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生まれる。第6話まで終わりました。前回の第5話ではダウン症の子役が出演して話題になりましたが、第6話でもパン屋のシーンでその元気な姿を見せてくれましたよね。制限の多い撮影なのにホント凄いな~と見ていてため息をつくくらい感心してしまいます。特に4~6話まで障がい児の親としてとても考えさせられる場面が多かったのですが、今回の第6話では羊水検査についてかなり突っ込んだ内容になってました。私自身、あまり深くまで考えていなかった問題だったので、一度セリフを聞いただけではよく意味が呑み込めず、繰り返しあの冒頭の長女と医師の話を聞いてしまいました。とても心に残る場面であったため以下に少し抜き出してみたいと思います。<場面>堀北真希さん演じる長女・林田愛美が、ダウン症の子と一緒に遊んだことをきっかけに以前母に羊水検査を受けるように頼んだ事を悩む。悩んだあげく、大杉漣さん演じる腕利きの医師・近藤卓巳先生に相談するシーン愛美:母の羊水検査、明日ですよね。近藤医師:ああ。愛美:母に検査を受けてほしいって言ったこと、先生はどう思われますか?近藤医師:羊水検査は、約3000ある赤ちゃんの異常の中の、たった1つを見つけて、命の選別を行う検査なんだ。もし仮にすべての異常が事前にわかったとしてもお腹に宿った命を絶ってしまう事自体、どうなのかと私は思うよ。例えば、自分の子が、事故で怪我をした。助かってほしいと心から願うよね。愛美:もちろんです。近藤医師:障害があったとしても、生き抜いてほしいと思うよね。愛美:はい。近藤医師:じゃあなぜお腹の子に、病気や障害があったら、その命を絶とうとするんだろう。なぜ生まれ、生き続けてほしいと思わないのだろう。お腹の子の命は、軽いのかな。私は信じてるんだよ。赤ちゃんは、お母さんを選んでやってくるって。その子はきっと、何かを持ってきてくれるはずだよ。例えば、やさしさだったり、絆だったり、笑顔だったり。ここ数週間、君はおかあさんのことを一生懸命考え、生まれてくる子供の事を考え、兄弟と自分の将来を考えた。君の中で、今までなかった何かが、生まれたんじゃないのか?~以上、第6話冒頭のシーンより~これだけ見ると羊水検査について片方の意見しか取り上げられていないという印象を受けますが、違うシーンでは、羊水検査は場合によっては必ずしも悪いことではないという話も出てきました。多分私がはまってしまうところは、いくつかのデリケートな問題に対してメッセージ性は高いのですが、偏った主張がなく、見方がとても客観的なので入り込みやすいところでしょうか。家族関係がとても複雑なドラマなのですが、軸がしっかりしているので見ていてとても面白いです。私的には竹富聖花さん演じる次女の美子ちゃんが今後どうなっていくのかがとても心配です。ちーちゃんが先日中学校で心ない男子生徒から授業中に「ダウン症の子がいるやろう」とバカにされたことがあっただけに、イジメに関しては正直少し感情的になることはあります。でも本当に自分が信じていることなら、例え馬鹿にされてもやり過ごすことは絶対出来ると信じたい。あえて戦うことも大切な時もあるかもしれませんが、売り言葉に買い言葉ではレベルは相手と一緒です。その意味でドラマの美子ちゃんも、お腹の赤ちゃんの大切さがわかれば良い方向に向かうのではないかとかなりこのドラマに期待している今日この頃です(^^)◆生まれる。HPですhttp://www.tbs.co.jp/umareru2011/※6月17日に小説が発売されるそうです。
2011年05月29日
もう行かれましたでしょうか。毎年日本郵便にて行われている青い鳥郵便葉書の無償配布の期限が近づいています。申し込み期限は5月31日。対象は身体障害者手帳1,2級及び療育手帳A判定になります。配布枚数は20枚です。私たちはひろくんが対象になるので毎年申し込んでいます。郵便局によってその場で渡されるところと後から郵便で送られると事があるそうで、私たちの場合は翌日郵便で送られてきました。葉書なんか使わないという方もいらっしゃるかもしれません。私たちも去年の分は余ってしまいましたが、余った分は先日郵便局にて、レターパックと交換してきました。青い鳥郵便葉書であっても、普通の葉書同様、手数料を払えば切手等に交換できます。裏技(かな?)では切手でゆうパックの支払いも出来るので間接的にゆうパックの支払いにも使えます。(あっ、コンビニ発送は現金です)ひろくんが字がかけるようになるまでは葉書はあまり役に立たないので、実家にひろくんの写真を送るのに切手に換えるとか、違う方法でこの青い鳥郵便葉書を使わせてもらってます(^^)補足ですが、葉書から切手に換える場合、手数料がハガキ1枚当たり5円、レターパックなら1通に付き40円の手数料がかかります。約1割程度の手数料になります。上記には書き損じのハガキも適応されますので、余った年賀状や書き損じのハガキが手元にあれば切手などと交換しておくのも良いかもしれませんね。すっかり話が外れてしまいましたが^^;、青い鳥郵便葉書の無償配布については下記、日本郵便のHPを参照してみて下さい。http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2011/0316_01.html私はうっかり忘れかけていた為、念のためお知らせさせて頂きましたm(_ _)m
2011年05月28日
先日日本ダウン症協会岡山支部から、マクラーレン製のベビーカーで幼児が指のケガをする事故が問題になっているので、注意するようメールが入りました。こういうメールは非常にありがたいです(^^)先程、昨日付のマクラーレンHPに、会社の対策が発表されていることに気づきましたので、こちらでもお知らせさせて頂きます。◆下記アドレスにて詳細の説明がされていますhttp://www.maclaren.jp/topics/freecover_news.html※マクラーレン社のHPに飛びますなんでも、正規代理店(HPでは野村貿易株式会社)で購入されたベビーカーに限り、問題のヒンジ部用の安全カバーが無償配布されるそうです。マクラーレン製のベビーカーを購入されている方は、念の為、販売店にご確認されたほうがよいかもしれません。ひろくんもマクラーレン製のベビーカーに乗っていますが、やはり事故のものと同じヒンジ部があります。ひろくんのベビーカーは正規代理店購入ではありませんので無償配布は受けられませんが、購入できるかどうかをまたの機会にでも聞いてみようと思っています。先日ひろくんママがマクラーレン本社に今回の事故の事を聞いてみたところ、ベビーカーから子どもを十分離して作業すれば問題はないと言われたそうです。でも子どもの行動は予想出来ないことが多いので、それを考えると、安全カバーはやはり必要なのかなと思います。気をつければ未然に防ぐ事は出来ると思うのですが、マクラーレンのベビーカーを使用されている方は今後、私も含めてですが^^;十分注意していきましょう(^^)PS.ひろくんの場合まだ歩けませんので考えてみれば問題なしです(^_^;Aコメントやメールのお返事が滞っていてすみません。お返事は週末になるかもですm(_ _)m → 本ブログのトップページへ
2009年11月17日
