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昨年の11月5日のことになりますが、私たち家族は岩元綾さんの講演を聴きに四国の高松へ行きました。高松は私たちが住む岡山から割と近い距離ということもありましたが、今回の講演を知ったきっかけが、ちーちゃんのいじめの件によるものだったので、以前よりとても待ち望んだイベントでもありました。少し詳しく書きますと、ちーちゃんのいじめの事を以前ブログに書いたのですがそれをきっかけに綾さんのお父さんとメールする機会が出来、その際に今回の高松講演があることを知った次第です。今回の聴講、ひろくんの育児のヒントになればという目的ももちろんありましたが、実はちーちゃんに綾さんやお父さんの力を少しでも感じて欲しいという期待の方が大きかったようにも思います。前回綾さんにお会いしたのはちょうど3年前の岡山講演の時でした。http://plaza.rakuten.co.jp/pmdecorp/diary/200811030000/その時はちーちゃんはひろくんの託児で綾さんの講演を聴くことが出来ませんでした。というよりも聴いてもまだわからなかったかもしれません。ところで講演の場所は香川県高松市の「かがわ総合リハビリテーションセンター」でした。http://www.kagawa-reha.net/とても大きな素晴らしい施設でした。託児コーナーもあったのですが、ひろくんは託児でおとなしくする子ではありません^^;でも事前にバギーに乗ったまま入って聴いても良いとの許可を得てましたので、騒いだ時のことを考えて出口近くに席どりしました。合計2時間半もの長時間ですので、何回か外へ出すことになるとその時は覚悟してました。■綾さんのお父さんの講演まずは綾さんのお父さんの講演から。前回と同じく軽妙な語り口で、それでいて温かく自らを「綾の前座」と落としたり、やわらかな冗談をはさみながら会場を時折笑わせ、終始和やかに講演は進んでいきました。講演の内容は岡山の時と基本似ていたのですが、岡山の時よりより親しみやすく、話し方もかなりリラックスされていたような感じ。とにかくお父さんは見ているだけで心が和む雰囲気を持たれているせいか、今回も安心して聴くことができました。会場はほぼ満席で、ダウン症の方も何人か座って聴いていました。話を聞くにつれ、今更ですが言葉は基本なのだなとあらためて思いました。その言葉を習得するために、綾さんに日記を書かせたり、色んなヒントを与えていらっしゃったところ、今後の育児の参考に大いになったこというまでもありません。この辺り、既に出版されている本に詳しいのですが、やはり生の声は説得力が違います。■綾さんの講演お父さんの講演後の中休み中、岩元さんご家族がひろくんに気づいてくださり、声をかけてくださいました。綾さんの「ひろく~ん」という第一声は、岡山でお会いした時よりもとても大きく太かったのにまずびっくり。岡山講演の時は体調が優れなかったのかもしくはかなりパワーアップされたのかは私にはわかりませんが、とにかく今回とても頼もしく感じました。その後、綾さんの講演が始まったのですがやはり声がしっかりとしていてとても聴きやすい。今回最後に綾さんの朗読とヘルマンハープのコラボがあり、その時には託児所のお子さんを皆連れ戻して、全員で楽しむことが出来ました。ヘルマンハープは初めて聞いたのですが、チェンバロのような少し硬質の品のある響き。このような素敵な楽器をもしひろくんが弾けたらと思うと新たな楽しみが湧いてくるように思います。(高そうなのでお値段少し気になりましたが^^;)朗読は綾さん翻訳の絵本、「マジック・キャンディ・ドロップ」。とても楽しいひと時でした。今回はお母さんの甦子さんが、もうすぐ発売される綾さんの新刊の詩集の紹介などを講演の途中でされました。やはり話し方など板についているなと違う方面で家内と感心したりしてました。■家内が電話で甦子さんから聞いた話後日、家内が甦子さんから電話で聞いた話ですが、綾さんの絵本の朗読の時には、はじめ託児の子を入れる予定はなかったそうです。でも今回講演に来られていた精神科の先生から、綾さんの朗読は子供たちに良い影響を与えるのでぜひ聴かせたほうが良いという提案があったようで、その為、予定を変更して綾さんの朗読とヘルマンハープの演奏は親子で聴けるように変わったとのことでした。この企画はとても良かったので、この話を聞いて納得しました。朗読中は騒ぐ子も全然いなくて本当に素敵な時間が流れました。また、これも甦子さんの話ですが、講演後、子どもが良い方に変わったという話をよく聞くそうです。確かにひろくんの場合、この日の講演までは落ち着きがなかったのにこの講演後、正確に言えばこの講演からおとなしく聞いていましたし、それも綾さんの話からでなく昭雄さんの話からそうでしたので、岩元さんご一家の講演会には何か良い雰囲気があるのに違いないと思います。その日を境に買い物に行っても騒ぐことなく、あまりに調子が良さそうなので、念願の外食に2度も試しに行ったのですが(ラーメン屋と回転寿司)、どちらも割とおとなしく食事ができたので少し驚きました。外食出来るようになったら一番喜ぶのはちーちゃんかもしれませんが^^;、本当に成長したものです。成長のタイミングもあったのだと思いますが、それを差し引いても、綾さんの講演には何かご利益があるのかもしれません^^※岩元綾さんの詩集がもうすぐ発売されます。1月15日過ぎ頃から書店に並ぶそうです。http://plaza.rakuten.co.jp/pmdecorp/diary/201201040000/
2012年01月14日
先の記事で、ゆうママさんの「第5回ダウン症療育研究会」のレポートをご紹介しましたが、次回開催の「第6回ダウン症療育研究会」のプログラムがJDS岡山支部のブログにてご紹介されていますので、今回そちらのページを元に、開催日程をご紹介させて頂きます。●「第6回ダウン症療育研究会」日程日時:2009年2月14日(土)午後2時から (受付は午後1時半から)※事前予約不要場所:奈良県立医科大学 大講堂 (奈良県橿原市四条町840)参加費:2000円(会員は無料・当日入会も可能)懇親会:2000円(会員・非会員ともに)~当日受付~◆プログラム詳細は、下記リンク先をご参照下さい(^^)b → 第6回ダウン症療育研究会 プログラム ※日本ダウン症協会(JDS)岡山支部のブログへ今回も盛りだくさんの内容ですね!ただ、私的にはここ岡山から遠い事が難点です(^_^;A「赤ちゃん体操」についての講義、とても興味あります。あと、ヘルマンハープの演奏も…m(゚- ゚ )ゆうママさんがおっしゃられている通り、冬の奈良は底冷えが厳しいと思いますので、ぜひあたたかくしてお出かけされて下さいね!●上地玲子先生が赤ちゃん体操のご指導をされる予定です今年からJDS岡山支部を通じて、「ダウン症児ハンドブック」の上地玲子(かみじれいこ)先生が「赤ちゃん体操」のご指導をされる予定です。◆詳細は下記リンク先をご参照下さい(^^)b → ダウン症児の赤ちゃん体操 ※日本ダウン症協会(JDS)岡山支部のブログへ上地先生はご職業が大学の講師ですのでお休みが非常に少なく、開催は不定期になると想像しているのですが、身近に赤ちゃん体操をご指導される方がご誕生した事、とてもうれしく思います。当然ですが、上地先生は「赤ちゃん体操の指導員養成コース」も受講されていらっしゃいます。「赤ちゃん体操」を受けたくても、待ちが多かったり遠方が理由で受けられない方がたくさんいらっしゃると思います(私たちもです^^;)。そんな方々のためにも今後、「赤ちゃん体操」がこのような形でどんどん全国的に広がって欲しいと思います。 →本ブログのトップページへ
