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南仏ヴァール県 2019年12月24日18時半ごろ庭に出て、夜空の満天の星を眺めていた。すると、やけに規則正しく星々が一列に並んでいた。不思議だなあ。じっと眺める。すると、一列に綺麗に並んだ星々が動いている。自分が眺めた段階で15個以上。これがその前からあったとすれば、無数であっても不思議ではない。音もなく移動している。飛行機ではない。人工衛星なら音はない。が、15個以上の人工衛星が飛ぶわけはない。これはクリスマスイヴのイヴェントね、とあわてて夫を呼びに行く。ただ、それだけのことだが、綺麗に並んだ星々は西南から東北に向かいながら、地平線に辿り着く前の空の高い場所で一つ一つ消えていく。一体、何だったんだろうか。これから夕食の支度なのでネット検索すらできないがまあ、フランス空軍のイヴェントだろうとは思う。でも、都会にいる人はまず見れないだろうし。飛行機とも思えない。ヴァール県のために?皆さん、Joyeux Noël !12月25日追記ネット検索の結果、夕べ見た現象に近い写真が一枚出てきた。ただ、写真は Gettyimage にあった写真を使ったもので、ロワレ地方の空に現れたとあるが。いつの写真かは不明。 自分は宇宙円盤は信じていない。昔、間違えてフランス語の専門的な飛行機の雑誌を購読してしまい、キャンセルするまでの間に届いた雑誌に掲載されていた米軍の最新型の軍用機が、宇宙円盤と騒がれる物体とそっくりだった。あれをそっと実験的に飛ばしたものを宇宙円盤だと信じた人がいたのでは、と思う。姉は昔何度も宇宙円盤を見た、と話し、うち一つは木曜スペシャルで話題になったものだった。山の頂上辺りに現れたのを何度か見たそうである。視力はいいほうだったので、何か見たことは信じている。宇宙円盤不信論者を決定的にしたのは、昔、隣のおばあちゃんが、母に毎日夜明けに宇宙円盤を見る、と話し、それは面白い、と早く起きて母と二人で空を眺めた時の失望感。「おかあさん、あれはね、ただの金星」Les ovnis aperçus dans le ciel du Loiret結局、自分が夕べ見たのはやはり宇宙円盤ではなく、フランス語で タイの提灯 lanterne thailandaise と呼ばれるものだった。と、断言できる。一つ一つ一定の距離を持たせて飛ばしそれほど風がなければ、夕べのようにきれいに一列に並ぶ。音もなく、すうっと飛び、音もなく消えてゆく。実は内心ちょっとまた軽く失望感を味わっている。それにしても、南仏の夕べの夜空の星々は美しかった。空に少し浮かんでいつまでも眺めていたいくらいだった。
December 25, 2019
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「メリークリスマス」ってフランス語でなあに?Joyeux Noël! ノエル Noël [nɔ εl] が クリスマス のことです。昔のフランス語では Noel と書いていたようです。この Noël という単語は、1170年頃から1250年頃の間に書かれた寓話集Roman de Renart 「きつね物語り」ですでに使用されていました。この中でも Noel と書かれています。Roman de Renart は ルナー Renart という名前のきつねを主人公とし、中世の騎士道世界を風刺した八音節(octosyllabique)からなる約26話が集められた寓話です。それぞれの詩は誰が書いたのかは不明だそうです。Renard ou Renart ? のサイトでこのポエムを載せています。12世紀のフランス語と現代のフランス語の対訳になったものを載せているので助かります。さて、ちょっと余談ですが、クロード・モネのアトリエを訪れる時に、観光客を乗せた大型バスが駐車する場所があります。その広大な駐車場の一角に、かつてモネが風景を眺めた場所に、帽子を被ったモネの胸像があります。その胸像を制作した彫刻家 Daniel Goupil 氏はかつて若い彫刻家の時代に廃墟と化したモネのアトリエで黙々と仕事をしていました。彼はモネのアトリエを世界に広めようとした活動家の一人で、胸像も寄付です。さて、彼の名前 Goupil ですが、中世では「きつね」の意味でした。「キツネ物語り」の定着とともに徐々にきつねを Renart と呼ぶようになり、現在の Renard になった、と考えられています。ちょっと長くなりましたが、Les origines du mot Noël によると、Noël はゴロワ(ガリア人)から由来するという説もあるそうです。夜が一番長い冬至を祭るゴロワの「新しい」 "noio" 「太陽」"hel" に由来する、と言う説です。Pourtant pour d'autres les origines du mot Noël sont gauloises, le mot Noël viendrait de deux mots gaulois "noio" (nouveau) et "hel" (soleil). Cette origine fait référence au caractère profane de la fête et notamment à la fête du solstice d'hiver fêtée par les Gaulois.「メリークリスマス」は Bon Noël も使われます。特に12月24日や25日に町中を歩きながら、通りすがりの知人に挨拶がわりにいう時は Bon Noël! が多いです。サンタクロースは le père Noël です。サンタクロースは聖ニコラとする説もあります。16世紀にプロテスタンが聖ニコラのお祭りを排除したものの、オランダでは子供たちにお菓子を分け与えるお祭りとして維持されたそうです。白いひげを蓄え、赤いコスチュームのサンタクロースのイメージはアメリカのイラストレーター Thomas NAST が1863年からNY紙に掲載したのが始まりだそうです。サンタクロースは北極を拠点として活動というお話は1885年に始まったそうです。皆さん、楽しいクリスマスを。Joyeux Noël!
