バイオリンを上手く弾けるようになるには、毎日血のにじむような猛練習をするほかありません。
でも、「上手な人っぽく見えるようなケース」を持ち歩くほうが手っ取り早いかも、なんて考える、本末顛倒、勘違い野郎が世の中にはたまぁにいます(←ワタクシ)。
何ごとも カタチから入るタイプ
なのであります(笑)。
この、上手な人っぽく見えるケースというのは実は難しい。ほんとに上手な人は、年季の入ったボロボロの、しかもひょうたん型のケースをさりげなく愛用してたりします。弘法筆入れを選ばず。
では、「理想のバイオリンケース」とは? 以下は僕の勝手な意見。
■両肩で背負えるように肩ひも(ストラップ)がついている
日本に住んでたときは気にも留めませんでしたが、治安の悪い海外ではこれは常識。僕も外を歩くときは絶対にケースを片手だけでは持たないようにしてます。最低でもたすき掛け。
■あまり楽器ケースっぽく見えない
いかにも高価な楽器が入ってると思われてはやはりひったくられる。テニスラケットかなと思わせるようなデザインのとかもいいかも。
■肩当てや楽譜を入れる収納スペースがある
肩当てをしまう場所がないのは実は多い。(肩当ての大きさにもよる。) 肩当てをせずに弾く人には関係ないけれど、なで肩の僕には絶対必要です。使わずに済む人がほんとに羨ましい。( 峰龍太郎
は肩当てを使うけど 三木清良
は使ってないというウワサは本当?)
で、さらに楽譜入れのついているものとなると、やはり角ケース。
ちなみに自分の場合、楽器を持って外出するときは極力ほかの荷物は持ち歩きたくないので、ケース脇の収納部分にいろんなモノを強引に入れてしまう傾向がある。楽譜のほか、新聞や雑誌とか手帳、折り畳み傘が入ってたり。
飢えをしのぐための食糧
も入ってて、もうパンパンにふくれてる(笑)。バナナとかミネラル水とか!
……ケース選びのポイントはとりあえず以上三点。今のところ、僕はまだこの三条件を同時に満たす ケース
には巡り合ってません。←筆者注:ここっ、かけてますっ!
今、なんとなく興味があるのは、バム社(フランス)の Trekking というモデル。
Bam バムのサイト
旅人向き。飛行機での移動とかに便利。
イタリア(しかもクレモナ!)にあるムサフィア社の Ultraleggero Royale とかいうモデルにも惹かれる。
Musafia ムサフィアのサイト
ただ、高そうだし、靴や服装までも いたりあんふぁっしょん
でコーディネートしなきゃいけないか。
逆に、これほど高価なケースを持ち歩くとなると、実力もそれに見合わないと恥ずかしいから、もしかしたら猛練習しようという気になるかもしれません。
結果的には、カタチから入ることもまんざら悪くはないのであります。←正当化してる。
(たぶん)つづく……。
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