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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて7年、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第18回は、コボタンヅルの花です。(2017年8月24日撮影)。☆コボタンヅルはボタンヅルの変種で、関東地方・中部地方の日当たりの良い林縁や低木林に絡んで生育するキンポウゲ科センニンソウ属のつる性の半低木です。☆コボタンヅルの茎は、ボタンヅルと同じように円柱形で稜角があります。☆コボタンヅルの葉は対生し、ボタンヅルの葉は1回3出複葉ですが、コボタンヅルの葉は2回3出複葉です。なお、植物図鑑『日本の野生植物 2』によると、コボタンヅルは葉が2回3出複葉が基本ですが、葉が1回3出複葉のものもあるそうです。この写真で見ると、右側の葉はほぼ2回3出複葉ですが、左側の葉はボタンヅルの葉とは異なりますが、1回3出複葉と2回3出複葉の中間形に見えます。☆左側の葉です。先端の葉は3小葉に分かれていますが、左右の葉は1回3出複葉と2回3出複葉の中間形に見えます。コボタンヅルはボタンヅルの変種ということなので、引き続き観察していきたいと思います。☆コボタンヅルの花期は8~9月で、今年伸びた枝の葉腋から、3出集散状の花序を上向きに出します。☆葉腋とは「葉と葉のついている茎とのまたになった部分、つまり葉の付け根にあたる」という解説がありますが、写真で見ると、葉の付け根の下から集散花序が出ているように見えます。☆コボタンヅルの花は花弁がなく、花弁状の白い4枚の萼片があります。☆コボタンヅルの雄蕊は、萼片と同じ長さで多数あります。雌蕊は、たくさんある雄蕊の中央に数個あります。☆コボタンヅル(小牡丹蔓)の名は、2回3出複葉なので小葉の大きさがボタンヅル(牡丹蔓)より小さいことに由来するそうです。
2019.02.28
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第17回は、ボタンヅルの花です。(2017年8月23日撮影)。☆ボタンヅルは、本州から九州の日当たりの良い林縁や低木林に絡んで生育するキンポウゲ科センニンソウ属のつる性の半低木です。(2017年8月23日撮影)。☆ボタンヅルの茎は、円柱形で稜角があり短毛があります。(2017年8月24日撮影)。☆ボタンヅルの葉は、長い葉柄があり、1回3出複葉です。(2017年8月24日撮影)。☆小葉の葉柄は長く、小葉は先が尖っており、基部は円形または浅心形、不揃いの大きい鋸歯があります。(2017年8月23日撮影)。☆ボタンヅルの花期は8~9月で、今年伸びた枝の葉腋から、3出集散状の花序を上向きに出します。葉腋とは「葉と葉のついている茎とのまたになった部分、つまり葉の付け根にあたる」という解説がありますが、写真で見ると、葉の付け根の下から集散花序が出ているように見えます。センニンソウの蕾は先が尖っていますが、ボタンヅルの蕾は先が丸くなっています。写真では見つかりませんでした。(2017年8月24日撮影)。☆ボタンヅルの花は花弁がなく、花弁状の白い4枚の萼片があります。(2017年8月23日撮影)。☆ボタンヅルの雄蕊は、萼片と同じ長さで多数あります。雌蕊は、たくさんある雄蕊の中央に数個あります。(2017年8月24日撮影)。☆ボタンヅル(牡丹蔓)の名は、葉が3出複葉でボタン(牡丹)の葉に似ており、ツル性(蔓性)植物であることから名づけられました。(2017年8月24日撮影)。☆ボタンヅルの花言葉は、「休息」や「安全」「心地よい空気」だそうです。(2017年8月24日撮影)。
2019.02.27
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第16回は、センニンソウの花です。(2014年8月31日撮影)。☆センニンソウは、北海道南部から沖縄の日当たりの良い道ばたの低木林や林縁に生えるキンポウゲ科センニンソウ属の多年草です。つる植物で、他の木や草にからみつきながら長い茎を伸ばして成長していきます。(2015年9月11日撮影)。☆センニンソウの茎は、円柱形で肋があります。(2017年9月8日撮影)。☆センニンソウの葉は対生し、長い葉柄がある奇数羽状複葉で、小葉は全縁で3~7枚です。この写真では、小葉が3枚と5枚です。(2017年9月8日撮影)。☆こちらの写真では、小葉が5枚です。(2017年9月8日撮影)。☆センニンソウの花期8~9月で、茎の先端や葉腋から三出状の集散花序を出し、白い花をつけます。(2015年9月11日撮影)。☆センニンソウは、蕾の先が丸いボタンヅルと違い、蕾の先が尖っているのが特徴です。センニンソウの花は、4枚の花びらに見えるのは萼片で、花びらはありません。蕾を包んでいる黄緑色の4枚の萼片が十字形に外に広がって伸び、白い花びらのようになります。(2013年8月3日撮影)。☆センニンソウの花のつくりは、4枚の白い萼片、萼片より短い多数の雄蕊、数本の雌蕊です。雄蕊は、花糸も葯も白く、およそ40本あります。この写真では、雌蕊が6本見えます。最大で8本くらいあります。(2017年9月8日撮影)。☆センニンソウ(仙人草)の名は、果実の先端にある羽毛状の白い毛を仙人のヒゲ(髭)に見立てて名付けられたそうです。センニンソウの果実は卵形の痩果(そうか)で、長さ7~8ミリ、扁平で厚いふちがつき、寝た毛があります。果実には3センチの長い羽毛状の毛がある花柱が残ります。「痩果(そうか)」とは、一つの種子が薄くて堅い果皮の中に包まれている果実のことです。(2015年11月12日撮影)。☆センニンソウの別名は、ウマクワズ(馬食わず)、ウシノハコボレ(牛歯欠)です。これは、センニンソウが有毒なので、馬が食べずに残すこと、牛が牧草と一緒に食べてしまうと歯が抜けてしまうことからつけられたものだそうです。(2014年8月31日撮影)。☆センニンソウの花言葉は、「安全」「無事」だそうです。
2019.02.26
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第15回は、キバナセツブンソウの花です。(2014年2月25日撮影)。☆キバナセツブンソウは、南ヨーロッパ原産のキンポウゲ科セツブンソウ属の耐寒性多年草です。(2015年2月28日撮影)。☆キバナセツブンソウの厚手で光沢がある茎葉は2枚で、無柄で輪生し、深く羽状に切れ込み、裂片は不ぞろいの広線形です。この茎葉を苞葉ということもあります。観察できませんが、キバナセツブンソウの根出葉は、掌状に深く裂けています。(2015年2月28日撮影)。☆キバナセツブンソウの花期は3~4月で、花茎は高さ5~10センチで、花は茎先に単生します。(2014年2月25日撮影)。☆日本に自生するセツブンソウは花が横向きに咲きますが、キバナセツブンソウは花が上向きに咲きます。(2014年2月25日撮影)。☆キバナセツブンソウの花のつくりは、茎と花を取り囲む総苞葉(茎葉)、花弁状の黄色い6枚の萼片、先が2唇形になる花びらが退化した黄色い蜜腺、多数の雄蕊、雌蕊は2~5個だそうです。雌蕊花柱は、先端が角のように尖っています。(2014年2月25日撮影)。☆この写真では、花びらが退化し先が2唇形になる黄色い蜜腺がよくわかります。(2014年2月25日撮影)。☆この写真でも、花びらが退化し先が2唇形になる黄色い蜜腺がよくわかります。(2015年2月28日撮影)。☆キバナセツブンソウ(黄花節分草)の名は、黄色い花が咲くセツブンソウ(節分草)です。(2014年2月25日撮影)。☆キバナセツブンソウの花言葉は、セツブンソウの花言葉と同じ「気品」「ほほえみ」「光輝」「人間嫌い」「拒絶」だそうです。(2014年2月25日撮影)。