この日、ちーちゃんとひろくんママが美容院に行きました。思い起こせばひろくんママが前回美容院に行ったのはもうかれこれ1年半前。ほんとに金がかかりません(^^;A(その間は自分で切るか、病院近くの1000円カット…)普通のお店なら日記に書くことでもないのですが、行ったところが、知的障がい児・者にとてもやさしいお店。昨日ひろくんママがひろくんを連れて予約しに行ったのですが、ひろくんがダウン症ということもすぐにわかったそうです。お店のご主人が2人の髪を切ってくれたのですが、癖毛のちーちゃんのカットも、髪の流れを説明しつつ、うまくまとめてくれたそうです。ひろくんママのカットもよく出来てました(^^)b でもひろくんママ曰く、この店ではそれだけではなくて障がい児育児についての話がとても参考になったそう。教えてもらった話は多くあったらしいのですが、1つは髪を切るときには抜き打ちで切るのではなくて、髪を切ることを子どもに事前に説明してから切るべきと教えてもらったそうです。子どもにこれから散髪することを認識させることはとても大事だそうで、散髪屋に行くときでも事前に子どもにきちんと説明してから行くようにとのこと。私は一瞬、それは当たり前のことだろうと思いましたが、考えてみれば私はひろくんの髪を切るときにはいつも抜き打ちでしたし、ひろくんがしゃべれないことで、無意識に伝えていないことも多いことに気づきました(^_^;Aご主人曰く、子どもの髪を切る時にはこちらの都合に合わせるのではなく、子どもに合わせるようにするそうです。たとえば、髪を切っているときに泣き出す子がいたときは、どこで(店内の場所)切りたいかを聞いたり、どうしてほしいか聞くようにしているとのこと。それでも泣く子がいたら、「さっきちゃんと切るって言ったよね」となだめると、子どもは割合自分の言ったことは守ろうとするらしく、その点子どもはとても正直とのこと。また、初め座って切れなかった子が座って切れるようになりもするけど、初めは座って切れていた子が逆に座って切れなくなる子もいるそうで、ご主人曰くどちらも成長だそう。座れなくなるのも、どこかが成長してそうなっているということを言われていたそうです。また、そのお店で髪を切っているところを写真に撮る方も多いそうで、その写真をお店に行く前に子どもに見せるために使うそう。いろんな工夫があるものだと思いました。それ以外にもアドバイスされたことは多かったらしく、私も聞いていて、障がいに対してとても理解のあるお店だと思いました。このお店、ひろくんの通う笠岡学園内でも人気だそうです。こんなところが近くにあったなんて。。ひろくんも大きくなったらこちらで切ってもらうつもりです(^^)b → 本ブログのトップページへ
2009年03月14日
先ほどマイミクのゆうママさんのブログから、明日とても楽しめそうな番組があることを知りました。もう知っていらっしゃる方も多いと思うので恐縮なのですが、下記に簡単にご紹介させていただきます。●日時 :9月15日(月)午前9:55~午前10:50 ●番組名:「アトリエブラヴォ 夢のニューヨークへ行く!」この番組はJNN系列での放送で、岡山では「RSK山陽放送」で放送されます。ゆうママさんのブログへリンクしたいのですが、何分ミクシィブログの為、こちらにて番組関連リンクを貼らせて頂きます(^^)b →番組のHP →アトリエブラヴォのHP<番組内容>アーティストとして自立したい! 知的障害者アート集団がニューヨークでウォールアートに挑戦! トラブルあり、ハプニングあり…押切もえ感動の珍道中。 ニューヨークはアーティストの聖地である。そのニューヨークでのアーティスト活動を夢見る集団がいる… 福岡を拠点に活動するアーティスト集団アトリエブラヴォ。彼らは知的障害者通所授産施設JOY倶楽部プラザのアート部門のメンバー。トップモデル押切もえが彼らとともにニューヨークを訪問。トラブル、ハプニング続出のなか、ウォールアートに挑戦。夢を抱く人々が世界中から集まる街ニューヨーク。ニューヨークは彼らをどのように受け止め、彼らはニューヨークをどのように感じたのか…笑いと感動の珍道中。 出演押切もえ 川添麻美 本田雅啓 近藤純平 小林泰寛 樋渡幸大 川上勇樹 高田扶美 三谷由芙 山下聖子 ~以上、YAHOO!JAPANテレビ番組表 岡山版より~私たちの家庭は新聞はおろかほとんどテレビも見ませんので、このように見たい番組を良いタイミングで知ることは、数ある良いご縁の中の1つだと思っています。今回は、ゆうママさんへメールのお返事をするときに気づきましたm(__)m明日のこの時間は会社の方と家族ぐるみで釣りに行く予定が入っている為、録画して後日見たいと思っています。ゆうママさん、教えて頂いてありがとうございます<(_ _*)> →トップページへ ↑ランキング参加中デス!(^^)o
2008年09月14日
先日、ブログやメールでお世話になっているだいだいさんから明日11月11日に岡山の総社市で自主製作映画『1/4の奇跡』の上映会が開催されるとのお知らせを頂きました。<上映場所及び上映時間>上映場所:清音福祉センター2F上映スケジュール等:・10:00~映画「1/4の奇跡」の上映会・午後1時から 阪根さんのお話し・午後2時から 山元さんのお話・午後3時から 阪根さんと山元さんのジョイント講演会・参加費 映画800円 ・講演会 1200円 ・一日1500円(中学生以下無料)※詳細は下記ページにてご確認ください。http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/sakuhinten/sakuhinntenn.htm当日券の情報が不足していましたので、清音福祉センターにその旨を問い合わせたところでは当日券はありますとのことでした。<参考リンク>★ドキュメンタリー映像上映会『1/4の奇跡 ~本当のことだから~』 http://www.ee-pro.net/event/index.html(E・EプロジェクトさんのHPより)とても著名な方ですので、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、この映画は、養護学校の先生兼作家の山元加津子さん著『本当のことだから』という本を元に撮影された映画だそうです。私は恥ずかしながらこの度、だいだいさんのお話を聞いて初めてこの方を知りました。だいだいさんもとても感銘を受けた本の映画版ということで期待して見に行かれたそうですが期待通りとても素晴らしい映画だったことを教えて頂きました。私もこの映画について調べているうちにとても感動するお話に出会いました。この映画に登場する雪絵ちゃんのお話を、著者の山元加津子さんがお話されている内容になっています。★『雪絵ちゃんが教えてくれた宝物』http://srx.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_9f61.html(山元加津子さん音声配信『別冊たんぽぽ』より)※上記の音声ファイルにはこちらからたどり着きました(^^)b★オアシス モモ(管理人モモさん)http://plaza.rakuten.co.jp/momolove0120/diary/200611070000/私はこのお話を聞いて、久しぶりにパソコンの前で涙を流してしまいました。。(妻も感動してましたノ_・。)私も映画に行きたいところなのですが、少し遠方なのと予定が重なっている事もあって行けないのがとても残念です(>_<。)『本当のことだから』という本についても検索してみましたがアマゾンのレビューでも4人中4人が五つ星で感想もとてもよかったことから本だけでも買って読んでみようと思いました(^^)本当のことだから私自身何も見ていないうちからこちらでご紹介する事は少しためらいがありましたが、久しぶりにとても素晴らしいお話にめぐり合えましたのでこちらでぜひ紹介させていただこうと思いました。私事になりますが、日々の忙しさで久しく忘れていた大切な事を、このお話は思い出させてくれました。そういう意味でもとても貴重なお話だったと思いますm(゚- ゚ )★たんぽぽの仲間たち・・・山元加津子と仲間たちのページ・・・http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/
2007年11月10日
