ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 19, 2007
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 今夜は、アメリカから来ている同僚のビルさん、及びM子さんと一緒に、東京赤坂のコじゃれたビストロでおフレンチな晩餐を楽しみました。

 過去に国内外のどこかで知り合った友だちのような記憶があり、彼がクリスティアンという名前であることもはっきりと覚えていて、すかさず声をかけました。この時点で酔いは頂点に達しております。

「あれぇ、クリスティアン? 久しぶりぃ。元気? 俺だよ俺。」 こちらは酔いが回っていて、口は回っておりません。

 彼もまた「やぁ、元気?」みたいなことを言い返してきます。

 直後にふと我に返ったときは後の祭り、彼は僕の知人でもなんでもなく、世界的な指揮者 クリスティアン・アルミンク氏 だったのでありました(笑)。酔いも一気に冷めました。

 よく考えたら、このレストラン、サントリーホールのすぐ前にあり、おそらく終演直後に食事に訪れたのでしょう。

 僕はタメグチをきいてしまった粗相をひたすら詫びつつ、「ミスター・アルミンク、僕はあなたの大ファンです!」などと、いかにも とってつけたように

 言い訳させていただくと、アルミンクさんって、マエストロの貫禄とかセレブの風格とかがあんまり漂ってなくて、そのへんにいるただのお兄さん。むしろ、一般人より腰が低くて、一流の指揮者だなんて誰も気付かないと思います。
 カリスマ性とか 俺サマ度 が限りなくゼロに近い。

 棒を持ったら豹変するのでしょう。

christian arming 指揮者と酒気者





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最終更新日  Jan 22, 2007 10:04:08 PM
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