山時代に生まれた古代の日本六窯のひとつとされ、古代技術の最高峰と言われた信楽焼の作業を背景に描かれた青年 監督は、カナダ出身のクロード・ガニオン。主演は、本作が本格的映画初主演となるマット・スマイリー。共演は、100タイトル以上の作品に出演して昭和の映画史を支えてきた俳優のひとり藤竜也。同じく、記憶に新しいところでは、「佐賀のがばいばあちゃん (2006) 」で話題を集め、TVに映画に常に昭和のドラマシーンで活躍してきた吉行和子。マット・スマイリーや、リーソル・ウィルカーソンなど本格的映画には初出演なキャスティングを、しっかり脇でベテランが固めています。 Story : 22歳の日系カナダ人のケンは心を閉ざしたまま国際的に著名な陶芸家の叔父・琢磨の住む信楽にやってきた。ケンは自分の傷ついた心を理解しようとしない琢磨の態度にいらだちを覚えながらも、信楽の自然のやさしさ、女性たちとのふれ合い、そしてなによりも、女性を愛し芸術を愛する琢磨の自然体の奔放さに次第に心を開いていく。やがて10日間不眠不休の窯焚が始まる…。「2008年2月23日公開 」 ー 作品情報 より ー カナダ大使館のオスカー・ピーターソン・シアターで行われた、「 KAMATAKI -窯焚- (2008) 」 完成披露試写会 に行ってきました。映画上映の後、クロード・ガニオン監督、藤竜也、吉行和子の三人が登壇し、舞台挨拶を兼ねたミニトークショーが行われました。クロード・ガニオン監督は、日本に住んでいた経験もあり、さすが日本語もなかなかお上手でした。藤竜也と吉行和子はテレビで観ているイメージそのまんまでした。 父親が亡くなった事で自暴自棄になり自殺を図った息子ケンを母親は、ケンの叔父である日本の信楽焼の陶芸家の琢磨に託します。琢磨は陶芸の窯焚を手伝わせることで、甥のケンに自分自身に立ち向って戦う集中力や達成感、女性への愛のあり方を教えようとします。仕事に集中するときのオンと思い切り自身を解放するときのオフの使い分けを楽しむ事が人生の充実感を生み、女性を愛しみ優しくする事で美の観念も豊かになって心が温かくなって行くようでした。 藤竜也演じる琢磨の決して流暢ではないけれど研ぎ澄まされた最小限のブロークンな英語が一言一言心に響きます。 ほんとに自然にケンの心の変遷が感じ取れて、私もケンの気持ちに同化していくのを感じ、共感できました。それから、この映画映画全編を通して、ハリウッド映画が描くような、なんちゃって日本ではない、気取らない普段着の日本の良さを美しく描いている気がしました。 ただ、ガニオン監督の描きたかった性のあり方というか、描き方にはかなり違和感を感じるのも事実です。そして、なぜケンは自殺を図ったかの説明不足なため、父親が亡くなってなぜ死にたくなったのか理解が出来ないところからストーリーが入って行きますので、その辺のところをもう少し描いてくれることで、ケンの心の闇への共感がもっと深まっていたのではないかと思って残念な感じがしましたね~。 ~ おしまい ~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| || || || ∥ MoonDreamWorks Movie riport Index
January 31, 2008
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追悼ヒース・レジャー(Heath Ledger) 安らかに眠れ 肺炎で睡眠薬を飲んだことから【後日正式にニューヨーク市の検視官が断定した、痛み止め、抗不安剤、抗ヒスタミン剤(オクシコドン、ヒドロコドン、ジアゼパム、テアゼパム、アルプラゾラムとドキシラミン)などの処方箋薬の飲み合わせと過剰摂取による中毒】の事故により28歳という若くして亡くなったヒース・レジャーの哀悼の意を込めて、遺作となった公開前の「 アイム・ノット・ゼア(原題) /I'M NOT THERE」 及び 既に完成している「ザ・ダーク・ナイト(原題)/THE DARK KNIGHT」とまだ撮影途中だった「パルナッサス博士の想像力」のご紹介などをしようかと思います。「パルナッサス博士の想像力」の残りのシーンの代役は監督がジョニー・デップで熱望しているそうです。 もう彼の出演作品は見れないのですねo(T^T)o まずは日本未公開の「アイム・ノット・ゼア(原題)」2088年GW公開から・・・・・ 【アイム・ノット・ゼア(原題)】2008年GW公開 監督・脚本・原案 : トッド・ヘインズ 出演 : ヒース・レジャー/ ケイト・ブランシェット 他 観たい度 : ★★★★★ → 観賞後の評価 未鑑賞 原作 : 「 アイム・ノット・ゼア(原題) /I'M NOT THERE(2008)」 ボブ・ディランの激動の半生を映画化した音楽伝記ドラマ 2007年第64回ヴェネチア国際映画祭で本作が、審査員特別賞を受賞し、ケイト・ブランシェットが女優賞を受賞しています ちなみに2005年 第62回 ヴェネチア国際映画祭では、ヒース・レジャーの「ブロークバック・マウンテン (2005)」が金獅子賞を受賞しています。この年、ゴールデン・グローブ賞でも、アカデミー賞でも作品賞、監督賞など多くのノミネート及び受賞に輝いたものの、ヒース・レジャーはノミネートに留まり主演男優賞受賞にはなりませんでした。 監督は、 「ベルベット・ゴールドマイン (1998) 」、「エデンより彼方に (2002) 」で脚本も手がけているトッド・ヘインズ。 主演は、ボブ・ディラン演じ分けた、女優であるケイト・ブランシェットを含めクリスチャン・ベイル、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショーの6人の俳優達。 Story : アメリカ音楽シーンの生きる伝説ボブ・ディランの激動の半生を映画化した音楽伝記ドラマ。様々な年代のボブ・ディランを、クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、リチャード・ギアら6人の俳優たちが演じ分ける「2008年GW公開 」 ー 公式HP より ー 【ザ・ダーク・ナイト(原題) 】2008年夏公開 監督・脚本・原案 : クリストファー・ノーラン 出演 : クリスチャン・ベイル / ヒース・レジャー / マギー・ギレンホール 他 観たい度 : ★★★★★ → 観賞後の評価 未鑑賞 原作 : 「 ザ・ダーク・ナイト(原題) /THE DARK KNIGHT (2008)」 監督は、「バットマン ビギンズ (2005)」、「プレステージ (2006) 」を脚本も手がけるクリストファー・ノーラン。