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2005年の正月に思い立って始めてからほぼ6年、2010年のクリスマスの喧噪に紛れて、ひっそりとなりぽんブログのアクセス数が100万件に到達した。当初の設定ではカウンターが6桁しかないので999999の後に振り出しに戻って000000になってしまうのではないかという危惧もあったが流石にそれは杞憂だった。ブログ開設以来496日間は1日も休まずに更新した。自堕落な病人がまるでそれが唯一できる真っ当な仕事だと信じ込んだように時間とエネルギーを注ぎ込んで駄文を綴っていた。更新を止めたのは松井秀喜が手首を骨折して連続出場の記録が途切れたのと呼応している。さっきその休筆宣言を読み返してみたが、そこに寄せられていたコメントの温かさにあらためて感激した。なんだかんだ言っても必死に費やした努力にはそれなりの見返りがあった。松井の復帰に合わせてブログも再スタートしたが、完全復活にはほど遠くその後は確実に怠惰の虫に巣食われていった。ここ数年は更に症状が悪化しアクセス数も低レヴェルで推移している。かつてはマメにコメントを書いてくれていた人達も何処かへ消えてしまった。これは私が読むに値するものを書かなくなったせいもあるだろうが、何か書いてはいけないものを書いてしまったせいもあるかもしれない。生来の直言癖で得るものがあったり失うものがあったりするのは実社会で経験した私の人生と同じだ。それでも去年のヤンキース、ワールドシリーズ制覇の時のように、しっかりと集ってくれる人達がいるのは私にとって貴重な財産だ。100万という数が大きいか小さいか。子供の頃1日の小遣いが10円だった時は、100万円なんて一生持てないと思っていた。でもこれは簡単にクリアできた。学生として東京での生活が始まった時に、新宿の1日の乗降客が百数十万人ということを知って唖然としたことを覚えている。自分の出身県の人口と変わらない人々があの狭い空間の中で蠢いているのがどうしても信じられなかった。そういう意味ではあの100万は不思議な大きさを感じさせた100万だった。因みに今の新宿は360万人というから‘蠢’の虫の数を6個にしなくちゃいけない。一口に100万アクセスといっても正体は色々だ。Google様のクローラを含む非人間的存在、人間なのに実際は読まないひとでなし。まあ話半分にしても延べ50万人の人が何らかの記事を読んでいると言っていいだろう。そう考えると、その昔漠然と自主出版なんて考えていた者としては十分な手応えがある。何かの検索でGoogle様が上位に扱っているのを見ると結構いい気分だ。今のような体たらくではとても‘乞うご期待’なんて言えないが、100万アクセスに寄与してくれたみなさんには心からお礼を言いたい。今後も命ある限り細々と続けるつもりなのでお付き合いできる方は是非地獄の底まで・・・(>_
2010.12.24
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前回書いた松井秀喜のOAK入り確報の中で欠けていた年俸関連だが、事前の情報(USD5~7M)をおおきく下回る4.25Mだった。前日7M説を流布させたSI.comの Jon Heymanが臆面もなく当日いち早く下方修正した。the neighborhood of the $6 millionという報道を何気に信じていた私も、最低でも5はあるだろうと思っていたので4.25はやや衝撃だった。The A's will also cover the cost of his interpreter and public relations person.という記述があったから或いは彼らの2人のコストを差っ引いた結果なのかもしれない。さて記者会見に臨んだ松井の表情だが、年俸の影響が微妙に顔に出るかと必死に観察を試みたが、実際は満面の笑みで喜びを表し実に生き生きしていた。去年のLAA入団会見ではいきなり‘エキサイティングしています’と英語的には問題有りの表現をしてしまい、かつて松井秀喜の‘perfect English’について書いた私を焦らせた。恐らく緊張がもたらしたのだろう。今年は実に落ち着いていた。まあジャーニー・マンになって場慣れしてきたせいもあるだろう。周りから見れば屈辱的とも言える年俸なのだが、そんなことはまるで意に介していないようだ。それどころかOAKに入団できたことを心から喜んでいるように見えた。巨人時代も一発更改で有名だった松井だが讀賣からNYYの時代は常に右肩上がりだったからある意味理解しやすい。