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◆OVATION 1763 ギターオーナー様は、I県在住のK.K様です。 輸送送中のトラブルも無く無事到着しておりますのでご安心下さい◆画像から確認して行きます●先日お預かりしましたモデルと同型です、同時進行でリペアして行きますので 画像と記事を差し違えない様に注意が必要です●5A弦のペグにトラブルが有ります●1E側のピエゾピックアップ内蔵のサドル&サドルホルダー緩みが有ります◆ネックのコンディションを先に確認しておきます●1フレットのクリアランスにバラつきが有ります。弦高を決めてから 高さを揃えます●12フレットジョイントなので、10フレットの高さを基準にします 6E/12Fで2.50mmはナイロン弦のギターでは低いセッティングの範疇です●1E/10Fは2.0mmで低いセッティングになってます◆リペア開始して行きます●ペグの回転不良の最も多い原因は、画像下の下のプラスチックワッシャーの 場合が多いので、ワッシャーを交換してテストしましたが、チューニングが合う寸前の 回転不良は直りませんでした●トルクの掛かる5Aと、トルクの少ない1Eのペグボタンを入換えて見ましたが 5Aペグのチューニングが合う直前の回転不良に変化は有りませんでした●5Aのペグをバラシて内部を確認しますと、センターポール側のギヤは金属製で 変形等の不良箇所は有りませんでした●画像で判り難いかも知れませんが、内部の光って見えるのが受側のギヤで変形箇所が有りました。 チューニングが合う寸前が最もトルクが掛かりますので そのトルクに耐えられず、空回りする様な手応えで固くなって辛うじて回る状態になってます。 現状ですと近い将来、正確にチューニングが出来なくなる事は確実です◆ブリッジ裏のブレーシングの状態を確認します OVATION 1763のブレーシング構造は、3本の横に走るブレーシングの間に、 5本の縦のブレーシングが貼られている構造です。 剥離しているブレーシングを確認してますと、外れる寸前のブレーシングが有りましたので トップ板から外れると接着固定が厄介なので、確認と同時に接着固定して行きます ●サウンドホール側から接着固定して行きます 5本有るブレーシングの中央のブレーシングです ●中央を接着固定します その左側のブレーシングも剥離してます●中央の右のブレーシングは外れ掛かってました●中央の左右は同時にクランプが掛けられますので、接着固定して行きます●外側から見るとこの様になります●ピエゾ内蔵のサドル&サドルホルダーは、ピエゾマイクとサドルの接着が剥離してました トルクの緩い洗濯バサミ型のクランプで押さえて、音出しテストしますと問題が有りませんので 隙間に瞬間接着剤を入れてクランプで固定します。 クランプのトルクは弦がおっぺす力に比べると弱いのでご安心下さい おっぺす➡押さえつけると言う意味です●OVATIONの弦高調整のスペーサーは0.7mm厚の画像の物が使われてます ●サドル&ブリッジは出音に対して絶大な影響が有ります。 メーカーで純正採用しているので、音の伝達に問題は無いと思うのですが、 ナイロン弦のクラッシクギターでは如何な材質かと思いますので、 エゾ松材のスペーサーに変えて出音の変化をテストしたいと思います●ブレーシングの接着の邪魔になるコードをプリアンプから抜いておきます●1番左を接着固定します●一段目のラストに右のブレーシングを接着固定します●サドルホルダー下のスペーサーをエゾ松材で作っておきます●送って頂いたスペアーのペグに交換します●シルバーなのでステンレスのビスで取付けました●ロッドカバーの止めビスがゴールドですと、おや?なのでステンレスに交換しました●サドル下のスペーサーをエゾ松材に交換します。 接地面積が最大限になるように切出して有ります●サドルをセットしておきます●右のサウンドホール近くをノックテストしますと、違和感の有る反響音が返ってきますので スクレーパーで確認しますと、2番のブレーシングに僅かな剥離が有りました。 ブレーシングの剥離は例え僅かでも、出音に対して悪影響が有りますので接着固定は必須です●バックのカーブが急で、ライトが正確な位置を照らす場所に置けないので判り難いと 思いますが、ブレーシング2番の右を接着固定してます◆ブレーシングの接着固定が済んで、セッティングに入る前にノックテストをします。 ブリッジ周りのブレーシングの確認をしてましたので、トップの外周のノックテストは してませんでした。 ボディ6弦側のコントローラー付近で、鈍い反響音が返って来ますので確認します⇩●サイドとバインディングの間にクラックが入ってます 電池ボックスの左に貼ったマスキングテープの位置から始まってます ●コントローラーの付近から右が最も広く外れて、この上のボディを ノックテストをしますと鈍い反響音がします●左のマスキングテープから右のマスキングテープの範囲にクラックが入ってます●オベーションのトップとサイドの接合方法は、木製のアコギとは違ってますので通常使用では この様になる事は考え難いので、コントローラー付近を中心に落としたりとかの、 衝撃が入ったのでは無いかと思います➡1号機も同じ位置からバインディングが剥離してました この2号機は、バインディングがトップ板の側面の接着面から素直に剥がれずに、トップ板が 接着されたままバインディングが剥がれたため、トップ板もろとも外れた様で、衝撃が原因では 無いです◆剥離しているトップ板を接着固定して行きます●バックの角が直角ではないので、ボディクランプを使って固定します●バインディングに圧力が掛かる様にスペーサーを使います●更にゴムベルトとクランプも使って接着固定します◆クランプを外して接着の状況を確認しますと、バインディンは接着されてますが トップ板の接着が不完全でしたので、接着方法を変えてやり直す事にします。