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世はまさにワールドカップ一色で日本のメディアでは露出が極めて限定的だったが、松井秀喜がヤンキースのレジェンドとして新たなステージに立った。恒例(高齢?)のOld-Timers’Dayに初めて参加したのだ。短いハイライトシーンの映像しか見ることはできなかったが、ファンからの拍手や歓声が最も大きかったと報じるところもあった。実際ネット上でのニューヨーク・メディアを漁ってみると松井の扱いは半端ない。と言う訳で、先ずは画像てんこ盛り。記事はすべて読んだわけではないが、NYポストのSteve Serby氏の書いたものが素晴らしい。トーリの松井への敬意についても触れ、田中のヤンキース入りも松井のお蔭だと言いたげだ。こういう空気の中だと、そろそろ‘なりぽんの呪い’も解いてもいいかなと考えてしまうが、まあ今季はお預けで来季あたりかな・・・(^.^)
2014.06.25
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ここ3年連続で穢土に出かけている。基本は1ヶ月で六本木のサービスアパートメントに滞在する。それまで11年間、まさに引き籠っていた病人が突如穢土詣でを始めた動機を一言で言うならreunionだろう。主たる対象は人間だが、実は過去に通った店だったり、住んだり遊んだ街だったり、景色だったりと様々だ。人の場合だと容貌は‘経年劣化’している場合が殆どだが、中身は変わっていないことが多い。そして一時代を共有したアイデンティティが普遍的な安心感を醸成してくれるから心地良い。一方、街やお店や風景の場合は生々流転だ。そんな中個人的にはかなり嬉しかったことがふたつあった。ひとつめは日比谷にあるホテルのメインバー。1990年前後はかなり熱心に通っていて、前にこのブログで取り上げた時は‘我が人生のメインバー’などと書いた覚えがある。2年前の上京時には2度行ったが自分の居場所という実感を得られなかったので、去年はパス。今年、或る友人と銀座で飯を喰っている時に、話題がこのホテルバーになった。‘いやぁ、2年前に行った時に実はある夢を抱いていたんだよ、俺がカウンターに座るとバーテンダーに「お客様はいつものやつでよろしいですか」って言われる’それを聞いた友人が是非行ってみようと騒ぎ出したので付き合うことにした。ほぼ満席の中、カウンター席を希望すると入口のソファで若干待つように言われた。「お待たせしました」と現れた人と顔を見合わせてお互い驚愕。私の知っている顔、私の顔を知っている人だったのだ。「お久しぶりです」という彼の言葉は接客のプロなら当たり前の如才なさということを割り引いても、私には嬉しかった。当然のように‘いつものやつ(タンカレー・マティーニ・オン・ザ・ロック’やや強引に私を誘った友人もこの出来過ぎたハプニングに満足気。館内で唯一全面喫煙可という今の私には辛い環境、一杯の価格も1.5倍以上になっていたが、今年は少しだけ自分の居場所だと感じたので‘同じもの’を頼んだ。長居したせいで私の知った顔の人が他のスタッフから‘支配人’と呼ばれていることも判明。ふたつめは六本木の寿司屋。2年前に滞在したアパートメントのエントランス向かえにある好立地という理由でお邪魔したが何気に気に入ったので都合3度行った。まだ若い店長が知識も豊富で客あしらいが実にうまい。2度目からは‘店長前カウンター席2名’で予約を入れた。新しいお気に入りの店になったと思ったが、去年から滞在先を変えたために遠くなりパス。今年は是非行こうと思い、店長が‘健在’なのは確認していたがチャンスの無いまま時が過ぎ、結果穢土での‘最後の晩餐’に予約を入れた。勿論‘店長前カウンター席2名’で・・・(^.^)店に到着し、挨拶を交わして着席した私の目に入ってきたのが、本わさびと鮫皮おろしだ。‘あれ、本わさにしたの?’‘いいえ、でもお客さんが本わさ好きなのは知っていたので用意したんです’‘えぇ~、それはすっげー有難いけどよく覚えてくれたね’‘わさびのストラップ見せてくれたじゃないですか’2年前に3度だけ通った客、常連とは程遠い存在、わさびを話題にしたのも初回だけだった筈だ。それが、機転のきく店長のおかげでこの特別待遇、ツボにはまった。歴史の浅いreunionだが将来性を感じさせる関係になった。因みに店長の記憶に残ったストラップはなりぽんの大好きなものが大好きなものを抱えている。この寿司屋、今まではひっそりと都内3地点4店舗で営業していたが、じわじわと評判になったせいか、先日開業した大規模再開発ビルにも請われて出店した。
2014.06.14
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