先日、ホームヘルパーでご活躍されているまりんさんからコンタクトがありました。まりんさんのHPを見てビックリ!!(゚ロ゚;)とても幅広くご活動されている方なんですね~!ご自身の経験から書かれた、ホームヘルパーやガイドヘルパーに関しての記述は、大変分かりやすくそして面白いです!充実したサイトに妻(ひろくんママ)も絶賛!d(^^*)まりんさんは、知的障害のある方々やその親の方とも長い付合いがあるとのことです。このこともあり、私たちにとっても、ヘルパーの視点からまりんさんに教えていただくことがたくさんあるのではないかと思っています。介護関係の方も何人か私のブログをご覧になられていますし、(本当にありがたいことです<(_ _*)>)私の周りでも、主婦でホームヘルパーの方がいらっしゃいます。そう考えるとヘルパーの問題って身近に関わる問題なんだな~と今更ながらですが、まりんさんのHPを見ながら改めて感じました。今後、高齢化社会になっていき、国民総ヘルパー化する時代も、もしかしてやってくるかもしれません。。(おおげさか・・´・ω・`)そうでなくとも介護については、ダウン症のひろくんに今後関わる問題だと思いますので、今のうちからヘルパーについての知識を少しずつでも仕入れていければと思っています。このように、ひろくんを育児している私たちにとって、とても参考になるHPだと思いましたので、まりんさんには相互リンクをお願いした次第です(*⌒▽⌒*)b●まりんさんのHPのご紹介!(^^)bまりんさんは介護関係のサイトを2つ運営されています。<まりんさんHPの簡単な紹介文>ホームヘルパー(訪問介護員)とガイドヘルパー(移動介護従事者)を、全くの異業種からスタートし、不器用ながらボチボチこなしている管理人まりんが、初心者からホームヘルパー/ガイドヘルパーを始める方法や初めての介護の仕事の実体験記等を紹介。空いた数時間の仕事として主婦の方にもオススメ。ご一緒にどうでしょう♪(以上、まりんさんのHPより)★ホームヘルパーとガイドヘルパーに挑戦中!http://www.marine-marine.com/運営4年目で300ページを越えているそうです!※上記サイトの紹介ページです。http://www.marine-marine.com/hajimeni.html★介護福祉士試験に合格したいhttp://kaigo.marine-marine.com/2005年度より法律改正により導入されたばかりの介護技術講習会の受講についての記録が綴られています。とても貴重な情報だと思います。。※上記サイトの紹介ページです。http://kaigo.marine-marine.com/about.html2つとも、とても充実したサイトです。そして、視点が読者寄りで大変読みやすいです。今後も素晴らしいサイトを運営し続けていただきたいと心より期待していますd(>_< )Good!!PS.まりんさんのHPはトップページ右側の『ブックマーク』の『介護・福祉』のカテゴリにリンクさせていただきました!(^^)<関連リンク>『東芝けあコミュニティ』(東芝の高齢者介護の総合情報サイト、略称けあコミ)にて、まりんさんの介護日記が掲載されています。★『ホームヘルパーまりんのサバイバル日記』http://www.toshiba.co.jp/care/hanashi/marin/index_j.htm★『All About』さんからまりんさんへのインタビュー記事http://allabout.co.jp/study/wqualification/closeup/CU20050721A/index.htm
2007年02月25日
学校2この映画今更ですが、とても身につまされました。。ひろくんも、将来どこかの学校に入らなければなりません。それが、普通学校であるのか養護学校になるのかは、もちろんまだわかりませんが、どちらにしてもそれで終わりでは無いんだということを意識させられる映画でした。いくらがんばって学校を卒業したとしても、始まりはもちろんそこからなんですね。。健常児ももちろん同じことだと思いますが、障がいを持った子どもの場合その意味あいが大きく異なると思いました。とくにこの映画のメインとなる鏡文字を書く男の子の場合、自分が人よりもできないことがよくわかっていながらどうしても出来ない自分に耐えられず、パニックを起してしまいます。でも、大なり小なり、障がいを持っている子どもはそれを意識して生活しているんだなと思いました。そして、必ず訪れる結婚という壁。。自由に結婚できることが、私たち健常者の暗黙の権利になっている現在でも、まだ障がい者にとってのこの壁は大きいのだと思いました。いくら時代が変わっても、解決できない根本の問題もありますので、とても複雑な思いがします。ひろくんにも絶対にそのときが訪れます。(と信じます)そのときに、それに変わる大きなものを手に入れられるだけの器をひろくん自身に作ってやらないと彼がかわいそうだとも思います。ですが、どうやってそれを作っていくのかは、親としての今後の課題ですね。まだ、難しすぎて私には見当もつきません。。この映画、西田敏行がとてもいい演技をしていますね。私はこの人のような理想の大人になれるかな、と思い続けて、今だこれっぽっちも近づいていません。。映画の最後に先生役の西田敏行が行ったセリフは名言です。ネタバレになりますので書きませんが、とてもいい言葉でした。。この映画は、障がいのあるなしに関わらず、教育全般に関してたくさんのヒントがあると思いました。障がい児はそれを浮き彫りにしてくれるのかもしれません。ぜひ、この『学校』シリーズは全部見てみたいと思っています。
2007年02月19日
(財)日本ダウン症協会(JDS)からの番組情報です。本日、NHK教育テレビ 『福祉ネットワーク』で『石井筆子を知っていますか~映画になった障害児教育の母~』が放映されます。詳細の放映日時は、2月14日(水)20:00~20:30(再放送は2月21日(水)13:20~13:50)<NHK福祉ネットワークHPより番組内容転載>日本の知的障害児教育の母・石井筆子。長崎の名家に生まれ、津田梅子とともに女子教育の先駆けとなり「鹿鳴館の華」と言われた。授かった長女に知的障害があったことから筆子の運命は変わった。日本初の知的障害児施設「滝乃川学園」を設立した石井亮一と再婚し、亮一の死後はみずから園長となって、障害者の教育と生活を守るために尽力した。筆子の生涯をたどる。『筆子・その愛 -天使のピアノ-』の山田火砂子監督と常盤貴子さんがコメンテーターとして 出演されるそうです。★NHK『福祉ネットワーク』番組情報http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/★映画『筆子・その愛 -天使のピアノ-』公式HPhttp://www.gendaipro.com/fudeko/★(財)日本ダウン症協会http://www16.ocn.ne.jp/~jds2004/石井筆子出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』石井 筆子(いしい ふでこ、慶応元年4月16日(1865年5月10日) - 昭和19年(1944年)1月24日)は、日本の近代女子教育者の一人。日本初の知的障害者福祉の創始者の一人。筆子は、肥前国大村藩士渡辺清・ゲンの長女として生まれる。父清は幕末から明治維新にかけての志士で、明治政府では、福岡県令や元老院議官等の要職を歴任し、男爵に叙せられた。筆子の叔父渡辺昇も同じく幕末~明治維新の志士で、坂本龍馬と親交を持ち、薩長同盟の周旋をした功労者である。筆子は、東京女学校を卒業後、皇后の命により津田梅子や山川捨松らとともに欧州に留学する。日本初の女子海外留学生である。帰国後、津田と筆子は華族女学校の教師となり、筆子はフランス語科目の授業を受けもった。そのときの教え子に、貞明皇后がいた。また、鹿鳴館の舞踏会にも度々参加し、「鹿鳴館の花」と評判だった。さらに、静修女学校の校長に就任し、近代女子教育者としても活躍した。静修女学校は後に津田梅子が主宰していた女子英学塾に引き継がれ、現在の津田塾大学となる。筆子は、同郷の高級官吏小鹿島果と結婚するが、生まれた3人の娘はいずれも健康ではなく、一人は知的障害があり、あとの二人は虚弱児であった。その上、1897年に夫の果が35歳の若さで死去する。その後、娘を石井亮一が主宰する滝乃川学園に預けていた経緯から、学園に経済的・精神的な援助を惜しまないようになる。その過程で、園長石井亮一の人間性に惹かれ、再婚。知的障害者の保護・教育・自立に献身する。当時の世情は、知的障害への理解が乏しく、亮一・筆子は度重なる苦難の中、学園を発展させ、現在の社会福祉法人滝乃川学園として至っている。
2007年02月14日
