ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

May 15, 2008
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「シラミの歌」

 ナンシー vn、スティーブ vn/va、ジェーン va、ケーティー vc の四人は毎週のようにカルテットで遊んでいらっしゃるらしい。その情熱および「人間関係維持力」には脱帽。

 で、今週は僕が特別客として招かれ、モーツァルトのビオラ五重奏ト短調の第1バイオリンを弾かせていただいた。シャーマン先生(クラリネット奏者)のご指導つきという贅沢。おもに1楽章を練習し、余った時間で2楽章をサクッと通した。

 この曲、世に数ある弦楽五重奏曲のなかでおそらく一番有名。「モーツァルトのト短調」というブランド性もあるし。

 1楽章の第1ビオラの立ち回りかたがお見事。 ブラームスの弦楽六重奏曲1番 の第1ビオラのキャラともかぶるか。

 一方の2楽章はあっさりめだけれども、ベートーベンばりの突然のフォルテの和音をビシッと決めたいところ。その和音進行がすごく粋。

 このメヌエット内に出没するフレーズはどれもが鼻唄にもってこい。そのひとつが「シラミの歌」。楽器を変えたり調を変えたりしながら何度か出てくる。

516_2.JPG

 「シラミの歌」って、確か、芥川也寸志版、團伊久磨版、さだまさし版とか何通りかあったはず。歌詞が音の階名そのもの。


  どれどれ、それそれ? そら見~れ
  見られそう? 知られそう?
  見られしシラミ、シラミ騒動!




 なにがスゴいって、ちゃんと「ド」で完結してるとこ!





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最終更新日  May 18, 2008 12:02:34 AM
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