●バインディングをボディから外します●トップ板とボディの接着面に残ったタイトボンドを取除きます スクレーパーを差し込んでいる部分が、トップ板とボディのの接着面です 当初の見込みではバインディングの剥がれた隙間からタイトボンドを入れれば 接着面にも入り込むと想定してましたが、この箇所に段差が有るため想定よりも 入り込む量が少なく接着が不完全でした●剥がれているトップ板にタイトボンドを流し込んでボディクランプを掛けます●ボディクランプは通常のクランプを掛けるための渡り木としても使い、 通常のクランプも掛けて固定します。 今後はバックのカーブに合わせたパレットを作って、簡単にクランプが掛けられる様にします●圧を掛けてはみ出したタイトボンドは出来る限り拭き取ります●正しく接着固定されている事を確認します ●ボディ外周のノックテストをしますと、鈍い反響音が返ってくるポイントが有りましたので 剥離箇所を接着固定します。 殆ど使って無い作業台が使えるかも?と思い出して倉庫から引っ張り出してテストしますと、 ボディが固定出来て、トップにクランプも掛けられる様にする事が出来ますので便利です●トップの浮きの接着固定が済みましたので、サイドバインディングを接着して行きます●一度外したバインディングが縮むので、ネックの付根までバインディングを外し 短くなった分は継足します◆バインディングが剥離してトップが浮いたのでは無く、トップが剥離して浮いた事によって バインディングが剥がれたのが正解の様です●トップ浮きの中心となったコントローラー付近の修復が済みました◆セッテングして行きます●1フレットのスペーサーのクリアランスを確認しながらロッド調整します●6E/10Fで2.25mmに調整出来ましたが、ナイロン弦ですと演奏方法によっては 低すぎる可能性が有ります●1E/10Fは1.75mmで低すぎる可能性が有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月30日
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◆KODAIRA AST-80 ギターオーナー様はY.M様です。 リペアさせて頂いた同じクラッシックギター教室の、Nakayama様からのご紹介で お越し頂きました。◆画像から確認して行きます●6年間弾き込まれたギターですが、4Dの解放弦がビビるので最近は出番が減っているそうです◆リペア開始して行きます●フレット全体のクリアランスが0.18mmしか有りません。この高さですと強めに アタックしますと殆どの解放弦が接触してしまう高さです●ナットを交換すれば元の様に活躍してくれますのでご安心下さい●ナット交換後はハナバッハに交換します●粗削りした水牛骨のオイル漬けのナットを仮置きします●オイル漬けのナットはギターの風景とマッチして、見た目も音質も良くなります●弦溝をナットファイルで削ってフレットのクリアランスを、セッティングを考慮して 0.5mmプラスαで仮に揃えます●サドルの上面を削って弦の溝の深さを調整します●ナットのシェイプを整えて、仕上げにマイクロファインで磨きますと艶が出て来ます●弦高をセットするためサドルを確認しますと、6弦側に隙間が有り浮いてます●サドルを外して確認しますと、弦高を上げるためのスペーサーが入ってました●何処かで見た様な?と思ったら【爪楊枝】でした。一瞬、力が抜けました。 取り合えず爪楊枝を外して弦高をチェックしますが、スペーサーが必要でしたら エゾ松材で作ります●6弦10フレットの高さは2.50mmです。少し低いのですが試奏して音詰まりが 出無ければOKです●1弦10フレットは2.25mmです●1フレットのクリアランスを微調整します◆ボディ全体にワックスを掛けるため、ネックに貼って有ったテープはワックス掛けの 障害になりますので外しました。代わりにポジションマークに使うシールをサイドに 貼りました。●超鏡面ワックスで磨いて有ります●フレットワイヤー&フレットボードも磨いて有ります●ポジション移動が激しいクラッシクギターのネックは、滑りが良いと演奏も楽になります●新しい弦に交換してリペアの完了です🌻10日のご来店を心からお待ちしております🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月27日
