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2012.06.30
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新聞に挟み込まれるピカピカ光った写真入の広告。世の中は宣伝時代には違いないのですが、余りにも紙を無駄にしてはいないでしょうか。

包装について言っても、飴ひと粒、饅頭一つ、煎餅一枚にも独立して包装され、その殆どがゴミ屑として廃棄されてしまいます。

南米大陸やアフリカの原生林地区での木材伐採には関りのないことなのでしょうか。地球環境を大切にする動き、Co2を排出しない運動に逆行しているように感じます。

 30数年前の季刊「銀花」第9号には”和紙”の特集が組まれて居て、民芸運動の立役者:柳宗悦が寿岳文章氏に宛てた和紙の

手紙(出雲岩坂の安部栄四郎の漉き技で、柳家の家紋も漉きこまれたもの)の写真と一緒に一文などを載せています。

また彼の著「和紙の美」は紙子紙に漆文字の装幀、和紙の実物入り本文用紙小川産の凝りにこった書物だったようです。

また寿岳文章家の番傘は「ひきの強い紙に、ぱらぱらと落ちる雨の音、私はあれが好きだ・・・紙の傘はいつまでもあって欲しい」と「紙漉村旅日記」に寿岳氏も書き残しています。

 最後に再び柳宗悦の一文を添えておきます。

< 何処からその美しさが出て来るのか、いつものように私はそう思索する。・・・(略)なぜ手漉きだと紙が温かくなるのか。

なぜ自然のままの色には間違いがないのか。なぜ陽の光で干すと紙味が冴えるのか。なぜ板干だと一段とよいのか。

なぜ冬の水が紙の質を守ってくれるのか。なぜ耳附きが屡々風情があるのか。真理は自から明かなように思える。

天の恵みがその際に一番温かく現れるからである。自然がその深みを匿すことなく示すからである。

自然の力がまともに感じられると、どの紙も美しいのである。手漉きの美しさを、そう考えて筋が通る。>

 野風呂前師から戴いた野風呂直筆の句の数々、宝船の画数枚、京鹿子結社戦前の俳人たちの寄せ書きなど

またいつか使おうとして亡父が遺している和紙がまだ沢山あります。それらは私がしかるべきレベルになった時に一部使わせて貰うつもりです。










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Last updated  2012.06.30 09:41:08
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