2009年01月19日
◆前回の続きです(^^) 次回の療育研究会のお知らせなど・・。 次回は2009年2月14日(土)14:00から奈良県立医科大学で第6回研究会が行われます。次回は、まだ決定ではありませんが患者家族会の発表も盛り込まれるかもしれません。 奈良県では、天理よろづ相談所病院と県立奈良病院で赤ちゃん体操を実施されています。奈良病院にいらした先生が、奈良医科大学に移られたことにより、奈良医科大学にも赤ちゃん体操教室ができ、これで奈良北部は完成したので、次は奈良南部に向けて体操教室を広めていかれるそうです。うらやましい・・。 2月の奈良はめちゃめちゃ寒いです。盆地特有の「底冷え」を経験できますので、一泊二日の奈良観光とセットで療育研究会にお出かけください。普段は凶暴な奈良公園の鹿も、冬は寒くて動きもにぶいはずです。元奈良県民より。 そして、塚口の赤ちゃん体操にボランティアで来られている体操教室OBのお母さんがいらっしゃっるのですが、以前お話させていただいた時に「うちの娘は19歳で、今年老人ホームの食堂に就職が決まったの」と嬉しそうにお話をされていたんです。研究会に娘さんと一緒に来られてました。ダウン症者は太りやすいとか言いますが、ぜんぜんそんなことはありませんでした。小柄でかわいらしいお嬢さんでしたよ☆お会いできて嬉しかったです。 以上で第5回ダウン症療育研究会のレポートを終わります☆ <ゆうママさん後日談> ※離乳食についてゆうママさんから教えて頂いた事を下記にメモしておきます。 『離乳食』は倍の時間をかけるつもりで・・。その通りだと思います。うちの息子は9ヶ月ですが、ゴックン期後期の硬さのものを食べさせています。育児本では、ペースト状のものを飲み込む練習をするゴックン期は前期と後期に分かれていて、それぞれ1ヶ月くらいで次のステップに進めるのですが、ダウン症児の場合はお口の中の発達、舌が最初は前後にしか動かないものが、上下、左右に動くようになる発達も遅れる傾向があります。 このお口の中の発達を無視して育児本通りに進めると、モグモグするのに疲れてしまってちょっとしか食べれないとか噛むのしんどいからそのまま飲み込んでまえ!って丸飲みを身に付けてしまいます。 今月の親の会で同じ9ヶ月児を育てているママから離乳食の相談を受けて「もう5倍がゆにしちゃったんだけど、食べなくなった」とのことで、うちの子が食べてる硬さやお口の発達のことを話したら「あ!そういえばヨーグルトはパクパク食べるわ」と言われたのでひとつ前のステップに戻すことをお勧めしました。 私も離乳食の進め方は悩みどころなんです。育児本は参考にならないし医者は教えてはくれないし・・です。塚口で教えてもらえるのが救いです。 「離乳食は倍の時間をかけるつもりで」は、あくまでも“つもり”なので絶対に倍の時間がかかるということではないんです。個人個人でお口の中の発達も違いますし。 ただ、どう進めていいか分らないママには倍の時間をかけるつもりでやればいいんだってことは目安になると思います。 基本はゆっくり、進めてみて様子をみて、まだ早かったかなと思ったら戻す、こういう感じで進めていけばいいと思います。 ~以上、ゆうママさんのお話でした~ ●私の感想など 今回で、ゆうママさんの6回に渡るレポートの掲載を終了いたします。実際に講義を聴きにいくことはとてもエネルギーが必要ですが、最新の情報も含めて、様々な勉強が効率よくそして楽しく学べるところがとても素晴らしいなと思いました。 私はどこかへ行ってまで勉強するのがとてもおっくうな方なのですが、(遊びの勉強なら喜んでするのですが(^_^;A)この度のゆうママさんのお話を聞いて講義もいいものだなと思ってしまいました。ダウン症児の親としては問題山積みの私なのですが、少しづつ改善していこうと思いました。でもさすがに奈良までは遠いです(^_^;Aゆうママさん、貴重なレポートをありがとうございました。ブログへの掲載の為、何度も読み返すことになったのですが、やはりとても勉強になることが多かったです。まとめ方もお上手でとても読みやすかったことにも感心しました。また貴重な情報がありましたらぜひこちらでも掲載させて頂きたいと思っておりますm(__)m 最後に「第5回ダウン症療育研究会」レポート一連のリンクを下記に貼っておきたいと思います。また、これらのレポートは本ブログの「ダウン症関連講義」カテゴリに入れさせて頂きます。後日、トップページの「・contents・」の枠を増やしてそこにも入れる予定です(^^)●第5回ダウン症療育研究会ゆうママさん全レポート◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その1 【第1部】特別講演: 「色彩楽園」主宰、藤井昌子先生 「絵はすべての子どもの心の言葉」 ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その2 【第2部】一般演題: 大阪医科大学LDセンターで 行われている赤ちゃん体操について ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その3 【第2部】一般演題: 塚口病院赤ちゃん体操教室の「今」と「これから」 ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その4 【第3部】教育講座: 天理よろづ相談所病院の 「心疾患を持つダウン症児の療育」 ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その5 【第3部】教育講座: 近畿大学小児科の「ダウン症児の心疾患」◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その6 ・次回の療育研究会のお知らせなど →本ブログのトップページへ
2009年01月17日
◆前回の続きです(^^) 教育講座の続きです 近畿大学医学部の篠原先生による「ダウン症児の心疾患」についてのお勉強でした。お母さんたちにも解るようにしたと言われた通り、とっても解りやすくダウン症児に合併しやすい心室中隔欠損、心房中隔欠損、房室中隔欠損、ファロー四徴について、高血圧と肺高血圧の違い、心臓の壁に穴が開いてるとどうなるのかなど、絵や実際のエコー写真などを交えて解説してくださいました。 心房中隔欠損は心室中隔欠損より症状は軽く、ダウン症児でない場合はあまり問題にならないそうですが、ダウン症児は肺高血圧になりやすく1歳までに手術することが望ましいそうです。 先生が特に強調されていたのは 「ダウン症児は心疾患がないと診断されていても、必ず一度は専門医の診察を受けて、心エコーを撮ること」でした。 心雑音がなかったり、症状がないのに心疾患を抱えている可能性が否定できないのだそうです。 それとRSウイルスについてですが、RSウイルス感染を予防するシナジスは心疾患があるなどの条件を満たしている場合のみ公費で接種することができます。ダウン症児の場合、RSウイルスに感染しやすく、感染すると症状が重くなりやすいのですが、心疾患がなかったり、根治手術を終えていると上記の条件にあてはまらないので公費で接種はしてもらえません。どうしても接種したいとなると1回15万円の注射をRSウイルスが流行る期間毎月自腹で接種することになります。 近畿大学では、ダウン症児がRSウイルスに弱いことを考慮して心疾患の有無にかかわらず、すべてのダウン症児が公費でシナジスを接種できるようにメーカーなどに働きかけているそうです。 