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◆OVATION 1763 ギターオーナー様は、I県在住のK.K様です。 ブログをご覧頂いた事がご縁で、リペアのご依頼を頂きました。 配送中のトラブルも無く無事到着しておりますのでご安心下さい◆画像から確認して行きます●ディープパン・ボディのエレガットです●ブリッジ右下のクラックをリペアします この位置には放射状のブレーシングが入ってますので、分割してパッチを貼ります 磁石をクラックの中央で移動させて確認します●内部から見ますとこの位置にクラックが走ってます●ボディの中央にクラックが入ってましたので、輸送中に発生したのかと思って 内部を確認しますと👇●パッチで補強されてましたので過去にリペアされた箇所でした◆リペア開始して行きます●ジャックを外して共鳴する原因が有るか確認しますと、特に緩み箇所が無い事と シールドを差し込んで無い時に発生するので、OVATIONのボディは木製では無く 菊の締めワッシャーが食い込んで固定し難いと考えられますので、 ジャックと菊ワッシャの間にゴムのワッシャーを入れて解消するかテストします。●エゾ松材でパッチを作ります●パッチをサイズに合わせてカットして奥から接着固定して行きます●中央のクラックにパッチを貼ります●手前のクラックにパッチを貼ります●クリア塗装のクラックは、クリアを突き抜け無い程度にマイクロファインで 軽くサンディングしてエキゾチックオイルで仕上げます●パッチの周囲にニカワを塗って仕上げます●1フレットのクリアランスにバラつきが有りますので、仕上げの最後に弦溝の調整をします●12フレットジョイントの12フレットでも2.25mmですので 出来る限り低くセッティングして欲しいとのオーダーにはお答え出来ません これ以上低くしますとビビリ音で演奏どころでは無くなります●1E弦側も同様です●1フレットのクラランスが揃ってませんと、たとえ12フレットが低くても 微妙に弾き難さを感じます●ナットの弦溝を調整して1フレットのクリアランスを揃えます●仕上がりの弦高は6弦側で2.25mmです●1弦側で2.00mmです◆セッティングを決めて行きます●1フレットのクリアランスをエレガットの高さに揃えます●6E/10Fで2.00mmです●1E/10Fで1.75mmです◆ブレーシングの剥離でお預かりしている、2号機のサイドバインディンの事も有り こちらを確認しますと、バインディンが外れてました 🌻最初にお預かりしたこちらをオベーションを1号機、後からお預かりした方を2号機と表示します●バック側から見た剥離の状態です●1号機はバインディングが単体で剥離してます オベーションのバインディングはマーチンギターと同じ要領で、 剥離している部分からネックの付根まで外して再接着します●反対側の剥離を止めるたマスキングテープで固定してから外して行きます●オベーションのバインディングは、ネックジョイントの溝まで回り込んで接着されていますので、 マーチンとは違って外す事が出来ません。 完全に外す事が出来ないので、ネックの根元で切断して外します●接着面に残った接着剤を、完全に除去してから接着して固定を待ちます◆マスキングテープを外して確認します●縮んだバインディンングを継ぎ足した部分です●ボディとの境はクリアラッカーを塗って有ります●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月27日
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◆YAMAHA Attitude ベース ベースオーナー様は、千葉県富里市WAY'Sのマスターです ライブ中に音切れする事が有るので点検して欲しいとご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●弦を緩め保管してませんので弦高が高く弾き難いです 弦高調整も含めてリペアして行きます◆リペア開始して行きます●ベースアンプに繋いで音出ししましたが正常に音が出ますので 原因が特定出来ません、サーキットを中心に確認して行きます トーンノブが緩んでグラグラしてますので締め直しておきますが、 ここは出音とは関係有りません●3WAYスイッチを切り替える時にノイズがでますので 接点復活剤でノイズが消えるか確認します●今回の様な音途切れの原因で最初に疑うのは、ジャックとシールドの接点の酸化膜に よる接触不良です。 シールドのホット側に酸化膜が付いてますのでクリーニングします●接点復活剤と2000番の耐水ペーパーでクリーニングしてから、錆防止スプレーを吹いて 仕上げます●ボリューム&トーンポットのハンダ付け部分に問題は有りませんでした 3WAYも接点復活剤をスプレーして切替てますと、切替ノイズは直ぐに収まりました◆ロッド調整をして弦高を下げます●最大値で8mm順ゾリしてます●ネックスケールで状態を確認しながら調整します●3mmまで順ゾリを修正しました 試奏してみると弾き易くなりましたのでOKとします●時間とシールドを変えて音出しテストしましたが、音切れ症状は出ませんでしたが 明日もテストをして土曜日のライブに間に合う見込みです リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月24日