主演は、クリストファー・ノーラン監督作「バットマン ビギンズ (2005) 」、「プレステージ (2006)」と続けてタッグを組んだ、クリスチャン・ベイル。共演は、同じく「バットマン ビギンズ (2005) 」、「プレステージ (2006)」と日本で言えば山田組(笑)ならぬノーラン組のマイケル・ケイン。過去には、「サイダーハウス・ルール (1999) 」、「ウォルター少年と、夏の休日 (2003) 」など100タイトル近い作品に出演しています。脇には、名優ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンが名を連ねています。 そして、バットマンを演じるクリスチャン・ベイルとダブル主演としてキャスティングされ、私は常々ポストジョニー・デップと思っていた、将来有望なの才能の持ち主、なぜにこんなにも早く命を落としてしまったのか、その才能を惜しむファンが多数いると思われるヒース・レジャー(Heath Ledger)28歳です。今回は悪役ジョーカーを演じます。ヒース・レジャーは新作の出演をキャンセルするほどの熱の入れようで、もの凄い迫力で超恐いジョーカーを迫真の演技で演じていますね、(涙) o(T^T)o Yahooで動画が公開されています。(CMに続きマギー・ギレンホールとヒースのインタビューもあります。o(T^T)o) 公式HPには彼への哀悼の言葉が・・・・・ YOU TUBE では、各種動画が公開されています。「Batman: The Dark Knight - (Heath Ledger Found Dead!) 」 * 「亡くなったヒース・レジャーが撮影中だった『パルナッサス博士の想像力』で、レジャーの代わりにジョニー・デップの出演をテリー・ギリアム監督が望んでいるとメディアが報じた。スタジオ関係者がイギリスのサン紙に語ったところによると、映画の中でレジャーが魔法の鏡の中に落ちるシーンがあるという。この鏡を通り抜けたあとにジョニー・デップとして現れることはストーリーとして成り立つという見方らしい。「変わったストーリーのタイムトラベル・ファンタジーだから、ヒースの外見が変わることはおかしくない」と関係者はコメントしているとのこと。(シネマトゥデイ)」 今後もこのページで彼について偲んでいくつもりです。 ~ つづく ~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| || || || ∥ MoonDreamWorks Movie riport Index
January 28, 2008
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【母べえ 】2008年1月26日(土)公開 監督 ・ 脚本 : 山田洋次 出演 : 吉永小百合 / 浅野忠信 / 檀れい 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : 野上照代 『母べえ』(オリジナル題『父へのレクイエム』) 「 母べえ (2008) 」 監督は、「幸福の黄色いハンカチ 」で1977年日本アカデミー賞監督賞及び脚本賞を受賞し、「男はつらいよ」シリーズ、「釣りバカ日誌」シリーズ、と昭和の時代から日本のお茶の間で最も愛される作品を作り続け、2003年アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『たそがれ清兵衛(2002)』をはじめとする、『隠し剣 鬼の爪(2004)』、『武士の一分(2006)』の時代劇三部を作り上げた作山田洋次。 主演は、120タイトル以上の映画に出演し、「 おはん (1984) 」、「つる-鶴- (1988) 」、「長崎ぶらぶら節 (2000) 」、「北の零年 (2004) 」の四作で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞している、吉永小百合。 共演は、夫役に坂東三津五郎。「サッド ヴァケイション (2007)」の浅野忠信。セルゲイ・ボドロフ監督、浅野忠信主演の「モンゴル/Mongol」が2008年第80回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。受賞の行くへが気になりますね。 そして、「武士の一分」に続いて山田洋次監督作品に出演する檀れい。 脚本は、自身の幼い頃の家族の思い出を綴った野上照代のノンフィクション小説「母べぇ」をもとに山田洋次監督が手がけています。 Story : 舞台は、昭和15(1940)年の東京。夫の滋と二人の娘とつましくも幸せに暮らしていた野上佳代。その平穏な暮らしは、ある日突然、滋が治安維持法違反で検挙されてしまったことで一変する。戦争反対を唱えることが、国を批判するとして罪だったこの時代、平和を願う信念を変えない限り、滋は自由の身には戻れない。滋の元教え子の山崎や義理の妹の久子、型破りな性格の叔父・仙吉たちの優しさに助けられながら、佳代は娘たちを育て家計を支えるため奔走する。しかし、新年を迎えても滋は帰らず、やがて日本はアメリカとの戦いに突入していく「2008年1月26日公開 」 ー 公式HP より ー 戦争を描いている時代と言えば、最も敗戦色濃い時代、今もなお生存者の生の声が残っている、昭和20年に無条件降伏に向かうまでの破滅の時代ではないでしょうか。この映画も昭和15年からその無条件降伏をする昭和20年頃までの時代に生きていた野上照代の生の戦争体験を思い出という形で綴られた母の物語。60過ぎの吉永さんが30代の母を演じるのは少し無理があるのでは、っと思っていましたが、お年の割にはまだまだお美しく若々しい吉永さんは案外違和感を感じさせずに好演していました。静かで淡々と描かれているものの、正しいことを正しいと言えない、間違っていることを間違っていると言えば罪になり投獄されてしまう、こんな時代に生まれてこなかった事を心から良かったと言う思いですね。作り話ではない生の実体験を思い出として描かれているだけに、静かにじんわりと感じさせられるそんな映画でした。母べえ~ おしまい ~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| || || || ∥ MoonDreamWorks Movie riport Index