2019.02.25
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第14回は、セツブンソウの花です。(2016年2月9日撮影)。☆セツブンソウは、本州の関東地方以西に分布するキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草です。落葉広葉樹林の林縁や林床に生え、石灰岩地を好むそうです。群生で開花します。(2013年2月20日撮影)。☆セツブンソウの根出葉は、五角状円形で長さ幅ともに1~5センチで、3つに深く分かれ、さらに羽状に分かれています。茎葉は2枚で、無柄で輪生し、深く羽状に切れ込み、裂片は不ぞろいの広線形です。(2016年2月9日撮影)。☆セツブンソウの花期は2~4月で、花茎は高さ5~15センチで、花柄は0.5~1センチ、花は茎先に単生します。早い年は、1月末に開花します。(2016年2月9日撮影)。☆セツブンソウの花は直径約2センチメートルの可憐な花で、白い花弁に見えるのは萼片で、白い萼片は5枚が基本ですが、多いものもあるようです。萼片の形は、先端が尖っているもの、円形に近いもの、長楕円形のものなど変異があります。この花は、長楕円形です。(2017年1月25日撮影)。☆この花は、萼片が円形です。白い萼片、先端が黄色い花弁、薄青紫色の葯がある雄蕊が多数見えます。葯は、白っぽくなり花粉を出し始めているものもあります。花の中央に紫色の雌蕊が見えます。雌蕊柱頭は2~5本ですが、この花では3本見えます。(2015年2月2日撮影)。☆この花は、萼片の先が尖っています。この花の萼片は、8枚です。(2016年2月9日撮影)。☆花弁を観察してみました。花弁の先はY字型に2つに分かれており、先端が黄色くなっています。花弁は筒状で蜜腺があり、筒のくぼみに密が入っています。(2013年2月20日撮影)。☆セツブンソウ(節分草)の名は、早春の節分の頃に花が咲くことから名付けられました。(2015年2月2日撮影)。☆セツブンソウの花言葉は、「気品」「ほほえみ」「光輝」「人間嫌い」「拒絶」だそうです。「気品」「ほほえみ」「光輝」は、まだ寒さが厳しい林の中で咲いている姿から名づけられたのでしょうか。「人間嫌い」「拒絶」は、人目を避けて林の中でひっそりと咲いている姿から名づけられたのでしょうか。(2013年2月20日撮影)。
2019.02.24
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第13回は、シュウメイギクの花です。(2012年10月16日撮影)。☆シュウメイギクは、中国原産で、江戸時代に観賞用に導入され、京都を中心に各地で野生化したものが見られるキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。(2013年10月29日撮影)。☆シュウメイギクの茎は、あまり分岐せずに直立し、高さ1メートルほどになります。(2013年10月29日撮影)。☆シュウメイギクの根出葉は、長い柄があり、広卵形で3から5に浅く裂けた小葉3枚からなります。茎生葉は、短~無柄で互生します。(2013年10月29日撮影)。☆シュウメイギクの花期は8~10月で、茎の上部で分岐し、直径7センチほどの白色から紅紫色の花をつけます。(201309年10月4日撮影)。☆シュウメイギクの花が白く萼片が少ない品種は、交配などによって作られてきたものだそうです。(2013年10月29日撮影)。☆シュウメイギクは、花弁はなく、花弁状の萼が多数あります。紅紫色の花で多数の萼片があるものが、原種に近いそうです。(2013年10月29日撮影)。☆花の中央には、多数の雌蕊が集まって球状になっており、その周りにオレンジ色の葯がある雄蕊が多数見えます。(2013年10月29日撮影)。☆シュウメイギク(秋明菊)の名は、日本には無かったことから「黄泉(あの世、冥土)の国の秋に咲く菊」の意味で「秋冥菊」となり、「秋明菊」に転訛したそうです。本来の種は、赤紫の多数の花弁状の萼片があり、「秋に咲く菊」という名前の由来が納得できます。京都近郊の貴船地方に見事な群生が見られることから、キブネギク(貴船菊)、またはギブネボタン(貴船牡丹)の別名もあります。(2012年10月28日撮影)。☆シュウメイギクの花言葉は、「忍耐」「淡い思い」「薄れゆく愛」「利益」「多感なとき」「耐え忍ぶ恋」などだそうです。(2009年10月4日撮影)。
2019.02.23
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第12回は、イヌショウマの花です。(2012年9月14日撮影)。☆イヌショウマは、関東地方から近畿地方の主として暖帯の山地の林中に生え、やや湿ったところを好むキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。写真はありませんが、イヌショウマの茎葉は、退化して苞状になっています。根出葉は1~2回3出複葉で葉柄は長く、長いものは30センチを超えます。小葉は長さ5~20センチ、幅4~18センチ、掌状に切れ込み、縁には不ぞろいの鋭い鋸歯があります。☆イヌショウマの花期は8~9月で、高さ60~90センチの花茎状の茎を伸ばし、単一または株で分岐した穂状花序をつけます。☆イヌショウマの花の蕾は丸く、淡紅色を帯びています。☆イヌショウマの花は直径約4ミリ、白色からピンク色で、花柄はなく、長い穂状花序に多数つきます。☆イヌショウマの花は、開花するとすぐに花弁状の萼片が落ちてしまい、雄蕊と雌蕊が残ります。この写真では、開花した直後で、花弁状の萼片が見えます。☆雄蕊は多数つき、花糸は白色で長く目立ちます。多数の雄蕊の中央に、雌蕊が見えます。雌蕊は1個ですが、時に2個あることもあるそうです。☆イヌショウマ(犬升麻)の名は、若菜を茹でて山菜として食用にできるサラシナショウマに対して、食用にできないことから名づけられました。植物の名前では、「役に立たない」「劣っている」ものに対して「イヌ」な名がつけられることがあります。☆イヌショウマの花言葉は、「逃げる」「控え目」「自由」だそうです。イヌショウマの学名「Cimicifuga biternata」の属名「Cimicifuga」は、ラテン語の「cimix(南京虫)+fugere(逃げる)」が語源で、悪臭に南京虫も逃げるという意味です。「逃げる」という花言葉は、属名に由来するようです。
2019.02.22