December 22, 2019
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フランス人が、特に若い世代が使う言語で、辞書をいくら開いても出てこないものがあります。たとえば、chelou です。これは louche を半分前後に置き換えたものです。louche とフランス人が口にする時の表情は、片目を細めた刑事のよう。「いや、怪しい。実に怪しい。実に不可解。実にまずい」怪しい、という意味の形容詞が louche です。「怪しげでしょう、変だよ」 C'est chelou.で、何故、これをわざわざ音節を置き換えて chelou にしたのか、これはフランスで流行ってしまった若者の言葉遊び "verlan" が原因です。もともとは、1940年代に生じたものらしいです。音節を反転させたり、単語の最後で普通は発音されない音を先に持ってきて、わざと発音させたりして、いよいよ何を指しているのか想像もつかないものもあります。「妻」「女」「彼女」を指す une femme も une meuf 「兄弟」frére が reuf「父」pére が reup「苛立って」énervé が vénère ほかにもたくさんあります。暗号ですね。ほとんど解読されてはいますが。一種の緩和表現と言えないこともないではありません。フランス語の基礎編を真面目に勉強し、中級レベルも達成したのに、フランス人の話すフランス語がわからないのは、こういうものが原因である場合もありますが、ほかにも、男言葉がはびこっていて、女性としては聞くに堪えがたき?表現もわからない、と会話についていけないことがあります。たとえば、男性器の testicule ですが、あれは couille です。これがわからないと、どうも、ガリガンチュアも原文で読めないようです。苛々した時に男性が「おまえ、うざい」Tu me casses les couilles.あああ、なんて下品な、とショックを受ける女性を想定し、わざと使う輩もいます。まさか、と思われるでしょうが、お笑いで女性がわざと使うことはあります。女性の品位を疑われることは確実ですが。T'a pas de couilles. これは、「(おまえ)勇気がないな」「びびってどうする」「男らしくない」的なニュアンスで使われます。頼むわよ。
December 19, 2019
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フランス語で「お腹が空いた」はJ'ai faim. です。これ、どう発音すればよいでしょうか。ジェッ ファ~ ぽいです。● J'ai これを「ジェッ」と書きましたが、シェッ との中間くらいの音を出すようにしてみてください。 ● faim の ai は、voyelles nasales 鼻母音の一つで、発音記号では [ɛ̃] faim [fε ̃] 発音記号の~がなぜかちゃんと ɛ の上に乗ってくれないのですが、ご了承ください。faim の 最後の m が発音記号にありません。 [ɛ̃]と、いうことは m という子音、口を閉じて出す子音がない、ということです。J'ai faim. と言ったあとで、わざと口を閉じる必要はないわけです。さて、とってもお腹が空いた、と言いたい時は、オオカミになったくらいお腹が空いているよ、という表現があります。J'ai une faim de loup.さて、単に「お腹が空いた」だと、J'ai faim. と、冠詞がついていません。オオカミの空腹と形容された空腹には、不定冠詞がついています。J'ai une faim de loup.また、英語では「お腹が空いた」は be 動詞で I'm hungry. ですが、フランス語では avoir 動詞を使っています。通常、avoir は「持つ」と言う意味なので、英語の have と同じ意味になりますが、こういうところで違いが出てきますので、英語 have とフランス語 avoir の同一視は避けたほうが無難です。英語もフランス語もラテン語を父としているところで共通点はあります。フランスの小中高では任意で選べる科目としてラテン語の授業があります。 「喉が渇いた」はJ'ai soif.On va manger quelque chose. 何か食べよう。va は 動詞「行く」aller の三人称単数形です。ここでは、助動詞的に「食べに行く」の「行く」ですね。on va + 動詞 verbe 「~しよう」オムレツでも食べましょうか。Si nous allions manger des omelettes ?いいね。Bonne idée!Si nous allions + 動詞 verbe 「~しましょう」と誘っています。武士は食わねど高楊枝?いやあ、腹が減っては戦はできぬ。余談ですが。お腹が猛烈に空いている時は、実は脂肪がとけている時だそうです。なので、30分くらい我慢すれば、少しは痩せているのかな。たいがい、我慢している内にお腹が空いた感覚は自然消滅しますが。
December 18, 2019
