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ぴけっと

ぴけっと

2004/03/14
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カテゴリ: JAZZ
■Round Midnight(1986)

 主演:デクスター・ゴードン
 音楽監督:ハービー・ハンコック


出張の疲れ等いろいろ重なってしばらく日記はお休みしておりましたピケです。
こんヴぁんわ(ぺこり)

出張後いろいろなトラブルがあり、その中で運用はやはり"攻めの姿勢"だと再認識。
”システムの運用”というと守備的な仕事で面白くないイメージがあるかもしれないが、そうではない。
攻めてこそ障害件数は減り、その分の力を他にまわせる。
あとは、”自分がいないと業務を回せない”という問題を解消してゆかなくては・・・

禁則事項の数だけ、前に進んで行く。今までどおりに。

出張中、ホテルのテレビでデックス主演映画「ラウンドミッドナイト」をやっていた。
DVDで持っているのだがついつい最後まで見てしまった。

パーカーの伝記映画もあったのだが、そちらは全て役者が演じていた。
下手な役者ではないのだが、スクリーンからJAZZが伝わってこない。
演技については素人のデックス、その存在自体がJAZZであり、スクリーンでの彼のたたずまいがJAZZというものを表現している。

今日は久しぶりにこのDVDを見た。
トニーのドラミング、ショーターのサックス、ハバードのしっとりとしたペット、マクラフリンのギター。
それらを超越したところにいる、デックスの泰然自若としたブロウ。
全てが上質だと感じる。
『ニューヨークの秋』を途中で「歌詞を忘れた」と吹くのをやめるシーン、そこにある重みは演技だけではない。

ふところの深い、スケールの大きなブロウだ。

多分、この映画が作られた1986年に見ても、この映画のよさは、私には伝わらなかったと思う。
おそらく、間違いなく伝わらなかっただろう。
まだ、数が足りないとはいえ自分なりにいろいろ経験してきた。
それらの積み重ねで、見えてくるものもあるし、失うものもある。

デックス演じるデイルはこの映画の中で、何を見つけたのだろう…
忘れたのは歌詞だけではないのだろうか…

彼は晩年になっても大切なものを失わなかった。
儚く消えてしまいそうな大切なものを大事にする、そういう人に共感する自分がいて、それを茶化してこみ上げてくるものを抑えようとする自分もいる。
そのバランスがうまく取れている限り、自分はここにいるだろう。

そう、思う。



人の顔を見ると、何かを教えようとする人がいる。
そういう人からは大抵何も学ぶことがない。
人の顔を見ると何か学ぼうとする人がいる。
そういう人には得てして何も教えることはない。
私は後者になりたい。






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Last updated  2004/03/15 01:33:46 AM
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