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第11回は、サラシナショウマの花です。(2017年10月3日撮影)。☆サラシナショウマは、北海道から九州の山地の木陰や草原に生えるキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。(2017年10月3日撮影)。☆茎は、40~150センチで、上部は分岐し、上部には細い毛が生えるというのですが確認できません。(2017年10月3日撮影)。☆サラシナショウマの葉は互生で葉柄が長く、根出葉と下部の茎葉は大きく3回3出複葉で、上部の茎葉は2~3回3出複葉です。小葉は卵形で、長さ3~8センチ、しばしば3つに分かれて先が尖り、不揃いな欠刻状鋸歯があります。(2017年10月3日撮影)。☆サラシナショウマの花期は8~10月で、単一または基部で分岐する総状花序を出します。(2017年10月3日撮影)。☆サラシナショウマは、長い総状花序をつけます。サラシナショウマの花は、花柄が5~10ミリ、4~5枚ある広楕円形で舟形の萼片と先が2つに分かれている花弁がありますが、花の早い時期に落ちてしまいます。この写真では多数の雄蕊の周りに舟形の萼片が見えます。(2013年9月3日撮影)。☆サラシナショウマは、両性花と雌蕊がない雄花があるそうです。この写真では、舟形の萼片、多数の雄蕊、雌蕊は2本のものが多いそうですが中央に2本の雌蕊が見えます。(2013年9月3日撮影)。☆この写真は、雌蕊が退化した雄花のようです。多数の雄蕊の周りに見える楕円形のものは、先端が2つに分かれているので、花弁です。(2013年9月3日撮影)。☆こちらは、サラシナショウマの成長した果実です。先端が少し曲がっている雌蕊の特徴が残っています。(2015年10月28日撮影)。☆サラシナショウマ(晒菜升麻)の名は、サラシナ(晒菜)は若菜を茹でて水に晒して山菜として食用にしたこと、ショウマ(升麻)は根茎を天日で干したものを生薬で「升麻」ということに由来するそうです。(2017年10月3日撮影)。☆サラシナショウマの花言葉は、「愛嬌」「無邪気」「温かい心」「雰囲気の良い人」だそうです。
2019.02.21
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第10回は、クリスマスローズの花です。(2017年3月13日撮影)。☆クリスマスローズは、キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草です。クリスマスローズの花期は、本州では2~4月、東北や北海道では4~5月です。(2017年3月13日撮影)。☆クリスマスローズの花は、花びらのように見えるのは萼片なので、花弁(花びら)のようにすぐ散ることがなく、花が咲き続けているかのように長く鑑賞することができます。(2017年3月13日撮影)。☆赤紫色の5枚の萼片、花の中央に雌蕊、それを取り囲む多数の雄蕊、萼片と雄蕊の間に赤紫色の筒状の蜜腺が見えます。(2017年3月13日撮影)。☆花の中央に5本の雌蕊が見えます。クリスマスローズの花は雌性先熟で、雌蕊が雄蕊より数日前に熟し、受粉のチャンスを待っているそうです。この花は雌性期で、外側の雄蕊は伸び始めていますが、まだ雄蕊の葯から花粉は出ていないようです。(2017年3月13日撮影)。☆雌蕊の本数は、1本から数本まで様々なようです。こちらの花は雌蕊が1本。(2014年3月3日撮影)。☆こちらの花は雌蕊が2本。(2014年3月3日撮影)。☆こちらの花は雌蕊が3本。(2016年3月16日撮影)。☆萼片と雄蕊の間にある赤紫色の筒状の蜜腺(ネクタリー)は、本来の花びらが退化したものです。同じキンポウゲ科のセツブンソウなどと共通しています。(2017年3月13日撮影)。☆クリスマスローズの名は、クリスマスの頃にバラ(薔薇:ローズ)のような花を咲かせることに由来します。なお、名前の通りクリスマスの頃に咲くクリスマスローズは、原種の一つである「ヘレボルス・ニゲル」という品種だけです。他のものは春の2月下旬から4月に咲く「レンテンローズ」という品種で、これもクリスマスローズの品名で流通しています。(2017年3月13日撮影)。☆クリスマスローズの花言葉は、「私の不安をやわらげて」「慰め」「中傷」などだそうです。古代ヨーロッパではクリスマスローズの花の香りは病人から悪臭を除くと信じられ、ギリシャでは狂人を正気に戻すといわれており、16~17世紀のイギリスでは憂鬱を追い払うのに使われており、「私の不安をやわらげて」「慰め」は、そのことに由来するそうです。「中傷」は、クリスマスローズの根に毒があることにちなむそうです。(2017年3月13日撮影)。
2019.02.20
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第9回は、クサボタンの花です。(2017年9月8日撮影)。☆クサボタンは、本州の山地の林縁や草原に生えるキンポウゲ科センニンソウ属の半低木です。センニンソウ属の仲間は蔓性植物が多いのですが、クサボタンは茎が直立し、高さ1メートルになります。(2017年9月8日撮影)。☆クサボタンの茎の下部は木質化しており、冬になって大部分が枯れても株は残ります。(2017年9月8日撮影)。☆クサボタンの葉は対生し、長い葉柄があり、1回3出複葉です。クサボタンの小葉は、長さ4~13センチの卵形で、3つに浅く裂けており、先端は鋭く尖り、縁には不ぞろいな粗い鋸歯がついています。(2017年9月8日撮影)。☆クサボタンの花期は8~9月で、茎の先端や葉腋から集散状の花序を出し、淡紫色の花を多数つけ、しばしば集まって大きな円錐状になります。(2017年9月8日撮影)。☆クサボタンの花は鐘状で、花びらのように見えるのは萼片で、4枚の萼片は基部が筒状になり、先端はそり返っています。萼片の外面は白い短毛が密生するそうですが、確認できません。それぞれの花には、雄蕊・雌蕊がありますが、両方に機能があるとは限らず、雄花と雌花に分化しているそうです。(2017年9月8日撮影)。☆クサボタンの果実は、倒卵形の痩果(そうか)で、花柱がしだいに伸びてきます。「痩果(そうか)」とは、一つの種子が薄くて堅い果皮の中に包まれている果実のことです。(2017年10月3日撮影)。☆クサボタンの花柱は、長さ15~20ミリに伸びて、羽毛状になります。クサボタンの花の形は他のセンニンソウ属の植物と大きく異なりますが、この果実の形は他のセンニンソウ属の植物と共通しています。(2017年10月3日撮影)。☆クサボタン(草牡丹)の名は、葉の形がボタン(牡丹)に似ていて、木本植物なのに草本植物(草)のように見えることから名づけられたそうです。(2017年9月8日撮影)。☆クサボタンの花言葉は、「思慕」「感謝」などだそうです。(2017年9月8日撮影)。
2019.02.19
