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子育てに関して、懐かしい光景が一つあります。 それは、父が私の姉、兄に、自転車に乗る練習をさせている光景です。その町で私が過ごしたのは、0歳から3歳か4歳までのことですから、市場から道路に飛び出して車にひかれそうになった記憶がぼんやりとある程度で、実際に見た光景なのか、兄たちの話から想像してできた光景なのか、はっきりしません。 父は、倒れないように自転車の後ろを両手で支えて、姉のこぐ自転車を押して走っています。一往復すると「はい、交代」と言って、今度は兄が自転車に乗り、父は同じように自転車の後ろを支えて押して走ります。 私自身は、別の町に引っ越したあと、自分で転び転び練習して、親の知らない間に自転車に乗れるようになっていましたので、父と一緒に練習したことはありませんでした。 実は我が家の三人の娘たちも、それに近い状況でした。 自転車に乗る練習を、私と一番多くしたのは、やはり長女の春子でした。補助輪のついた自転車に乗るところから始めて、補助輪を外して、自転車の後ろを支えて走るのもやりました。だいぶん乗れるようになって、手を離した後に転んでしまって、痛い思いをさせてしまったこともありました。泣いた春子に「もう少しで乗れるようになるから、また頑張ろう」と励ましたのも、幸せな子育ての一場面でした。 次女、三女と下に行くにつれて、一緒に練習する時間は少なくなりました。三女の秋子は、私が練習しようと言った時には、もう自分でけっこう練習しており、ほんの数日の練習で乗れるようになってしまいました。乗れるようになったのは、もちろんうれしいのですが、ちょっぴりさびしい感じもあります。 でも、まだ一輪車の練習があります。春子と夏子はもう乗れます。どこまででも行けます。一緒にずいぶん練習しました。楽しい時間でした。 秋子は、だいぶんカンがつかめた所で、何ヶ月も中断してしまったので、まだ乗れません。春休みに練習します。 自転車、一輪車の練習という幸せな時間は、これで最後です。 子どもはあっという間に成長します。「子どもが小学生の時は家族にとっての黄金期だ」という言葉が、実感として分かります。いや、今はまだ、そのただ中にいますので、この期間が過ぎたら、なおいっそう身にしみて感じるのでしょうね。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.26
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3才児というのは面白いです。何が面白いって、いろいろしゃべるようになることです。 ここで一気に脳が発達するように思います。 今日のタイトルには、「3才児の……」と書きましたが、実は3才から7才くらいの、つまり、「まとまった言葉が話せるようになって最初の数年の」というくらいの意味です。 言葉が話せるようになってきた時に、子どもにしてやれるものすごく大事なことがあります。それは、子どもに考えるクセをつけさせることです。 具体的な方法の一つは、子どもが反論しそうなことをわざと言うのです。 「子どもの起こし方を考える」で紹介した「日にちや曜日を聞く」のもここで使えます。火曜日にわざと「今日は月曜日だったよね」と聞くのです。子どもは、火曜日だということに気付くでしょうから、「ちがうよ、今日は火曜日だよ」と教えてくれます。子どもは「逆さ言葉」が好きですから、「『おはよう』の反対は『うはおよ』だっけ? 」と聞くのもいいです。しばらく考えて、「ちがうよ。『うよはお』だよ」と教えてくれます。「あっ、そうだな。よく分かったな。太郎はだまされないな」などと言ってやるといいと思います。 小学生のお子さんがいるママ、パパは思い当たると思いますが、今の小学校の教科書を見ると、びっくりします。絵や図が多くて、とても分かりやすそうです。どうしても自分の子どものころと比べてしまうものですから、「こんなにあっさりしていて大丈夫なの」という気になると思います。 「分かりやすさ」の研究が進み、子どもたちの目に触れる文章もどんどん「分かりやすく」なってきました。「分かりやすい」も大事ですが、「分かりやすい」に慣れてしまうと、「分かりにくい」ことを分かろうとする姿勢がなくなります。映像メディアの影響も大きいと思います。柔らかいものばかり食べてあごが弱くなったら、固いものを食べたくなくなるのと同じです。 「分かりやすい」シリーズ(講談社 ブルーバックス)を書いている藤沢晃治さんは、『「分かりやすい教え方」の技術』の中で、「ときにはわざと『分かりにくく』せよ」という項目のところで、上の「柔らかすぎる食べ物はアゴの力を衰えさせる」の例を挙げています。また、「『分かりやすい』とは、本当によいことなのでしょうか? 」というある大学教授の問いかけも紹介しています。考えることをしなくなった大学生を毎日見ている大学教授の本音だと私は思います。分かりやすい説明を追求してきた藤沢さんは、その教授の問いかけが予想外だったと言います。そこで藤沢さんはハッと気付いたのですね。 私がここで「子どもが反論しそうなことをわざと聞いてみる」というのも、ねらいは、子どもに考えさせることですので、藤沢さんの「ときにはわざと『分かりにくく』せよ」と通じます。 『「分かりやすい教え方」の技術』では、以前「ほめてやらねば人は動かじ」で紹介した「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」という山本五十六元帥の言葉にも触れています。子育てのヒントになることも、たくさん含まれていますので、一読の価値ありです。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.25