そして、先生の講義はとーっても面白かったです。 「こうなるとこうなって、そうなるとめちゃめちゃこうなります」とか「めちゃめちゃ」がいっぱい出てくるので、めちゃめちゃ面白かったです。「ここは国家試験にでます!」とか「これがわからへんかったら国家試験に合格できません。5年生ならまぁしゃーないけど、6年生やったら先生真っ青です」とか、大学の先生なら「便」と言いそうなのに、篠原先生は「うんこ」と言ってました。さすが大阪の大学です。先生の講義を取ってる学生さんは、きっと先生の授業楽しみだろうな~と思いました☆ これでダウン症療育研究会の全プログラムは終了です。 ですが、まだ続きます。 ~以上、ゆうママさんのお話でした~ ●私の感想など心臓は複雑ですので実際に講義を聴くほうがわかりやすいかもしれませんね。私は基本的なことすらまだ理解していないところが多いです(^_^;A。あと、今流行しているRSウィルスについてのレポートもとても興味深かったです。近畿大学、素晴らしいところですね。とても感動しています! 「ダウン症児は心疾患がないと診断されていても、必ず 一度は専門医の診察を受けて、心エコーを撮ること」 についてはゆうママさんも前回反省されていらっしゃいましたが、私たちも実は苦い経験があります。ひろくんが生後間もない時に出産した病院から心臓のエコーからは特に異常は見られなかった旨を伝えられたのですが、その2日後にチアノーゼが出て、大きい病院で調べてもらった結果、心臓に4つの穴が開いていると言われ唖然としたことがあります。 ですので、専門医で見てもらうことは今後の予防にも繋がることだと思います。ひろくんは当時私たちに医学の知識が無かったことからの油断でとても危険な状態まで追いやってしまいました。。ダウン症のお子様は心臓の疾患が多いですので、お早目に専門医の診察を受けられることをお勧めいたします。 →次回へ続きます(^^)b →本ブログのトップページへ
2009年01月17日
◆前回の続きです(^^) 第3部は教育講座です 1.天理よろづ相談所病院の「心疾患を持つダウン症児の療育」 2.近畿大学小児科の「ダウン症児の心疾患」でした。 天理よろづ病院の赤ちゃん体操教室に通っているダウン症児44名中77%の34名に心疾患があり、そのうち60%にあたる26名が手術既往があります。心疾患をもつ子の療育の実際を事例を通して説明がありました。 術後2ヶ月から教室へ通うようになったRちゃんですが、鼻注栄養だったため、管がはずれるといった事故をお母さんが恐れていて体操には積極的ではなかったそうです。途中、次の子が産まれたりもあるなかで、40ヶ月で歩き始め、歩き始めてからはお母さんは言語や心理発達にも積極的になったそうです。消極的なお母さんに対する根気強い励ましがとても大切だとおっしゃってました。 チアノーゼを認めるSちゃんについては、あまり負担をかけないようマッサージから行っているそうですが、いやがって泣いたりするとチアノーゼが顕著に認められるので、苦慮しているそうです。 心疾患のある子の場合は、体操をあせらずに根治手術が終わってから体操を開始するのが望ましいとのことでした。 教室では体操時間は30分なのですが、順番がまわってくるまでの待ち時間や、体操が終わってからプレイルームで遊ぶことができるので、その時間帯も利用して、お母さんの悩みを聞いたりといったフォローも行っているそうです。 天理よろづ病院の松村先生は、兄弟姉妹、とくに弟や妹からの刺激がとても有効であるということを述べられていました。確かにお姉ちゃんやお兄ちゃんのいる子や、次の子がお腹にいるお母さんを見ると、うらやましいなと思ったりします。子どもは子ども同士とも言いますし、お母さんではできないことが子どもはできたりしますからね☆ 第3部後半へつづく <ゆうママさん後日談> 『心疾患がある場合は体操をあせらない』ことも重要だと思います。やっぱり最初はあせりますものね。ほとんどの医師は告知の時に身体の発達が遅いことと、知的障害があることを言われると思うんです。 そうするとお母さんは身体の発達の遅れを何とかしなきゃ!とまずそっちに関心がいくのではないかと思います。最近3ヶ月男児を育てているママから保健士さん経由で「会いたい」とオファーを受けて喜んで会いに行ってきたのですが、やっぱりあせってるって言われてました。 動脈管開存と肺高血圧、穴も開いているけど、医師からはマッサージは止められておらず、ベビードレナージュの本も買ってあるとのことでした。マッサージをすることで血流がよくなって、それが赤ちゃんの身体に負担をかけるかもしれないよという話をし、玉井るか先生のアイコンタクトの話、絵本、歌など、マッサージや体操以外でもやれることはたくさんあるしあせることはないから、マッサージは短時間に軽くでいいと思うよって話をしました。 私が塚口で藤田先生に「あらまあ、この子はよう肥えてるね~ ちょっと遅なるかもしれへんね~」ってニコニコ笑いながら言われたこと、その言葉であせる気持ちがなくなったことを話したら、すごく気持ちが楽になったって言われてました。 そして『心疾患がないと言われても必ず心エコー検査を受けること』これも重要です。私はすっかり油断していました。 ※これは次回の講義に出てくる内容になります。 ~以上、ゆうママさんのお話でした~ ●私の感想など今回も素晴らしいお話が続きます。特に、 『心疾患がある場合は体操をあせらない』 『心疾患がないと言われても必ず心エコー検査を受けること』 が本文中とても重要だと感じました。 ダウン症児の療育は、子どもによって全く療育の仕方が違ってきますので、一概にセオリー通りにはいかない点も多々あると思います。子の成長具合によっては親の焦りも反映されるところだと思いますので、私も十分注意していきたいと思います。ひろくんは最重度判定の子でもありますので(^_^;A →次回へ続きます(^^)b →本ブログのトップページへ
2009年01月17日
◆前回の続きです(^^) 引き続き、第2部です。 塚口病院で30年以上前に藤田先生が始められた、赤ちゃん体操教室は現在では体操だけでなく、理学療法士さん、言語聴覚士さん、管理栄養士さんも加わり、細やかな支援をしていただけるようになっています。 以前は非常勤の先生だけで構成されていた体操教室が、野中先生が常勤で加わられたことにより、どんどん充実して、2005年冬からは成人期のダウン症者の健康相談を受ける成育外来も始まりました。2008年からは小児期のダウン症児の成育外来も始まっています。 ただ、塚口病院のような施設がまだまだ少ないために新規申し込み者が殺到し(私も殺到しました)3ヶ月以上の待ちになっているそうです。グラフによると、体操教室に入学する月齢は年々遅くなる傾向にあり最近では平均8.5ヶ月での入学でした。 野中先生は、初心忘れるべからずと、体操教室が始まった当初に藤田先生が発行されたパンフレットを紹介してくださいました。このパンフレットは、あるお母さんが大切に保管されていたものをお借りしたとのことでした。 「子どもを受け入れられるようになったら私のところへいらっしゃい、もしまだ受け入れができていなくても、それでもかまわないから とにかく私のところへいらっしゃい」 そんな内容のことが書いてありました。 傷ついた母親を包み込む藤田先生の優しさ、懐の深さに感動しました。このパンフレットを大切に保管されていたお母さんは、このパンフレットが心の支えだったんだろうなと思いました。 ここで第2部は終了ですが、第2部の座長を務められた児玉荘一先生からのお話がありました。児玉先生は「小児科医には母性が大切」とおっしゃっていました。 