ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 4, 2009
XML
「あんたのバラード」

 プロのチェロ奏者ボブおじさんが一緒に遊んでくださるとのことで、全ての予定をドタキャンして駆けつけた。あんまりさらう時間がなかったけれど、こうゆう機会は逃すわけにはいかない。ボブさんは、実はヨーヨーマ氏のマブダチ?とかいう、すんごいお方。

 診ていただいたのはシューマンのピアノ四重奏。Vn アロン、Va 自分、Pf セス。
 いやぁー、楽しかった。

 それにしても完ペキな曲だと思う。起承転結がはっきりしてるし、筋肉質。(シューベルトのような)無駄なしつこさがない。

 いくつもあるピアノ四重奏という編成の曲のなかで、もしどれか一つだけ選べと言われたら、今までの僕だったらドボルザーク2番を推してただろうけれど、撤回。やっぱりこのシューマンのを栄えある1位とすることにする。ほどよく均衡がとれてるから。
 ちなみに、ブラームスのは、どれもちょっと重すぎるのと、部分的にビオラを軽視してるような書法が見られるのでボツ。

 なんてったってシューマン、やっぱり3楽章アンダンテ・カンタービレは美しい。
 序奏のあと、まずチェロが旋律を奏で、続いてバイオリン。そしてピアノが細かく動き出して、ビオラが合いの手を入れる。次から次へと主演役者が引き継がれていくわけだけれども、自分の番が来たら、ここぞとばかりに歌う。この際、当初のテンポが多少変わってしまうのもアリか。旋律担当者が変わるたびに微妙にテンポや曲調が変わってしまうので、みんなで苦笑したけれども、基本的にはその人のテンポを尊重してあげることにした。



 今日は、ボブさんと一緒に弾けてホントに嬉しかったけれど、ボブってば、 例の3楽章の最後 、せっかく僕がビオラで美メロを弾いてるときに、大きな音立ててガーガー調弦しなおしてて、ちょっと目障り/耳障りだった(笑)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Oct 8, 2009 12:11:48 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: