ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 10, 2011
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「限りなく透明に近いブルッフ」

 今日はピアノ五重奏で遊ぶことになってて、当初からいろいろ候補曲が挙がっていたものの、なんとブルッフのに初挑戦。(Pf ギリ、Vn1 ぼく、Vn2 シャイ、Va セス、Vc ベス)

 ブルッフと言えばバイオリン協奏曲。その濃い印象があまりに強すぎて、ぼくは勝手ながら彼のことを肉食系男子とばかり思い込んでたら、若い頃にこんな清楚な曲も書いてたとは。同じゲルマン系でも、ベートーベンというよりかはメンデルスゾーン寄り。

 余談。ブルッフBruchは英語読みでブルック。小川(brook)を髣髴とさせるので、英語圏の人には好感がもたれており(?)。

 「手の届く、しかしホンモノの」ピアノ五重奏曲がやっと見つかったという感じ。これは是非とも弾いておきたい。もしかしてピアノ五重奏を組む場合に最初に取り組むべき曲かも。

 ブラームス、シューマン、ドボルザークのP5ほど難しくなく、エルガー、ショスタコ、シベリウスほどには浮き世離れしてない。

 出だしなんて、弦だけでしっとり透明感を演出。ピアノが入ることで瑞々しく潤ってくる。全楽章にわたりP5ならではの面白さを手っ取り早く堪能できる。

 裏を返せば、「弾くのは楽しいのだけれど、CDで聴いてもそんなに楽しくない曲」とも言えやう。






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最終更新日  Sep 14, 2011 11:04:07 AM
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