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第8回は、キツネノボタンの花です。(2012年5月20日撮影)。☆キツネノボタンは、北海道から九州の道端や溝など日当たりの良い湿地に生えるキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。キツネノボタンの茎は直立または斜上し、草丈は30~50センチで、上部でよく分枝します。(2018年7月3日撮影)。☆キツネノボタンの葉は、根出葉は3出複葉で長柄があり、茎葉は写真のように3出複葉で短柄があります。なお、上部の葉は、3つに深く分かれた単葉です。(2018年7月3日撮影)。☆キツネノボタンの花期は4~7月で、分岐した茎の先に黄色い5弁花をつけます。(2018年7月3日撮影)。☆キツネノボタンの花は、黄色い5弁化です。萼片は、開花時には後ろに反り返るそうですが、確認できません。花弁は、長楕円形です。(2018年7月3日撮影)。☆キツネノボタンの花の花弁の形は、変異があるようです。こちらの写真では、花弁は丸い形です。(2012年5月20日撮影)。☆キツネノボタンの集合果は直径約1センチの球形で、それぞれの痩果(そうか)は扁平で長さ3.5~4ミリ、花柱は細く長く伸びて先がカギ状に強く曲がっています。「痩果(そうか)」とは、薄くて硬い果皮の中に一つの種子が包まれている果実で、果皮と種皮が密着しているので一見すると種子のように見えますが、果実の一種です。(2018年7月3日撮影)。☆こちらの写真でも、花柱の先がカギ状に強く曲がっているのがわかります。集合果の形から、コンペイトウグサ(金平糖草)と呼ばれることもあるそうです。(2018年7月3日撮影)。☆キツネノボタン(狐の牡丹)の名は、狐が出るような野原に自生していて、深い切れ込みのある葉が牡丹に似ていることから名づけられたという説があります。キツネ(狐)の名の由来については諸説があるようです。(2018年7月3日撮影)。☆キツネノボタンの花言葉は、「嘘をつくなら上手に騙して」「騙ましうち」「恵まれた生活」「ひとりぼっち」などだそうです。「嘘をつくなら上手に騙して」「騙ましうち」は、「キツネ」の名に由来するのでしょうか。(2018年7月3日撮影)。
2019.02.18
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第7回は、オキナグサの花です。(2015年3月20日撮影)。☆オキナグサは、本州・四国・九州の日当たりのよい草原や河川の堤防などに生えるキンポウゲ科オキナグサの多年草です。(2015年3月20日撮影)。☆オキナグサの根出葉は、2回羽状複葉で、長い柄をもち束生します。小葉はさらに深く裂けています。(2015年3月20日撮影)。☆茎につく葉は3枚が輪生し、無柄で基部が合着し、線状の裂片に分裂しています。(2015年3月20日撮影)。☆オキナグサの花期は4~5月で、花期の頃10センチ前後の花茎の先端に暗赤紫色の花を1個つけます。根出葉や花茎、花被片(萼)には、長い白毛を密生しています。(2015年3月20日撮影)。☆花は、開花の頃はうつむいて咲きます。(2015年3月20日撮影)。☆開花とともに、徐々に上向きに変化します。オキナグサの花は、花びらのように見えるのは萼片で6枚、多数の雄蕊、中央に多数の雌蕊が見えます。萼片の外面は長い白毛で被われ、内面は暗赤紫色です。(2015年3月20日撮影)。☆雌蕊花柱が伸びていますが、まだ綿毛が見えず全体に薄緑色のオキナグサ。(2015年4月29日撮影)。☆次に、伸びた雌蕊花柱が薄緑色から薄茶色に変化し始めたオキナグサ。(2015年4月29日撮影)。☆伸びた雌蕊花柱が完全に綿毛状態になり、老人の白髪のようになったオキナグサ。綿毛は、雌蕊の花柱が伸び、さらに伸びた花柱が軸を残して羽毛のようになっています。これは、同じキンポウゲ科のセンニンソウと共通しています。(2015年4月29日撮影)。☆オキナグサ(翁草)の名は、白毛がある果実の集まりを白髪の老人の頭に見たてて付けらました。☆オキナグサの花言葉は、「何も求めない」「告げられぬ恋」「清純な心」「裏切りの恋」「背徳の恋」「心の闇は内に隠して」などだそうです。
2019.02.17
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第6回は、ウマノアシガタの花です。(2012年5月12日撮影)。☆ウマノアシガタは、北海道から沖縄の日当たりの良い山野に生えるキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。草丈は、30~60センチです。(2016年4月24日撮影)。☆根出葉は長い柄があり、複葉であるかのように3つに深く分かれています。(2016年4月24日撮影)。☆茎の中部の葉は3つに深く裂けており、葉柄はほとんどありません。(2016年4月24日撮影)。☆茎の上部の葉は線形で3つに深く裂けており、葉柄はありません。(2016年4月24日撮影)。☆ウマノアシガタの花期は4~5月で、茎先に集散花序をつけます。花柄は、2.5~7センチです。(2016年4月24日撮影)。☆ウマノアシガタの萼片は5個、楕円形で舟形、長さ5~6ミリ、背部に長い毛があります。キツネノボタンの萼片と異なり、後ろに反り返りません。(2016年4月24日撮影)。☆ウマノアシガタの花は直径3センチ、花弁は5個、黄色で光沢があり、広倒卵形または倒卵形で長さは8~11ミリ、基部は爪となり、蜜腺があります。雄蕊は多数あり、雌蕊にはごく短い花柱があります。(2016年4月24日撮影)。☆ウマノアシガタの集合果は球形です。痩果(そうか)は倒卵円形で、長さ2~2.5ミリで無毛、花柱はごく短く少し外に曲がっています。「痩果(そうか)」とは、薄くて硬い果皮の中に一つの種子が包まれている果実で、果皮と種皮が密着しているので一見すると種子のように見えますが、果実の一種です。(2016年4月24日撮影)。☆ウマノアシガタ(馬の足形)の名は、根出葉を馬の蹄に見立てたという説がありますが、葉の形は実際には似ていないので、個々の葉ではなくロゼットの形状を指すという説や、「鳥の足形」が誤って「馬の足形」と伝わったという説もあります。花びら1枚の形が、馬の蹄に似ているのではないかという説もあります。別名は、キンポウゲ(金鳳花)です。キンポウゲ(金鳳花)は八重咲きのものを指し、「鳳」は中国の霊鳥「鳳凰」のことで、黄金色の美しい花の様子に由来します。(2016年4月24日撮影)。☆ウマノアシガタの花言葉は、「栄誉」「栄光」「子どもらしさ」「無邪気」「中傷」「楽しみ到来」「到来する幸福」「富」「幸福」「上機嫌」「美しい人格」などだそうです。黄金色の美しい花が咲くキンポウゲ(金鳳花)の名に由来するのでしょうか。
2019.02.16