January 27, 2008
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ゴールデン・グローブ賞の発表が一段落して、次はいよいよアカデミー賞のノミネートが発表されましたね。ゴールデン・グローブ賞に比べてジャンル分けがないアカデミー賞では、ある程度作品が絞られて来ていますね。ざっと眺めて観ると「JUNO/ジュノー」などの明るいエンターテイメントが少なくて悲しいドラマやクライムものやサスペンス系が多いように感じます。特にミュージカルにいたっては、壮絶な人生を駆け抜けたエディット・ピアフとホラーの「スウィーニー・トッド」と、もろ暗いですものね~アカデミー会員が好むとされる愛のストーリーは今回は少ないように思います。私の作品賞の予想は、最多ノミネートされたコーエン兄弟監督作品のバイオレンス・サスペンス『ノーカントリー』(3月15日公開)か、ゴールデン・グローブ賞最多ノミネート作品「つぐない」と踏んでいますが、どんなものでしょうか・・・・・・どちらにせよ、未見の作品ばかりなので、予想しようがないですね、いつもながら(笑)第80回アカデミー賞授賞式は2008年2月24日(日本時間2月25日)です。WOWOWとムービー・プラスで授賞式の模様が放送される予定です。私は、用事があって、リアルタイムにテレビの前にいることが出来ないので、夕方にでも結果を確かめる予定です。後日プチ予想もしてみようかと・・・・【作品賞】 『つぐない』 『JUNO/ジュノー』 『フィクサー』 『ノーカントリー』 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』【監督賞】 ポール・トーマス・アンダーソン 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン 『ノーカントリー』 トニー・ギルロイ 『フィクサー』 ジェイソン・ライトマン 『JUNO/ジュノー』 ジュリアン・シュナーベル 『潜水服は蝶の夢を見る』【主演男優賞】 ジョージ・クルーニー 『フィクサー』 ダニエル・デイ=ルイス 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 ジョニー・デップ 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 トミー・リー・ジョーンズ 『告発のとき』 ヴィゴ・モーテンセン 『イースタン・プロミセズ(原題)』【主演女優賞】 ケイト・ブランシェット 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 ジュリー・クリスティ 『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』 マリオン・コティヤール 『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』 ローラ・リニー 『ザ・サベージズ(原題)』 エレン・ペイジ 『JUNO/ジュノー』【助演男優賞】 ケイシー・アフレック 『ジェシー・ジェームズの暗殺』 ハビエル・バルデム 『ノーカントリー』 フィリップ・シーモア・ホフマン 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 ハル・ホルブリック 『イントゥ・ザ・ワイルド(原題)』 トム・ウィルキンソン 『マイケル・クレイトン(原題)』【助演女優賞】 ケイト・ブランシェット 『アイム・ノット・ゼア』 ルビー・ディー 『アメリカン・ギャングスター』 シーアシャ・ローナン 『つぐない』 エイミー・ライアン 『ゴーン・ベイビー・ゴーン(原題)』 ティルダ・スウィントン 『フィクサー』【脚本賞】 『JUNO/ジュノー』 『ラース・アンド・ザ・リアル・ガール(原題)』 『フィクサー』 『レミーのおいしいレストラン』 『ザ・サベージズ(原題)』【脚色賞】 『つぐない』 『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』 『潜水服は蝶の夢を見る』 『ノーカントリー』 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』【撮影賞】 『ジェシー・ジェームズの暗殺』 『つぐない』 『ノーカントリー』 『潜水服は蝶の夢を見る』 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』【視覚効果賞】 『ライラの冒険 黄金の羅針盤』 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』 『トランスフォーマー』【外国語映画賞】 『ヒトラーの贋札』(オーストリア) 『ボーフォート -レバノンからの撤退-』(イスラエル) 『モンゴル(原題)』(カザフスタン) 『カティニャ(原題)』(ポーランド) 『12』(ロシア)【長編アニメ賞】 『ペルセポリス』 『レミーのおいしいレストラン』 『サーフズ・アップ』
January 23, 2008
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【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】2008年1月19日(土)公開 監督 : ティム・バートン 出演 : ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム・カーター/ 他 期待度 : ☆☆☆ → 観賞後の評価 ★★★★ 原作 : クリストファー・ボンド / 作詞・作曲 : スティーブン・ソンドハイム 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 / Sweeney Todd:The Demon Barber of Fleet Street (2008) 」 トニー賞8部門に輝くスティーブン・ソンドハイム作の同名ミュージカルの映画化です。 2008年1月13日(日本時間14日午前11時)からの第65回ゴールデングローブ賞受賞者発表でみごとにミュージカル部門での作品賞&8度目のノミネートの今回、初のジョニーの主演男優賞が実現しました。 熱狂的なファンならずとも今や最も注目される俳優となったジョニーの受賞は皆が望んだ結果ではないでしょうか。 しかし、残念ながら今年の授賞式はアメリカ脚本家組合(WGA)のストライキに俳優協会も賛同することになり事実上中止と言うことになってしまいました・・・・ジョニー本人も王様のブランチのインタビューで残念だと感想をもらしていましたね。そんなこんなで、延期になった「シャンタラム(原題)」、「ラム・ダイアリー(原題)」の二作の前にジョニーの次回作は、マイケル・マン監督とのタッグ、米バニティ・フェア誌特約記者ブライアン・バローが書いたノンフィクション小説「Pubric Enemies: America's Greatest Crime Wave and the Birth of FBI, 1933-34」でジョニーは犯罪王デリンジャーを演じる予定で、今年三月にクランクインするそうです。 さて、肝腎な本作は、何度もブロードウェイで上演され、アメリカで最も権威のあるミュージカルの賞である、トニー賞にも輝いた現代ミュージカルの決定版。「ジョニー・デップ史上最も怖く、最も美しい映画」 と絶賛の声が上がり、本作ではデップが本格的な歌声も披露しています。 監督は、ジョニーと6度目のタッグとなるティム・バートン。 主役は、勿論、最もファンを大切にしてくれるベストサイナー・オブ・ザ・ワールド、ジョニー・デップ。 今回は、デビュー作のエルム街ではなく、フリート街が舞台、初心に戻って悪魔つながりと言うことで(っとエルムの場合はロバート・イングランド演じるフレディが悪魔だったので、まったく脈絡のないつながりではあったりするけど(笑)・・)、今までのキャリアの集大成ともなる本作で主演男優賞を受賞したことは、ジョニーにとって大変意義のある年となりますね。 Story : 19世紀、ロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン・バーカーは愛する妻と娘と共に幸せに暮らしていた。しかし、美しい妻に恋をしたターピン判事の陰謀で、バーカーは無実の罪を着せられ、投獄されてしまう。15年後、妻と娘を奪われたバーカーはスウィーニー・トッドと名前を変え、フリート街に戻って来た。理髪店を構え、パイ店の店主、ミセス・ラペットの協力を得て、ターピン判事への復讐を始める。「2008年1月19日(土)公開 」ー より ー 【STAFF】監督:ティム・バートン脚本:ジョン・ローガン作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム(スティーブン・ソンドハイムとヒュー・ホウィーラーによるトニー賞受賞ミュージカル「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」に基づく)原作戯曲:クリストファー・ボンド製作:リチャード・D・ザナック ウォルター・パークス ローリー・マクドナルド ジョン・ローガン製作総指揮:パトリック・マコーミック撮影:ダリウス・ウォルスキー 美術:ダンテ・フェレッティ 編集:クリス・レベンゾン 衣装:コリーン・アトウッド共同製作:カッタリー・フラウエンフェルダー 【CAST】スウィーニー・トッド=ジョニー・デップミセス・ラベット=ヘレナ・ボナム=カーターターピン判事=アラン・リックマン役人バムフォー=ティモシー・スポールアドルフォ・ピレリ=サシャ・バロン・コーエン トビー=エドワード・サンダースルーシー=ローラ・ミシェル・ケリージョアンナ=ジェイン・ワイズナーアンソニー・ホープ=ジェイミー・キャンベル・バウアー ミュージカルなので歌うのは当然として、ジョニーが歌うのが楽しみの一つでしたが、最初から歌っていてびっくり、いや、何度も言うようにミュージカル映画なので当然と言えば当然ですが(笑)クライマックス部分で時々歌うのかなっと・・思っていたもので~ココまで本格的なミュージカル映画になっているとは夢にも思いませんでした。邪悪なターピン判事の横恋慕の犠牲となり、無実の罪で終身刑でオーストラリアに流刑されたベンジャミン・バーカーが、15年後に脱獄してスウィーニー・トッドとして復讐の為にロンドンに戻ってくるシーンから始まります。復讐を誓って戻って来たテムズ川の船上で歌う「 No Place Like London 」でスタートします。 歌詞その他については、文字制限の関係で載せきれなかったので、私のメインブログ(MooonDreamWorks☆FC2)のほうでご確認ください。 妻ルーシーと娘ジョアンナとのつかの間の幸せだったシーンは、光に満ちていて、まばゆいばかりのパステルな色彩を使い、その他のシーンはすべて、カミソリの犠牲者の血の色以外はほとんどがセピア色で、復讐の鬼と化して殺人を繰り返す“スウィーニー・トッド”の、ダークで重い破滅の物語が暗がりの中で効果的に表現されています。私が思うに、このミュージカルがこれほどまでに長い間愛され続けて長く演じられて来たのは、復習がテーマとなっている映画ではありますが、結局のところそれぞれの悪人は気前よくと言うか惜しげもなくというか一掃され、最後には正義が勝つ的な普遍的な終わり方が童話的だからではないかと思いました。ミュージカル自体は未鑑賞ですし、あらすじも読まずに他の情報を極力入れずに鑑賞に望みましたので、ジョニー・デップが復習の鬼と化した悪魔を演じることで、ある意味イメージとして、あたかも悪魔がヒーローになった映画になってしまっているのではないかと言う懸念もありつつ、それもありかなと言う考えもありましたが、意外にもこのストーリーは、色々な意味で勧善懲悪で結末を迎えていました。 この映画は、おすすめ映画であって、おすすめ切れないのは、やっぱりこれってホラーですからね。しかもホラーの中でもスプラッタ系です。どばーっと鮮血が飛びまくる映像や人肉を想像させる挽肉を挽くシーンなど、血を見るのが恐い方、苦手な方には到底おすすめ出来ません。かく言う私もホラーは苦手なのでほとんど観ません・・・自他共に認める恐い映画が大嫌いな私でもこの映画を観ることが出来たのは・・・・ジョニー主演&監督がティ・バートンで、おまけにドリームワーススの映画だから特別・・・っという感じです。映像のどこかしこにもドリームワークスの映像に溢れ、ティム・バートンワールドが炸裂し、ジョニーのカリスマな演技が生んだホラーの傑作です。本来なら、汚い&有害動物、有害昆虫の代名詞とも言えるねずみがちょろちょろし、ミセス・ラベットの作っているパイの生地の周りにはゴキちゃんがカサカサ・・っと蠢いては、パイの中にめり込まれて行くところなど、ドリームワークスのしゃれっ気たっぷりな映像そのものが気持ち悪くて可笑しいです。ジョニー・デップにもヘレナ・ボナム=カーターにもこの二人だからこそ醸し出される独特の雰囲気と演技の妙が映画全体のグレードを上げているかんじがします。そして、全員俳優が吹き替えなしで望んだ歌もみな素晴しいの一言です。特に、ベンジャミン・バーカーの娘ジョアンナを演じたジェイン・ワイズナーの歌声は本物ののミュージカル・スターのように素敵な歌声でした。脱獄してスウィーニー・トッドとして生まれ変わった、ベンジャミン・バーカーを助けた青年アンソニーとジョアンナの愛も、悲惨な復讐劇の中にあって、ピュアな救いの休息と癒しを挟む効果的なストーリーになっています。 そして、トッドに憧れるがゆえに歪んだ悲しい裏切りのミセス・ラベット愛情、自分を無償の愛で救ってくれたトビーのミセス・ラベットの母性への愛情・・・・単なる復讐劇に終わらない、そしてその愛情が故に訪れるラストの衝撃の結末・・・・・なんといろいろなものをよくもこんな短い時間の中で表現したかと、関心させられる時間でした。一見の価値はあるかと・・・・思います。 ただ、この芸術品とも言えるこのホラー作品に、私が満点をつけなっかた理由は、同じミュージカルの最高峰とうたわれた「オペラの座の怪人(2005)」を基準としたからです。あの映画を観たときの衝撃的感動は感じられなかった事や何度でも観たくなる映画かと言えばそうでもないところです。勿論DVDが出たら予約してでも買うでしょうが(笑)・・・・・そして、もうひとつの理由は観る人を選ぶ点に加え、あくまでも歌を堪能するミュージカルとしては成立しているストーリーであって、映画としての盛り上がりには多少欠ける点があるからです。~おしまい~
January 22, 2008
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【東京少年 】2008年2月2日(土)公開 監督 : 平野俊一 出演 : 堀北真希 / 石田卓也 / 草村礼子 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 「 東京少年 (2008) 」 完成披露試写会 『東京少年』は、もともとはBS-iとBS-フジの共同製作番組『68 FILMS』で放送されていた『東京少女』シリーズ9作品の中の3本の映画化です。 監督は、TVドラマなどを手がけてきた平野俊一。 本格的な長編映画は本作が初となります。主演は、「ALWAYS 続・三丁目の夕日(2007)」の堀北真希。 共演は、『リアル鬼ごっこ』の石田卓也 。脚本は、「恋空(2007)」の渡邉睦月 。プロデュースは、『恋する日曜日 私。恋した』以来再び丹羽多聞アンドリウ 。BS-iのプロデューサーで、150本のドラマや映画を手がけていて、過去に彼が手がけた作品はすべて黒字となっているそうです。 Story : 幼い頃に両親を亡くした“みなと”(堀北真希)は、祖母と一緒に穏やかに暮らしていた。そんな彼女が唯一、心を許して本音を打ち明けられるのが、文通相手の“ナイト”だった。嬉しいことも悲しいことも、彼になら素直に語りかけられる。みなとは今日も丘の上のポストに手紙を出しに行く。だが、ナイトについては同い年の「男の子」ということ以外は何もわからなかった。ある日、アルバイト先のコンビニで出会った浪人生のシュウ(石田卓也)にほのかな恋心を抱いたみなとは、ナイトへの手紙で「好きな人ができた」と告白する。そしてむかえた初めてのデート。二人の距離を縮めるかのように、シュウはみなとにカメラを向ける。親の後を継ぐために医学部を目指しながらも写真家になる夢をあきらめきれないシュウをあたたかく見守り、応援したいと思うみなとだったが、その直後に意識を失ってしまう。次に目を覚ますと、シュウはなぜか別人のようによそよそしい態度になっていた。みなとは以前からときどき記憶がなくなることがあった。やがて告げられた一方的な別れ。みなとはナイトに苦しい胸の内を書きつらねる。しかし実は、ナイトこそがみなとの恋路を邪魔した犯人だった。みなとに密かに好意を寄せていたナイトは、嫉妬してシュウとの仲をこわそうとしていたのだ。そうとは知らないみなとは、今こそ本気でナイトに会って話してみたいと願う。手紙の住所を頼りにたどり着いた夜の廃校で、鏡の中からふと自分を見つめる視線を感じるみなと。その瞬間、もう一人の少年も同じ鏡の前に立っていた。それはみなとであり、ナイト(堀北真希・二役)だった。決して会えない二人。あまりに切なすぎるこの恋の行方は……? 「2008年2月2日公開 」 ー 公式ブログ より ー 今年一番の寒さと、このところ毎日のように記録が更新される寒かった昨日、平野俊一監督、丹羽多聞アンドリウプロドューサー、主役の堀北真希と石田卓也が登壇予定の完成披露試写会に行って来ました。適度な段差もあってシートがゆったりしててスクリーンの幅にあっていて細長いので、映画鑑賞するのに当たりはずれの席がない会場なので、直前に行ってもいつもならそれほど列は出来ないのに、さすが堀北真希ちゃん人気なのか、私が到着した30分前にはもうすでに長蛇の列が出来ていました。それにしても風がビュービュー吹いていて寒かったです。司会はTBSの青木アナ。4人が登壇しました。 青木アナの質問に対して四人とも丁寧に答えていました。中には、せっかく舞台挨拶があってもコメントもなにも考えて来ていないような、ほんとに挨拶だけのために登壇している俳優もいる中( 「別に・・・」の人もいるくらいですから、気持ちよく挨拶してくれるだけましですけどね(笑)。)、この舞台挨拶は、来て良かったと思える良い時間でした。特に堀北真希ちゃんは、この役柄にかけていた思いや難しかったシーンなどを頑張って一生懸命答えていて大変好感が持てました。ドラマ『花ざかりの君たちへ ~イケメン♂パラダイス~』で既に女の子でありながら男子生徒になりすまして男子校に転入してくると言う男装の高校生役を既に経験していた経緯があってか?