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万緑の中や吾子(あこ)の歯生え初(そ)むる(草田男) 「降る雪や明治は遠くなりにけり」で有名な中村草田男の句です。昨日の「子は宝 山上憶良の歌」では、手元の「国語便覧」を見て、万葉歌人山上憶良の「しろかねも……」の歌を紹介しました。 子を思う親の気持ちは、いつの時代にも通じるものですから、それをテーマにした短歌や俳句も、きっとたくさんありますね。 中村草田男の上の俳句も、中学か高校の時に勉強した記憶があります。あたり一面緑の木々に囲まれた夏。「万緑(ばんりょく)」は、みなぎるような生命力を感じさせる、夏の季語です。生え始めたばかりの白い歯を見せて、けたけた笑っている赤ちゃんと、それをながめて微笑んでいるお母さん、お父さんの姿が目に浮かびます。 寝返りを打った。座った。立った。歩いた。赤ちゃんの成長の一段階一段階がうれしいですね。「はえば立て、立てば歩めの親心」です。 しかし、子の成長を喜ぶのはいいとしても、次から次へと期待を過度にふくらまし、毎日いくつもの習い事に通わせるようなことは気をつけないといけません。「早寝、早起き、朝ごはん」の陰山先生は、「習い事が多くても週3日を限度に」とおっしゃっています。習い事が好きで、あれもやりたいこれもやりたいという子もいますが、自分で考えて何かする時間も大切にしたいですね。 咳(せき)の子のなぞなぞあそびきりもなや(汀女) これは中村汀女の句です。風邪で寝ている子が、たいくつしのぎに、なぞなぞをしかけてくる。きりがないとうんざりしながらも、それにつきあってやる。こういう気持ちが大事だと思います。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.24
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銀(しろかね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも(高価な銀も金も美しい玉もどうして子どもというすばらしい宝物にまさるだろうか、決してまさるはずがない。)(『クリアカラー 国語便覧』、数研出版) 日本最古の歌集『万葉集』にある山上憶良の歌です。 瓜食(は)めば子ども思ほゆ……(瓜を食べると子どものことが思われる……)(同上)という歌の反歌です。 中学か高校の時に習った人も多いと思います。当時はそのよさがあまり分かりませんでしたが、今は分かります。 今手元にある数研出版の『クリアカラー 国語便覧』には、「憶良の家」(安田靫彦画)の絵もあります。一番下の赤ちゃんがお母さんに抱っこされ、下着だけ着たような真ん中の子がお父さんのひざにもたれかかり、一番上の子が赤い服を着て座っている家族だんらんの様子が描かれています。有名な絵ですね。 ついでに憶良の説明を見てみると、「病気や貧困などの人生の苦しさや時代の問題を扱う歌が多い。特に子を思う深い愛の歌が広く知られている。」とあります。 憶良の歌に共感します。 でも、なかなか憶良の心境になれないという人も、今は多いかもしれません。 赤ちゃんは、泣くのが当たり前。うんちするのも当たり前。ごはんをこぼすのも当たり前。泣いて元気になっていくのではありませんか。うんちしなかったら大変じゃないですか。ごはんも上手に食べられるようになっていきますよ。 「子を作る」という感覚が広まったのもよくありませんね。「子を授かる」という感覚がいいように思います。私は少し気をつけて「子を作る」という言い方を避けています。 「死から考える」ですよ。子は宝ですよ。 「平成の憶良」が増えますように。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.23
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前回の「散歩のすすめ(1)」の続きです。 「真夜中に強い光をあびると体内時計がバラバラになる」という記事を見かけたことがあります。体内時計が狂ってしまっている人は、インターネットの普及によって確実に増えているのではないでしょうか。睡眠改善薬が市販されるようになったことからも、それがうかがえます。 何にも興味が持てず意欲がない。授業中でも机につっぷして深く眠ってしまう。子どもがそのような状況になるとしたら、「幸せな子育て」にはならないですよね。子どもも親もつらいです。なかなかそのつらさから脱出できません。そうならないためにも、小さい頃のメディア漬けに気をつけたいものです。 またまた、話がそれてしまいました。 