昨年末のTV番組になりますが、12月26日に放映された、江原啓之さんの 「天国からの手紙」ご覧になった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。本編が放映される前に、全国の視聴者の方から江原さん宛てにFAXで質問できるコーナーが1~2時間あったのですが、その中で、障がい児を持たれて悩まれているお母さんからの質問が1件ありました。質問のあと、「はっ」と気がついて録画スイッチを急いで入れましたので、今となっては質問の内容はうろ覚えなのですが、障がいを持って生まれてきた我が子はなぜ生まれてきたのか、また幸せなのだろうかといった悩みだったように思います。それに対しての江原啓之さんのご回答がとても素晴らしかったので、いつか私のブログでご紹介したいと思いながら、とうとう今になってしまいました。。(^_^;A下記にその江原さんの回答をそのまま書き出しましたので、障がい児育児のご参考になればと思います。※以下江原啓之さんのお話です。私はね、実は『障がい』って言葉は嫌いなんですよ。なぜかと言うと、障がいっていうのは、この物質界でめんどくさいという冷たい気持ちからくるんですよ、実は。だって、逆に言うとね、私たち障がいって言葉を言ったら全員障がいを持ってますよ。のんびりやさんだ、せっかちさんや、色んな障がいがある。ね、そうでしょ?要するに、この世の中でその人をめんどう見るのが大変だから障がいって言っちゃうだけでしょ?私たちはみんなで補い合って生きているんですよ。とすると、障がいって言葉はいらないの。あたりまえなの、助け合うのは。ね、だから自分のとこだけで背負わなきゃいけないって思っちゃいけなくて、みんなで助けてもらおう、助け合おう、そういう気持ちで生きていくべきであって、だからそういった意味では、そういう障がいを持って生まれてくるってつらいことだと思うけれども、でも、その子はその子で懸命に生き抜こうとしている。で、ここで間違えちゃいけない。私よく言うんだけれども、あのね、よく自殺したい人なんかもよく言うんですけどね、「あたしは生きる価値は無い」ってこう言う言い方するんです。で、その価値って何かって言うと、全部物質的価値観で物質至上なんですよ。要するに、学歴がないとか、お金が無いとか、美貌がないとか、そういう、物ではかるとこなの全部、ね。価値ってうのはね、生き抜くことに価値があるんです。人生ってのはね。だから、なんでも「もうあきらめよう」とか、「いやだ」、「だめだ」っていうんじゃなくって、自分自身でちゃんと生き抜いて、この世の中でね。この世はね、人生は旅と一緒でね、生まれてきて、そしてやがて私たちは、亡くなって帰っていくんですよ。その旅なの。で、この旅っていうのはなにがね、名所だというと、経験と感動。ね、たくさんの経験をして、感動をする。喜怒哀楽、すべて。で、みんなお正月になるとね、「今年1年つつがない1年でありますように」って言うでしょ。もし、つつがない1年があるとしたら、私たちは、人の気持ちなんかわからない人間になってるはずなの。自分が色々ね、例えば風邪ひとつもひくから病気の人の気持ちもわかる。ね、友達とケンカをしたことがあるから、そうやって傷つく言葉もわかる。そういう意味では経験と感動があるから私たちは愛を育てているわけでしょ?ですからそういった意味ではこの子は、ね、そうやって生まれてきているけど、その中で懸命に経験と感動を一生懸命得て、ね、そして一番はお母さんと言うものの愛情や色んな方たちからの愛情を得て学んでいこう、そしてこの子に関わる人たちはそこから愛を与えるということや、はぐぐむということで、学んでいこうというお互い様なんですよ、みんな。ね、ですから「こうだからりっぱ」、「こうでなけりゃダメ」、っていうことを絶対、物質界でそういうことをはかっちゃいけないんです。この子はこの子で懸命に生きてる。ただ、この子はね、もともとね、やっぱりそういうことで学んでいこうという、もちろん願いを持って来ている懸命な魂なんですよ。要するに学習熱心。えらいんです。でいて、このお母さんも結局は、そういう子をね、受けて育てていこうと言う母性の学びがそこにあるっていうこと。だから自信を持って、ね、私は選ばれた人間だという風に思わなければいけない。ていうか、それが真実。あの~、私が言ってることがホントかウソかと思ったら死んでみればわかる。いずれね(笑)そのときに、「あ~私はこんなに大きな母性になってる」って。だからよくね、子育て大変だなってお母さんが言っても、りっぱなお母さん多いでしょ~!強い・・<スタジオ全員うなずく>ね、逆に幸せなお母さんこそちっちゃなことで悩んでいたりなんかして。ね、「しっかりしなさい~」なんて言う時もあるけれど、だからそれくらいみんな大なり小なり、みんなそうやって経験と感動を学んでいるということ、だからそういった意味では・・(急に)でもね、ひとつだけちょっとだけ見えるってことで申し訳ないんだけれど、あのね、この子はとっても喜んでいるんだけれど、お母さんがね、いつもね、「申し訳ない、ごめんね、ごめんね」ばっかり言ってるみたいなのね。それがね、言葉としてちゃんとね、理解するというよりも感覚で理解しててね、この子はとっても寂しい気持ちが魂にあるんです。だからお母さん、「ゴメンね」よりもね、「今日もね、こんなことが出来たね~」ってゆって育てていくっていうか、生活を共にしていった方がよろしいんではないかと思います。~以上、江原啓之さんのお話より~以上が江原さんから、障がい児をもつお母さんへのご回答でした。江原さんのことは、私随分以前から本を読んだりしていたのですが、番組を見ることは何故かあまりありませんでした。今回、障がいを持っている子の生まれた意味に関して江原啓之さんのご意見を聞いてとても感銘を受けましたので、それ以来、「オーラの泉」は毎週欠かさず見ています。(噂では、この4月から番組枠が、深夜→ゴールデンタイムに 変更されるそうです)言葉が過ぎるかもしれませんが、死後の世界があるかどうかは私にとってそう大事なことではありません。考えたって私にはわかるものではありませんし。。私は死後の世界をとりあえず信じてはいます。ですが実際に見たわけではないので、確信はもちろんありません。本当にそのような世界があると心から信じられればすごく楽、というか、私生活の悩みがほとんど無くなるかもしれません。(そうなればこの世界で生きている意味は少ないかも・・)それよりも、この現実の世界で充実して生きるためのヒントを与え続けていらっしゃる、江原さんに出会えたことに私はとても感謝しています。生きていく中で、出来るだけ後悔する人生を歩まないように、江原さんに限らずですが、色々なことについて少しずつでも勉強していきたいものです。。長々とすみませんでした。★江原啓之さんの公式サイトhttp://www.ehara-hiroyuki.com/★江原啓之スピリチュアルメッセージhttp://www.ehara.tv/●江原啓之出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』江原 啓之(えはら ひろゆき、本名:江原 勝行、1964年(昭和39年)12月22日 - )は、スピリチュアルカウンセラー、コメンテーター、作家、声楽家(バリトン歌手)。元神職。世界ヒーリング連盟会員。東京都出身。既婚者で子どもが2人いる。来歴幼少の頃から数々の超常現象を経験し、オーラや霊が見え霊現象に悩まされたという。 4歳で父親、14歳で母親が他界。和光大学人文学部芸術学科中退後、国内で2年間滝行、修験道などの霊的修行、國學院大學別科神道専修II類修了。その後北沢八幡神社に奉職。1989年にスピリチュアリズム研究所を設立。同年、心霊研究において先進国のイギリスに渡英。ロンドンのミーディアム(霊能者)を育成する場として著名な英国スピリチュアリスト協会(SAGB)で学ぶ。ここでの訓練によりスピリチュアルカウンセラーとしての基盤を作る。 イギリスで学んだスピリチュアリズムも取り入れ、カウンセラーとしての活動を開始。以降、作家活動を中心に雑誌、テレビ番組、ラジオ番組で人生相談を行い、また講演会も定期的に開催するなど、多岐にわたって活動を行っている。2003年6月より東京を皮切りに2004年5月まで全国で開催された『江原啓之スピリチュアル・トーク』は「癒しのエンターテイメント」として大好評を得る。2006年、著書の累計出版部数は700万部を超えており、ベストセラー作家としても世に知られている。その傍ら18歳から音楽を学び、武蔵野音楽大学で、菊池英美、吉池道子、ヴィットーリオ・テッラノーヴァの諸氏に師事する。 パルナソスエミネンス特修科声楽専攻を修了するなど、音楽の素養もあり。音楽活動はスピリチュアルカウンセラーと併せ現在でも続けている。~中略~2003年にはえぐら開運堂に毎週レギュラー出演、2年間に渡って女性視聴者から寄せられた悩みに対しアドバイスを送り解決していった。2005年4月より美輪明宏と共に、スピリチュアルな視点から人生を説くTV番組オーラの泉に出演。話題を呼ぶ。「オーラの泉」において、霊視と称し部屋の中を言い当ててゲストを驚かせ(当然節度を守った範囲でだが)、番組を盛り上げるデモンストレーションは有名。また美輪と共にその人生の転機を説いて、人生の転換を助けるなど数多くのカウンセリング実績を残している。相談の際に「必要以上に相談者及び他人の非難や中傷をせずに生き方を説く」ことでも知られそのメッセージは多くの支持を得ているが、自身の解説する心霊世界を信じない、異論を唱えたりする人間に対しては、「魂のレベルが低い」とコメントするなど、やや強引な面も垣間見られる。尚、スピリチュアルカウンセラーとは、新潮文庫の『スピリチュアルな人生に目覚めるために』の206ページに書かれているが、「とある方との出会いをもとに名乗る事を決意」したらしい。一般的に使われる「霊能者」という言葉には他力本願的なイメージが強いためそう名乗らないという。そうしたイメージを払拭できれば、「スピリチュアルカウンセラー」であれ「霊能者」であれ構わないとしている。江原自身「霊能力だけで人が幸せになる事はない」と語っている。当然ながら、これらに何ら科学的根拠がない事にも留意すべきである。
2007年02月11日
『知的障がい児』を英語で何と言うのでしょうか。恥ずかしながら、私は全く想像も出来ませんでした(^_^;Amahalさんのブログ記事にそれが説明されていましたので、ご興味がある方は、下記リンク先をご確認下さいね!(^^*)★答えは下記リンク先に!(^^)mahalさんのブログ『フィリピン大好きo(^o^)o』http://ameblo.jp/mahal/entry-10023660323.htmlmahalさんは、私のブログのテーマに合う記事や資料を提供して下さったり、時々私のブログに遊びに来て下さるブログ友達です。(大変おこがましいですが・・(^.^)>)現在は『介護学校』で介護の勉強に通われています。嬉しいことに、mahalさんの希望は、『知的障がい児の施設で働くこと』(*⌒▽⌒*)bボーイスカウトのお世話や、各種ボランティアにも参加されて、時々は、フィリピンの障がい者施設でも奉仕されている、とてもエネルギッシュな方です(゚-゚;)スゴイ!私はこの方から教えられることがとても多いです。。m(゚- ゚ )★例えば下記の私の過去記事内の<障がい児施設でのボランティア>をご参照下さいhttp://plaza.rakuten.co.jp/pmdecorp/diary/200611280000/私が思うmahalさんブログの見どころは、本命のフィリピンのお話ももちろん楽しいのですが、ご自身の活動(介護、ボランティア、ボーイスカウトなど)を通じて体験された事を、独自の視点からとてもわかりやすく読ませてくれるところ。それでいて考えさせられるところも多いです。。ぜひ、ときどきご覧になってみてはいかがでしょうか。。(^^)b
2007年02月08日
少し前の話になりますが、上地玲子先生から、あるHPを教えていただきました。そのHPは、『染色体起因しょうがいじの親の会』 Four-Leaf Clover(略称FLC)http://www.eve.ne.jp/FLC/「染色体起因しょうがいじを育てているけれど、 同じ番号の人とはめぐりあえない。」「交流の場が欲しいけれど、見つからない。」そんな思いを持っていらっしゃる方はいませんか? 私たち「染色体起因しょうがいじの親の会Four-Leaf Clover(略称 FLC)」は、何百分の一,何千分の一,何万分の一,何億分の一,何兆分の一の確率で生まれた染色体起因しょうがいの我が子を抱え、症例が少ないため地域の中でひとりを感じながら子育てをしてきました。地域を越えて番号を越えて多くの染色体起因しょうがいじを持つ親御さんたちと知り合い、染色体起因しょうがいという共通項で語り合いたいと思っています。 ~以上HPトップページより引用 この続きはHPをぜひご覧ください~以前上地先生が、遺伝カウンセリングの公開講座に行かれた時にFLCの方が講演されていたそうです。その講演で、『医療関係者への提言』も発表されていたそうです。それは医療関係者への10項目の提言で、上地先生からとても良い内容だったと聞きました。※10項目の内容については、下記トップページ下のEnterから入り、左側の『医療関係者への提言』をクリックしてください。http://www.eve.ne.jp/FLC/10ヶ月の我が子ひろくんは、染色体しょうがいのなかでも一番多いダウン症(21番目染色体が3本あります。21トリソミー)です。最近、妻がダウン症以外の染色体にしょうがいを持っている子どものママさんたちと知り合っていることから、私もダウン症以外の染色体しょうがいについて知りたいと思っていました。HP左側の『いろいろな染色体起因しょうがい』から入ると、私が想像していたよりずっとたくさんの染色体起因しょうがいについて掲載されています。将来、我が子に充実した社会生活を過ごさせてやるためには、しょうがいを持っている人やその家族、関係者同士が助け合っていくことがなによりも一番大切だと思います。その為にも、今後色んなしょうがいについて少しずつでも学んでいきたいと思っていますm(゚- ゚ )
2006年12月19日
映画『筆子・その愛 -天使のピアノ-』特集番組のお知らせ先日、ひろくんがお世話になっている、(財)日本ダウン症協会(JDS)岡山支部の担当者の方から映画『筆子・その愛 -天使のピアノ-』の特集番組の連絡が入りました。早速、私のほうでもこのブログでこの件ご連絡させていただきます。映画『筆子・その愛 -天使のピアノ-』の上映に合わせて、NHK総合『その時、歴史が動いた』(平成18年12月20日 (水) 22:00~22:43 放映)で、石井筆子の生涯が詳しく取り上げられるそうです。番組詳細は下記HPをご参照ください。★『その時歴史が動いた』HP http://www.nhk.or.jp/sonotoki/index.html <番組あらすじ>幕末の長崎・大村の名家に生まれ、若くして「鹿鳴館の華」と呼ばれた石井筆子。ところが母となった筆子に転機が訪れる。娘たちが知的障害児だと分かったのだ。明治時代、富国強兵政策の中で生まれた社会のあからさまな差別に、筆子は失意の底に沈む。そんな時、筆子は知的障害児の学園を立ち上げたばかりの研究者・石井亮一に出会い、やがて志を同じくした二人は前人未踏の教育に乗り出す。しかし、子供たちによる破壊行為や自傷行為などがおこり、教室はいわば戦場のような毎日。それでも二人は辛抱強く指導を続ける。すると、やがてクリスマス会などで子供たちに成長の兆しが見えるようになった。ようやく希望の火が灯ったかに見えたが、想像を絶する苦難が立て続けに筆子を襲う。園児6人が犠牲となった学園火災、戦争による極度の財政難そして一緒に障害児に全身全霊を傾けてきた亮一の死。ついに学園存続は限界となった。その時、筆子はある決断を下す。それは30年以上、子供たちと苦楽を共にした、学園の母ならではのものだった。番組では、障害者自身の幸せのみならず、ともに生きることに喜びを見つけ、学園の灯火を消さなかった教育者・石井筆子の不屈の闘いに迫る。~以上HPより転載~※この映画の後援には、(財)日本ダウン症協会(JDS)も参加されています。★映画『筆子・その愛 -天使のピアノ-』公式HPhttp://www.gendaipro.com/fudeko/★(財)日本ダウン症協会http://www16.ocn.ne.jp/~jds2004/既に、12月から全国一部地域で上映もされています。岡山での上映会は残念ながら見逃してしまいましたが、映画のあらすじを見てとても興味を持ちました。今の環境があるのも、この方のおかげかもしれません。ぜひ、機会があれば見に行きたいと思います(^-^)石井筆子出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』石井 筆子(いしい ふでこ、慶応元年4月16日(1865年5月10日) - 昭和19年(1944年)1月24日)は、日本の近代女子教育者の一人。