さまざまな病気をかかえる子どもを診る医師はたとえ男性医師であっても、患児とその家族を包み込むような母性を持つことが大切なのです。ちなみに、児玉先生は母性豊かな先生ですよ☆ 第3部につづく ~以上、ゆうママさんのレポートでした~ ●私の感想など兵庫県の塚口病院には私も息子が生後7ヶ月ごろの時に岡山から車で行った事がありました。残念ながら藤田先生は非常勤になられていて、野中先生に見て頂いたのですがとても親切丁寧な先生だったことを今も思い出します。偶然、藤田先生と帰り際にお会いする事が出来、別室で少しの間お話しすることが出来た事は私たちにとってとても良い記念になっています。この道長くご指導されていらっしゃる方だけあって、とても素晴らしい雰囲気を持たれていらっしゃる先生でした。 ◆その時のことを以前こちらに書いています(^^)b ※かなり前の日記ですので内容については現状と 変わっている可能性が大です。くれぐれも ご参考程度に留めて下さいませm(__)m今、「赤ちゃん体操」を広めるべく指導員を養成されていらっしゃること、私たちダウン症児の親にとってとても素晴しい事だと思います。子どもを連れて遠方からの来院はなかなか出来るものではありませんので。。やはり岡山からでもとても遠かったです(^_^;A 幸いここ岡山では、私が無料でお配りしています「ダウン症児ハンドブック」の上地玲子先生が、赤ちゃん体操の指導員養成コースをご終了されています。今年からはJDS岡山支部を通じて赤ちゃん体操のご指導を計画されていらっしゃるとのこと。色んな地域での赤ちゃん体操の広がりが、今後とても望まれるところです。 ◆上地玲子先生が行われる赤ちゃん体操の詳細です (JDS岡山支部のブログへ) ◆兵庫県立塚口病院:ダウン症児の赤ちゃん体操教室ゆうママさんのお話を聞いていますと、ダウン症の子たちの将来は今よりもきっと良くなっていくのは間違いないような気がして、とても心強い思いを致しましたm(゚- ゚ ) →次回に続きます(^^) →本ブログのトップページへ
2009年01月17日
●本レポート概要2008年7月5日に大阪狭山市の近畿大学医学部で「第5回ダウン症療育研究会」が開催されました。その研究会の内容をマイミクのゆうママさんがミクシィブログでまとめられていらっしゃいましたので、私も大変勉強になったことから、こちらでも数回に分けてご紹介させて頂いています。詳細については、前回をご参照下さいませ(^^) http://plaza.rakuten.co.jp/pmdecorp/diary/200812060000/ 第2部は、一般演題で 1.大阪医科大学LDセンターで行われている赤ちゃん体操について 2.塚口病院赤ちゃん体操教室の「今」と「これから」でした。 大阪医科大学LDセンターの赤ちゃん体操教室では「見る力を育てる」 ことに重点を置いた体操を実践しておられます。首がすわる前の時期は、対面抱っこで赤ちゃんの視線の中に大人が入っていきアイコンタクトを成立させ、首がすわったら外向き抱っこで赤ちゃんの視線と同じものを大人が見ることで共同注視を成立させます。 誰が自分に関わっているのか、関わってくれる人や物に興味を持つことが大切で、人との関わりのなかでこそ、確実に意欲的に自分に必要な能力を学習していきます。 ビデオに登場した子は、母親が膝の屈伸体操を行っている間、ずーっとあっちのほうを向いて母親を見ようとはしていませんでした。(これ、まさにうちのゆうくんです) ですが、歌を歌いながら体操をする、子どもの視線の中に大人が入っていくといったことを根気よく続けていくと、1ヵ月後には見違えるような変化がありました。 膝の屈伸をしてくれている母親をじーっと見ている、途中で母親が体操を中断して先生と話し始めると、まるで話しに加わりたいと言っているように、盛んに母親たちに向かって声をかける、早く体操して~!と言わんばかりに自ら膝を曲げたり伸ばしたりしてバタバタする、といった様子が見られました。 以前、塚口の体操教室で藤田先生に体操指導していただいた時に、「目と目を見つめあってやるのよ。それが大切なの」と言われたのですがいまいちピンときていませんでした。反省しています。 体操だけでなく、普段の生活の中でもアイコンタクトを意識して関わることを心がけていきたいと思いました☆ 第2部後半へ続く →次回へ続きます(^^)b →本ブログのトップページへ
2009年01月17日
前回の続きです(^^) 今日から6回程度に分けまして、今年の7月5日に大阪狭山市 にある近畿大学医学部で行われました、「第5回ダウン症療育研究会」のレポートを不定期で連載していきたいと思います。 レポートを書かれたのはマイミク(ミクシィでのお友だち) のゆうママさんで、ゆうママさんのミクシィブログに6回に 分けて掲載されていたレポートをこちらでもご紹介すること になります。ゆうママさんのブログは友人の友人までの公開 になっていますので、よりたくさんの方に講義の内容を参考 にして頂きたいとのことでした。 余談ですが、ゆうママさんのお住まいはダウン症に関しての 情報があまり入らない地域らしく、その為ゆうママさんが仕 入れた情報は親の会などで発表されていらっしゃるとのこと でした。発表に使っていらっしゃるだけあってとてもうまく まとめてあり、またわかりやすい文でしたので私自身とても 参考になりました(^^)b それでは長くなりましたが、ゆうママさんレポートを下記に ご紹介致します。レポートの内容に関しては、くれぐれもご 参考程度に留めて頂くようお願い致しますm(__)m ※「第5回ダウン症療育研究会」の講義内容 ・第1部<特別講演> 神戸市にある色彩楽園を主宰されている藤井昌子さんによる 「絵はすべての子どもの心の言葉」 ・第2部<一般演題> 1.大阪医科大学LDセンターで行われている赤ちゃん体操について 2.塚口病院赤ちゃん体操教室の「今」と「これから」 ・第3部<教育講座> 1.天理よろづ相談所病院の「心疾患を持つダウン症児の療育」 2.近畿大学小児科の「ダウン症児の心疾患」 <第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その1> 7月5日、大阪狭山市にある近畿大学医学部で行われた、 第5回ダウン症療育研究会に行ってきました。 第1部は特別講演として、神戸市にある色彩楽園を主宰され ている藤井昌子さんによる「絵はすべての子どもの心の言葉」 でした。 色彩楽園のアトリエでは「好きな色を使っていいよ」「描き たいものを描けばいいよ」「何枚描いてもいいよ」「途中で やめてもいいよ」「描きたくないときは描かなくていいよ」 と子ども達に言っています。 初めてアトリエに来た子は「何を描いてもいい」と言われて 始めはとまどうそうです。でも、本当に何を描いてもいいん だということが解ると、さまざまな絵を描いてくれるように なるそうです。藤井さんは「絵を“聴く”ことが重要」と おっしゃっていました。 子どもたちが自由に描く絵には、その時々の子ども達の心が 現れているのだそうです。何人かの子どもの絵がスクリーン に映し出されましたが、真っ白い紙の端っこにポツンと黒い 花を描いた絵がありました。 この絵を描いた女の子は、普段から学校が終わると習い事や お稽古事に忙しい日々を送っていて、この絵を描いた日は母 親とケンカをしてアトリエにやってきたそうです。真っ白い 紙に不自然に空いた空白はその時の女の子の心の中がそのま ま現れたものだったそうです。 ある子は、人が剣でお互いの身体を刺している様をねんどで 表現し、またある子は、血まみれの塗り絵を描いたそうです。 