ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 11, 2009
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カテゴリ: 映画、テレビ
 先月、アカデミー賞授賞式を観てたら、「スラムドッグ$ミリオネア」が作品賞、監督賞などを獲ってた。←インドを舞台にした映画


 だから何?と言われればそれまでなのだけれど、インドって、ずーっと前から気になってる国のひとつ。こちら米国社会ではインド人がどんどん存在感を示しまくっていて、僕自身、インド人と会話を交わさない日はない。

 ひとことでインド人と言ってもいろいろ。ターバン巻いたお兄さんとかサリー来たお姉さんとかの本格的な人もいるし、シンガポールとか英国、米国で生まれ、一度もインドを訪ねたことがないのに自称インディアンという人も多い。出身とか国籍、あるいは人種って何なんだろうって思う。(この話は長くなるので割愛)

 ニューヨーク郊外にインド人の集う町があって、僕も何度か連れられて行ったことがある。町全体がほのかに香辛料のかほり。インド物産品を調達できるだけでなく、町の劇場でボリウッド映画が観られるのも魅力。タミル語、ヒンディー語、ベンガル語とかを字幕なしで。

 在米インド人のあいだではクリケットが人気。英国人や豪州人とともにクリケット愛好会が各地にある。←この球技、いまだにルールがわかんないけど

 あと、近年では日常茶飯事となってる現象。たぶん米国特有。ハードやソフトなどのコンピューター関係がうまく作動しないときに「お客さま相談窓口」に電話してみると、その電話はたいていインドに転送される。生粋のインド人が応対してくれる。在米インド人ではなく。
 そのほうが費用が安くつくのだそうで。

 以上のように、いまやインドはとても身近な存在。


*****

 さて、スラムドッグ$ミリオネアのオスカー受賞記念企画、インド関連の映画(とテレビ)特集。

ラジュー出世する Raju Ban Gaya Gentleman(1992年インド)
 主演はインドの織田裕二。これぞボリウッドの名作。素晴らしいっ。最後に愛は勝つ。正義も勝つ。なぜか海賊版ビデオまでお持ちのワタクシ(字幕なし……)。

ムトゥ 踊るマハラジャ Muthu(1995年インド)
 前述のラジューよりもアダルト層を対象としている。主演はインドの吉幾三。
 やはり歌って踊ってドンチャン騒ぎ。

ベッカムに恋して Bend It Like Beckham(2002年イギリス)


その名にちなんで The Namesake(2006年インド)
 米国に移住したインド人家族。親の世代と子どもの世代で考えかたが異なってるゆえ、いろいろな問題が発生する。こうゆうご家族、僕の周りにもけっこう多い。

モーガン・スパーロックの30デイズ 30 Days(2005年~ アメリカ )
ネットで観られる
 一般市民が、慣れない環境下で30日生活するという大胆な企画。30日間、車椅子で過ごしたり、キリスト教徒がイスラム教徒の家に居候したり。中立的な立場であっさり撮ってしまうのが凄い。
 で、インドで30日間過ごす米国人会社員の巻(第2シーズン第2話)。上述のように、電話サポートの職がインドに移行したために失業してしまった米国人が、現地インドに出向いて海外市場向け電話サポート業の実態を探るウルルン滞在記。

<番外編>

やさしくキスをして Ae Fond Kiss/A Fond Kiss(2004年イギリス)
 インドではないけれど、いわゆるロメジュリ系。
 イスラム教徒のパキスタン人男性とカトリック教徒のスコットランド人女性による愛だの恋だの。妙に甘ったるい題名ではあるけど、監督は社会派ケン・ローチ。よって舞台はスコットランド。





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最終更新日  Apr 28, 2009 07:19:51 PM
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