日本初の知的障害者福祉の創始者の一人。筆子は、肥前国大村藩士渡辺清・ゲンの長女として生まれる。父清は幕末から明治維新にかけての志士で、明治政府では、福岡県令や元老院議官等の要職を歴任し、男爵に叙せられた。筆子の叔父渡辺昇も同じく幕末~明治維新の志士で、坂本龍馬と親交を持ち、薩長同盟の周旋をした功労者である。筆子は、東京女学校を卒業後、皇后の命により津田梅子や山川捨松らとともに欧州に留学する。日本初の女子海外留学生である。帰国後、津田と筆子は華族女学校の教師となり、筆子はフランス語科目の授業を受けもった。そのときの教え子に、貞明皇后がいた。また、鹿鳴館の舞踏会にも度々参加し、「鹿鳴館の花」と評判だった。さらに、静修女学校の校長に就任し、近代女子教育者としても活躍した。静修女学校は後に津田梅子が主宰していた女子英学塾に引き継がれ、現在の津田塾大学となる。筆子は、同郷の高級官吏小鹿島果と結婚するが、生まれた3人の娘はいずれも健康ではなく、一人は知的障害があり、あとの二人は虚弱児であった。その上、1897年に夫の果が35歳の若さで死去する。その後、娘を石井亮一が主宰する滝乃川学園に預けていた経緯から、学園に経済的・精神的な援助を惜しまないようになる。その過程で、園長石井亮一の人間性に惹かれ、再婚。知的障害者の保護・教育・自立に献身する。当時の世情は、知的障害への理解が乏しく、亮一・筆子は度重なる苦難の中、学園を発展させ、現在の社会福祉法人滝乃川学園として至っている。
2006年12月17日
子どものためのバリアフリーブック障害を知る本1・障害と私たちの社会前回まで、私がこの本の中で特に印象に残ったテーマについてのみご紹介させていただきました。他にも、国連が1975年に発表した「障害者の権利宣言」や障がい児の学校、スポーツなど、とても興味の湧くテーマがたくさん掲載されています。この本は障がいについて理解するほんの入り口に過ぎませんが、考え方次第でとても深いところまで掘り下げていける本だと思いました。再度、ダウン症についての余談で恐縮ですが、私の息子ひろくんは、ダウン症という遺伝子疾患を持って生まれました。現在のところ合併症は、嚥下障害と心房中隔欠損症。このように、多くのダウン症児は合併症を持ち、なんらかの発育障害、知的障害を起していることがほとんどです。私が勉強した範囲では、ダウン症は早期療育がとても有効だと聞いています。わかってはいても、経済的な諸事情などにより、思うように療育することが出来ずに悩んでいる親の方の声を最近もよく耳にします。手帳の交付がダウン症それだけでは難しいこともその原因の一つだと思います。(ひろくんが生まれたときにお医者様からそう言われました)とくに、私のような地方に住んでいる方が治療や療育を行うとすれば、障がいによる治療の特殊性もあり、どうしても交通費の負担がかなりかかってきます。早期療育の機会を逃すことは将来の県や市の財政負担にも影響してくる問題にもなると思います。他の障がい児も同様ですが、ダウン症児についても早期に治療や療育を受けやすい環境に今後改善されることを切に望みます。障がい児を新しく授かった家族が安心して、治療や療育に早期に専念できる環境になっていけば、障がい児にとってもとても有益なことだと思います。障がい者にとっての環境はまだまだ厳しいですが、少しずつでも改善されるように働きかけていきたいと思います。障がい者全般の本でしたが、私ごと(ダウン症のこと)ばかりで大変申し訳ありませんでした。最後にこの本の目次がどこにも掲載されていませんので、(この本にも)下記に参考で書いてみます。・街にはバリアがいっぱい・障害者は5億人 10人に1人・障害ってなに?・どうして障害になるの?・障害は、かるくすることができる・障害者はむかし・・・・国連が認めた障害者の権利・障害のある子もない子も同じ・ふえてきた障害児の学校・学びの場はいろいろ・高校へ、大学へ・はたらくことは、社会に参加すること・障害者とスポーツ・障害者はえがく・公報に点字を、ニュースに手話を!・障害者が暮らしやすい社会に・ノーマライゼーションとバリアフリー以上でこの本のご紹介は終了です<(_ _*)>
2006年11月11日
子どものためのバリアフリーブック障害を知る本1・障害と私たちの社会戦争と障害者についてこの本で、「障害者はむかし・・・」という見出しで過去の障がい者への社会的待遇などについて述べられていました。時代によっては、ひどい差別や迫害などもあったようです。特に、人間に余裕がなくなってしまう戦争の時代が、障がいを持っている方々にとって最も厳しい時代だったと思います。現代でも、紛争地域は尚の事、それ以外の貧困層で生まれた障害児が、どのような扱いを受けているのか調べてみればとても悲しくなってきます。戦争と貧困。これを無くしていく方法を模索していくことが、私たちのみならず、障がい者にとってもよりよい生活を築く知恵の一つにになるのではないかと思います。この本では、障害者が差別されるようになったのは、戦争や労働の役にたつか、たたないかで、人間を選別するようになってからのことです。つまり社会が支配者と支配される者とに別れてきてからといえます。とあります。また、20世紀に入って、戦争の時代には、障害者は兵隊になれないものとして、さげすまれ、迫害されました。これはどの国でも同じですが、ナチス時代のドイツでは、ユダヤ人とともに精神病者や障害者を集めて、ガス室に送って大量に殺害したことが知られています。とも記述されています。人として余裕が持てる社会だからこそ、障がい者を養っていくことが可能だと思います。私も障がい児を育児している手前、どうして戦争が起こるのか、そしてそれに必ず伴う弱者の発生や貧困について、私はもっともっと学ばなければいけないと思います。その起こるしくみを理解していないと、障害児にとっての住みよい社会を作る為に、私自身が協力できることは何なのかについて深く考えることが出来ない気がします。今までそれらのことを全く学んでこなかった自分を今、大変反省しています。この本で紹介されていた映画です。二十日鼠と人間 ※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※話は変わりますが、私が尊敬する映画監督で、四ノ宮監督という方がいらっしゃいます。この方は、「どうしたら世界中の貧困と飢餓と戦争がなくなるか」をテーマに命を張って(大げさではありません)映画を撮影されている映画監督です。今監督は、フィリピンのゴミ捨て場で働く子どもに焦点を当てて年内完成予定の映画を撮影されています。私自身、父の視点から見てとても尊敬できる方で、学ぶところが大変多いです。私のブログでも、この監督の作品や監督の生き方について近々特集を組むつもりでいます。大変、興味ある内容になると思いますので、また後日、ご覧になっていただければ大変うれしいです。まずは、四ノ宮監督の映画「神の子たち」を見た感想からUPしていく予定です。フィリピンでは障がい児のことを「神の子」と呼ぶそうです。劣悪な環境で必然的に生まれる障がいを持った子どもにもスポットを当てている映画です。この映画を見て、私は色んなことを考えさせられました。神の子たち★神の子たちHPhttp://kaminoko.office4-pro.com/とても充実しているHPです!ぜひご覧下さい。四ノ宮浩(しのみや・ひろし)1958年仙台市生まれ。大学在学中に寺山修司率いる「天井桟敷」に入団し、大学は中退。その後、様々な職業をへて、1986年監督デビュー。1995年ドキュメンタリー映画「忘れられた子供たち―スカベンジャー」を完成。第44回マンハイム国際映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞など受賞歴多数。2001年5月「神の子たち」完成。第52回ベルリン国際映画祭、モントリオール国際映画祭へ正式招待を受ける。またNYでのNewDirector/NewFilms映画祭(ニューヨーク近代美術館 MOMA)での上映の際、ニューヨークタイムズ紙に 映画レビュー が掲載された。http://www011.upp.so-net.ne.jp/office4pro/kaminoko/ny_review.htm2002年10月シネマアンビエンテ環境映画祭(トリノ、イタリア)コンペティション部門グランプリを受賞。その後世界20カ国以上の国で映画が今も見られ続けている。映画「(仮題)天国の子どもたち」現在製作中。★オフィスフォープロダクションHPhttp://www.office4-pro.com/四ノ宮監督の最新動向がわかります!監督ご自身の手記がとても印象に残りました。※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※