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第5回は、ニリンソウの花です。(2014年4月7日撮影)。☆ニリンソウは、日本全土に分布するキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。ニリンソウは、根茎で増えるので群落を作りやすいそうです。(2015年4月6日撮影)。☆ニリンソウの根出葉は深く3つに分かれており、茎葉は柄がない3枚が輪生し小葉は深く裂けています。(2014年4月7日撮影)。☆3枚の茎葉の上に、小さな2枚の葉が見えますが、苞葉だそうです。なお、茎葉も総苞だそうです。HiroKenさんに教えていただきました。(2016年4月12日撮影)。☆ニリンソウの花期は4~5月で、15~30センチの花茎の先に直径2センチの花を1~4個咲かせます。(2018年3月29日撮影)。☆ニリンソウの花は、白い花びらのように見えるのは花被片(萼片)です。普通は5枚ですが、少ないもの(4枚)や多いもの(~7枚)も見られます。この花では、6枚の萼片があります。萼片の裏面は、紅色を帯びることもあります。(2016年4月6日撮影)。☆萼片は楕円形のものが多いですが、細長い長楕円形のものも見られます。この花では、9枚の萼片があります。(2018年3月29日撮影)。☆多数の雄蕊の中央に、多数の雌蕊が見えます。この花では、雌蕊が7本ほど見えます。(2013年4月15日撮影)。☆ニリンソウ(二輪草)の名は、1本の花茎に2つの花を咲かせることに由来します。(2018年3月29日撮影)。☆ニリンソウの花言葉は、「友情」「ずっと離れない」などだそうです。ニリンソウの花の形から名づけられたのでしょうか。(2018年3月29日撮影)。
2019.02.15
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第4回は、キクザキイチゲの花です。(2014年4月27日撮影)。☆キクザキイチゲは、北海道から本州(近畿地方以北)の落葉広葉樹林の林縁や林床に生えるキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。(2012年5月6日撮影)。☆キクザキイチゲの根出葉は、2回3出複葉で、小葉は羽状に深く分かれます。茎葉は、柄がある3枚が輪生し、3出複葉で小葉は羽状に深く分かれます。(2014年4月27日撮影)。☆キクザキイチゲの花期は3~5月で、10~30センチの花茎の先に直径2.5~3センチの花を1個咲かせます。(2014年4月27日撮影)。☆キクザキイチゲの花は、花びらのように見えるのは花被片(萼片)で、8~13枚あります。花の色は、淡紫色や白色です。これは白色で、萼片は長楕円形です。(2014年4月27日撮影)。☆こちらは、花の色が淡紫色です。(2014年4月27日撮影)。☆こちらも花の色が淡紫色ですが、上のものより濃い色です。白色のものに比べて、萼片が細長い線状長楕円形です。(2014年4月27日撮影)。☆花の中央を拡大して見ました。雌蕊が中心部に球状に集合しており、多数の雄蕊が周囲を取り巻いています。(2014年4月27日撮影)。☆キクザキイチゲ(菊咲一華)の名は、「菊咲」は菊のような花を、「一華」は花が茎の先に1個だけ咲く一輪草を意味します。菊のような花を1個だけ咲かせる一輪草です。キクザキイチゲの花言葉は、「静かな瞳」「追憶」だそうです。(2014年4月27日撮影)。☆なお、アズマイチゲとキクザキイチゲは混生することも多く、両種が同時に見られることもあるそうです。これは、北海道で観察したアズマイチゲとキクザキイチゲの混生です。手前がアズマイチゲ、奥がキクザキイチゲです。(2012年5月6日撮影)。
2019.02.14
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第3回は、エゾイチゲの花です。コンパクトデジタルカメラに電池切れの表示が出て慌てて撮影し、ピントが合っていないことをお断りしておきます。(2012年4月30日撮影)。☆エゾイチゲは、北海道の温帯上部から亜寒帯の林縁や草原に生えるキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。☆エゾイチゲの根出葉は1回3出複葉で、茎葉は3枚が輪生し3出複葉です。小葉は広披針形で、鋸歯があります。ヒメイチゲに似ているそうですが、小葉の幅が広いので区別できます。☆エゾイチゲの花期は5~7月で、8~18センチの花茎の先に直径1.5~2センチの花を1個咲かせます。☆エゾイチゲの花は、花びらのように見えるのは花被片(萼片)で、5~7枚あります。この写真では、6枚見えます。☆エゾイチゲ(蝦夷一華)の名は、「エゾ」は北海道、「一華」は花が茎の先に1個だけ咲く一輪草を意味します。北海道に咲く一輪草に由来します。別名は、ヒロハヒメイチゲ(広葉姫一華)です。
2019.02.13
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第2回は、アズマイチゲの花です。(2018年3月6日撮影)。☆アズマイチゲは、北海道から九州の落葉樹林の林縁や林床に生えるキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。(2012年5月6日撮影)。☆アズマイチゲは3月から花を咲かせ、新緑の頃には枯れてしまい地中で過ごすスプリング・エフェメラル(春の妖精)の1種です。(2012年5月6日撮影)。☆アズマイチゲの根出葉は、2回3出複葉で、小葉は3出状に分かれます。(2012年5月6日撮影)。☆アズマイチゲの茎葉は、柄がある3枚が輪生し、小葉が3枚の3出複葉になっています。(2012年5月6日撮影)。☆アズマイチゲは、花の形が同じキンポウゲ科イチリンソウ属のキクザキイチゲに似ていますが、葉の形で区別できます。キクザキイチゲの葉は羽状に深く分かれていますが、アズマイチゲの葉は切れ込みが浅く垂れ下がり気味になっています。(2018年3月6日撮影)。☆アズマイチゲの花期は3~5月で、15~20センチの花茎の先に直径2~3センチの花を1個咲かせます。(2014年3月25日撮影)。☆アズマイチゲの花は、花びらのように見えるのは花被片(萼片)で、8~13枚あります。この写真では、15枚以上見えます。(2018年3月6日撮影)。☆アズマイチゲ(東一華)の名は、「東」は関東、「一華」は花が茎の先に1個だけ咲く一輪草を意味します。別名は「雨降花」で、アズマイチゲを摘み取ると雨が降ることに由来するそうです。(2012年5月6日撮影)。☆アズマイチゲの花言葉は、「温和」「静かな瞳」「耐え忍ぶ恋」などだそうです。春先の温かな日差しを浴びて茎先に白い花を咲かせている様子は、「温和」な印象を与えます。(2018年3月6日撮影)。
2019.02.12
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[23]】はキンポウゲ科の植物です。第1回は、アキカラマツの花です。(2012年9月21日撮影)。☆アキカラマツは、北海道から九州の日当たりの良い草地に生えるキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草です。茎は、高さ50~150センチになり、上部はよく分枝します。(2013年8月11日撮影)。☆アキカラマツの葉は、2~4回3出複葉で、小葉は1~3センチで、基部は丸く先端は浅く3~5つに分かれています。(2012年9月21日撮影)。☆アキカラマツの花期は7~10月で、花序は大きく円錐状に広がる円錐花序です。(2013年8月11日撮影)。☆アキカラマツの花のつくりは、花弁はなく花びら状の花被片(萼片)が3~4枚(5枚のものもある)あります。雄蕊は20本ほどあり、白く細長い花糸にクリーム色の葯が見えます。左側の花は萼片が落ちてしまい、雄蕊の葯の色はクリーム色から黒褐色に変化しています。(2015年7月23日撮影)。☆こちらのアキカラマツの花では、開いた5枚の萼片、20本以上の長く伸びた雄蕊、花の中央に伸び始めた4本の雌蕊が見えます。(2015年7月23日撮影)。☆開花して少し経過したアキカラマツの花です。萼片は落ちてしまい、雌蕊が伸びてきています。アキカラマツの雌蕊は花柱がなく、薄緑色の子房の上に白い柱頭が直接ついています。この花では、雌蕊は5本です。(2015年7月23日撮影)。☆開花後さらに時間がたち、雄蕊が散ってしまったアキカラマツの花です。果実が大きくなっています。果実には8個の翼があります。(2015年7月23日撮影)。☆アキカラマツ(秋落葉松、秋唐松)の名は、秋に咲くカラマツソウで、カラマツソウ(落葉松草)の名は、花がカラマツ(落葉松)の葉の付き方に似ている草であることから。別名はタカトウグサ(高遠草)で、長野県高遠地方で昔から全草を健胃・整腸の目的で用いていたことから名づけられたそうです。(2015年7月23日撮影)。☆アキカラマツの花言葉は、「大胆」だそうです。(2015年7月23日撮影)。