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Yahoo France en panne"Ce site est inaccessible"フランスのヤフーが全く開かなくなっています。OUTAGE.REPORT によると、アメリカ、フランス、モルドヴァ、英国、オーストラリアなど12カ国でヤフー画面が出てこない問題が発生しているそうです。En temps réel 上記のサイトでは実況で報告しています。2019年の9月にも同じような問題が発生していたようです。フランス側から開けたDowndetector のサイトではではヤフーに障害が生じていると、その土地に赤色を置くのですが、パリ、南仏、イタリアの一部などが赤くなっています。あれ?日本も東京やその他の都市部が赤くなっています。日本語版のDowndetectorでは問題がないことになっています。フランスの場合は、ヤフーメールを開くことはおろか、ヤフーそのものを開くこともできないようです。フランス語のコメントで、本人のコンピューターが壊れたと思ったのか、買い替えなきゃ、とコメントしている人がいて、ああ、違うんだよお、と思いましたが。それほど困った状況だったのかも知れませんね。2019年の9月や10月でもフランス、ドイツ、イギリスなどヨーロッパ全土でメールが開けない人が続出していたんですね。いつ、もとに戻るのかはヤフーにもわからない。ネット社会に頼っている人たちにとっては困ったことですよね。列車予約をして電子切符をぎりぎりで受け取る人もいるわけだから。サイバーポリスの出番って感じです。
December 9, 2019
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日本で、初代の歌舞伎役者 市川團十郎が江戸で荒事を演じたとされる年に、フランスの劇作家モリエール Molière (1622 - 1673)は亡くなっています。今では、モリエールの家とも呼ばれるコメディ・フランセーズ Comédie française はルイ14世の指示で1680年に創立された王立の劇団です。日本では徳川綱吉が5代将軍になった年。当時、最初の役者はルイ14世自ら、選んだそうです。もちろん、モリエールの劇団からも選ばれます。300年続くコメディ・フランセーズ Comédie française はルーブル美術館から徒歩で5分ほどの場所にあります。すぐそばに中庭があり、素敵な場所です。モリエールはペンネームです。本名は Jean-Baptiste Poquelin ですが、何故、モリエールというペンネームを思いついたのかは謎だそうです。
December 8, 2019
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前回のブログで、フランス語で「お笑いコント」はスケッチと呼ばれ、中世の時代ではコント conte と呼ばれていた時代があることを短く書きました。17世紀の劇作家 モリエール Molière (1622 - 1673) は結構笑わせる内容の戯曲を書いていますが、farce とは一線を引いていたそうです。彼はもともと役者でした。その頃は、farce のイメージは低俗なものに落ちていたからでしょうか。さて、モリエールの生涯を描いた映画はたくさんありますが、2018年の映画で、モリエールが作品のセリフを言う時に、17世紀のフランス語で滔々と言ってみせたものがありました。Brûlez Molière! というタイトルの映画です。モリエールを演じる役者は、Storoge Dimitri という俳優でした。残念ながら、フランスでもネットで観るのは難しいようです。また、1978年の映画では、大きな舞台が草原の中を強風に煽られて勝手に移動し、それを役者たちが必死になって追いかけて行くというとんでもないシーンを載せた映画がありました。最初、自分は何をみているんだ、と思いました。Molière (Mnouchkine 1978) - le théâtre volant車のない時代ですからね。あちこちを巡業する時に、舞台と一緒に移動していたんですね。想像もしていなかったシーンでした。モリエールと言えば、フランスの有名な劇作家ですから、ずっと建物の中の舞台で演じていた、と思っていました。昔、パリの語学学校の先生に勧められて、コメディ・フランセーズで「守銭奴」L'avare を観に行きましたが、あんな感じだと思っていましたから、ほんとうに驚きました。
December 8, 2019
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フランス語でお笑いとしてのコントは、スケッチと呼ばれています。sketch スケッチって、あのスケッチじゃないの、と思いますよね。風景画スケッチ、人物スケッチと言いますね。何故か、割と20世紀に入ってからフランスでは sketch がお笑いコントとして使われています。一方、フランス語には、ちゃんと conte という言葉はあります。conte も récit d'aventures imaginaire à instruire en amusantと、説明があるように、面白おかしく導入する想像上の物語りの意味があります。conte de fées しかし、フランス語のコントには、妖精の物語り、フェアリーティル、童話としてのイメージが強いです。さて、パリ第三大学で、演劇は教会から生まれた、と話した先生がいました。フランス語で、面白おかしく話し、笑わせる人を farceur と言います。中世の時代に、教会の外で、余興という形で演じられた farce (la farce) というものがありました。しかし、それ以前は、割と真面目な意味で使われていたようです。教会の典礼 liturgie で、注釈などを添えたものを farce と呼んでいました。この farce は徐々に一般市民の間で笑わせる目的の演劇という意味を強く帯びていきます。farce が、教会とは関係なく独自のものとして大きく定着していくのは15世紀だそうです。La farce はもともと混ぜたもの mélange という意味があり、料理用語でもひき肉や刻んだ野菜を混ぜてトマトやピーマンに詰め込んだものもfarce と呼ばれます。
December 7, 2019