2006年11月10日
子どものためのバリアフリーブック障害を知る本1・障害と私たちの社会この本では、「子どもの権利条約」についても述べられていました。恥ずかしながらこの条約、名前だけは聞いておりましたが、内容については、この本を通じて初めて詳しく知りました。国際連合が1989年11月20日に「子どもの権利条約」を採択したことにのが始まりだそうです。日本の批准は94年に国会で承認され、条約に署名しました。「条約」とは、この条約に署名した国は、法律として守らなければならないという意味合いをもつそうです。全部で54条から出来ており子供の人格と人権を守っている条約です。インターネットで、簡単に条約の見出しを見て見ましたが、私が一番関心を持つのは、この本にも掲載されている第23条です。この本では下記のようにまとめられています。「子どもの権利条約、第23条」障害をもつ子どもには社会へ積極的に参加できるような援助をすること、その援助は公共(国や県、市町村)の予算で与えられる。参考までに、第23条の全文を下記に掲載いたします。私自身も勉強しなければなりません。【第23条】1.締約国は、精神的又は身体的な障害を有する児童が、その尊厳を確保し、自立を促進し及び社会への積極的な参加を容易にする条件の下で十分かつ相応な生活を享受すべきであることを認める。2.締約国は、障害を有する児童が特別の養護についての権利を有することを認めるものとし、利用可能な手段の下で、申込みに応じた、かつ、当該児童の状況及び父母又は当該児童を養護している他の者の事情に適した援助を、これを受ける資格を有する児童及びこのような児童の養護について責任を有する者に与えることを奨励し、かつ、確保する。 3.障害を有する児童の特別な必要を認めて、2の規定に従って与えられる援助は、父母又は当該児童を養護している他の者の資力を考慮して可能な限り無償で与えられるものとし、かつ、障害を有する児童が可能な限り社会への統合及び個人の発達(文化的及び精神的な発達を含む。)を達成することに資する方法で当該児童が教育、訓練、保健サービス、リハビリテーション・サービス、雇用のための準備及びレクリエーションの機会を実質的に利用し及び享受することができるように行われるものとする。 4.締約国は、国際協力の精神により、予防的な保健並びに障害を有する児童の医学的、心理学的及び機能的治療の分野における適当な情報の交換(リハビリテーション、教育及び職業サービスの方法に関する情報の普及及び利用を含む。)であってこれらの分野における自国の能力及び技術を向上させ並びに自国の経験を広げることができるようにすることを目的とするものを促進する。これに関しては、特に、開発途上国の必要を考慮する。 ※以上、札幌市子ども未来局ホームページより抜粋http://www.city.sapporo.jp/kodomo/kenri/L05_1aj.htmlこの条約を簡単に読んでみて感じたことは、批准国は大変多いのに、(2005年1月現在の締約国数は192、締約国となっていない国は、ソマリアとアメリカの二カ国のみ)最近学んでいる、世界の貧困層の子どもたちへの問題にはあまり反映されていないような気がします。貧困層の子どもたちが多すぎて、各国の対応が間に合わないのでしょうか。この点、私はまだ理解できておりません。後に私のブログでも、この世界の貧困の問題について取り上げていこうと考えていますが、この問題について調べてみると子どもがひどい状況下におかれている国が多いことが目につきます。いろんな問題も底辺にあるとは思いますが、子どもをいろんな面からサポートしていくことは、他でもない私たちの将来のメリットにつながると思いますので、各国々がこの問題への対応策を充実させていくことを切に願います。PS.子供の権利条約の理念や原則の具現化を図ろうと、川崎市や岐阜県多治見市において子どもの権利条例が制定されています。また、札幌市子ども未来局のホームページにおいて、条例施行自治体、条例策定中の自治体の一覧が紹介されています。大変興味深いです。(札幌市は現在策定中)http://www.city.sapporo.jp/kodomo/kenri/L01_3.html★札幌市子ども未来局ホームページhttp://www.city.sapporo.jp/kodomo/kenri/index.html
2006年11月09日
子どものためのバリアフリーブック障害を知る本1・障害と私たちの社会障がい者の区分について興味がありましたので、その辺を少し勉強して見ます。この本の掲載されているグラフから見て、障がい者の区分は大きく分けて、身体障害者、精神障害、精神薄弱と3つにわけられるようです。その内訳は、「平成9年版障害者白書」よりとのことで、身体障害者57%、精神障害32%、精神薄弱8%になっていました。※私が調べた範囲ですが、精神薄弱という言葉は、2000年3月に法律上の表記で、知的障害に改められたそうです。精神という言葉は人格も含み、精神障害と混同されやすいのが理由だとか。精神障害と知的障害の違いを調べてみたのですが、私の能力不足でよくわかりませんでした。。<(_ _*)>この本を読んで感じたのは、障がいは決して他人事ではないということです。この本によると、お母さんのお腹の中での障がい(遺伝子疾患、有害物質接種など)、生まれてきた時の難産によるケガや酸素不足による障がい(脳性まひの原因にもなるとのこと)病院で酸素を多く受けすぎた為に目が見えなくなる障がいも一時期社会問題になりました。(未熟児網膜症)赤ちゃんや幼児期の高熱による障がいもあります。青年期以降では、労働災害、交通事故。老化による障がいもあります。(脳溢血や脳血栓など)このように考えていくと、障がいは私の人生全般においてもとても身近にあるもので、決して他人事ではないということがよくわかりました。次に続きます(^-^)
2006年11月08日
子どものためのバリアフリーブック障害を知る本1・障害と私たちの社会障害出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』障害(しょうがい)本来の用字は障碍、または障礙。医学では身体や臓器の機能が一部または全部損なわれた状態のこと(肝障害など)。機能そのものの失われた状態も指す(嚥下障害など)。また、臓器や組織にダメージを与えることを「障害する」と表現する。早速ですが、この本に載っていたことに関する質問です。全世界で障害者と呼ばれる方は何割いらっしゃるのでしょうか。答えはこの記事の一番最後に書いてます(^^)私自身、いったい障がいと呼ばれる方はどのくらいいらっしゃるのか見当もつきませんでした。また、障がいと呼ばれる区分についても同様です。この本は、それらのことからわかりやすく説明してあります。障害を知る本のシリーズ1冊目の本ということで、障がい全般に関して説明されています。絵本ではありますが、奥がかなり深いので、何回かに分けて私自身、この問題に関して勉強していきたいと思います。まず私が興味を持った内容から。日本の障がい者の人数:総理府よりの1997年の発表で人口の約3%スウェーデン→35%アメリカ→20%オランダ→10%この違いは、どういう人を障がい者とするかによって違うそうです。日本では、障がい者手帳を持っている人を基準にしているらしく、この手帳は自分で申請しないともらえないことから、実際はもっと多くの方がいらっしゃると予想できます。ダウン症も、それだけでは障がいとは認められないと、ひろくんが生まれたとき先生から言われ、先が暗くなったことを今でも思い出します。遺伝子疾患は一生治ることはないのに、なんでそれだけでは障がい者と言えないんだろうかと、しばらくは悩みました。これに比べて、アメリカやヨーロッパの国々では、生活をする上でなんらかの不便や差別を受けているすべてを障がいを持つ人と考えられているそうです。日本は障がいについてとても遅れていると思わざるをえません。次回に続きます(^^*)答え:世界人口の10% WHO(世界保健機関)の発表によるものらしいです。