2019.02.11
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第8回は、ヘラオオバコの花です。(年月日撮影)。☆ヘラオオバコは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、江戸時代末期に渡来したといわれ、道端や荒れ地に生えるオオバコ科オオバコ属の多年草、または1年草です。☆ヘラオオバコの葉は、披針形で直立し、長さ10~20センチ、幅1.5~3センチで、多少白毛があります。☆ヘラオオバコの花期は6~7月で、花茎は高さ40~60センチとなり、縦に5つの溝があります。☆花茎をよく観察すると、縦に溝があるのがわかります。☆ヘラオオバコやオオバコなどオオバコ科の植物は、雌性先熟です。両性花で雌性が先に熟して現れる植物を雌性先熟といい、自家受粉を避けるための植物の仕組みです。ヘラオオバコは穂状花序で、最初に白い糸状の雌蕊が伸びてきます。花穂の上の方は雌性期で細長く先が尖った雌蕊が見え、下の方は雄性期に移っており雄蕊が目立ちます。☆苞と萼に包まれた1個の花は、長さ約4ミリです。雌性期には閉じていますが、筒状で先が4つに分かれる花冠があり、その中に4本の雄蕊と1本の雌蕊があるそうです。雌蕊花柱が長く突き出しています。苞と萼の背面には毛があります。中心が緑色の萼は4個で、そのうち2個は合着しています。萼の外側にあり、中心が茶褐色の苞の先は細く伸び、長さ約5ミリです。☆葯が目立つ雄蕊が伸びた雄性期の花です。雄性期になると、雌性期には閉じていた花冠の先端が開き、白く細長い花糸の先に葯がある雄蕊が伸びてきます。☆ヘラオオバコ(箆大葉子)の名は、葉が粘土細工で使用する「竹箆(べら)」のような形をしているオオバコから。☆ヘラオオバコの花言葉は、「惑わさないで」「素直な心」「繊細な美」だそうです。
2019.02.10
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第7回は、ツボミオオバコの花です。(2017年5月14日撮影)。☆ツボミオオバコは、北アメリカ原産の帰化植物でオオバコ科オオバコ属の1年草です。『日本帰化植物写真図鑑』によると、1913年に愛知県、1934年に大阪府で見いだされ、現在では関東北部から沖縄までに分布しているそうです。(2017年5月14日撮影)。☆ツボミオオバコは、たくさんの種子を作り、道端や空き地に群生しています。(2013年5月21日撮影)。☆ツボミオオバコの葉は根生し、長さ3~10cm、幅1~2cmの倒披針形です。植物全体に白色短毛が密生しているのが、他のオオバコとの違いです。(2017年5月14日撮影)。☆葉の縁や両面、花茎にも白色短毛が密生しています。(2017年5月14日撮影)。☆ツボミオオバコの花期は5~8月で、葉の間から高さ10~30センチの花茎を伸ばし、小さな花を穂状につけます。(2017年5月14日撮影)。☆花穂の下の方は雌性期のようで、緑色の萼片の中から白い花弁が見え、その中から細長い雌蕊柱頭が伸びているのがわかります。ツボミオオバコは、他のオオバコの仲間と同じように雌性先熟の植物です。オオバコやヘラオオバコは、雌性期から雄性期に移ると雄蕊が花冠の外に長く伸びますが、ツボミオオバコは雄蕊が外に出ません。(2017年5月14日撮影)。☆長さ5ミリ程度のツボミオオバコの花を観察してみました。花冠は淡黄褐色で4つに深く分かれています。花冠の外側には、長楕円形で背面に長い毛がある4枚の緑色の萼片があります。萼片の下に、楕円形で長い毛がある1枚の緑色の苞があります。花冠の中には、4本の雄蕊と1本の雌蕊があります。花冠の中から雌蕊柱頭が出ていますが、雄性期に移ったのか雌蕊はしおれています。(2017年5月14日撮影)。☆ツボミオオバコ(蕾大葉子)の名は、花冠裂片が開かず、いつまでも蕾のように見えることから名づけられたそうです。1つの花の果実には、種子が2個できるそうです。花茎が直立するので、別名はタチオオバコ(立大葉子)です。(2017年5月14日撮影)。☆ツボミオオバコの花言葉は、「耐え忍ぶ愛」だそうです。由来は、わかりませんでした。(2017年5月14日撮影)。
2019.02.09
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第6回は、オオバコの花です。(2017年9月27日撮影)。☆オオバコは、日本全土の日当たりのよい道ばたや荒れ地などにふつうに見られるオオバコ科オオバコ属の多年草です。☆オオバコは、踏み固められた道路などにも平気で生え、葉は全て根生し、長さ4~15センチ、幅3~8センチの卵形または広卵形、まれに楕円形と変化が多いのが特徴です。数本の脈が目立ち、葉面が波打っているものも多いようです。☆オオバコの花期は4~9月で、根生葉の間から高さ10~20センチの花茎を数本伸ばし、小さな花を穂状にびっしりとつけます。☆オオバコ科は雌性先熟の植物です。両性花で雌性が先に熟して現れる植物を雌性先熟といい、自家受粉を避けるための植物の仕組みです。穂状花序で、最初に白い糸状の雌蕊が伸びてきます。花穂の上の方には、細長く先が尖った雌蕊が見えます。☆オオバコの花は4枚の萼片と1枚の苞に包まれていて、花序の下から上に咲き上がります。雌蕊先熟なので、最初に萼の間から柱頭が顔を出して受精した後に雄蕊4個が伸び出てきます。☆花の中央から白い雌蕊花柱が伸びており、周りに緑色の4枚の萼片が見え、萼の基部に先端が茶褐色の苞が1枚見えます。雄蕊が伸びてくると、萼の先に花冠が開いてきます。☆雌性期から雄性期に移ったオオバコの花です。4本の雄蕊が伸びてくるとともに、萼片の中から4つに分かれた花冠が開いてきます。左下の小花では、先端が4つに開いた花冠が見えます。☆オオバコ(大葉子)の名は、葉が広く大きいことに由来するという説や、当て字だという説もあるそうです。中国名で「車前草」と書くのは、車が通るような道でも平気で咲いているからだそうです。☆オオバコの花言葉は、「足跡を残す」「足跡」「白人の足跡」などだそうです。「足跡を残す」「足跡」は種子が靴や自動車のタイヤなどにくっついて運ばれ人の行く所に生えることからつけられ、「白人の足跡」は、アメリカ原住民が白人の通った道に生えるセイヨウオオバコ(西洋大葉子)を白人の足跡と呼んだことからつけられているそうです。