本作も女の子でありながら男としての別人格を持つと言う難しい役はかなりかっこよくこなしています。ドラマの時は、なぜこれでばれない?のだろうかと思えるほど(笑)、男の子にはなりきれていませんでしたが、本作のナイト役はかなり男の子になりきれている感じがしました。プロデューサーの丹羽多聞アンドリウが語っていたように、TVドラマの役柄からステップアップして確実に進化していく将来の大物女優の姿が想像出来るオーラをまとってきたかのようです。ストーリー全体の流れはいたってありふれた感があって、展開が読めまくりな感じですが、それぞれの登場人物ごとの視点からの出来事のシーンの交錯のさせ方が巧いなと思いました。幼い頃から虐待を受けたり、生死を分けるほどの耐えられない肉体的、精神的苦痛を与えられたとき、人間にはその受け入れがたい事実を忘れて自分の人格が壊れるのを避けたり、または自己防衛本能があって、時々稀に潜在意識の欲求を満たすための別人格を創り出してしまう事があるようですが、真希ちゃん演じる主人公の藤木みなとは、その後者ですが、時々記憶が無くなるとしか自覚しておらず、みなとが作り出しているナイトと言う別人格の苦悩を核に描かれています。専門的観点から言えばつっこみどころなのでしょうけれど、ここは難しいことは抜きにファンタジーとして受け入れるとして。登場人物はほとんど四人・・・・・・。真希ちゃんの演技がほとんどという感じになってしまっているので、もう少し石田卓也演じる浪人生のシュウに役割のウエイトを持たせて欲しかった感がありますね。結局はシュウが頑張るんだけど、ちっともストーリーの中で生きていません。なさけない男という印象しか残らないのは、ストーリー上ちょっとイメージが違って入る気がしてならなかったです。真希ちゃんの舞台挨拶が良かったので、おかげで映画も楽しめたので★一個サービスです。真希ちゃんファンや中高生などのティーンムービーという感じですかね。 主題歌: 浜田真理子 『LOVE SONG』 ~ おしまい ~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| || || || ∥MoonDreamWorks Movie riport Index
January 18, 2008
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2008年第65回ゴールデン・グローブ賞が発表されました。(2008年1月13日、日本1月14日) ハリウッド脚本家組合のストライキにより俳優組合も足並みを揃えた形になり、ゴールデン・グローブ賞の授賞式は中止になりましたが、受賞者達の華麗なレッドカーペットのないひっそりとしたビバリー・ヒルトンホテルで発表のみが行われました。 やはり周囲の予想通りドラマ部門では7部門ノミネートされた「つぐない」が受賞し、ミュージカル・ドラマ部門では4部門ノミネートされた「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」が受賞しました。 そして無冠の帝王ジョニー・デップがとうとう念願の主演男優賞を受賞しましたね~~ ♪これによって、アカデミー賞でオスカーを手にするジョニーの姿も夢ではない位置にまできました。ただ、授賞式の晴れ姿を観れるのは、ストライキがそれまでに回避されればと言うことになります。 私が、ジョニーとともに受賞の行方が気になっていたドラマ部門のキーラは惜しくも主演女優賞は逃してしまいました。 【作品賞-ドラマ-】『つぐない』2008年春より単館系全国順次公開■ノミネート 『アメリカン・ギャングスター』 『イースタン・プロミセズ(原題)』 『ザ・グレート・ディベーターズ(原題)』 『マイケル・クレイトン(原題)』 『ノーカントリー』3月15日(土)公開 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(原題)』 【作品賞-ミュージカル/コメディ-】『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』1月19日(土)公開■ノミネート 『アクロス・ジ・ユニバース(原題)』 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 『ヘアスプレー』 『ジュノー(原題)』 【長編アニメ賞】 『レミーのおいしいレストラン』■ノミネート 『ビー・ムービー』 『ザ・シンプソンズ MOVIE』 【主演男優賞-ドラマ-】 ダニエル・デイ・ルイス『There Will Be Blood/ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(原題)』GW公開予定 ■ノミネート ジョージ・クルーニー 『マイケル・クレイトン(原題)』 ジェームズ・マカヴォイ 『つぐない』 ヴィゴ・モーテンセン 『イースタン・プロミセズ(原題)』 デンゼル・ワシントン 『アメリカン・ギャングスター』 【主演女優賞-ドラマ-】ジュリー・クリスティ『Away From Her/アウェイ・フロム・ハー(原題)』未定■ノミネート ケイト・ブランシェット 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』 ジョディ・フォスター 『ブレイブ ワン』 アンジェリーナ・ジョリー 『マイティ・ハート/愛と絆』 キーラ・ナイトレイ 『つぐない』 【主演男優賞-ミュージカル/コメディ-】ジョニー・デップ『Sweeney Todd/スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』1月19日(土)公開 ■ノミネート ライアン・ゴズリング 『ラーズ・アンド・ザ・リアル・ガール(原題)』 トム・ハンクス 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 フィリップ・シーモア・ホフマン 『ザ・サベージズ(原題)』 ジョン・C・ライリー 『ウォーク・ハード・ザ・デューイ・コックス・ストーリー(原題)』 【主演女優賞-ミュージカル・コメディ-】マリオン・コティヤール『La Vie En Rose/エディット・ピアフ~愛の讃歌』公開済■ノミネート エイミー・アダムス 『魔法にかけられて』 ニッキー・ブロンスキー 