その後のLAAで急落し、OAKでも続落した。代理人がどういう交渉をしているかどうかわからないが、そんな下落局面でも松井は基本的に一発回答でYESと言っているような気がする。巨人時代の最後の年俸の6掛けになっても、或いはもし松井がNPBに復帰したら得られるであろう年俸に比べて遙かに?低かろうが松井に迷いは無かったのではないか。前回の記事にこのブログ初登場でコメントを寄せてくれた松井ファンの人がこう書いていた。>来シーズンに向けた松井のコメントはなんだかとても新鮮でいつも以上にポジティブな気がしました。私も全く同感だった。あの会見をみて多くのファンがそう感じたとしたら、いったいそれは何だったのか。根拠無き独り善がりな仮説をいくつか立ててみた。A.年齢的にもDHというポジション的にも何かと辛い環境の中、年内決着できて来季もプレイできることに安堵している。B.証拠映像で確認したが自宅のピアノの上にOAKのキャップを飾っていたように、若き日の憧れのチームに決まったのが嬉しい。C.ワールドチャンピンを狙えるチームに所属し、その実現に貢献するという基本理念に一点の曇りもブレも無い。今回‘違う’と感じるのは受け手の感受性の問題。D.毎年進化し続け、前年より良い結果を出すことを目標にしてきたが、年齢的にも体力的にも峠を越えたことを自覚し、その上でどうベストを尽くすかという考え方にシフトできた。E.メジャーリーガーになった時の最大の夢、チャンピオン・リング獲得が、自分がWSMVPになるという副産物までついて実現したので自分の野球人生に少し余裕ができた。以上、取り敢えず5択にしてみた。松井秀喜自身が選ぶのはノー・ダウトでCなのは知っている。私自身はEだ。NYY時代は良くも悪くも殺気立っていた。チームが負ければ1日中不機嫌だったし、好んで戦犯探しもやった。それが今年は辛い時も‘良き思い出’に浸れば心穏やかになれた。病気のため40代半ばで‘現役引退’を余儀なくされた男の論理や感性がどこかで働いているかもしれない。みなさんはどう?つまんない‘御託’を並べてんじゃねぇーよ・・・(`´)松井はあと5年バリバリの現役メジャーリーガーだぜ。そんな声も聞こえてきそうだ。
2010.12.19
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やっと確報が届いた。フィジカル・チェック待ち、年俸不祥(一部には$7M説)だが確報と言っていいだろう。2011年の松井秀喜はオークランド・アスレチックスでプレイすることになった。FA市場では大物扱いされなかった‘中物’松井だが我が儘の言える大物とお手頃に決められる小物の狭間で気を揉む時期もあった。誰もが認める pitcher's parkで大物打者何人かにそっぽをむかれたOAKはいち早く松井獲得の方針を鮮明にした。松井側は1年前のLAAのケースに比べると他の選択肢も考慮しながらの印象があったが、一旦正式オファーを受けると余り迷いはなかったようだ。お互いにとって決して当初のベスト・シナリオとは言えないかもしれないが、極めて現実的な結論に落ち着いたとも言える。決着するまで長期化し越年どころかスプリング・トレーニングまで無所属状態が続き、挙句の果てに買い叩かれたりすることを思えば良かったのではないか。それにしてもこうやって確報に辿りつくまで様々な情報が流れた。普段は何事に関しても情報には敏感でありたいと思っているが、この手の観測記事で妙に踊らされるのは馬鹿らしいので基本的には無視、軽視のスタンス。ウィンター・ミーティングが開かれてからは流石に一通り目を通すようにしたが、現地の元ネタと日本のメディアの‘妄想意訳’の溝は相変わらず凄まじい。‘わたし、年上の男性それも思いっきり年上の男性に結構興味あるかも・・・’と若い女性が言ったのを聞いて‘あの娘、俺に気があるみたいだ、結婚(不倫)も視野に入れてるかも・・・’と勘違いしている男のようだ。そんな阿呆な喩えをしたくなる程酷い。FOXスポーツ発信でSEA入りの可能性も報じられ日本メディアも大々的に取り上げたが、いきなり出てきたこの1行には苦笑するしかなかった。‘Ichiro Suzuki would approve of Matsui joining the Mariners.’先日、或る常連さんに松井がSEA入りした時に素直に応援できるかと質問され、こう書いた。>‘素直に’は絶対無理。>だいぶ‘ひねくれても’多分無理・・・(>_
2010.12.14
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