赤ちゃん、幼児を連れて散歩する時には、「実況中継」を是非してやってください。「実況中継」については、「『実況中継』をこどもにしてあげよう」を参考にしてください。「お日さまがまぶしいね」「小鳥の声が聞こえるね」「今日は風が冷たいね」などと、目に映るもの、聞こえてくることを、言葉にして赤ちゃんに話しかけるのです。これが、国語力をつけていくことにつながります。 それだけではありません。散歩をおススメするのは「五感力」を育てるため、ということは、前回書きました。「五感力」を育てることが、やはり、国語力をつけることにつながります。 国語の苦手な子は、たいてい作文も苦手です。作文の苦手な子が書けない一番の原因は何だと思いますか。一番は、「書くことがない」です。自分の周りに起きていることが、心にとまっていないのです。自分の周りに起きていることが心にとまるようになるのに、散歩は有効です。日記も有効です。日記については、いずれ書く機会があると思います。 国語力がつくことが「幸せな子育て」につながります。 マラソン金メダリストの高橋尚子さんのお父さんは、校長先生も務めた学校の先生です。Qちゃんが小さかった頃、「春を見つけに行こう」と散歩に連れ出していたそうです。Qちゃんを見ていると、お父さんは「幸せな子育て」をされたのだろうな、と思います。金メダルを取ったということだけではなく、Qちゃんの受け答えの様子や、生きる姿勢を見ていて。 ママ・パパとの楽しい散歩の思い出も、散歩の習慣も、子どもにとっては、大事な宝になると思います。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.22
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「幸せな子育て」のためにおススメなものの一つが散歩です。赤ちゃんも幼児もどんどん外に連れ出すといいです。 太陽の光を浴びせ、冬の寒気に触れさせ、小鳥のさえずりを聞かせる。齋藤孝さんのことを書いた「声に出して読みたい日本語」で触れた「五感力を育てる」につながります。 「子どもと散歩する」の反対が「テレビ・ビデオに子守りをさせる」です。 テレビ・ビデオ・インターネットなど、メディアに囲まれた現代の生活の中では、ともするとメディア漬けになってしまいます。多くの子どもたちを見てきた印象からすると、高校生くらいになるとメディア漬けの弊害が顕著になってくることが多いようです。 たとえば、いろいろなものに興味が持てず、意欲が減退してくる。昼夜が逆転して夜眠れなくなり、昼間はすごく眠くなる。要因はたくさんあるのでしょうけれど、その子たちのメディアに触れている時間が長いことは、多くの場合共通しています。 現場の先生たちからは、「最近の生徒の居眠りは深さが違う。」という声が聞かれます。「ちょっと揺すったくらいでは起きない」と。「友だちや先生への遠慮などなく、というか、眠気に耐え切れず、机につっぷして居眠りする生徒も、以前より断然多い」と。 「先生が魅力的な授業をしていないからだ」と思いますか。それはもちろんあり得ます。しかし、生徒の現実を知ったら、考えが変わるのではないかと思います。「脳内汚染」で紹介した岡田尊司さんや、「子どもたちの惨状」で紹介した諏訪哲二さん、『学校崩壊-現場からの報告』(草思社)などの著書があり、教育改革国民会議の委員を務めた河上亮一さんらの声に耳を傾けるべきだと思います。 話がそれてきました。 要は、テレビなどのディスプレイからなるべく子どもを離してやる努力が大事だということです。光の刺激が強く、変化も激しい映像に脳が慣れてしまうと、弱い刺激が感じられなくなり、鳥のさえずりなど面白く感じられなくなるでしょう。聞こえもしなくなるでしょう。 長くなりそうですので、続きは次回にします。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.21
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うちでは、子どもが6時にサッと起きてきます。 なんて言えるようになったらいいですね。実際には、なかなかそうはなりません。次女と三女は、6時30分頃に起きます。その10分前くらいから起こし始めます。 中1の長女は、学校が近い分、次女、三女より50分くらい遅く家を出られますので、7時ちょっと過ぎまで寝ていますが、最近は起こさなくても自分で起きてくることが増えました。 「早寝、早起き、朝ごはん」で触れましたが、長女は妻に似て、「あまり寝たくないタイプ」なので、寝るのが0時頃になることも多くなってきました。(宿題が多いのかな。) 一方私は、「とにかく寝たいタイプ」なので、夜10時頃に寝てしまうことも多いです。その分、起きるのは苦手ではありません。 さて、私も「起きろー」とやってしまうことが多々ありますが、子どもを起こすのにはいろいろな方法を使いました。 遠足の時にはパッと目が覚めますよね。起きてやりたいことがあると目が覚めます。ですから、やりたいことを作ってやるのが一番です。そうは言っても、そんなことなかなかできません。 私が試した方法は、次のようなものです。1 お姫様だっこ作戦 布団の中から子どもを抱き起こして、お姫様だっこをして1階に連れて行き、床に下ろす。