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鑑賞日:2015年2月22日(日)10:00開演入場料:¥3,600 (スクリーン3・B列) 【制作・配給】松竹(株) METライブ・ビューイング2014-15レハール作曲歌劇「メリー・ウィドウ」(全3幕、英語上演/日本語字幕付)会場:名古屋ミッドランドスクエアシネマ(スクリーン3) (MET上演日:2015年1月17日)指揮:アンドリュー・デイヴィス演出:スーザン・ストローマン管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団合 唱:メトロポリタン歌劇場合唱団 出演:ハンナ :ルネ・フレミングダニロ :ネイサン・ガンヴァランシエンヌ:ケリー・オハラカミーユ :アレック・シュレイダーツェータ男爵:トーマス・アレンニェグシュ :カーション・エルロッド感想: 前回の「セヴィリャの理髪師」の予告編から気になっていた「メリー・ウィドウ」を観に、名古屋駅前のミッドランドスクエアまで出掛けた。 前々日夜のネット予約時点で180席に対し既に空席は10席程度、少々首が疲れる2列目しか取れず、当日はチケット売切れの満席状態に。METライブ・ビューイングの知名度に驚き。 冒頭のディドナートの作品紹介から直ぐに序曲の演奏が始まる。オペレッタのためオケは小編成で、小気味良く有名な旋律が次々に演奏される。 序曲後半から幕が上がり、パリ公使館の舞踏会に。オペレッタのため台詞が多く、今回台詞、歌詞とも英語上演であり、スクリーンの字幕だけではニアンスが分かりづらい。 後ろの席の外国人は途中大笑いしており、英語のヒアリング能力があればもっと楽しめるのでしょう。 歌手陣の中では、MET常連のフレミングの歌声が圧巻。1幕「ハンナの登場」からブラーバと拍手の嵐、2幕冒頭の「ヴィリアの歌」は特に素晴らしく、これだけでも観に来た価値あり。 ヴァランシエンヌ役ケリー・オハラはブロードウェイ歌手と言うだけ合って、声量は少々物足りないものの、台詞、踊りは役にピッタリ。 何と言っても今回の目玉は第3幕「マキシム」の場面。2幕からの連続でハンナ亭の庭から踊り子たちが登場し、間奏曲で踊っている間に舞台左右、上部から装置が入り「マキシム」が瞬時に出現。踊り子たちも舞台上部から登場し、カンカンになる所は豪華でさすがMET。 全幕踊りの場面はスピーディーで素晴らしく、衣装も300着以上とのことで、ブロードウェイ演出家ならではでしょう。 3幕の大騒ぎを観ていると、ぜひ生で舞台を観てみたくなる公演だった。End
2015.02.22
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鑑賞日:2015年2月8日(日)14:00開演入場料:一般¥2,500(1階4列) 【主催】(財)名古屋市文化振興事業団文化小劇場芸術三昧シリーズビートルズ・クラシックス・コンサート1966カルテット会場:名古屋市緑文化小劇場出演:ヴァイオリン:松浦梨沙ヴァイオリン:花井悠希チェロ :林はるかピアノ :江頭美保曲目:<第1部> 1.Help 2.抱きしめたい 3.愛こそすべて 4.And I Love Her 5.Girl 6.Ob-La-Di, Ob-La-Da 7.Back in the USSR 8.Please Please Me 9.Across the Universe10.Hey Jude11.Yesterday12.Let It Be13.Hello Goodbye<第2部>14.Here, There and Everywhere15.Lady Madonna16.Strawberry Fields Forever17.Eleanor Rigby18.The Long And Winding Road19.Abbey Road ソナタ(4楽章)<アンコール> Rock 'n' Roll Music感想: グループ名の1966はビートルズの来日公演の年。ビートルズやクイーンのロック音楽をクラシックで演奏する希少なグループで興味を持ってCD等聞いていたが、名古屋でコンサートをするとのことで初めての徳重まで出掛けた。 ホールは小劇場と言えども446席で室内楽には丁度良い大きさ、地下鉄駅から直通でつながっており、生憎の雨にも濡れず客席に着くことが出来た。 客席は空席が10席程度しか無く満席状態で、当日チケットで売り切れとのこと。途中MCの客席インタビューでもあったようにビートルズ好きのお客に加え、文化振興事業団友の会等の広報で集客が上手く行ったのでしょう。 開演時間となり客電が消えたが舞台上が明るくならず「手違いかな?」と思ったら、後ろからバイオリンによる「A Hard Day's Night」のメロディーが流れ、再び客電が点き、弾きながら舞台へ、途中からチェロとピアノが舞台上に加わり4人による演奏となり驚きのある演出。 衣装はチラシと同じく黒のブラウスにグレーのパンツ。 プログラムを見て曲数が多くただ演奏すると飽きるかなと思っていたが、4人のアンサンブルだけでなく途中でソロ演奏になったり、メロディー楽器を替えたりと編曲が面白く飽きさせない。 特にビートルズメロディーにクラシック曲を入れての演奏があり、「Hey Jude」とヘンデル「私を泣かせてください」の組み合わせはピッタリで楽しめた。 15分の休憩を挟み第2部「Here, There and Everywhere」はピアノのみで、「Lady Madonna」は途中から演奏しながら、白のブラウスに4人異なった鮮やかな色のパンツ姿で登場。 ラストの「Abbey Road ソナタ」はアルバム「Abbey Road」の曲が盛り込まれメドレーで4楽章になっているが、途中込み入った編曲でメロディーが判りづらくなり、もう少し楽器間のバランスを整理し直した方が良いように思えた。 演奏はピアノ以外は楽譜を見ずに互いに合わせてながらの演奏で、単にビートルズの曲をクラシック楽器で演奏するのではなく、ビブラート、ピッチカート、ポルタメント等の演奏技法を駆使し、ロックボーカルのようにノリやタメを入れて原曲のテンションを上手く表現しており、これは正しくライブならではで、新しい音楽を感じることが出来た。 NHKのTV放送「NHK歌謡コンサート」(2月17日20時から)に出演とのことで、録画して観ることに。End
2015.02.08
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