2019.02.08
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第5回は、オオイヌノフグリの花です。(2014年3月9日撮影)。☆オオイヌノフグリ(学名: Veronica persica)は、オオバコ科クワガタソウ属の越年草で、『日本帰化植物写真図鑑』によると、西アジア・中近東の原産で世界中に広がっている帰化植物だそうです。日本では明治時代に帰化が確認され、今では全国に広がっています。(2015年3月20日撮影)。☆オオイヌノフグリの茎は、よく分枝して横に広がり、葉は茎の下部では対生、上部では互生しているそうです。(2015年3月20日撮影)。☆茎の下部の葉を見ると、対生しているのがわかります。葉の形は卵状広楕円形で、8~16個の鋸歯があるそうです。8~10個の鋸歯があるのは確認できます。(2018年3月6日撮影)。☆この写真では、茎の上部の葉が互生しているのを確認できます。オオイヌノフグリの花期は2~5月で、茎の上部の葉腋から長さ1~2センチの花柄を出し、瑠璃色の花をつけます。(2015年2月20日撮影)。☆オオイヌノフグリの萼は4つに深く分かれており、長い毛があります。よく見ると、花柄にも短い毛が見えます。(2018年3月6日撮影)。☆オオイヌノフグリの花は、花冠は4つに分かれており、雌蕊は1本、雄蕊が2本で雌蕊の両側に1本ずつあります。花冠は青色で濃青色のスジがあり、中心は黄色で毛が目立ちます。花冠の上部の裂片がやや大きく、色も濃くなっています。(2015年2月20日撮影)。☆雄蕊の花糸は白く、葯は濃い紺色です。濃い紺色の葯は、それぞれ2つに分かれており、白い花粉が出ているのが見えます。雄蕊2本の形が、昆虫のクワガタムシの大顎の形を連想させます。(2014年3月9日撮影)。☆オオイヌノフグリの名は、イヌノフグリより大きいことに由来します。イヌノフグリ(犬陰嚢)の名は、実の形が雄犬のフグリ(陰嚢)に似ていることに由来します。オオイヌノフグリの別名は、「星の瞳」「瑠璃唐草」「天人唐草」です。花の色から連想できます。(2018年3月6日撮影)。☆オオイヌノフグリ(学名: Veronica persica)の花言葉は、「忠実」「信頼」「清らか」だそうです。属名の「Veronica」は、キリストが十字架を負って刑場に向かう途中、汗をぬぐうハンカチーフをささげたという聖女ヴェロニカと同じ綴りであり、西洋では「聖女ヴェロニカの草」と呼ばれているそうです。花言葉の「忠実」「信頼」「清らか」も聖女ヴェロニカにちなむそうです。(2018年3月6日撮影)。
2019.02.07
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第4回は、ツタバウンランの花です。(2010年4月10日撮影)。☆ツタバウンランは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道から本州の道ばたや住宅地の石垣のすき間などに生えているオオバコ科ツタバウンラン属の蔓性多年草です。大正時代に観賞用として渡来し、ロックガーデンなどに植えられたものが野生化したものです。白い花と薄紫色の花の2種類が野生化しています。(2010年4月1日撮影)。☆ツタバウンランの茎は、糸状で地上を這い、分岐して節から不定根を出し、長さ10~40センチほどになります。(2015年10月7日撮影)。☆ツタバウンランの葉は互生で、長い柄があり、円形から扁円形で掌状に5~7つに浅くわかれます。(2015年10月7日撮影)。☆ツタバウンランの花は、長い柄があって葉腋に単生します。花の色は、薄い青紫色です。(2015年10月7日撮影)。☆こちらは、花の色が白いシロバナツタバウンランです。(2015年5月20日撮影)。☆ツタバウンランの花は、唇形で、花の中央は黄色、上唇は2つに分かれて先端が丸く、下唇は浅く3つに分かれています。花の中には、4本の雄蕊と1本の雌蕊があるそうですが、確認できません。花冠の後部は、距となって突き出ています。(2014年4月1日撮影)。☆花を横から見てみました。スミレと同じように、下唇の後ろに距が突き出ています。ツタバウンランも、距に蜜をためて虫を呼んでいるそうです。(2014年4月9日撮影)。☆ツタバウンラン(蔦葉海蘭)の名は、蔓性の蔦の葉のようなウンラン(海蘭)から。ウンラン(海蘭)は、北海道から本州・四国の海岸に咲くオオバコ科ウンラン属の植物で、花の形が蘭に似ているので海(海岸)の蘭と名付けられたそうです。(2014年4月1日撮影)。☆ツタバウンランの花言葉は、「遠い夢」だそうです。(2013年3月19日撮影)。
2019.02.06
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第3回は、マツバウンランの花です。(2017年5月3日撮影)。☆マツバウンランは、北アメリカ原産のオオバコ科マツバウンラン属の越年草です。マツバウンランは、1941年に京都で発見され、現在では北関東、北陸地方以西に普通に見られるようになったそうです。☆マツバウンランの茎は細く、基部で分岐して高さ50センチほどになり、基部から走出枝を伸ばして分株をつくります。☆マツバウンランの葉は、初めはロゼット状に重なりますが、後に互生します。葉の形は、松の葉のように細いのが特徴です。☆マツバウンランは、春から初夏にかけて、茎の先端に紫色の仮面状花を穂状につけます。☆仮面状花冠とは、上唇と下唇に花冠が分かれている唇形花冠で、下唇が大きくせりあがって花喉(上唇と下唇の間の花冠筒部分)をふさいで仮面状になっているもののことだそうです。上唇は2つに分かれ、下唇は先端が3つに分かれ中央部分が白く膨らんでいます。☆マツバウンランの花冠は、後方に伸びる線形の距があります。萼は、基部近くまで5つに分かれており、裂片は披針形で先が尖っています。☆マツバウンランの花柄の付け根にある苞葉は、線形です。☆マツバウンラン(松葉海蘭)の名は、葉が松の葉のように細いウンラン(海蘭)であることから名づけられました。ウンラン(海蘭)は、北海道から本州・四国の海岸に咲くオオバコ科ウンラン属の植物で、花の形が蘭に似ているので海(海岸)の蘭と名付けられたそうです。☆マツバウンランの花言葉は、「喜び」「輝き」だそうです。
2019.02.05