ふたりとも決して誰かを傷つけたい、誰かを血まみれにした いと思ってのことではなく、貫かれているのはその子自身、 血まみれになっているのはその子が心の中で流している血な のだそうです。 こんな絵を描かせてはいけないのではなく、こんな絵を描い てもらうことによって、子ども達の心の中にある悲しみや怒 り、辛さや寂しさなどを吐き出させるのが重要なのだそうで す。ただ真っ黒に塗りつぶすだけの絵や危険物を並べた絵、 ドクロの絵などを描いている子どもは、それを何枚も何枚も 描くことにより、次第に描くものが変わってきて、心の中に あるものを吐き出してしまったら、とても綺麗な色使いの絵 を描くようになるそうです。 このようなことは、障がいを抱えているかどうかや、年齢や 国籍にかかわらず共通のようです。 ダウン症の子どもは言葉が出るのが遅い傾向があります。 だからきっと心で思っていることが表現できなくて、もどか しい思いをしているのかもしれません。クレヨンが握れるよ うになったら、たくさん絵を描いてもらって、その絵から ゆうくんの心の声を聴けるようになりたいと思いました☆ 第2部につづく <ゆうママさん後日談> 『色彩楽園の先生の絵の話』は、私は衝撃的でした。 子どもが絵や作品の中に自分の心を映すなんて思いもしませ んでした。色彩楽園の先生は、子どもが描いた絵や作品のこ とを親に話すことは基本的にはないそうです。 「このまま放っておくとまずい」と思う場合のみ親を呼んで 話をするのだそうです。 色彩楽園では、先生という家族以外の第三者に自分の表現が 守られているという安心感が自由な表現につながっていると 思うので、家庭でまったく同じ事をやろうと思うと親は相当 がんばらないといけないですね。 あっ!そんな色使って・・!とか、あぁっ!そこはそうじゃ ない・・!とかつい口を出したくなりますものね。 ~以上、ゆうママさんのお話でした~ 絵は私も幼い時から大好きで、絵に関する療法に興味を持った時もありました。今回のお話を読ませていただいて、絵は言葉にしにくいものや出来ないものを表すのにとても有効な手段だと再認識すると共に、言葉が苦手と言われるダウン症児にとっても、心を表現する1つの手段としても使えるんだなと思いました。また、子どもの気持ちを理解する手助けになるとのことから、時が来れば私の息子にも絵を書かせてみたいと思います。まずはクレヨンくらいからはじめてみようかな~m(゚- ゚ )ゆうママさん素晴らしいお話をありがとうございました!<関連リンク等> →色彩楽園(しきさいがくえん)~colors paradise~ 出版物:小さなクレヨン詩人たち・子どもが心をひらくとき (出版物に関しては色彩楽園HP左の「出版物」をご参照下さい) →次回へ続きます(^^)b●第5回ダウン症療育研究会ゆうママさん全レポート◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その1 【第1部】特別講演: 「色彩楽園」主宰、藤井昌子先生 「絵はすべての子どもの心の言葉」 ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その2 【第2部】一般演題: 大阪医科大学LDセンターで 行われている赤ちゃん体操について ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その3 【第2部】一般演題: 塚口病院赤ちゃん体操教室の「今」と「これから」 ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その4 【第3部】教育講座: 天理よろづ相談所病院の 「心疾患を持つダウン症児の療育」 ◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その5 【第3部】教育講座: 近畿大学小児科の「ダウン症児の心疾患」◆第5回ダウン症療育研究会に行ってきました☆その6 ・次回の療育研究会のお知らせなど →本ブログのトップページへ
2008年12月06日
先の11月3日に岡山大学で岩元綾さんとお父様の講演会がありました。その時の講演会の様子を5回に分けてまとめましたので、下記にリンクさせて頂きますm(__)m1.岩元綾さんの講演会に行きました(岡山大学) 2.岩元昭雄様(岩元綾さんのお父様)の講演を聴いて(岡山大学)1 3.岩元昭雄様(岩元綾さんのお父様)の講演を聴いて(岡山大学)24.岩元綾さんの講演を聴いて(岡山大学にて) 5.岩元綾さんの講演会前後のことなど 私自身、岩元綾さんから学ぶところはとても多いですm(゚- ゚ ) →トップページへ ↑ランキング参加中デス!(^^)
2008年11月20日
前回の続きです(^^)今までは岩元綾さんとお父様の岩元昭雄様の講演について書いてきましたが、最後の今回は、私たちが講演会場にて体験した事などを書いてみたいと思います(^^)b ●今日初めてお会いしたマイミクさんまず今回はあるマイミク(ミクシィでのお友だち)の方と事前にコンタクトを取って落ち合おうということにしていました。その方は私の家に割とお近く(でも車で30分以上離れているのですが)にお住まいのゆいママさんなのですが、ゆいママさんは色んなところに療育や摂食指導などで出かけておられ、私たちにも地元の色んな情報を下さるありがたい存在の方です。それにしてもネットで知り合った方と初めて会うときの何ともいえない緊張感はとても良いものですね。今回は託児所の前で初めてお会いしたのですが、ゆいママさんはゆいちゃんのお兄ちゃんを抱っこされていて、私の方もひろくんを託児に預けていましたので、お互い確認しあうまでの間(ま)がとても楽しかったです(^^)。お子様のゆいちゃんはブログで見るよりもとてもかわいい!女の子もいいな~と思ってしまいました(^.^)> 講演にはゆいちゃんを抱っこしながら聴かれていたとのことでそのことにも驚きでした。お兄ちゃんはとても活発でしたので、よくお1人でお子さま2人を連れて講演に来られたな~と感心しきりです。私たちなら多分行ってません(^_^;A●会場の様子託児所は年齢別に教室がいくつかに別れていました。学生の方々が託児の担当をされていらっしゃり、本当にありがたかったです。託児がないと夫婦揃って聴く事が出来なかっただけに本当に感謝するとともに、このような施設を作ってくださった岡山臨床心理士会の方々にもとても感謝ですm(__)m上地玲子先生も、岩元さんお2人の講演のフォローをしっかりとされていらっしゃいました。やっぱりさすがです(^^)b 聴講者もまずまずの入りでとても良い雰囲気の講演会だったと思います。●当日お話させていただいた方々へ妻のお知り合いも多く来られていたようで、また、初めてお会いする方もひろくんを見て妻に話しかけて下さって、そのことが私事ですが大変うれしかったです。ただ、多くの方から話しかけられたことで妻は一杯一杯だったと思いますので、失礼があったら何卒すみませんm(__)m私も、ネットで知り合った方と多くお話しすることが出来ましたし、とても楽しいひと時を過ごすことができました。ただ、講演後はお互い時間があまりなくてゆっくりとお話できなかった事が残念でした。このような場では私は不慣れな為、失礼もしたと思いますが、何卒ご容赦頂きたく思いますm(__)m●岩元さんご一家と初めてお会いしました講演後、岩元さんご一家が机に座ってご本にサインをされていらっしゃる時に、お父様が丁度手が空いてらっしゃるようでしたので、思い切って声をかけてしまいました。