『ヘアスプレー』 ヘレナ・ボナム=カーター 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 エレン・ペイジ 『ジュノー(原題)』 【助演男優賞】ハビエル・バルデム『No Country for Old Men/ノーカントリー』3月15日(土)公開■ノミネート ケイシー・アフレック 『ジェシー・ジェームズの暗殺』 フィリップ・シーモア・ホフマン 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 ジョン・トラヴォルタ 『ヘアスプレー』 トム・ウィルキンソン 『マイケル・クレイトン(原題)』 【助演女優賞】ケイト・ブランシェット『I'm Not There/アイム・ノット・ゼア』未定■ノミネート ジュリア・ロバーツ 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 シーアシャ・ローナン 『つぐない』 エイミー・ライアン 『ゴーン・ベイビー・ゴーン(原題)』 ティルダ・スウィントン 『マイケル・クレイトン(原題)』 【監督賞】ジュリアン・シュナーベル『The Diving Bell and the Butterfly/潜水服は蝶の夢を見る』(仏/米)2月9日(土)公開 ■ノミネート ティム・バートン 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン 『ノーカントリー』 リドリー・スコット 『アメリカン・ギャングスター』 ジョー・ライト 『つぐない』【脚本賞】『No Country for Old Men/ノーカントリー』3月15日(土)公開■ノミネート 『つぐない』 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』 『潜水服は蝶の夢を見る』 『ジュノー(原題)』【作曲賞】『Atonement/つぐない』単館系全国順次公開■ノミネート 『Eastern Promises/イースタン・プロミス』『Grace Is Gone/グレース・イズ・ゴーン』『Into the Wild/イントゥ・ザ・ワイルド』『The Kite Runner/君のためなら千回でも』 【外国語映画賞】『The Diving Bell and the Butterfly/潜水服は蝶の夢を見る』(仏/米)2月9日(土)公開■ノミネート 『4ヶ月、3週と2日』 『君のためなら千回でも』 『ラスト、コーション』 『ペルセポリス』 ~おしまい~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| || || || ∥
January 15, 2008
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【ビー・ムービー】2008年1月26日(土)公開 監督 : スティーヴ・ヒックナー 出演 : ジェリー・サインフェルド/レネー・ゼルウィガー/マシュー・ブロデリック 他 期待度 : ☆☆☆ → 観賞後の評価 ★★★ 「ビー・ムービー / BEE MOVIE (2008) 」 <字幕スーパー版> 12月13日発表された第65回ゴールデン・グローブ賞で『レミーのおいしいレストラン』 『ザ・シンプソンズ MOVIE』と共に長編アニメ賞にノミネート! 監督は、ドリーム・ワークスのアニメーション映画「プリンス・オブ・エジプト (1998)」のスティーヴ・ヒックナー。声の出演: ジェリー・サインフェルド→ バリー・B・ベンソン (主人公のミツバチ)レネー・ゼルウィガー → ヴァネッサ・ブルーム (バリーの命の恩人)マシュー・ブロデリック → アダム・フレイマン (バリーの親友)ジョン・グッドマン → レイトン・T・モンゴメリー (弁護士)クリス・ロック→ シカッチ (ヘラジカの血が好物の人間界で出会った蚊)パトリック・ワーバートン→ ケン (ヴァネッサの元恋人) 音楽は、「ホテル・ルワンダ (2004)」や「もしも昨日が選べたら (2006)」、「森のリトル・ギャング (2006) 」に続くルパート・グレグソン=ウィリアムズ。 Story : 大学を卒業したばかりの若きミツバチ、バリー。でも、社会に出たバリーはハチの世界では決められた仕事しか出来ないと知ってがっかり。外の世界を見たいバリーは生まれて初めて巣の外に。ニューヨークの街に冒険に出かけたバリーは人間に踏み潰されそうになるが、花屋を経営するヴァネッサに助けられる。「人間と話してはならない」というハチの世界の掟を破り、バリーはヴァネッサと友達になるが…。「2008年1月269日(土)公開 」ー より ー 蜂の一生と言えば、生まれ落ちて既に役割が決まっていて、蜂蜜を作るために死ぬまで働きます。この映画の中では、巣の外に出かけていって花から蜜を集めて来る花粉レンジャーと巣の中から一生出ずに働く3000種類の仕事に就く働蜂。実際に巣から出て花の密や花粉を集める蜂は雌の蜂だけなのですが、本作では主人公のバリーが憧れる職業として花粉レンジャーを雄に設定されています。 そして、「ビー・ムービー」の「 Bee 」は、低予算映画のB級のBと蜂BeeのBをかけたタイトルとなっています(笑)スピルバーグ監督らしいいたずらっぽいエピソードですね。 肝腎な映画の感想はと言うと、風邪気味で薬を飲んでいたせいか、字幕版で鑑賞したのですが、なんだかすご~っく早口で、ット言うか、字幕だから関係ないじゃんっとつっこみが入りそうですが(笑)、別に寝ちゃった瞬間はないと思うのですが、とにかくその早口なテンポによって自分の頭がガクッとなって、やばい寝そうだ・・・・っと思う瞬間が3回ありました。吹き替えで観たらどうだったかと気になるところです。 一生巣の中で、死ぬまで同じ仕事をして行く生き方に疑問を持ち花粉レンジャーにまじって下界へ出て、雑誌で叩かれあやうくつぶされる危ない目に遭ったところを、命を救ってくれた花屋のヴァネッサと友達になり、スーパーマーケットにずらりと並ぶ蜂蜜の瓶を見つけて自分たちが一生をかけて作っている蜂蜜が盗まれているのに気がつき、裁判を起こすと言うストーリーです。 蜂の世界の「トークの帝王」ラリー・キングがいたりとか、裁判に負ける事によって蜂蜜のCMに使われている俳優が人気が落ちて仕事がなくなったりとか、細々とドリーム・ワークスらしいコネタが笑えます。どんな仕事でもなくてはならないものだというメッセージを含むアイデアは凄く良いですし、つまらないわけでもないのですが、ローティーン向けなのか、展開はいたってシンプルです。結果、私のように風邪気味だったりちょっとお疲れ気味だったりする大人にはちょっと危ない(笑)映画かも・・・。 映像は全体的に綺麗ですが、特にヴァネッサの表情を作っているCGが凄く良いです。目の表情がとっても魅力的でした。ビー・ムービー~ おしまい ~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| || || || ∥MoonDreamWorks Movie riport Index
