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2017.01.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類


ね。

例えば京を愛した長田幹彦の一文なら

<・・・なかでも円山の夜桜は昔から天下の人口に膾炙し
てゐる。
「春は花、いざ見にごんせ東山、色香争ふ夜桜や・・・」
と、やさしい節調で艶曲、「京の四季」にも唄はれるとほ
り、名代の枝垂桜で賑はふ祇園の夜桜ほど艶かしいものは
又とあるまい。

今の時世でこそ祇園町にも電車の軋りが喧しく、紅提灯も
あたら不風流な電燈にかはってしまったが、

つひ七八年前まではかがり火の美しく燃えたつ花見小路か
ら円山までの道さへ既に一幅の画中の趣を呈してゐたので
ある。>


 情景が瞼に浮かんで来、いつまでも引用したくなるほど
の名文です。

この流れに似た作家には尾崎紅葉・泉鏡花たち、浪々たる
綴りは谷崎潤一郎、読者をすぐ惹き込むのは夏目漱石や短
文の志賀直哉、横光利一らでしょうか。

吉井勇の小説をいつぞや紹介したことがありますが、彼は
更に五七調で綴っていますので、そのリズムに惚れ込んで
しまうことも。





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Last updated  2017.01.08 09:00:06
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