緊張のあまり何を話しかけたのかあまり覚えておりませんが、「『常識にとらわれないで子供をみつめて育児をすること、言葉かけの大切さ』について参考になりました。」などとお話したように思います(^_^;A丁度その時、お母様が妻が抱いているひろくんを見つけて下さり、とても感激いたしました。今まで直接お会いした事がなかっただけに良くわかったな~ととても驚きです。ひろくんブログを時々ご覧になって頂いているとの事でしたm(゚- ゚ )サイン会後、一緒に記念写真も撮って頂き、ひろくんも綾さんのお母様に抱いてもらったりで私たちにとってとても良い記念になりました。綾さんと握手をさせて頂いたのですが、思った以上にしっかりとした手をされていたので驚きました。講演をしてそれからサイン会をしていた後の手とは到底思えないほど緊張感が無く、それでいて整った感触の手をされていたのに感心してしまいました。また、これは私の落ち度なのですが、記念写真を撮るときに抱いていたひろくんが右横に並ばれた綾さんの髪の毛を強く引っ張ってしまった一幕がありました。綾さん曰く「あいたたた・・」と言われていましたのですぐに離させたのですが本当に油断もすきもありません。。綾さんには平謝りでした(^_^;A私か思っていた以上に綾さんはひょうきんで楽しい方だと思いました。お父様とされたハイタッチされる様子はとても雰囲気が良かったです。ひろくんがハイタッチが強く出来るようになったら私もしてみようかなm(゚- ゚ )そんなこんなで今日はとても充実した1日を過ごす事ができました。昨日の「あひるの会」20周年記念パーティーに引き続き、今日も出会いのたくさん持てた日になりました。色んな出会いに大変感謝ですm(__)m最後まで私たち家族にお付合いくださったゆいママさん、本当にありがとうございました(*⌒▽⌒*)●この日の講演会の日記をまとめますこの日の講演会の日記を下記にまとめてみます(^^)1.岩元綾さんの講演会に行きました(岡山大学) 2.岩元昭雄様(岩元綾さんのお父様)の講演を聴いて(岡山大学)1 3.岩元昭雄様(岩元綾さんのお父様)の講演を聴いて(岡山大学)24.岩元綾さんの講演を聴いて(岡山大学にて) ●この日私たちが購入した本です(^^) ◆スマッジがいるから ◆MAGIC CANDY DROP →トップページへ
2008年11月03日
前回の続きです(^^)お父様の岩元昭雄様の講演に引き続き、岩元綾さんの講演が始まりました。お父様の講演が素晴らしかっただけにいやがおうにも期待が高まります。。岩元綾さんは、私が思っていたよりもずっと小柄な方で、とても一生懸命にお話をされている印象を受けました。約1時間、壇上で立ちっ放しでご講演をされるのですから本当にお見事ですm(゚- ゚ )後日、甦子様(綾さんのお母様)から頂いたメールで(綾さんへのお礼メールにお返事を頂きましたm(__)m)、この岡山講演の直前にご著書の出版祝いのイベントがあったようで、綾さんはお疲れをある程度引きずっていらっしゃったことを知りました。ご講演でお疲れを見せない綾さんはとても凄いと思いました(゚-゚;)●綾さんのご講演を聴いて感じたこと(その1)講演内容は、本やレジュメの内容が2/3くらい、後1/3くらいが英語を使ったご講演(世界ダウン症会議でのスピーチや絵本)だったように思います。もちろん日本語訳は用意されていました。私自身このような形式の講演は初めて拝見しましたので、とても新鮮でしたし、綾さんの英語のスピーチを聞いて英語がとてもお上手なのに感心しました。石原忍先生は、「特に英語で話されている時、何て感情表現が豊かなんだろう」とお感じになられたそうです。→石原先生のブログより日本語スピーチももちろん良かったのですが、私も英語でお話されるほうがより生き生きとされていらっしゃったように感じます。今度はフランス語も交えて講演して頂きたいなと勝手な期待もしてしまいましたm(゚- ゚ )●綾さんの講演会プログラム下記は岩元綾さんの講演会のプログラムです。それ以外の資料もあるのですが、こちらには私のメモとしてプログラムのみ書いておきたいと思います。2008.11.3。 岡山大学教育学部講義棟5202教室 岡山県臨床心理士会 公開講演会「21番目のやさしさに ― ダウン症のわたしから ― 」 いのちとこころをつなぐネットワーク えほんの会AYA 岩元 綾1 はじめに2 国際会議から得たもの アジア・太平洋ダウン症会議 &第8・9回世界ダウン症会議に参加して ~ 英文スピーチを交えて ~ (英文と和文の対訳資料をご覧になりながら 聴いてください)3 講演・交流活動を通して ~ 寄せられた感想などに支えられて ~4 出生前診断に思う ~ みんな同じ人間 同じ命 ~5 My Dream Came True ~ 絵本に託す 私の夢 ~6 終わりに 「夢紡ぎつつ明日へ」 英語による童話「MAGIC CANDY DROP」の読み聞かせ (スクリーンの絵をご覧になりながら聴いてください)7 結びのことば 英訳 千の風になって(a thousand winds)朗読ホームページアドレス『夢紡ぐ 綾』http://www.mct.ne.jp/users/ayaiwamo7/●綾さんのご講演を聴いて感じたこと(その2)綾さんのご講演は、ご著書「21番目のやさしさに」と内容がほぼ同じだったのですが、綾さんご本人の口から語られるお言葉はやはり聞く価値のある貴重なものだと思います。綾さんと体験を共有しているという気持ちにより近づけることがなんと言っても素晴らしいです。きゃしゃなお身体で、しっかりとご講演される綾さんのお姿はとても素敵でしたし、また、とても心に響くものがありました。きっとたくさんの方々も私以上にそう感じていた事だと思います。綾さんはご自身の障がいを世間にご発表されるときにかなり悩まれたとご講演でも言われていらっしゃいました。でも、その悩みを乗り越えて今、さらに多くの方に必要とされる存在になっています。それも国を越えていらっしゃることとても大きな事だと思います。そう考えると障がいなんて本当に取るに足らないもの、小さなものだと思います。こだわる方がおかしいのです。人間元は同じですし、自分の今後の運命も誰にもわかりません。お父様のおっしゃる見えないことを大切にすることこそ、想像力の乏しくなりがちな今の時代、とても大切な事なのではないかと思っています。私も目に見えないものを感じる事ができる心をいつも持てるよう、家族皆で息子を教材(?)にして勉強していきたいと思っています(^^)私事ですが、ご講演の中で私は綾さんのあのフレーズがやはり一番心に残りました。ご本にもありました、「私にとって一番の宝物は家族です。両親が元気で生きていてくれるだけで"幸せ"です」健康に対してあぐらをかいている私には、とてもこたえたフレーズでした(^_^;A●綾さんの生き方に学んだこと最近遅まきながら私自身わかってきたことですが、綾さんの生き方を知ることは、知らず知らずに子どもへの育児の為という点を通り越して、私自身の生き方についてとても気づかされる点が多いということを実感しています。ひとつのことを集中して時間をかけて達成する事は今のインスタント時代には流行らないかもしれませんが、本来の人間のあるべき姿なのかなと綾さんを見ていてそんなことも感じました。人生をもっと味わって生きていきたいものです(^.^)>●綾さんの今の願いお母様の甦子様のお話では、綾さんの今の願いは一人でも多くの方に「21番目のやさしさに」を読んでいただきたいということだそうです。なかなか講演には行けないとのことからそう願われているとのことでした。21番目のやさしさに→私がこの本を読んで感じた事岩元さんご家族から学ぶ事は私は本当に多いです。次回は綾さんの講演会以外で私たちが体験した出来事を少し書いてみたいと思います。次回に続きます(^^)<岩元綾さん関連リンク> ★岩元綾さんHP『夢紡ぐ綾』 ★えほんの会AYA →トップページへ