2006年11月07日
先日、「ダウン症児ハンドブック」の上地玲子先生から、『子どものためのバリヤフリーブック・障害を知る本』シリーズ2の『ダウン症の子どもたち』の絵本を推薦していただきました。上地先生の「ダウン症児ハンドブック」中にも、この本の中の、「精神的な成長」と「身体的な成長」のイラスト付の表が掲載されています。このシリーズでは、各障がいについて1冊ずつで説明されているので混乱が無く、大変わかりやすいです。また、似通った症状の区別もきちんとされており、他の障がいとの区別もとても参考になりました。私が読んだ中では、『LDの子どもたち』の中で、LDと自閉症と知的障がいについてわかりやすくその違いを説明してありました。このシリーズの本では、該当する障がいの基本的な知識を、イラストや写真を使ってわかりやすく説明しています。漢字にもふりがなを打ってありますし、小学校高学年くらいから自発的に読める絵本だと思います。それよりも、障がいを持つ親にとっても大変参考になる絵本ではないでしょうか。(私は「ダウン症の子どもたち」を読んでそう思いました)余談ですが、このシリーズの本を5冊程図書館から借りてきました。ダウン症以外の障害のこともよくわかり、妻と久しぶり(!)に話が弾みました(^^)妻の方が、色々な障がい児を育児しているママさんと接する機会が多いために、やっぱりわたしよりもよく知っていましたね~(゚-゚;)ウーンこの本のシリーズを下記にまとめます。<こどものためのバリヤフリーブック・障害を知る本>1.障害と私たちの社会2.ダウン症の子どもたち3.てんかんのある子どもたち4.ことばの不自由な子どもたち5.耳の不自由な子どもたち6.目の不自由な子どもたち7.自閉症の子どもたち8.LD(学習障害)の子どもたち9.知的なおくれのある子どもたち10.からだの不自由な子どもたち11.障害児を支える人びと以上の11巻になっています。(大月書店出版)私は、最近様々な状況におかれた子どもを私なりに理解していく為に試行錯誤ですが色々なことを学んでいる最中です。このシリーズの本も、とても参考になりそうな本ですので、全て買う余裕はありませんが、図書館から借りるなどしてこのブログでもレビューしていくつもりです。ダウン症の知識だけでは、私の中では少し心もとないです。障がい者という、コミュニティの中で今後一生生活していく以上、その他の障がいについても出来るだけ理解していくことが、ひろくんの今後の生活にもとても参考になっていくと思います。先はまだまだ長いですが、目先のことを少しずつでも勉強していきたいと思っています。
2006年11月05日
今日ご紹介する本は、平山諭(ひらやまさとし)先生のご著書「8歳で脳は決まる!子どもを救う父親の力」です。この本との出会いは、今年の6月、岡山市で開催された「おぎゃっと21」のイベントに参加した時のこと。☆その時の記事です。 → 「おぎゃっと21」イベントに行ってきました!サブタイトルに「子どもを救う父親の力」とあるとおり、この本は父親に向けて作られた本です。タイトルの「8歳」の意味は、脳の発達が大人と同じ脳に切り替わり、柔軟性が失われるとする「10歳」の1歩手前の年齢だそうです。子どもを変えやすい最後の時期として、脳科学の観点から選んだ「8歳」だそうです。この本はとても具体的で、わかりやすく、それゆえ納得して平山先生のおっしゃっているスキルを始めることが出来るというメリットがあります。それというのも、平山先生は知的障害児とかかわっていく過程(環境対話キャンプ等)で研究された内容をベースに説明されていますので、とても説得力があるのだと思います。その豊富なご経験の中で、軽微なものから少年犯罪に至るまで、割とたくさんの具体例を取り上げて説明されています。昨今に起こった少年犯罪を、先生の視点から数例取り上げられて検証されている箇所も、とても興味深く読ませていただきました。なにせ、かなりの広範囲から父親としてのあり方を、抽出されているので大変説得力があります。具体的に、このケースはこうしたらいいというスキルが数多く掲載されていますので、私はかなり参考になりました。この本の凄いところは、子育てにとどまらず、夫婦仲についてのスキルも書かれていることです。私がガツンときたのは、「返事をしない妻」という項目。生理学的な理由があるとは知りませんでした。。(´・ω・`)この他にも、面白い参考になるお話が盛りだくさんです。私は、子どもについてのお話はもちろんそうですが、夫婦についてのお話も大変参考になりました。(^^*)ここまで父親向けに書かれた本で、広範囲に、的を得て、分かりやすく書かれた本はあまりないのではないでしょうか。私は、ぜひ父親だけでなく、母親の方にも読んでいただきたい本だと思います。その上で、パパさんに薦められても面白いと思います。とにかく、楽しい本ですよ~。(^^)平山諭先生は、岡山県の倉敷短期大学の教授です。最近岡山の先生と接する機会が多くなってきているのですが、私の住む岡山にはすばらしい先生がたくさんいるんだな~と再認識しました。父親の家庭での役割はとても多いと思うのですが、やり方さえ間違わなければ決して難しくないことを、この本を読んで理解できたのは大変収穫でした。私は父親としての自覚が乏しい時があります。口ではいいことはいくらでも言えるのですが、実を伴っていない場合も多々あります。気づかないまま悪い状態で進んでしまうこともありがちだと思いますので、定期的に、このような本で子育てについてチェックしていく習慣を作る必要があると感じています。平山先生は、ADHD(注意欠陥多動性障害)・LD(学習障害)・AS(アスペルガー症候群)をご専門にしていらっしゃいます。上記の障害を持った子供たちのためのキャンプも毎年何回か主催されています。☆平山先生の詳細についてはこちらをご参照下さい →ADHD児・AS児・LD児のための環境対話キャンプ ←click!※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※平山先生のご著書は、障害児教育にとどまらず、一般教育にもどんどん取り入れていただきたい項目がたくさんあるように思います。「おぎゃっと21」から2ヶ月経ちますが、頭の中では長女の育児の方法をずっと考えていました。その答えは、この本である程度解決しそうです。その見本市で、学生ボランティアの方がおっしゃられていた「21のスキル」を確認する為に、最近出版された本を今、取り寄せている最中です。(下記画像)ダウン症のひろくんだけでなく、7才の長女の育児にも、もっと目を向けてやる必要があると反省しきりの毎日です。ADHD・ASのための環境対話キャンプ※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※*※
2006年08月27日
先日、見本市の「おぎゃっと21」で購入した本です。「先生の直筆サイン入りで送ってください!」とお願いしていたこの本が昨日届きました。しっかり、サインも入ってましたよ~!これから少しずつ読んでいこうと思っています。子育てについてのパパの役割は大きいと聞きます。とくに、社会的なことを教えるのにはパパの役割大とのこと。本の読み聞かせも、パパがより多くした方が、子どもが社会的な成長をしていくのにいい効果があるとか。(言葉は左脳が司っており、社会性も左脳が関わってくることから。今日のリスニングテストで教えてもらいました)この本も、題名からして父親の役割について書かれているようです。平山 諭先生には今後も教えていただくことが多いかもしれません。(同じ岡山ですからなおのこと)とにかく、この著書をじっくり読ませていただきます。先生、サインありがとうございました!
2006年06月28日
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