とも4768さん

コメントありがとうございます。

>好きなソナタの一つです。

おぉっ、この曲が好きという方はあんまりいらっしゃらないと思ってたので、お仲間ができたようで嬉しいです! (Jul 20, 2007 08:19:47 PM)

ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 15, 2007
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「E気持ち」

 このソナタは二年ぐらい前に挑戦して敢えなく挫折してしまった因縁の曲。この数ヶ月、ひそかにさらってて、ピアノ弾きセスさんに懇願してついに再挑戦することにした。
 今年2007年はエルガー記念年というのもあるし、この曲が「のだめ」に登場したことも僕のハートに火をつけたと言うか(?)。

 今までに弾いたどのソナタとも比較しにくい不思議な楽曲。光と影、陽と陰の間の微妙な色合いを強かに放ってる。

 今日は終楽章(3楽章)アレグロ・マ・ノントロッポを中心に合わせてみた。

 かなり速く弾くべきという先入観があったけど、ま、マ、ノントロッポなわけだし、落ち着いたテンポで弾いたほうが絶対に味わい深い。感情の起伏をいかに表現するかがポイント。

 奏者によってだいぶ曲の感じが変わるのではないかと思う。例えばフランクのソナタのように弾き尽くされた感がないから、偏見や先入観なしで是非ともナマで聴いてみたい曲。

 ボロディンのような長ぁ~いフレーズで聴かせる部分もあれば、ドボルザークやチャイコフスキーのようにクセのある旋律でこまめに情景が変わっていくとこもある。交響詩のような壮大な響きにもなったり。
 さすがはエルガー、「なんちゃって国民楽派」の肩書きにふさわしい。



 ところで、エルガーと言えば僕はホ長調(又はホ短調)という印象が強い。交響曲1番(←超かっちょいい)とか弦楽セレナーデとか「愛の挨拶」とか、どれもがホ調。確か弦楽四重奏曲も。
 そしてこのバイオリンソナタも当然のようにホ短調。

 なぜ彼はホ調にホの字なのか。別に一般の作曲家が好んで取り上げる調ではないから、単なる偶然とは思えないんだけど。

 そして、英語圏で暮らしてるとさらに気になることに、英国の English、Edward Elgar の書いた、E major とか E minor。譜面やCD上にやたらと「E」の字が溢れかえってるようで、妙に気になる。





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最終更新日  Jul 19, 2007 10:16:45 AM
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Re:エルガー: バイオリンソナタ e Op82(07/15)  
とも4768  さん
>>今までに弾いたどのソナタとも比較しにくい不思議な楽曲。光と影、陽と陰の間の微妙な色合いを強かに放ってる。

確かに仰るとおりですね。 微妙な色合いが何とも魅力的な作品ですね。 好きなソナタの一つです。



(Jul 20, 2007 07:14:22 AM)

Re[1]:エルガー: バイオリンソナタ e Op82(07/15)  

エルガーなら…  
lizzy1929  さん
ジャクリーヌ・デュプレの演奏が好きです。

Re:エルガーなら…(07/15)  
lizzy1929さん

コメントありがとうございます。

>ジャクリーヌ・デュプレの演奏が好きです。
>特に、旦那様が指揮をろられた時の「チェロ協奏曲ホ短調作品85」が…。

お好みが渋いですね。さすがです!
デュプレと言えばエルガーという感じでしょうかね。 (Jul 30, 2007 10:44:16 AM)

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