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Salut à tous!ユーチューブで見つけたフランス語のコントをご紹介します。コントはコントなのですが、実はイル・ド・フランス地方で若者が就職先で注意する点について助言を与える目的で制作された動画シリーズの一作品です。ご紹介する動画の中で、はっきりと発音するための筋肉運動でしょうか、舞台役者が鉛筆を口に挟んで話してみる練習をしています。はっきりと発音するという動詞は articuler です。登場する少年は、親戚の男の子にも少し雰囲気の似た感じの子がいて、笑ってしまいます。お笑いを見る感覚でお楽しみください。フランス人向けなので、メチャ早口の部分もありますが、形容詞などがいくつかわかれば、聞き取れる箇所はたくさんあると思いますよ。たとえば、あまり速過ぎず pas trop viteあまり遅すぎず pas trop lentementあまり低すぎず pas trop basあまり強すぎず(大声ではなく)pas trop fortt'es lourd ← tu es lourd 君、重いよ。「うざい」みたいな感じですね。Quoi ? 何?Qu’est-ce que vous dites, なんておっしゃいましたか。articulez, はっきり言ってparlez lentement, ゆっくり話してje vous laisse tomber. 放置しますワ 「だめだ、こりゃ」って感じです。ほかにも、聞き取れる箇所があると、嬉しいですね。Savoir s’exprimer, bien articuler, parler plus fort et distinctement – Les tutos de Baptiste #9途中までですが、字起こしをしてみました。ご参考になれば、幸いです。Avec les tutos de Baptiste, cartoon en entrepriseBonjour, je suis metteur en scène.…..Pardon ? Qu’est-ce que tu dis ?Je ne comprends rien.…, c’est du Grommelot, une langageOui, je sais que c’est un langage, un langage imaginaire, grommelot, On en utilise ça pour faire des impros, alors je vois pas pourquoi tu présentes le grommelot,Eh , bah, c’est parce que ça présente bien le sujet, je trouve ça marrant, non ? On va bien parler des locutions aujourd’hui, non ? Voilà, une impro(visation), un grommelot. Enguise intro, bah, moi, ça me met dans l’ambiance, ça présente bien le sujet, tu vois,Non, pas vraimentBien s’exprimer, parler distinctement, pas trop vitePas trop lentementPas trop basPas trop fortBah quoi les différents cas figures, hein, C’est très important en entrepriseEt puis, …..Là, t’es lourd, t’es vraiment lourd, làPardonAu travail, comme dans la vie de tous les jours, bah, c’est fondamental de bien se faire comprendre, d’articuler, parce que ça deviendra un réel handicap, Et ça peut être une question de vie ou de mortQuoi ? Qu’est-ce que vous dites, articulez, parlez lentement, je vous laisse tomber.On va donc faire un exercice du diction, bien connu par des apprentis comédiensと、ここまで書き起こしましたが。あとですね、同じシリーズのこれもとても楽しい動画です。効率よく仕事をするには、という内容なのですが。Gérer son temps, prioriser et planifier ses activités professionnelles – Les tutos de Baptiste #11
December 6, 2019
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Bonjour à toutes et à tous.Comment allez-vous ? J'espère que vous allez bien.さて、簡単な文について考えてみたいと思います。フランス語で「私は高校で教えています」は、どう言うのでしょうか。Comment dit-on en français ?「私は高校で教えています」「教える」 enseigner です。「先生」は professeur です。あるいは、男性なら、enseignant 女性なら enseignante 「高校」は lycée 男性名詞です。学校の先生たちは、次の三つの言い方で書いていました。① J'enseigne dans un lycée.② J'enseigne au lycée.③ J'enseigne en lycée.さあ、ここで、気になるのは、③ J'enseigne en lycée.「高校」は le lycée 男性名詞です。と、書きました。男性名詞なら、lycée 「高校」の前に来る前置詞は au となるのはわかるが、en lycée は間違いじゃないの?と思う方も結構いらっしゃると思います。ところが、学校の先生ともあろう人たちがかなりの数でJ'enseigne en lycée. と、書いているのです。いくつか例文を見ていきましょう。J'enseigne dans un lycée de banlieue parisienne.J'enseigne l'histoire-géographie au lycée Emile Zora.J'enseigne au Lycée depuis quatre ansJ'enseigne en lycée professionnel. J'enseigne depuis plus de 10 ans en lycée professionnel j'enseigne le français depuis trois ans au lycée Wordreference.com のチャット欄では、③ J'enseigne en lycée. について、自分ならそんなふうには書かない、と答える人がいます。そうは言っても、学校の先生が文法的なミスを犯すのは想像しがたい。すると、同じチャット欄で、ある人が、実は、J'enseigne en lycée. という表現はありうる、と答えていました。つまり、一般的に「高校」と言う組織を意識し、その組織の中に位置づけられた自分の立場を表現している場合だと。したがって、en lycée と、言う場合は、どこの高校であるかは特に伝達事項として意識せず、どの場所にあるかも意識しない、と言う場合です。J'enseigne l'histoire-géographie au lycée Emile Zora. のように、ナントカ町のナントカ高校と、特定しない。よって、定冠詞の le は不要になってくる。また、J'enseigne dans un lycée de banlieue parisienne. のように、話し相手に、(君は知らないかも知れないが)ナントカ町のある高校で教えているんだよ、と伝えることを意図しているわけでもない。不定冠詞の un というのは、(君は知らないかも知れないが)と仄めかしている。よって、不定冠詞の un も不要になってくる。冠詞は不要なので、lycée という単語だけを持ってくる、その違いを表現するために前置詞に en を持ってくる、ということなんですね。同じ感覚で、次のような表現が使われます。en centre-ville, en supermarché, en collège日本語にはない冠詞、日本語で育った人間にはなかなか難しい冠詞です。私もフランス語で話している時はおそらく間違いだらけだろう、と思います。恐らく人生の終わりまで正しくフランス語を話すことはありません。 しかし、最近は日本語だって完璧なわけではないな、言葉って一生の勉強だ、と思っています。そんなわけで、今この一歩をちょっとまた踏み出してみる、くらいの気持ちで続けていくのみです。生徒 先生の限界を感じたレッスンでした。先生 バイリンガルでもないしね。フランス語は美しい、と思うけれど。生徒 前置詞も冠詞をわかってないと、機械的に覚えちゃいけないんだな。先生 ただね、話し始めるとね、もう文法なんか考えてないですよ。 だから、そこが怖い。時々、こうして、文法を確かめにこないとね。 さて、最後にお願いがあります。フランス語の上達を目指す方は、できるだけ音を聴く教材を利用してください。ネットがつながる環境であれば、Youtube を利用しない手はありません。過去におすすめしたサイトも健在のようです。あるいは、ユーチューブで、Home Language とFrançais Authentique もおススメですが、フランス語だけの説明ですので、初級者にはいきなり難しく感じて挫折してしまう可能性はあります。この二つの動画を検索する内、別のフランス語レッスンの動画が映し出されるので、そちらも見てみるのが良いかもしれません。初級者の方であれば、Apprendre le français フランス語を習うDébutant 初心者と、いう言葉をたどり、検索すれば、お気に入りが見つかるかもしれません。できるだけ、ネィティヴの先生の動画を見つけてください。日本人にもアメリカ人にもなかなか難しいフランス語の発音です。特に、R の音も大事ですが、母音、鼻母音もなかなか曲者です。母音は口の開け方で決まる音です。日本語なら、あいうえお の5音しかありませんが、フランス語は16個。この口を16通りにちょっと開けたり、閉めたり、なんて考えたら、面白いですね。英語を話せる人がフランス語で発音している動画がありました。充分、通じる、とは思いますが、母音と鼻母音がどうかな、少し重い発音だなあ、と思う動画もあり、最初はやはり、できるだけネィティヴの発音を聴いて、できれば、何度も繰り返し、練習をしてほしいです。イントネーションも真似て発音すると、上達します。Répétez, s'il vous plaît.Bon courage et bonne continuation!A bientôt!
December 6, 2019
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