January 12, 2008
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【シルク】2008年1月19日(土)公開 監督 ・ 脚本 : フランソワ・ジラール 出演 : マイケル・ピット/キーラ・ナイトレイ/役所広司 他 観たい度 : ★★ → 観賞後の評価 ★★★ 原作 : アレッサンドロ・バリッコ 『絹』(白水社刊) 「 シルク/ SILK (2008) 」 <ネタばれに相当する内容が含まれるかも知れません> この作品が私の2008年試写初めです。 監督は、カナダ出身の監督「レッド・バイオリン (1998) 」の フランソワ・ジラール 。 主演は、 「ラストデイズ(2005)」のマイケル・ピット。ヒロインには、「パイレール・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイ。「プライドと偏見(2005)」で2005年・第78回アカデミー主演女優賞にノミネートされ、今年ゴールデン・グローブ賞では、「つぐない(2008)」でドラマ部門の主演女優賞にノミネートされていましたが、今年はハリウッドの脚本家組合のストライキに俳優組合が協力して足並みを揃えた結果になったためゴールデン・グローブ賞が中止になりました。キーラやジョニー・デップなどもアカデミー賞でもノミネート確実となっていただけに残念な感じがしますね。 舞台が19世紀のフランスから遙か極東の日本までも跨って描かれる為、日本の、「バベル(2007)」の役所広司や「電車男 (2005) 」で一躍スポットをあびることとなり、「嫌われ松子の一生 (2006) 」では2006年・第30回日本アカデミー賞 主演女優賞を受賞、「自虐の詩 (2007) 」でも益々演技派女優として注目される中谷美紀、「NANA2 (2006) 」のシン役の本郷奏多などが出演しています。そして、主人公が一目惚れしていまう謎の少女役に、第2の菊池凛子になるのでは?と噂される芦名星が大抜擢されています。音楽は、坂本龍一が担当しています。さすが教授の音楽はいいな~~♪ Story : 1860年代のフランス。蚕の疫病が発生したことにより、エルヴェ(マイケル・ピット)は妻・エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)をフランスに残し、世界でもっとも美しい絹糸を吐く蚕の卵を求めて日本へと旅に出る。そして幕末の日本へと到着したエルヴェは、蚕産業者の原十兵衛(役所広司)が連れていた、絹のように光る白い肌の少女(芦名星)に目を奪われる。フランスに帰国してからもその少女の姿が頭から離れないエルヴェは、在仏日本人のマダム・ブランシュ(中谷美紀)の力を借りて再び日本へと向かうが…。『 「2008年1月19日(土)公開 」 ー より ー 静かだ・・・・・とっても静かで淡々とした時が流れていきます。秘密の日記にも似た主人公エルヴェのナレーションで淡々と語られて流れて行くストーリー展開に、当初、(・・。)ん?・・・なんだ?なぜだ?・・・・的な解らないことばかりでストーリーは展開していきます。あまりにも説明の少ない最小限な台詞と映像で勧められるストーリー展開に、途中から、なるほど、これは主人公の立場や気持ちになって行間を読みながら観る映画なのだと開眼・・・・・話の軸となっているのは、フランスのシルク工場で蚕の謎の疫病で全滅寸前の危機を打開するべく、遠くエジプトや日本まで健康な蚕の卵を買い付けてくるために命がけで旅する中で、漆黒の黒髪を持ついわば魔性を秘めた謎の女に出会い魅了されてしまった主人公の、愛する妻の幸せな日常と惹かれて病まない魔性の女との危うい一目惚れの間で揺れ動く男の人生でした。ット言うことは、最初から、蚕がどうしたこうした的な細かいことは自然に聞き流してよかったんだ~~。 舞台はフランスと日本を中心に描かれて行きます。相変わらずなんちゃって日本が描かれているんだろうな~っと半分以上あきらめていたのですが、多少オリエンタルな香りがプンプンするものの、結構この映画ではあまり違和感を感じない程度に表現されている気がします。 私は男性ではないので想像の域を出ないのですが、満ち足りた豊かな生活と美しい妻との平穏な生活を手に入れた男が、危ういからこそ心のどかで憧れて病まないどこか魔性の恋を追い求めてしまう表裏一体の心の明暗を表現したかったのではないでしょうか・・・・。男とはこんな物なのだよ・・・っと。男のロマンとでも言ったら良いか・・・・まぁ、近くでこんな事を真顔で言っている友人がいたら、絶対、 (・_・)ヾ(--;)「勝手に言っておれ・・・」っと突っ込んでいるところですが(笑) この映画の中でキーラが主人公エルヴェの美しい妻エレーヌを演じていますが、かなり影の薄い演じ甲斐のない役だなと思いますね。キーラじゃなくても良かったような・・・・多分ボディ・ダブルでしょうけどキーラの胸もちらほらと観れたりしていましたよ?だってぇキーラってもっとペチャ○○・・以下自粛・・(・・って我ながら誰に対する情報なんだか('▽'*)まったく不要なコメントだ・・・) 観る人を激しく選ぶ映画かなと思います。 ただ、劇中はもとより、やはりエンドロールまで全部聴いていたい坂本龍一の音楽がとても良かったです。■シルク ~ おしまい ~ ∥ ∥ ∥ ∥ ベストブログランキング ∥|| || || || ∥MoonDreamWorks Movie riport Index
January 11, 2008
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