2008年11月03日
前回の続きです(^^)●お父様のご講演を聴いてご講演は私が期待していた以上に素晴らしかったです。常識にとらわれず、我が子をしっかりと見つめて子供のペースで育児していくことがとても大切だと思いました。私事になるのですが、今の社会は情報がたくさんありすぎるので、子どもをよく見ないうちに、情報の比較で先走って育児を考える傾向にあることを時々反省しています。そんな中、情報が少なかった頃に綾さんをしっかりと見つめて育児されてこられたお父様の育児論は、今の社会にとても重要なメッセージを投げかけていらっしゃる気がして、大変納得したところが多かったです。子どもあっての育児ですので、けっして情報のみを、子どもをよく見ないうちから鵜呑みにしてはいけないと改めて感じました。本当にお父様のご講演は同じ父親としてとても参考になりましたm(゚- ゚ )次は岩元綾さんのご講演になりますがその様子はまた後日お話させて頂きます。PS.「ことば育ちは心育て」は私もとても参考にした本で以前こちらのブログにも読書感想を書いたことがあります。ひろくんが生まれて4ヶ月くらいの時に読んだ本ですが、今読めばまた当時と違った勉強が出来ます。いつまでも使える本ですので、この本から学べるところはとても多いと思います。なによりとてもあたたかい本ですm(゚- ゚ ) →「ことば育ちは心育て」の読書感想 次回に続きます(^^) →岩元綾さんHP「夢紡ぐ綾」岩元昭雄様の、お子さまとご家族に対するお考えやお心遣いにはとても共感するところがたくさんあり、今後の参考になるところがとても多かったです。ダウン症児の父親の立場の方が書いた本はそう多くないと思いますが(正村公宏さん※もいらっしゃいますよね)それぞれにとても父親として参考になるところが多いです。基本はもちろん愛情だと思いますので、子どものペースに合わせて今後もずっとフォローしていける自分でありたいと思いました。以前にも書きましたが息子のひろくんは私の分身のような気がしています。親子だからそれはあたり前のように思いますが人間には試練も必要です。分身ならではの厳しさを容赦なく(?)与えてくれ、どうしようもなかった私をここまで更生させてくれたひろくんの存在に今とても感謝しています。多分統計から私とひろくんが旅立つ時期はそう離れてはいないと思います。その時までに出来るだけたくさんの楽しい経験を共有して、向こうで思い出話に花を咲かせられればな~などと今から期待している今日この頃ですm(゚- ゚ )※正村公宏さんのご本、「ダウン症の子をもって」もひろくんが生まれて4ヶ月くらいの時に読書感想を書いています。あの頃は私も必死だった時でした。今は勉強しなさすぎですのでかなり反省です。。(^_^;A →「ダウン症の子をもって」の読書感想 →トップページへ
2008年11月03日
前回の続きです(^^)今回は岩元綾さんのお父様の岩元昭雄様のご講演内容を簡単にまとめて見たいと思います。●綾さんファミリーの印象その前に、初めて岩元綾さんのご家族を見たときの印象からお話ししたいのですが、会場にはお母様を含めてご家族3人でいらっしゃっていました。ご家族の雰囲気はとても穏やかな印象でした。やっぱり、ご本に掲載されている写真と同じでしたので、その存在感はすごかったです。私は1人ミーハーになって喜んでました(^_^;A綾さんご家族は私から見て一番前の席の左端に座られました。私と妻は真ん中寄りの前側の席を確保して、この日ゆっくりとお話を拝聴することが出来ました。●お父様の講演プログラムご講演はまず岩元綾さんのお父様から始まりました。講演会が始まる前に配られたプログラムを、メモ代わりに下記に書いておきたいと思います。「受容の輪を 地域や人の心にも」 鹿児島子ども研究センター 岩元昭雄一.子育ては「受容の旅路」1 我が子との出会いが受容の始まり 行けるところまで行ってみよう2 育ちの速さも・順序も みんな違う ==「みんなちがって みんないい」3 育ちにつれて「受容の壁」が高くなる4 ゆっくりと あきらめず 人はみな無限の発達可能体二.我が子の「ことば育ち」から思うこと1 ことばが成り立つ三つの要素(条件) 1.伝えたい「思い」 2.受け取る「聞き手」 3.伝える「手段(方法)=ことば等」2 ことばを生み出す「思い」を育てる 生命維持の思い・共感し合いたい思い・一人で暖める思い 五感(視聴触臭味)に心地よい刺激をたっぷりと、 共感し交換し共歓し合う。3 子どもが育つ場に「高性能の受信機能人」がたくさん必要。 受信の感度と対応の速さ正確さが、発信意欲を促し、育てる。4 ことば教えを急がず、ゆっくり はっきり 長めのおしゃべりを たっぷり 目を合わせ 表情豊かに 身振りも添えて 受発信機能の全開5 ことば発達は「聞く・話す・読む・書く」の順序三.「子育ち」は「親育ち」1 育ち(発達)の根っこは何だろう? 宮古島で出会った女性2 育ちの道に近道も行き止まりもない。 それぞれみんな自分の道を、自分の好みで、 歩幅で、速さで・・・3 命ある限り育ちは無限 ゆっくりと あきらめず 人はみな無限の発達可能体 岐阜での体験4 「手間 暇かかる子には 手間 暇かける」は 不変(普遍)の原則 急ぎ過ぎ、背負わせ過ぎ、手間や暇の省き過ぎに なってはいないだろうか四.「受容の輪」をもっと大きく1 「染色体異常」って、そんなに「特別」ではないのです2 生き物はみな、発展途上・進化の過程にある3 染色体が不安定だから進化する。生物進化の原動力4 障害は「治癒や隔離や排除」ではなく、自然に付き合うもの5 真の「受容」が人々の心や行為、社会の動き、 国の施策に行きわたるように。 ●お父様の講演を聴いて岩元昭雄様のご講演は、私と同じ父親の立場の方のご講演とあって、私自身特に楽しみにしていました。お父様はご講演前~後もいつも終始にこやかにしておられ、お話もとても楽しく素晴らしいものでした。まず「綾さんの前座」というフレーズで会場の笑いを取られていらっしゃいました(^^)上記のご講演内容は、2005年9月にご家族3人で書かれた「ことば育ちは心育て~ダウン症児のことばを拓く~」がメインになっているそうです。ご講演時に上記の本をまずご紹介されていらっしゃいました。●講演のメモをとりました約1時間のお話は全て内容が濃いものでしたので、もちろんこちらでお伝えする事は出来ません。心に残ったお話は人それぞれだと思いますが、私が感動したり共感した時にとったメモの中の一部分(一とニが特に勉強になりました)をこちらで取り上げてみたいと思います。もちろん素人のメモですので何卒参考程度にして頂きたく思っています(^.^)><一.子育ては「受容の旅路」>・障害は個性ではない→変わることが無い事実(※1) 障害は年齢と共に変わる →その変化と付き合いながら家族は過ごす 38年経った今でも新たな障害が見つかる→日々新た 今後どうなるかわからないが行けるところまで行こう 命ある限り、発達か退行か →出来るだけ発達の時間が多いほうがいい・急ぎ過ぎず、求め過ぎない→子供の発達にじゃまになる ゆっくり、でもあきらめない 本人のペースに合わせて後ろからサポートする・子供は無限に発達する(昭雄様のお考え) →そう考えている先生は意外に少ない※1詳細は「ことば育ちは心育て」のP178に書いてあります。ご本では、「「障害は個性」ともいわれます。二十一番目の染色体異常は変わることのない事実であり、個性ではありません。障害の事実を、耳障りのいいことばであいまいにせず、互いにあるがままの現実を受け入れ、発達への無限の可能性を拓きあう営みが、もっともっと広がることを願ってやみません。」とありました。<ニ.我が子の「ことば育ち」から思うこと>・ことばが成り立つ三つの要素(条件) 1 伝えたい「思い」 2 受け取る「聞き手」 3 伝える「手段(方法)」世の中は3を重視する傾向になる→間違い綾さんに早いうちから本の読み聞かせ、童謡などを聞かせた。また、四季折々の季節の変化などを見せてきた五感を共有する→思いの育ち、ことばの育ちを伴なう子供が何かを発信する →わかってあげるともっと発信しようとする (高性能の受信機能を持つこと) →目と目を合わせ、顔を合わせ、表情豊かに、 少し長めなことばかけ、たっぷり長めに(資料の4参考)・綾さんが字を書くことに関してひらがなより漢字が難しいという概念を植え付けない →例えば「川」は漢字の方がやさしい今の教育にはこの辺り問題点がある(※2)綾さんは字を書くのが難しいと考えなかった「あいうえお」で教えるのではなく、文で教える →「あめがふる」等 先入観をなくして子供に教える※2ブログ「どの子も伸びる どの子も伸ばす」の石原忍先生とご講演後に少しご挨拶したのですが、その時にご共感された事の一つに、上記の教育の問題点があったとお話して下さいました。先生のブログ内のメモでは、「国語科で、文科省の決める学年別配当漢字などは、ゆっくり発達していく子どもにとっては、逆に学びの大きな妨げになる」という箇所になります。石原先生のご感想については石原先生のブログ(下記リンク先)をご参照されて下さいませ。とても参考になることが書かれていますm(゚- ゚ ) →ゆっくりでもあきらめないで・・ 徐々にではあるが、無限の可能性がそこにあるその他にも、たくさんの参考になるお話がありました。ご講演の後に「ことば育ちは心育て」の本を再読したのですが、今回のご講演とラップする部分がとても多かったので、今回のご講演の内容を再確認する事が出来ました。今後も度々読み返す必要がある本だと感じます。 →次回に続きます(^^) →トップページへ
2008年11月03日
この日11月3日に岩元綾さんと岩元昭雄様(綾さんのお父様)のご講演が岡山大学でありました。ひろくんが生まれてから岩元さんご一家のご著書には全て目を通していることもあって、この度岡山大学でご講演されるとのこと、とても良い機会に恵まれたと思いました。最近は岩元綾さんが単独でご本を書かれたこともあり、綾さんのご講演にはとても期待していました。また、お父様の昭雄さまは私と同じ父親の立場ですので、私にとってとても参考になるお話が聞けることだろうと楽しみにしておりました。予想以上にとても素晴らしいご講演でした。足を運んでよかったです。ネットでの交流だけだった方々も多く来られていましたので、これを機会に何人かの方々にご挨拶をさせていただきました。とても良い顔合わせになり、そちらの方も私たちにとって、とても良い経験になりました。考えてみれば、岩元綾さん、お母様とも実はメールを一度ずつやりとりさせて頂いただけだったのですが、この日、綾さんご一家とお話させて頂く機会に恵まれ、本当に良い記念になりました。とても素敵なご家族でしたm(゚- ゚ )綾さんに限らずですが、会うとその方の印象がわかりますし、そうすると親しみもずっと湧くものですね。この日はたくさんの方々と顔合わせ出来た記念の日にもなりました。ではこの日の講演について以下に簡単にまとめていきたいと思います。●この日のご講演内容(講演会資料より)岡山県臨床心理士会主催 公開講演会「受容の輪を 地域や人の心にも」 鹿児島子ども研究センター所長 岩元昭雄先生「21番目の優しさに ダウン症のわたしから」 いのちと心をつなぐネットワーク 「えほんの会AYA」岩元綾先生講師プロフィール<岩元昭雄先生>35年間、鹿児島県内の中学校国語教師として勤務した後、鹿児島子ども研究センター所長を務める。娘とともに講演・交流会を行っている。著書:「ことば育ちは心育て ダウン症児の言葉を拓く」「走り来れよ、吾娘(あこ)よ―夢紡ぐダウン症児は女子大生」などがある。<岩元綾先生>日本で初めてダウン症者で四年制大学を卒業した。現在も聴講生として母校でフランス語を学びながら、ダウン症への理解を求めて国内外で講演・交流活動を続けている。2006年カナダで開かれた「第9回世界ダウン症会議」で、ダウン症本人としての活動が高く評価され、「ダウン症世界会議賞」を受賞した。著書:「21番目のやさしさに-ダウン症のわたしから-」「夢紡ぐ綾 母と娘のデュエット」などがある。ご講演の順番は、まずお父様が最初で、綾さんがその次に講演されました。どちらも1時間ずつくらいの時間配分でした。また、今回ダウン症のひろくんとお姉ちゃんのちーちゃんは学生さんが担当される託児所へ預ける事ができました。託児が無ければ今回の素晴らしいご講演は聴くことが出来なかっただけに、本当に学生の方々にはとても感謝しておりますm(__)mそれでは次回よりお父様のご講演から簡単にまとめてみたいと思います。次回に続きます(^^)b●今回のご講演を主催された岡山県臨床心理士会について私はこの度のご講演を知って、初めて臨床心理士というものがあることを知りました。以下、岡山臨床心理士会のHP内「臨床心理士会とは」より 「現代は、こころの問題が増加し、その解決をはかるためになんらかの援助を必要とすることが多くなってきています。臨床心理士は、心の問題にかかわる「こころの専門家」です。臨床心理士の資格は、心理学を専攻する大学院修士課程修了後1年以上の心理臨床経験を有する者が、資格審査(年1回の筆記・口述試験)に合格した場合に、財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定するものです。また、この資格は5年ごとの審査がおこなわれ、心理臨床能力の維持・発展のために、研修や研究が義務づけられています。資格認定が開始された1988年(昭和63年)から、現在までに、全国で約8000人の臨床心理士が誕生(平成13年3月末現在)しております。また、全国47都道府県ごとに臨床心理士会が結成され、地域に根ざした活発な活動がおこなわれています。」ウィキペディアによりますと、「臨床心理士」は、「臨床心理学を学問的基盤に、心の問題の援助・解決・研究に貢献する専門家として認定する資格である。心理療法家・カウンセラーの資格には、国家資格が存在しない一方、民間の認定資格は多数存在する。その中で臨床心理士は、現在最も知名度の高いものである。公立学校スクールカウンセラーの資格要件になっていたり、医療機関でも臨床心理士を資格要件としているところが多い。(以下略)」カウンセリングの分野ではとても知られている資格なんだと思いました。ご相談できる内容はHPによりますと、・学校生活に関すること・職場、仕事に関すること・心の健康や生き方に関すること・育児や障害児の療育に関すること・犯罪被害や被災等における心の危機に関することとなっており、生活の中でかかえる問題のほとんど全てが網羅されているように思います。このブログで度々ご紹介させて頂いています上地玲子先生も臨床心理士会にご入会されていますので、この度こちらの会をとても身近に感じてしまいました。ご相談することがないにこしたことはないのですが、相談できるところがあるというだけで、とても心強いと思いがしていますm(゚- ゚ ) →トップページへ
2008年11月03日
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