起こされるのはいやでも、お姫様だっこはいやではありませんから、そんなにいやがられません。それなりに効果はありました。2 日にちを聞く作戦 「今日は何日だっけ」と聞くと、子どもは正直ですから、無意識に答えようとします。そうすると頭が働き始めて目が覚めてくる、というわけです。うまく答えられたら素直にほめます。「すごいなあ、何で分かるの」と。 数日繰り返していくうちに、間違えないで早く答えられるようになります。これが目を覚ますトレーニングになります。曜日でもいいです。眠そうにしたまま、指を4本立てて、「4日」と答えることもあったりして面白いです。これもそれなりに効果はありました。特に三女に。うまく答えられなかったらですか。それとなくヒントをあげましょう。3 くすぐり作戦 これはおそらくかなり一般的ですね。これも「お姫様だっこ作戦」に近いですが、小さい子にとっては、くすぐられるのはいやなことではないので、あまりいやがられません。それなりに効果があります。 1から3の作戦は4歳から7歳くらいが適当だと思います。4 目覚まし時計を買ってやる作戦 もう少し大きくなったら、少し大人扱いして、「自分で起きてみろ」という方向に持っていけるといいですね。これも子どもが「明日は○○があるから何時に起こして」と言ってきた時がいいです。 長女は、小2か小3の夏、2週間くらいでしたが、6時に自分で起きていました。家のすぐ近くに茶畑があって、その横の雑木林に家で食べたビワの種をまいたのです。6時に起きては友達と水をやりに行きました。「ティーステージ」とその場所を名付けていて、秘密基地に行くような感じでした。 残念ながら、友達のほうが朝起きられなくなったのか、来なくなってしまい、「ティーステージ」のビワに水をやりに行くための早起きは自然消滅してしまいました。 でも、長女には、自分でサッと起きるのはあんな感じというものが、感覚的に残っていると思います。5 蚊の羽音作戦 夏に蚊が「うーーん」と顔の周りを飛ぶと、眠れないですよね。あの音を耳元でささやくのです。これは大人向けですね。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.18
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「電車で行く木曽路 夏休み思い出新聞コンテスト」という記事を、朝日新聞の広告ページで見つけました。 次女の夏子(小4)の授業参観に行った妻が、「みんなが作った新聞、上手だったわよ。びっくりした。花子ちゃんとまるこちゃんと夏子のが特によかったわね。」と言っていたのを思い出した私は、「木曽路に行って、これに応募してみようか。」と子どもたちに言いました。「だってこれすごいぞ。最優秀賞は図書券3万円だって。まあ、それは無理にしても入選でも5千円の図書券がもらえるんだぞ。入選しなかったら10円ガム10個くらいは買ってやるよ。」と当たり付きの10円ガムを机のひきだしのお菓子箱に並べるのが好きな次女に言いました。「いいよ、いいよ。行こう、行こう。」と10円ガムをもう買ってもらったかのように、喜んで話に乗ってきました。 朝日新聞名古屋本社広告部の主催で、東海旅客鉄道株式会社の協賛ですので、「電車で行く……」なのですが、自動車で行ってしまいました。ごめんなさい。 馬籠(まごめ)・寝覚(ねざめ)の床・妻籠(つまご)に行きました。このあたりは「木曽路はすべて山の中である。」で始まる有名な島崎藤村の『夜明け前』の舞台となった場所です。 馬籠は中山道の43番目の宿場です。島崎藤村の記念館もあります。古い街並みが保存されています。 寝覚の床は、かこう岩が木曽川の水流に浸食されてできた自然地形です。木曽八景のひとつに数えられる名勝です。うらしまたろうが玉手箱を開けた所という伝説が残っている場所です。 馬籠では、そばを食べたり、五平もちを食べたり、大きなパフェを食べたりしました。藤村記念館にも藤村の墓にも行きました。馬籠でゆっくりしていたので、妻籠に行くのは夕方になってしまい、すでに人影がまばらでした。 夏子には、記事にできそうな面白そうなものを写真に撮らせました。三女の秋子も負けじと写真を撮っています。三女が最初に撮った写真は、土産物屋のガラスのへびでした。秋子は馬籠ではツバメの巣を撮っていて、この写真は新聞にも使いました。これで木曽路ということが分かるのかな、とは思いましたけれど。 翌日、早速新聞作りに取り掛かりました。 秋子は、木曽路で見つけたかわいいもの、というテーマで新聞を作りました。 夏子は、今は使われていないような昔のお風呂、飛脚の格好をした郵便屋さん、防火水槽の写真を使って新聞を作りました。写真も自分で選び、書く内容も自分で決めました。 私のアドバイスは、「せっかく郵便屋さんに話を聞いたんだから、そのことが読む人に分かるように、そこはカッコをつけて書いた方がいいよ。」というのと、「見出しはマジックで書いて目立つようにした方がいいのでは。」ということの2点でした。 二人ともなかなかの出来栄えでしたので、コンビニに行ってカラーコピーしておき、現物は郵送しました。 ところが、応募して1カ月しても発表がありません。