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鑑賞日:2015年3月29日(日)15:00開演入場料:¥3,000 (自由席:2階5列) 【主催】中部フィルハーモニー交響楽団オーケストラの日2015第12回ファミリーコンサート中部フィルハーモニー交響楽団会場:小牧市市民会館ホール出演指揮・お話:福田一雄バレエ:後藤田恭子バレエ スタジオゲスト:高宮直秀、丸山陽司、伊藤啓輔管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団曲目<第1部> スポーツ音楽特集 古関裕而:栄冠は君に輝く シュランメル:ウィーンはウィーン カバレルスキー:組曲「道化師」よりギャロップ ヨハン・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ 古関裕而:オリンピック東京大会「オリンピック・マーチ」 ジョン・ウィリアムス:ロサンゼルス・オリンピック・ファンファーレ ハチャットゥリアン:組曲「仮面舞踏会」よりワルツ ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ アンコール:「燃えよドラゴンズ!」<第2部>プロコフィエフ作曲 バレエ音楽「シンデレラ」より抜粋感想: 年度末3月31日は「ミミにイチバン!!」にちなみ、日本オーケストラ連盟が定めた「オーケストラの日」として全国33のプロ・オーケストラが親しみやすい音楽をテーマに一斉にコンサートを行うことになってるらしく、地元の中部フィルは今年「スポーツ音楽とバレエ」で少し早く3月29日にコンサートがあるとのことで小牧市市民会館まで出掛けた。 一昨年と同じくバレエのため舞台前には張出しが出され、舞台上にはシートが敷かれている。 第1部はスポーツに関連した音楽となっており、オケ、指揮者登場で冒頭はプログラムに無い「栄冠は君に輝く」で現在開催中の春の高校野球にちなんで演奏したとのこと。 オーケストラは4プルト編成で、1stヴァイオリンは5プルト。 スポーツ関連の音楽らしく、軽快で楽しめる。「ロサンゼルス・オリンピック・ファンファーレ」は、トランペットとトローンボーンで迫力満点で華やか。 第1部のアンコールは、地元にちなんで「燃えよドラゴンズ!」で客席から手拍子が入り終了し休憩へ。 休憩時間中に楽器が移動、舞台中央部分が開けられ左右後ろにコの字に囲むように配置、更にハープやピアノも加わり溢れんばかりの状況。さらに反響板後部が上がり、照明がセッティングされている。 第2部は指揮者登場し、プロコフィエフの重めの序曲が流れる。指揮者MCで事前に場面を説明し、バレエが入る。指揮台はコの字の角、舞台下手後部に置かれており、その位置で楽譜を見ていると踊りが見えなくなるため、指揮者はほとんど舞台後部中央で踊りを見ながらの暗譜状態で指揮をしていた。MCもただストーリを説明するだけでなく、音楽の構成や楽器の紹介、日本での初公演の紹介等とても80歳を超えているとは思えないしっかりした口調のバラエティ豊かな説明で、照明効果も加わって、抜粋ながらも音楽とバレエを楽しむことが出来た。 今回ファミリーコンサートのため小さな子供たちも多く、泣き声や叫び声、話し声が時々入ったのは仕方ないとは言え、演奏者、出演者に失礼になっていると感じてしまった。 母子室あるのだから、事前のアナウンスや座席位置の誘導などもう少し工夫出来たのでは。End
2015.03.29
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鑑賞日:2015年3月22日(日)14:00開演入場料:¥3,000 (E席:3階11列) 【主催】神奈川県民ホール神奈川県民ホール開館40周年記念神奈川県民ホール・びわ湖ホール・iichiko総合文化センター・東京二期会・神奈川フィルハーモニー管弦楽団・京都市交響楽団 共同制作公演 ヴェルディ 歌劇「オテロ」(全4幕:イタリア語上演/字幕付〉会場:神奈川県民ホール大ホール スタッフ:指揮 :沼尻竜典 演出 :粟國 淳 装置・衣裳:アレッサンドロ・チャンマルーギ照明 :笠原俊幸音響 :小野隆浩合唱指揮 :佐藤宏舞台監督 :菅原多敢弘合唱 :びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団、児童合唱団赤い靴スタジオ管弦楽 :神奈川フィルハーモニー管弦楽団ゲスト・コンサートミストレス:鈴木裕子出演: オテロ :アントネッロ・パロンビ デズデモナ :安藤赴美子イアーゴ :堀内康雄 エミーリア :池田香織カッシオ :大槻孝志ロデリーゴ :与儀 巧ロドヴィーコ:デニス・ビシュニャモンターノ :青山 貴伝令 :的場正剛 感想: ここ数年恒例のびわ湖ホールとの共催オペラ公演は、今年から大分iichiko総合文化センターも加わり、ヴェルディ晩年のオペラ「オテロ」の公演があるとのことで、春の陽気の中、山下公園隣の神奈川県民ホールに出掛けた。 席はいつもの3階席後ろのため延々と階段を登り、3階ロビーにはドリンクサービスが設けられており(コーヒーが今も\200)、少しはサービス向上あり。 指揮者登場後、直ぐに幕が開き、嵐の場面で合唱が入る。紗幕の奥で大きな布を動かし荒波を表し、照明により嵐の海を表現。嵐が去り、舞台装置が動き、砦の場面へ瞬時に転換。 舞台中央に八角形の演台が置かれ、周囲の砦の前が倒れ橋となってオテロが登場する場面は鮮やか。その後の幕も周囲の装置が動き、大広間、寝室に場面が変わるが、物語はこの八角形の演台上で進められる。 合唱の場面が多く子供も加わるが、一人一人の立ち位置、動き、演技が付けられており、素晴らしい演出だった。 オーケストラは神奈川フィルで、いつもの通りの繊細な弦楽の演奏に加え、今回、オーボエ、ホルン、チェロ等新しい首席奏者がソロを奏で若々しい音楽を聞くことが出来た。 歌手ではタイトルロールのアントネッロ・パロンビは欧州でお得意の役らしく、大きな容姿で力強い歌声と演技で、正しく英雄オテロを演じ素晴らしい。デズデモナ役の安藤赴美子もPでも3階席まで響く美しい歌声で4幕「柳の歌」はデズデモナの苦悩を表現されていた。イアーゴ役の堀内康雄もいつもの安定した歌声であったが、善人振りが見えてしまい、もう少し悪役の方が良かったか。その他皆さんよく歌え、演技もよく、休憩3回はさみ4時間弱の長時間に関わらず、飽きること無くレベルの高いオペラを楽しむことが出来た。 来年はワーグナー「さまよえるオランダ人」とのことで、日本人歌手にこだわらず、今回のように欧州トップ歌手のオランダ人を期待して待つことに。End
2015.03.22
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鑑賞日:2015年3月21日(土)14:00開演入場料:¥5,130 (D席:4階4列) 【主催】新国立劇場新国立劇場2014/2015シーズンプッチーニ作曲オペラ「マノン・レスコー」(全4幕:イタリア語上演/字幕付〉会場:新国立劇場オペラパレス スタッフ:指 揮:ピエール・ジョルジョ・モランデ演 出:ジルベール・デフロ装置・衣裳:ウィリアム・オルランディ照 明:ロベルト・ヴェントゥーリ合 唱:新国立劇場合唱団管弦楽:東京交響楽団出演:マノン・レスコー:スヴェトラ・ヴァッシレヴァデ・グリュー:グスターヴォ・ポルタレスコー :ダリボール・イェニスジェロント :妻屋 秀和エドモンド :望月 哲也旅籠屋の主人:鹿野 由之舞踏教師 :羽山 晃生音楽家 :井坂 惠軍曹 :大塚 博章点灯夫 :松浦 健海軍司令官 :森口 賢二感想: 思い起こせば4年前に3月27日のチケットを確保していたが3月11日の東日本大震災でプレミエ公演直前に中止が決まった公演。当時の出演予定者により公演されるとのことで、チケット代は上がったものの確保し、花粉が舞う春晴れの下、初台へ向かった。 プログラムを購入したが、表紙、中の写真は、4年前の稽古風景のため、今回の出演者、演出がそのまま撮影されており唯一のメリットか。 演出は、ジルベール・デフロが演出したベルリン・ドイツ・オペラ公演の衣装、舞台装置をレンタルしており、時代設定は原作通り。 4幕ものだが、休憩は1回のみで1-2幕、3-4幕は連続して演奏される。舞台装置は、細部まで豪華とは行かないものの、1幕の旅館前、2幕マノン家の寝室、3幕港からの船出、4幕荒野の砂漠の風景と必要な部分は用意されている。衣装は白基調に対しマノンのみがオレンジ、黄色と鮮やかな服装で目立たせている。詳細は、新国立サイトで。 演奏の方は、イタリア指揮者に引っ張られ、緩急、減り張りが明確な演奏でドラマチックなプッチーニの音楽を表現していた。 歌手はタイトルロールのスヴェトラ・ヴァッシレヴァは歌声、容姿も素晴らしくマノンを表現できていたが、デ・グリュー役グスターヴォ・ポルタの方は高音までしっかり歌っていたものの、学生設定には容姿的に少々無理があり。 本作「マノン・レスコー」はプッチーニ3作目の初期出世作であり、同じ原作のマスネ「マノン」と比較すると、物語のつなぎ部分が無く、各場面切り取っての演奏になっており、より愛し合う2人の歌と演技が重要になるのでしょう。 新国立の鑑賞は5月に「ばらの騎士」を予定。「ばらの騎士」新国立再演も2011年4月で震災の影響で開催が危ぶまれたものの出演者一部変更で公演され、余震がある中、客席の期待含め素晴らしい演奏を聴くことが出来たことを思い出し、楽しみに待つことに。End
2015.03.21
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