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第2回は、キンギョソウの花です。(2012年6月15日撮影)。☆キンギョソウは、南ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸部原産のオオバコ科キンギョソウ属の1年草です。本来は多年草ですが、夏の暑さに弱いので、1年草として扱われています。☆草丈は、品種によりますが、20~100センチです。株元から良く分枝し、葉は長楕円形の抜針形で下部は対生し、上部は互生します。☆キンギョソウの花期は、3~6月、9~10月で、茎頂に白・黄・紅・紫色などの花の総状花序をつけます。その花序が咲き終えると、腋芽が伸びて次々に花をつけます。☆キンギョソウの花は、花筒の先端が2つに分かれる唇形花で、上唇は2つに分かれ、下唇は3つに分かれます。金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。英名では、竜に見立ててスナップドラゴンと呼ばれます。☆キンギョソウ(金魚草)の名は、花姿が金魚の形や金魚の口に似ていることに由来するといわれています。☆キンギョソウの花言葉は、「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」「推測ではやはりNO」などだそうです。花言葉の「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」は、口をぱくぱくさせて話しているような花姿に由来するそうです。西洋ではこの花が仮面に似ているともいわれ、そこから「推測ではやはりNO」の花言葉が生まれたといわれているそうです。
2019.02.04
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[22]】はオオバコ科の植物です。第1回は、オオバコ科、植物の分類の変遷です。写真は、ヘラオオバコの花です。☆オオバコ科は、形態を基礎に分類されてきた新エングラー体系、クロンキスト体系では、オオバコ属などを含む科として分類されてきました。その後、APG分類体系では、ゴマノハグサ科をも含む科とされています。※新エングラー体系は、アドルフ・エングラーが提唱したエングラー体系をもとに、1953年及び1964年にハンス・メルヒオールらが提唱した植物の分類体系です。※クロンキスト体系は、1980年代にアーサー・クロンキスト が提唱した被子植物の分類体系です。1990年代にAPG分類体系が登場するまでは最新の分類体系でしたが、21世紀の現在では旧分類です。◎従来からオオバコ科に分類されているオオバコ属。☆写真は、オオバコの花です。☆写真は、ツボミオオバコの花です。☆写真は、ヘラオオバコの花です。◎ゴマノハグサ科からオオバコ科に分類された属。☆キンギョソウ属のキンギョソウの花です。☆マツバウンラン属のマツバウンランの花です。☆ツタバウンラン属のツタバウンランの花です。☆クワガタソウ属のオオイヌノフグリの花です。☆それぞれの植物について、順次詳しく紹介していきます。
2019.02.03
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[21]】はハエドクソウ科の植物です。第5回は、ムラサキサギゴケの花です。(2018年3月24日撮影)。☆ムラサキサギゴケは、本州から九州の湿った草地に生えるハエドクソウ科サギゴケ属の多年草です。サギゴケ属はゴマノハグサ科に分類されていましたが、APG分類体系ではハエドクソウ科に分類されています。(2015年4月19日撮影)。☆ムラサキサギゴケは、匍匐茎を伸ばして広がっていきます。匍匐茎を伸ばすことが、同じサギゴケ属のトキワハゼと異なる特徴です。匍匐茎の葉は、円形で小さく葉柄がありません。(2018年5月22日撮影)。☆ムラサキサギゴケの花期は3~5月で、根ぎわの葉の間から高さ10~15センチの花茎を伸ばして花をつけます。白花品をサギゴケまたはサギシバとよび、紅紫色のものをムラサキサギゴケと呼んで区別することがあるそうです。(2015年4月19日撮影)。☆ムラサキサギゴケの萼は鐘形で、半ばまで5つに分かれています。花柄や萼には、腺毛があります。(2015年4月19日撮影)。☆ムラサキサギゴケの花は、上唇は2つに分かれ、下唇は3つに分かれています。下唇の中央は白く隆起し、黄褐色の斑点があり、白い毛が見えます。ムラサキサギゴケの花は、雌蕊と雄蕊4本が上唇に沿ってついています。上唇に沿って雌蕊柱頭が見え、左右に上唇についている上下各2本の雄蕊が見えるようです。(2018年5月22日撮影)。☆雌蕊柱頭は上下2つに分かれており、昆虫が柱頭に触れると閉じてしまいます。この写真では、雌蕊柱頭が上下2つに分かれているのが確認できます。(2018年3月24日撮影)。☆この写真では、雌蕊柱頭は閉じています。ムラサキサギゴケの花は、柱頭運動と言って、昆虫が触れた時に上下2つに分かれている雌蕊柱頭を閉じ、花粉を逃さないようにして確実に受粉する仕組みがあります。(2018年3月24日撮影)。☆ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)の名は、花が薄紫色で形がサギ(鷺)に似ていること、苔のように地面を這って広がっていくことから。(2012年4月23日撮影)。☆ムラサキサギゴケの花言葉は、「忍耐強い」「追憶の日々」「あなたを待っています」「想いをつのらせないで」だそうです。由来は、わかりませんでした。(2017年4月25日撮影)。
2019.02.02
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☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年11カ月、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[21]】はハエドクソウ科の植物です。第4回は、ミゾホオズキの花です。(2017年9月14日撮影)。☆ミゾホオズキは、北海道から九州の山中の湿地や溝のほとりに生えるハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草です。ミゾホオズキ属は、ゴマノハグサ科に分類されていましたが、APG分類体系ではハエドクソウ科に分類されています。☆ミゾホオズキの茎は、高さ10~30センチ、基部で多く分枝しています。茎は方形だそうですが、写真では確認できません。☆ミゾホオズキの葉は対生で、長さ1.5~4センチ、幅1~2.5センチで、最上部のもの以外には短い葉柄があります。葉の縁には、少数の鋸歯があります。☆ミゾホオズキの花期は6~8月で、花は上部の葉腋につき、花柄は長さ1.5~3センチです。☆ミゾホオズキの花は、萼を含めて長さ約12ミリです。萼は長さ約9ミリで、萼には5つの稜があり、萼の先は切形で稜の先に5個の突起があります。☆萼の稜の上に突起が並んでいるそうですが、上の花が終わった萼を見ると、突起が並んでいるのを確認できます。☆ミゾホオズキの黄色い花冠は、直径約8ミリで、上唇は2つに分かれ、下唇は3つに分かれています。雄蕊は4本、雌蕊は1本です。下唇には茶褐色の斑点が見えます。下唇の内側には、毛状の突起が密生しているそうですが、確認できません。☆ミゾホオズキは、大きくなった萼の中に果実があります。果実は長楕円形の蒴果(さくか)で萼に包まれ、種子はきわめて小さく平滑だそうです。蒴果(さくか)とは、乾果(乾燥果)で裂開する果実のことです。☆ミゾホオズキ(溝酸漿)の名は、溝などの湿り気のある場所に生えており、果実がナス科のホオズキ(酸漿)に似ていることから。☆ミゾホオズキの花言葉は、「笑顔を見せて」「騒々しい」「静かな勇気」「援助の申し出」などだそうです。
2019.02.01
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