応募締め切りが8月末でしたので、発表は9月の終わりなのかなあと思って待ちました。 9月27日の夕方、1階の居間で新聞を読んでいたはずの妻が「キャー」と叫ぶので、2階にいた私は、びっくりして妻を助けにいきました。「すごい、すごい、夏子ちゃん、最優秀賞! 」夕刊にコンテストの結果が発表されていたのです。秋子も入選していました。 次女が最優秀賞で、三女が入選。できすぎ。 よく見ると、優秀賞は愛知県の桃井さん。その子のお兄ちゃんも入選しています。入選は、秋子と桃井さんのお兄ちゃんと、それ以外に一人。「まさか、応募したのは……」 いやいや、いくら地方版広告局とはいえ、朝日新聞主催のコンテストですよ。3万円の図書券ですよ。 でも、「応募が3家族だったのでは」という思いがぬぐいきれない私でした。そういえば、募集要項には、入選5名となっていた気もするし。 担任の先生、いいきっかけを作ってくれて、ありがとうございました。(※記事中の人名は仮名です。) ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.17
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安藤哲也さんというファザーリング・ジャパン代表理事の方を、今日初めて知りました。ファザーリング・ジャパンも初めて知りました。朝日新聞の土曜版「be on Saturday」に載っていました。 NPO法人のファザーリング・ジャパンは、父親による育児支援の活動、具体的には「子育てパパ力検定」「パパ料理教室」「父子キャンプ」などの活動をしているそうです。 そして、安藤さんは、政府の「少子化対策プロジェクトチーム」のメンバーなど、公的な仕事も多数されているそうです。父親仲間と各地のイベントでボランティアで読み聞かせをする活動もなさっています。 安藤さんたちの活動に、私も興味があります。読み聞かせは自分の子以外にはあまりしたことがありませんが、好きなのは好きです。 記事の中に、「普通は夜8時までに家に帰らないと子育てにかかわるのは無理です」とありましたが、私は幸い5年ほど前からは、だいたい8時よりは前に家に帰っています。それ以前も、一生懸命子育てに関わろうとはしていました。もともと好きなことですから。最初に「肉まんの心」に書いたように、早く子育てしたかったのですから。中学生のころから。 安藤さんは、昭和ひとけた生まれの典型的な「家父長」であったお父さんに反発を感じていたようですが、私の場合はむしろ逆です。 私の父も昭和ひとけた生まれで、しかも「家父長的」と言われるようないわゆる九州男児。私たち兄弟はとにかく「泣くな」としつけられました。泣くとものさしでたたかれました。「男は余計なことをぺらぺらしゃべるな」とも言われました。 しかし、私は父にたたかれたことなどほとんど覚えていません。覚えているのは、動物園に連れて行ってもらったことや、川に魚とりに行ったこと。キャッチボールをしてくれたことや、お正月限定でお菓子をたくさん買わせてくれたこと。 私が早く子育てしたいと思っていたのは、父や母がしてくれたことを、早く自分の子にしてやりたいと考えていたからでした。 子どもを育てるのは、想像していたとおり、楽しいことでした。 記事の見出しには「父親こそ子育てを楽しもう」とあります。 ファザーリング・ジャパンの活動が発展し、子育てを楽しむ父親が増えることを願っています。※冒頭の写真は「銀閣」です。10回にわたって京都の写真を載せました。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.14
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胎教にいいといわれる音楽にモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」があります。 クラシック音楽には、自然界に存在する小川のせせらぎや、木々のさざめきに通じる「ゆらぎ」効果というのがあるそうです。 繰り返しの多いモーツァルトの曲は、特にその「ゆらぎ」効果が高いというのです。 我が家でも、長女が生まれて4~5年は、一生懸命クラシック音楽を聴きました。「一生懸命」聴くようではあまりよくないのでしょうけれど。まず大事なのは、ママが楽しんで聴いているその気分を、お腹の中の赤ちゃんが感じることでしょうから。 私は、「1に体育、2に音楽」と考えていますが、音楽は得意ではありません。だからこそ、「一生懸命」「子どものために」と思ったのです。 長女の春子が生まれる前に、まず買ったのがモーツァルトのCDです。詳しくはありませんから、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」「指揮:カラヤン」というものをとりあえず選びました。 その後は、「2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365」「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448」の入ったCD。「フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313」「オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314」の入ったCDなどを買ってどんどん聴きました。というより、聴かせました。 生まれて病院から家に戻って、2週間位した頃に、春子は急にモノが分かるような表情に変わりました。クラシックを聴かせた効果で賢くなったかも、などと思いました。親バカです。 でも、実は、たくさんクラシックを聴かせたのが、もしかしたら「失敗」だったかもしれないとも思っています。「失敗」とカッコつきにしたのは、「失敗」か「成功」かは、すぐには、また簡単には決められないからです。 春子は学習成績が悪いわけではありません。ただ、親の目から見ると、注意力が足りない感じがするのです。学校で注意力散漫と言われたことはないので、「普通」の範囲内なのでしょう。ちょっとした体質かもしれません。 「頭の中でいつも音楽が流れている」と言っていたこともあります。音楽が頭から離れないことも誰にも多少はありますが。 四六時中聴かせていたわけではありませんが、静かな時間をもう少し多くしたほうが良かったかもしれないと感じています。前回「熱が出た日のグレードテスト」を書きましたが、春子は今もピアノを続けていて、だいぶん上手になりました。ピアノの教本にはないユーミンの「卒業写真」を弾いてくれたりして、楽しいです。 ずらっとベッドに並んだ新生児が、ヘッドホンを当ててクラシックを聴いている(「聴かされている」かな)病院の新生児室の写真を見たことがあります。そこまでしなくていいのかな、という気もします。 「モーツァルトが胎教にいい」「クラシック音楽を聞かせると子どもが賢くなる」ということについては、そうだという研究結果も、いやそうとはいえないという研究結果も両方あると思います。 私が「一生懸命」になったように、あまり力が入りすぎると、マイナス面が出ることもあるのかな、ということです。マタニティー・モーツァルト(産前) 【ヒーリングCD】 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.11
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親が子どもにしてやれることの中でも、最も重要といえることの一つは、子どもに自信を持たせることです。一つでも多く、自信が持てる分野を作ってやりたいものです。 子どもが大きくなって、何かうまくいかないことがあった時、「自信を持てよ」と言ったりしますが、「自信を持てよ」と言われたって、持てるものではありません。自信は内からわきあがってくるようなものですから。 「わきあがってくる」と言いましたが、潜在意識の中から、というような意味です。ですから、小さい頃から言われ続けた「ほめ言葉」が絶対いいです。 けなし続けると、自信のない子、自尊感情の持てない子になってしまいます。それでは本当にかわいそうです。「自分なんて生きている価値がないんだ」なんていう思いは、「幸せ」から最も遠い感覚ですよね。 「元気はいいんだ」「運動が得意だ」「ピアノは人に負けない」「学校を一度も休んだことがない」「平家物語の冒頭を暗唱できる」。そういうことの一つ一つが、子どもの自信になります。 長女の春子が小2か小3の頃の話です。 ピアノのグレードテストがありました。前日から熱も出て、テスト当日の朝は起き上がれないほどひどい状態でした。テストは11時から。それまでに快復するとは思えず、9時頃に欠席の連絡をしました。春子は食事もできません。スポーツドリンクをやっと口にできるほどでした。 ところが、10時頃になって、少し快復してきました。 スポーツの世界に限りませんが、「もうダメだ」と思ったら終わりです。そう思いかけたところから、「もう少し」と思って踏ん張れるかどうかが成長を大きく左右します。もう少しは頑張れるものです。 「よくなってきたから、テスト受けに行こうか。きっとできる。うまく弾けなくたってかまわないから、行ってみよう。大丈夫、大丈夫。」 春子も「うん。」と言って着替え始めました。私は「弾ける」と確信していました。 10時40分。テスト会場まで車で15分くらいですから、何とか間に合います。春子を車に乗せて、会場へと向かいました。 会場で、欠席の連絡をしたけれど快復したから受けに来たと告げ、順番を待ちました。春子は時々せきこみます。ところが、自分の番になると、体調の悪さを感じさせない調子で、間違いなく弾けました。弾き終えた時、少し誇らしげに見えました。 あれ以来、春子は「本番に強い」「少しくらい調子が悪くても大丈夫」と思える子になりました。 「すごかったなあ。よくやったなあ。」と本心からの言葉をかけたことは言うまでもありません。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.06
