ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 23, 2011
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「ゆうがたクインテット」

 今日は強引にお仲間が集合。弦楽五重奏で遊んだ。Vn1 ガリーナ、Vn2 ぼく、Va セス、Vc1 ヤッシャ、Vc2 ポール。

 名曲かつ大曲シューベルト。

 特筆すべきはおそらく2楽章アダージョ。8分の12拍子。ホ長調。美しすぎ。
 誰が旋律で誰が伴奏なのか、主従、強弱の関係はどうすべきか、五人の意見が激しく分かれる。それぞれに思い入れのある曲らしく、テンポ感もぐちゃぐちゃ。
 たそがれまくって感傷的に弾きたい人、幸せいっぱいの笑顔で明るく弾きたい人、内声をブ厚くして芯のある音楽に仕立てたい人、捉えかたはいろいろ。

 第2チェロに32分音符の強烈なパッセージが出てくる。いつもは饒舌なポール氏も今日はちょっと尻込み気味。

 数ある室内楽曲のなかでも最高峰とされる(らしい)この五重奏曲を合わせられて、激しく感動した。全楽章はさすがにできなかったけれど、自他ともに認めるシューベルト恐怖症のぼくですら、さじ投げずに無我夢中で弾きまくったわけで。


追記:この編成での五重奏(チェロ二本)は、ボッケリーニのものも有名だけれども、グラズノフも書いてることを発見。なかなか面白い曲。







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最終更新日  Oct 27, 2011 07:33:37 PM
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