おしゃれ手紙

2025.08.11
XML
カテゴリ: 映画
冬冬の夏休み

眩い光の中で世界と出会った。

小学校を卒業し終えた冬冬(とんとん=王啓光)は、妹のティンティン(リー・ジュジェン)と一緒に入院する母(丁乃竺)を見舞った後、叔父の昌民(陳博正)に連れられ祖父(古軍)がいる銅羅に夏休みを過ごしに行く。
途中の駅で冬冬と妹は叔父と離れ離れになってしまうが、なんとか銅羅駅に到着する。
駅前で叔父を待つ間、冬冬は村の子供阿正國(顔正國)らと知り合う。
叔父とは無事会い祖父のいる診療所に辿り着く。
冬冬は村の子供たちと川に泳ぎに行く。
ティンティンは男の子ばかりの仲間には入れてもらえず、怒って近くに脱ぎ捨ててあった彼らの服を川に流してしまう。
その為、少年たちは裸で家に帰る羽目になった。
裸のまま飼牛を追った阿正國が行方不明になるという一騒動も起こる。

 祖父の住む田舎で夏休みの数日を過ごす、幼い兄妹の様々な人々との出会いと体験を綴った物語。
監督は「風櫃の少年」の侯孝賢、脚本は侯孝賢と朱天文、撮影は陳坤厚が担当。
出演は王啓光、リー・ジュジェン、陳博正ほか。
2016年5月21日デジタルリマスター版ユーロスペースにて公開。
2025年8月1日より、デジタルリマスター版を劇場上映。

 「絵の中のぼくの村」や「少年時代」を思わせる懐かしい感じの映画。
昭和、それも30年代の農村の景色が美しい。
川は夏の間子供たちが毎日泳いだ。
飛び石もあったし、野菜を洗っている人の姿もあった。
 冬冬たち子どもが遊ぶ大きな木が、私も夏に、こんな木の下で遊んだことを思い出す。
秋になったら実が熟れて黒い色で甘かった。
台風の後、落ちた実を拾って食べた。
私の思い出の木は「椋(むく)」だったけど、映画の中の木はなんだろう。
 映画の冒頭、「仰げば尊し」が流れてきた。

日本は、いろいろ変えているけど、私は「仰げば尊し」がいい。
音符 「赤とんぼ」の曲が流れていた。
私が中学2年から過ごした兵庫県・竜野市は、「赤とんぼ」の作者のふるさとで、夕方になるとこの曲が流れていた。
帽子
冬冬は、小学校6年生。
子供最後の思い出の夏をノスタルジックに描いている。

バナー ボタン

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.08.11 00:48:57
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

「14億人すべてが怒… New! h1212jpさん

内田先生かく語りき81 New! Mドングリさん

遊郭と芝居町 江戸… New! hoshiochiさん

映画の話 F1(R) … New! KINNKOさん

メダカは冬眠しました New! あけみ・さん

Comments

天地はるな@ Re[1]:へび年ですから:口縄坂(10/01) ミリオンさんへ 最近忙しくて朝ドラを見る…
天地はるな@ Re[1]:9月のおしゃれ手紙:連歌と茶道(09/30) ミリオンさんへ 京都は観光客が多すぎて最…
ミリオン@ Re:ごちそうさん歌・サラダ記念日(07/06) こんばんは。 サラダは美味しいですね。食…
ミリオン@ Re:ウラワザをもって、おフジ様、登場!!(07/05) おはようございます。 野球は面白いですね…
ミリオン@ Re:へび年ですから:口縄坂(10/01) おはようございます。 大阪に行くのが楽し…

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: