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冬の散歩道にて 最近、鳩の生態に少し興味を持っているぽこ田氏。数ヶ月前のある出来事がきっかけだ。 とある駅のプラットホームのベンチに座り、線路をはさんで向こうのプラットホームをボーっと眺めていたところ、降り立つ2羽の鳩あり。とくに珍しい動物でもないので、さらにぼんやり眺めていたところ、目を見張り、絶句する出来事あり。やけに仲むつまじい2羽だ、と思っていたら、ボーっとしているすきに、なんと1羽が1羽の背中に乗り・・・、その時間わずか数秒だったが、それは間違いなく、まぎれもなく、こ・う・び。Make Loveなのであった。人知れず頬をポッと染めたぽこた氏。なぜこんな年齢にもなって、鳩のMAKE LOVEに動揺せねばならないのか・・・。 以来、鳩を見かけるたび、その行動にいやがおうにも注目せざるを得なくなったぽこ田氏。やがて気付いた。そうなのだ。鳩といふものはところかまわず、愛を交わす生き物なのである。あるときは道路の真ん中でチュー、またあるときは屋上でチュー、人目もはばからず(驚くことに鳩目もはばからない)、いちゃつく鳩カッポー(COUPLEの英語風発音)たちを発見。さすがは、「愛と平和の象徴」と呼ばれる鳥である。彼らは、食べることと愛を交わすことを中心に生きているのである。(街中でよく見かける鳩以外の鳥といえば、カラスとスズメだが、彼らは鳩のように欲情的ではないようなのだ。) 「恥を知れ、鳩」と思ったが、しかし、これこそ本当に「生きている」ってことでないのか?と、そっとわが心に問いかけたぽこ田氏。いままでは、これっぽっちも鳩に対して特別な感情はなかったが、最近はちょっぴり「鳩になってもいいな」と思うのであった。 鳩になったら、そっと知られないように飛行機に乗って、世界中を旅することだって、そっと知られないように映画館にしのびこんでタダで映画を観ることだって可能なのだ。夢は広がるばかりである。こんな夢を広げてもしょうがないのである。 ノーコメントでけっこうです(爆)こんな日記読ませて申し訳ございません
2010.01.29
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先日、仕事で向島に行きました。地下鉄の押上駅から地上に出たとき、右手にどーんとそびえていたものがこちら。スカイツリー建築中~!まだ1/3くらいかな? そういえば、映画「3丁目の夕日」では戦後まもなく、建築が始まった東京タワーが復興と発展の象徴として使われていましたね。みんながそんな東京タワーの完成をワクワクして心待ちにし、明るい未来に向かって希望いっぱいだった古きよき昭和。で、時は流れて現在。2010年。テレビでは、小沢幹事長の取調べが始まったとのニュース。JALは企業再生の道へ。あ~あ、失速する日本。私の人生も失速中。 向島は花柳界で栄えた町でもあります。かつてほどの賑わいはありませんが、今もお茶屋さんや料亭が点在し、夕暮れ時ともなると、きれいな着物を身にまとった芸者さんたちが衣ずれの音をたてながら行き交います。江戸情緒が残る下町っていいものですね。どんどん消えゆく運命にはありますが・・・。 いま、久々にマンガを借りて読んでまーす。読んでるのはこちら↓ いま超人気のマンガらしいんです。同棲中のゲイカップルが主人公なのですが、その片割れが大の料理好き。毎日毎日、おいしいご飯を作るのですが、それがめっちゃ、おいしそ~!しかもスーパーなどで底値を研究し、できるだけ安い材料を使うのがすごい。レシピもちょこちょこ載っているので、「これ作ってみたーい」という料理欲もわいてきます。 ちなみにこれを貸してくれた友人は、少女漫画が好きな男・・・・・・・・・。なんだか、ほかにも『ハチクロ』が好き、とか言っちゃってて大丈夫か!?と思います。 わたくし漫画も好きですが、こういうふうに貸してもらわないとめったに読みません・・・。こんなことを言うと、漫画好きな人に怒られますが、漫画を買わない理由、それは、コストパフォーマンスが低いから!! すぐ読めるし、はまると何巻も買い続けないといけないですよね。その点、小説のほうがお得なんですよねー。小説ってこの世でいちばん、コストパフォーマンスの高いエンタメだと思いますよ!そんな理由で本を読む低俗な人間。 でも漫画を貸していただけるなら、いくらでも読みます~~!! 最近借りて読んで面白かったのは、この2つだったかな。 「のだめ」はドラマ化の前に読みましたよ。笑えて感動して、クラシックの知識もつくという、読んで損はない漫画だと思います。左のは『臨死!!江古田ちゃん』という漫画。家の中では全裸で過ごす江古田ちゃんの自堕落な生活っぷりと、辛らつな毒吐きがクスっと笑えます。電車のなかで読んでると、周りの人の視線が気になります・・・。
2010.01.23
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石垣島の夜空 質量保存の法則 物質の化学変化では、その前後で、 物質全体の質量は変化しない。 [ラボアジエ(フランス)] ときどき、このラボアジエなる偉大な化学者による(よく知らんが)、世紀の発見に心なぐさめられることがあります。それは、物をなくしたときであります。ここ連日も「質量保存の法則だもん。どこかにあるもん」とつぶやきまくっています。いい年した女が「もん」「もん」言うのは気持ち悪い・・・。 なくしたものは眼鏡です。夜、眼鏡をはずして寝たら、次の日、その眼鏡が消えていました。それから約2週間。掃除もしましたし、いろいろなものをどけたり、いろいろなところを開けたり、ベッドや家具を動かしたりしました。どこからも眼鏡は現れません・・・・・・・・・・。ううう でも、「質量保存の法則」だもん。きっとどこかにあるもーーーーん。「もん」「もん」言うんじゃないっ! それでも見つからないとき、遠い目をしながら、「北の国から」のメロディをハミングして心をなぐさめます。あ~あ~、ああああ~あ~あ~、んん~、んんんんん~♪父さん、これが2010年の新年に起こった出来事です。 眼鏡よ、どこに行ったんだ~~い!?!?!?出ておいで~~~!!! 目が悪いって不便だな~!視力が悪いってことは、すなわちサバイバル能力ゼロってことですからねー。自然界では、まっさきに殺られちまうんですぜ(「殺る」と書いて「やる」と読む)。 みなさまの視力はよろしいんですか?
2010.01.19
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前回の続きです。2つめの美術館は、秋野不矩美術館(天竜市)です。JR掛川駅から浜名湖鉄道の1両電車に乗って揺られること約1時間。着いたのはレトロな駅舎の天竜二俣駅。 美術館は、駅から徒歩10分くらいのところにあります。天竜市を見下ろす高台にあるんですよ。ちょっと面白い建物でしょ~!? 秋野不矩さんは明治41年生まれ(平成13年没)の日本画家。この天竜市のお生まれです。女性ですよ。私は学生時代に、京都の美術館で開かれた秋野さんの展覧会を見て以来、秋野さんのファンでした!秋野さんは日本画家ですが、26歳のときにインドを旅し、その風景に強いインスピレーションを受け、インドをテーマにした絵をたくさん描かれています。それが本当に素晴らしくて! 何もかもを受け入れて飲み込んでしまうかのようなインダス川の雄大な流れ。どこまでも続く乾いた赤土の大地。そして、そこで力強く、たくましく、人間臭く生きるインドの人々。 秋野さんの描くインドの風景の前に立つと、そこに行ったことのない私ですが、心の中には遠いかの地の風が吹き、まだ見ぬ大地のにおいを感じるかのような気分になります。 今回は、おりしも「インド 旅のはじまり」というテーマの展示。インドの絵がたくさん飾られていましたよ~。本当によかった!! ポストカードを数枚買いましたが、その1枚がこちら。この絵のポストカード、学生時代にも買ったんですよね~。当時はしばらく部屋に飾っていましたが、黄色く変色してきたので捨てた覚えがあります(笑)なので、再び購入!!これはアフガニスタンの風景(インドちゃうやんっ)。今回はこの絵の本物も観られました!!! 青い色がとってもきれいな、大好きな絵です!! そうそう、この美術館、建物自体もみどころですよ!!!設計は藤森照信さんという方。建物のイメージは、田舎の味噌倉だそうです。珪藻土や漆喰の土壁に、ムクの木の板やスギの柱が使われていて、なんだか体にもいい感じ。インドとか色々な国が混じった無国籍っぽい雰囲気もありますよ。↓館内(このロビーだけ撮影可) 館長さんによると、掛川にある、藤森さんの設計したねむの木こども美術館と、安藤忠雄氏が設計した近くの中学校の体育館(確かそう言っていたような・・・)と合わせて見学に来る人も多いそうです。建築好きな人には、とても楽しいコースですよね。なにかテーマをもって旅するのもいいですよね~~。今回は、ゆるーい日本の地方を旅するのも、なかなかいいなあと思った旅となりました。そうそう、いつか見に行ってみたい建物がこちら↓植田正治写真美術館(鳥取県大山) 植田さんの写真も好きですし、この美術館の建物も超おもしろいし、周りの風景もいい!かなーり、へんぴな場所にあるみたいなのですが、春が来たらふらっと行ってみようかな~、なんて思ってます。
2010.01.15
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お正月の3が日が終わるやいなや、もういつもの日常生活にすっかり戻ってしまいました。ここ最近になって、急に寒くなりました。刺すような冷え込みに冬らしさを感じます。 昨日、静岡へ行ってきました。美術系の仕事をしている友人が、静岡にある2つの美術館を下見に行くというのでいっしょに連れて行ってもらったのです。 で、途中経過は省いて、1つ目の目的地へ~~。 芹沢けい介美術館(静岡県静岡市)芹沢けい介さんは、明治28年生まれ(1984年没)の染色家です。沖縄を訪れ、沖縄の紅型に出会ったことで、染色の道を歩まれます。以来、数々の素晴らしい作品を発表。1956年に「人間国宝」に認定されました。 この美術館は、芹沢さんの作品や収集品を展示している美術館です。芹沢さんは静岡市の出身なんですね。いまは「花ヨリモ花 染メノ花」という特別展示がされています。 芹沢さん、知りませんでした!でも、展示を見て、大ファンに!とってもとっても素敵ですよ。沖縄紅型の手法を用いたものから、日本の里山の風景や道具をモチーフにしたものまで、どれもこれも素晴らしいんです。のれん、帯、着物などに染められているのですが、デザインも色も、とても洗練されています。ご興味あれば、芹沢さんの名前で検索して、その作品を見てみてくださーい。ミュージアムショップで風呂敷を買いました。風呂敷はとくに旅行には重宝するので、最近のお気に入り生活用品でございます。 この日は、芹沢さんの家も公開されていました!室内↓おしゃれだ! こういう家とインテリアって憧れですわ~~。 ちなみに、この美術館はこんなところのすぐ近くにあります。なんでしょうか!? 登呂遺跡でした~! と言われても、「・・・・・・・・」だったりして(笑)でも登呂遺跡なのです! 中では火おこしの体験ができるのですよ!! あ、余談ですが、最近、邪馬台国はやっぱり奈良にあった!ということが、証明されつつあるようですね。うふ九州の方には申し訳ないですが・・・。私は確信してましたよ。 卑弥呼は奈良にいたに決まってるやん。(他府県の人にはどっちでもいい話・・・)
2010.01.11
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初詣、ここ数年は神社ではなく、お寺に出かけています。 これがそのお寺。かなりへんぴな場所にある、知る人ぞ知る名刹でございます。いちおう国宝なのですよ。創建は鎌倉時代。貴族が極楽浄土をイメージして設計したらしいのですよ。 本堂には、九体の阿弥陀如来が鎮座しています。中央の一番大きな仏様の前に正座して、手を合わせ、静かに祈ります。昨年1年を無事に過ごせたことに感謝し、今年1年も無病息災でありますように、世の人に心の平安が訪れますように、と。 今回の帰省では、悲しい知らせを2つも聞いてしまいました。同級生の弟さんが冬山で遭難し亡くなったこと、また別の同級生のお母さんが病気を苦に自ら命を絶たれたこと。仏さんたちの静かな顔が心にしみました。生きていると、どうしようもない悲しいことに向き合わなければならないこともある・・・。年を重ねるとそういうことが本当に増えてきます・・・。同じ土地でいっしょに子供時代を過ごした友人に訪れた悲しみに心が痛んだ2010年のお正月でした。 そして、もうひとつ私を感傷的にさせたのがこれ。吉田修一の『悪人』。ほぼ2日間で一気に読みました。 ラストが近づくにつれ、心をぎゅーっとつかまれ、ねじりあげられるような苦しさにおそわれ、最後は涙が止まりませんでした。 最初は主人公の祐一にまったく共感できませんでした。でも悲しい生い立ちをもつ、この青年にどんどん、どんどん感情移入してしまい、最後は、「もうお願いだから彼を悪人にしないで。助けてあげて!!!」と。 悪人。祐一はほんとうに悪人だったのか? いろいろな解釈があると思いますが、私は最後、祐一が見せた行動は「愛」であったと信じたいと思います。本当の愛情とは、相手の幸せを心から願うこと。自分のことはどうでもいい、相手が幸せであるならば、という。母に捨てられた過去からか、いつも心に寂しさを抱えていた祐一。でも最後、彼はほんとうの愛情を知ったのです。と、私は信じています。最後読み終わって泣いたあと、静かな悲しみが心を満たしていきました。 こういう小説を読むと、人の心には「ひだ」というものがあるのだということに気付きます。心のひだには、人が生きるということの悲しみ、寂しさが澱のようにたまっていて、こういう小説を読むと、ある何かがそこに触れ、あふれるように次から次へと、ドバドバと、悲しくなってさみしくなって、涙がどわーっと出てくるのです。なんだろな、これはいったい。人間の脳は不思議だな。読書は心のさまざまな情景を見せてくれます。まさに心の旅であります。 『悪人』は映画化されるそうです。主人公の祐一には妻夫木聡、いっしょに逃げる光代には深津絵里。うん、まあ、いいかも! センチメンタルな「自己中日記」なので、コメント欄を閉じておきます!!(笑)
2010.01.08
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明けましておめでとうございます。 今朝、実家より戻ってまいりました。おなかがすごいことになっています。ポンポコリン。 CCBの名曲「ロマンチックが止まらない」のサビのメロディーに乗せた、こんな替え歌を思いつきました。お聴きください。 だ・れ・か、帰省太り、と・め・て♪腹が、腹が苦しすぎる~♪ 氷河期、人類は飢えに苦しんだらしいですよね。そのときの記憶が脳内に残ってるんですよ。食べ物を前にすると、太古の祖先が脳内で、「食べとき。ええから、食べとき。いつ氷河期が来てもええように、蓄えとき」ってささやくんです。都合が悪くなると関西弁で気をまぎらわせようとする。 あ~あ、「1年の計は元旦にあり」って言うのにさあ。これやったら、「1年の贅肉は元旦で決まり」ってやつやでー。わはは。1人でウケタところで。 ちょっと正月らしく、なんとなくめでたい写真を。 黄金に輝く金閣寺!!!(カメラがしょぼいので、その輝きぐあいをお伝えできないのが残念ですが、かなりのピカピカっぷりです)昨日、見てきたんですよん。 かねてより、金閣寺が「めっちゃ光ってる。ピカピカやで」という情報は耳に入っておりました。私が初めて金閣寺を見たのは確か、小学校の遠足でした。当時、金閣寺は汚かった!!! ほんっまに汚かった!!! 薄汚れてました!!!アニメの「一休さん」に出てくる金閣寺を想像していたのにがっかりでしたよ~!子供は正直ですねえ。厳かな金閣寺の庭で「金閣やのに、金ちゃうやーん!」 と、みんなが口々に大騒ぎしていたのを思い出します・・・。ごめんなさい。 でも、15年前くらい(?←調べなさいよ)に金箔が塗り替えられ、どこからどう見てもピッカピカに~~!!!いやあ。ほんとにピッカピカやった。見た瞬間、ちょっと笑ってしまうくらいにピッカピカやった。 しかし、金閣寺さん、「鐘つき、1回200円ずつ」って、せこいんですけどぉぉぉ!!!と思いましたが、まあ金箔張り替えるのに相当なお金がいりますからねえ。いや、でも、せこいな・・・。鐘の前に行列ができていたので、観光客の方は納得されているのでしょう・・・。私は絶対にそんな金、払わん!!
2010.01.04
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