ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 20, 2006
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「影譜」

先月 に引き続きシューマンの1番の練習をした。チェロはルース、ピアノはセス。

 この曲を練習するのは今日で二回めなのに、僕個人としては進歩が見られなかったような気がする。猛省。今月は練習しなきゃいけない曲が山ほどあり、シューマンは優先順位が低かったのが主な理由だけど、そんなことは口が裂けても彼らには言えなかった。彼らは僕の何倍もさらってきている!

 そんななか、前回に比べ、自分としては3楽章が少しはマトモに弾けたような気がする。バイオリンパートは肝心のメロディーを弾いてるはずなのに一拍めを弾かないことが多く、焦ってしまいしがちな曲。よくも止まらずに弾けたねとルースにもセスにも褒められたけど、実は単に落ち着いて譜面を読むように心がけただけ。なにしろ、この楽章のバイオリンのパート譜は、二段になっていて、最初から最後までピアノパートの 影譜 がついている。とっても助かる!
 逆に、この影譜がなかったら、この楽章は絶対に僕には弾けない。

 4楽章は、難曲ではあるけれど、やはり一番わかりやすい。さらう価値あり。

 さて、このシューマンのトリオ、名曲だとは思うが、チェロの音域が低すぎるように感じないでもない。すぐ真下で支えてもらってる気がしない。はるか海底でゴウゴウ鳴ってる感じ。たまに浮き上がってきて、バイオリンと絡むけど、すぐまた下に潜ってしまう。


 この曲、もっと突っ込んで練習したかったけど、今回の練習でとりあえず終了ということになった。来月はブラームスの1番のほうを中心にやることになったわけだし。

 セスはシューマンをもっと演りたがっていた。2番も名曲だと言ってた。でも、あっさり却下。ピアニストがシューマンとかフォーレをやりたがるのは当然かもしれないけど、今の自分にはちょっと自信がない。





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最終更新日  Oct 27, 2006 08:49:49 AM
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