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「日本語ブーム」が子どもたちにも起こったのは、うれしいことでした。火をつけたのは、齋藤孝さんの『声に出して読みたい日本語』(草思社)でした。 齋藤孝さんが企画監修するNHK教育テレビ(とNHKワールド・プレミアム)「にほんごであそぼ」の影響も大きく、多くの子どもたちが「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ……」を暗唱していました。 齋藤孝さんの本で私が最初に読んだのは、『身体感覚を取り戻す-腰・ハラ文化の再生-』(NHKブックス)でした。齋藤孝さんの専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論で、体育会系である私は、「腰・ハラ文化」に関心を持ちました。 この本が出たのが2000年8月。長女春子はすでに4歳になっていましたから、「失敗、失敗。」で触れたように、長女をひざの上に乗せて、『論語』を読んでやったりして、意気込んで子育てを始めていました。 もう少し大きくなったら、覚えさせるのは、まずカール・ブッセの「山のあなた」。次に高村光太郎の「道程」。漢詩では「元二の安西に使ひするを送る」がいいかなあ。いやいや、漢詩の一つめはやはり李白かな、などと計画を立てていました。 そこへ『声に出して読みたい日本語』(2001年9月)が出ました。齋藤孝さんのことは、すでに知っていましたし、まさにこれからやろうとしていることでしたので、早速買いました。 その後も、ものすごい勢いで、次々といろいろな本を出版されましたので、私もどんどん齋藤さんの本を買って読みました。30冊以上は買いました。夏休みを利用して、「音読破」もやってみました。 中学入学以前の子育て中の方を意識して、何冊か紹介するとなると、次の5冊でしょうか。1 『声に出して読みたい日本語』(草思社)2 『子どもに伝えたい-生きる力を鍛える-』(NHKブックス)3 『「五感力」を育てる』(中公新書ラクレ)(共著)4 『子どもたちはなぜキレるのか』(ちくま新書)5 『原稿用紙10枚を書く力』(大和書房) 1の『声に出して読みたい日本語』は、シリーズになっていて、今は(5)まで出ていますが、私がほしいものは、だいたい(2)までに入っています。 2の『子どもに伝えたい-生きる力を鍛える-』の3つの力は、「コメント力」「段取り力」「まねる盗む力」です。その後、筑摩書房から『質問力』『段取り力』『コメント力』という本が出されました。 3の『「五感力」を育てる』は、山下柚実さんとの共著です。五感力が、国語力を大きく左右すると思います。「国語力を高めるには散歩もいい」と私は思っています。 齋藤孝さんについては、「齋藤孝」で検索すると、「齋藤孝のホームページ」にすぐ行けます。 『声に出して読みたい日本語』を使って、名文を暗唱させたり、暗唱させないまでも、一緒に声に出して読んだりするのは、正直なかなか大変です。私は好きなことですので、それなりにやってこられましたが、好きでないと続かないかもしれません。根気が要ります。でも、やっぱりいいと思いますよ。「平家物語冒頭」や、「雨ニモ負ケズ」が暗唱できると、子どもには大きな自信になります。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.05
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百ます計算で一躍有名になった陰山英男先生(立命館小学校副校長)は、百ます計算だけで成果をあげてきたわけではありません。テレビの視聴時間を制限することや、朝ごはんをしっかり食べさせることを保護者にお願いして、その協力があってこその成果だとご自身もおっしゃっています。 「早寝、早起き、朝ごはん」というキャッチフレーズもずいぶん広まりました。文部科学省も「早寝、早起き、朝ごはん」運動を後押ししており、平成18年には、「早寝、早起き、朝ごはん」全国協議会というのが作られました。うれしい流れです。 ただ、裏返して見ると、それだけ「早寝、早起き、朝ごはん」が定着していないことの表れでもあると思います。 「早寝、早起き、朝ごはん」を妨げる要因は増えています。テレビ、ビデオ、ゲーム、さらにはインターネットなどが、家庭に深く入り込んだこと。これについては「脳内汚染」のところで触れました。親も忙しい上に、ご飯の支度を面倒だと感じやすくなっていていること。これについては「便利は弱い、便利は怖い」のところで触れました。 「早寝、早起き、朝ごはん」も強い意志と努力なくしては実現が難しいです。実際のところ。 うちの場合、学区の端に家があるので、小学校まで小1の足だと50分くらいかかります。おかげでたくさん歩けて丈夫になったと思います。子どもたち(次女と三女)は、7時10分に家を出ますので、6時30分には起きます。陰山先生は「朝は6時に起きる」と書いています(『本当の学力をつける本-学校でできること 家庭でできること-』文藝春秋)から、もう少し早いほうがいいですね。 基本的に朝ごはんはご飯に味噌汁です。おかずもありますよ。時にはパンの時もあります。妻の起きるのが遅かった場合は、うどんのことも、お茶漬けのこともあります。私はパンでは食べた感じがしませんが、子どもたちは、パンやうどんやお茶漬けを喜びます。 小1の三女は、だいたい9時頃に寝ていますが、小4の次女は少し寝るのが晩くなってきました。