ここらでちょっと途中下車

ここらでちょっと途中下車

2012.05.13
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カテゴリ: 観劇
娘と一緒に東京に行ってきた。
別の用事があってのことだけれど、
泊まったのが赤坂サカスのそばのホテル。
「赤坂ACTシアターで、佐藤健と石原さとみの
『ロミオとジュリエット』 してるけど観たい?」
と娘が言うので、「わあ~観たい~」と言ったら、
「母の日やから、チケット取ってあげるわ」
と連れて行ってくれた。

開演は19時から。
ホテルに荷物を置いて、30分ぐらい前に着いた。
娘は二日前にチケットを取ったそうだけれど、ほぼ満席。
9割方女性。佐藤健君のファンが多いんだろうなあ。

IMG_3379.JPG

ストーリー (Wikipediaより)

舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。そこではモンタギュー家とキャピュレット家が、血で血を洗う抗争を繰り返している。
モンタギュー家の一人息子ロミオは、ロザラインへの片思いに苦しんでいる。気晴らしにと、友人達とキャピュレット家のパーティに忍び込んだロミオは、 キャピュレット家の一人娘ジュリエットに出会い、たちまち二人は恋におちる。 二人は修道僧ロレンスの元で秘かに結婚。ロレンスは二人の結婚が両家の争いに終止符を打つきっかけになる事を期待する。
しかし、その直後、ロミオは友人と共に街頭での争いに巻き込まれ、親友・マキューシオを殺されたことに逆上したロミオはキャピュレット夫人の甥ティボルトを殺してしまう。 ヴェローナの大公エスカラスは、ロミオを追放の罪に処する。一方、キャピュレットは悲しみにくれるジュリエットに大公の親戚のパリスと結婚する事を命じる。ジュリエットに助けを求められたロレンスは、彼女をロミオに添わせるべく、仮死の毒を使った計略を立てる。 しかし、この計画は追放されていたロミオにうまく伝わらなかった。そのため、ジュリエットが死んだと思ったロミオは彼女の墓で毒を飲んで死に、 その直後に仮死状態から目覚めたジュリエットもロミオの短剣で後を追う。事の真相を知り悲嘆に暮れる両家は、ついに和解する。


オリビア・ハッセーのジュリエットで映画化されたのは、
私が中学生ぐらいだったのかなあ。
私はよく知っている内容だけれど、
娘はあまり知らなかったらしい。

最初の場面は、モンタギュー家とキャピュレット家の対立場面。
後ろには、龍と虎が描かれていて、ちょっと和な感じ。
音楽はロック調で現代風にアレンジした感じで、
言葉使いも現代的で違和感があった。

でも、役者さんたちの熱演に、
徐々にそういう違和感も薄れていった。

まずロミオ役の佐藤健。
ロッテのCMのダンスで印象深いけれど、
とっても舞台映えのする俳優さん。
声もよく通って聞き取りやすいし、
高い塀をするっとよじ登るなど、演技も魅力的。

ジュリエット役の石原さとみは、
初々しい感じで可愛くて、ジュリエット役にピッタリ。
かすれ気味の声でそれほど声量があるとは思えないけれど、
後ろを向いていても語尾までちゃんと聞き取れるのは、
精度のいいマイクを使っているのかなあ。
多和田えみと言う人の歌もすごく良かった。

ジュリエットの両親が、長谷川初範と石野真子。
長谷川初範や神父役の人などとっても声が良かった。
乳母役も芸達者な感じ。
名前は知らないけれど、舞台では有名な人なんだろうなあ。
石野真子は、ぽっちゃりしたイメージだったと思ったけれど、
すごくスタイルが良くてびっくり。
母親役の石野真子の衣装が着物っぽかったり、
背景に桜の木があったり、和の要素を感じるけれど、
演出家のジョナサン・マンビィと言う人が日本好きなのかな?

脚本が古典に忠実なのだと思うけど、
難しい言い回しの台詞も多い。
11000円もするチケットだけれど、
見事に演じきった役者さん達の努力を考えると、
それだけの値打ちはあるなあと思った。

音響設備だけでなく、
トイレの数も多くて、
とてもいい会場だった。

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私は、演劇が好きで、中学が演劇クラブ。
在職中、二十数年間演劇クラブを担当してきた。
昔は、労演の会員になったりして、
よく演劇を観に行ったけど、
最近はほとんど観ることがなかった。
久しぶりに楽しい気分にさせてくれて、娘に感謝.

昨日帰ってきて、今日は母の日で、ヨメからお花をもらった。
私って幸せ者だなあ。

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最終更新日  2021.05.23 16:54:42
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