それでも私に似ている次女は、「とにかく寝たい」体質で、少し疲れた時など、自分でさっさと寝に行きます。ちなみに妻と長女は「あまり寝たくない」体質です。面白いものですね。 陰山先生の本では、『本当の学力をつける本-学校でできること 家庭でできること-』(文藝春秋)、『学力低下を克服する本-小学生でできること 中学生でできること-』(文藝春秋)、『学力は家庭で伸びる-今すぐ親ができること41』(小学館)など数冊を読みました。 まだ読んではいないけれど興味があるのは、『陰山メソッド家族旅行ガイド』(小学館)や、『娘が東大に合格した本当の理由~高3の春、E判定から始める東大受験~』(小学館101新書)などです。 ここまで陰山先生が出てこなかったのが、不思議なくらいですが、このブログを書き始めた時から、陰山先生のことは当然書くつもりでいました。陰山先生のサイト「陰山英男Official Web Site」は、「陰山英男」で検索すればすぐに行けると思います。 そしてもう一人、この人のことは必ず書こうと思っているのが斎藤孝さんです。次回は、斎藤孝さんについての予定です。※上記サイトによれば、陰山先生の「陰」の字は、別の字が正式のようですが、検索の便宜のため「陰」を使っているとのこと。ここでも「陰」を使いました。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.03
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子どもは間違いをおかすもの、という感覚も大事ではないかと思います。 いろんな間違いがありますが、代表的なものの一つが万引きでしょう。コンビニがこれだけ多くなっていますから、子どもたちが万引きをしてしまう機会は増えています。店員さんが近くにいなければ、子どもたちは見られていないと思ってしまいますから。 できればそんなことはあってほしくありませんが、あるなら小学生のうちに、と思います。小学生のうちなら、対処の仕方によっては、子どもをいい方向に向けていくきっかけになるからです。中学、高校と年齢が上がるにつれて、感度も悪くなるし、自分を変えていける柔軟性もなくなっていくからです。 対処の仕方としては、親が子どもと一緒に謝りに行くのです。そして、子どもと一緒に頭を下げて謝ります。どちらかといえば、父親のほうがいいと思います。冷静に対処できる可能性が高いです。母親がいけないというわけではありません。母親の涙が、父親の冷静な対処よりも効く場合もあります。 子どもに向かって、「オレに恥をかかせやがって」とか、店の人に向かって、「代金を払えばいいんでしょ」とか言っては絶対だめです。こんなことを言ってしまったら、子育てはそこでほぼ終わりです。おしまいです。 肝心なのは、子どもが成長した後、「あの時、お父さん(お母さん)が、一緒に謝りに行ってくれた」と思える状況を作ることです。それと、子どもが悪いことをして、親として悲しいという気持ちを伝えることです。怒りを感情にまかせて出してしまうのは、何としても抑えましょう。 うちの場合、長女の春子が2年生の頃にありました。万引きではありません。帰り道で傘を振り回していて、自動車に当たったのです。一緒に帰っていた同級生から、次女の夏子が聞いて、私の耳に入ったのでした。春子に確かめると、「うーん、当たったかもしれない」と言います。「そうか、車に傷がつくと直すのに何万円もかかることがあるから、お父さんと一緒に謝りに行こう」と言って、謝りに行きました。家から歩いて5分くらいのお宅です。 白い車が路上に止めてありました。見ると特に目につく傷はありません。呼び鈴を鳴らしましたが、誰も出てきません。金属かプラスチックを研磨する作業をしている小屋があったので、のぞいてみると人がいます。春子と二人で中に入り、事情を話して謝りました。その人と一緒に車の傷を確認しましたが、特に傷はなかったようで、「別にいいよ。今度から当たらないように気をつけてな」と言っていただきました。ほっとして帰ってきました。 もし大きな傷がついていて、何万円も弁償していたら(それも覚悟はしていましたが)、同じようにふるまえたかどうか分かりません。ただ、あの事件以来、夏子との信頼関係が強くなったように感じています。 我が身を振り返ってみると、小学生の頃、うちにお百姓さんが「ニンジンを抜かれた」と言って、怒りに来たことがありました。私が「盗んだ」のです。もちろん「盗んだ」という意識はありませんでした。父にニンジンの葉っぱを教えてもらったすぐ後のことで、「あの葉っぱの下に、だいだい色のあのニンジンが本当に埋まっているのだろうか」と、確かめたかったのです。 甘やかしていいというのではありません。ひどく怒られたことがよかったという場合もあるでしょう。なかなか正解は転がってはいません。状況や子どもの性格などにもよるのでしょう。 要は、子どものことを思う気持ちが本物かどうかでしょうね。 ランキングに参加しています。よろしかったらクリックして応援してください。「新米ママ・新米パパに贈る、幸せな子育てのヒント」トップページヘ「子育て応援広場」へ
2009.02.02
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