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◆Martin D-18 ギターオーナー様は、たく様です 12月にボディバインディングが剥離して接着しましたが、今回はフレットエッジが 指腹に当たって指を切りそうなのでエッジ処理のご依頼です 極度の乾燥はギターの天敵ですが気を付けても限界が有り。避けれないトラブルは有ります◆画像から確認して行きます●湿度調整用のアイテムがセットされてます●12月のリペアの時はエッジを感じ無かったので、1カ月程でフレットボードが 微妙に乾燥収縮した様です●12月のリペアの時はエッジを感じ無かったので、1カ月程でフレットボードが 微妙に乾燥収縮した様です◆リペア開始して行きます●専用ファイルとマイクロファインでエッジを整えます●フレット全体を磨いて仕上げます●弦をセットしてエッジが指腹に引っ掛る感触が無いか確認します●リペアの完了です お約束通り週末のライブに間に合うように仕上げました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月24日
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◆Hasimoto W-320 ギターオーナー様は、Untitled-182様です 【いつもの様に!】でセッティングして行きます 配送中のトラブルも無く無事到着しておりますのでご安心下さい◆画像から確認して行きます●ロッドの状態を確認しますと、フリーに近い状態でしたので、今回のセッテングは 簡単と考えてました●ロッドを締め方向に回す前は、6E/12Fで4.20mm位です●ロッドを締めて行きますと👇●通常でしたら2.5mm位まで下がるのですが、4.00mmと下がって来ません ロッドの効きが宜しく無いです●1弦側も同じです●1E弦が2.8mmを超えてますのでライトゲージが張られてました●プラスチック製のサドルですのでオイル漬けに交換します●パーツを外しましたので順番を変えて、先にボディにバフを掛けておきます●ブリッジを仕上げますが、ストリングガイドは後に付けます●ネックヒールに隙間が有りますので、タイトボンドでパテを作ってラチェット式の ロングクランプで接着固定します●ラチェット式はハンドルを回して締める方式では無いので、位置がズレる心配が有りません●ネックヒールの仕上がりです◆セッティングを決めて行きます●011~のセッティングに使っている弦に交換して順ゾリの状態を確認します 6フレットで0.40mm有ります●1フレットは0.5mmを僅かに超えてます●ロッドは限界まで締めて有ります●6E/12Fで4.0mmに変化は有りませんでした●1E/12Fは3.0mmです●フレットボードが350Rで有る事を確認します●既存のサドルを削って弦高を下げます●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fは予定の2.25mmです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●音出しテストをしますと1E弦の5フレットから上のポジションと、 2B弦の7F~12Fが音詰まりしますので擦り合わせが必要です●ロッドの効きが宜しく無い分で5F〜9フレットが下がってます●6E&1E弦側のフレットエッジが指に引っ掛りますので、引っ掛らない様にエッジ処理をします●シェイクハンドでポジション移動しても引っ掛らない事を確認します 冬場の乾燥が進むと、エッジが引っ掛る事は良く有ります●音詰まりするポジションを擦り合わせます●セッティング用の弦を外してブリッジを仕上げます●水牛骨のオイル漬けのサドルに交換します●既存のナットをサンディングして見栄えを良くして有ります◆セッテングを決めます●1フレットのクリアランスを揃えます●6E/12Fはロッドの効きの影響が有り、2.40mmが限界でしたが 試奏ますと弾き易く感じられますのでOKです●1E/12Fも2.0mmまで下げるのが限界でしたが、弾き易く感じますのでご心配無いです●フレット&フレットボードの仕上がりです●ブリッジ周りの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月23日
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◆K,Yairi YM-1 レーシング剥離 ギターオーナーは篠原様です 篠原様は八街市で【音楽スタジオ エスペラント】を経営されておられます◆画像から確認して行きます●弾き込みが半端無いです●バック3~4番の右ブレーシングが剥離してます 週末のライブ&リハに間に合う様に大至急で仕上げます●ジャッキを掛けている画像が洩れてますが、ブレーシングの接着固定が済みました●リペアの完了です タイトボンドが完全硬化する時間が必要ですので、本日の使用は避けて下さい🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月22日
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◆Gibson J-200タイプ ギターオーナー様は、Hat様です 全体のチェックとセッテングのご依頼です◆画像から確認して行きます●個人ビルダーの方の作品と言う事ですが、製作者様の情報が判りません Gibson J-200 を1回り小振りにしたシェイプです ブリッジの両角が剥離してました●内部を確認しても製作者様のサインも有りませんでした●2mm厚のピックガードが使われてます●ペグはGibson純正品が使われてます●バックの仕上げの感じからラッカー仕上げです◆リペア開始して行きます●剥離しているブリッジの接着から始めます●僅かな隙間にタイトボンドを流し込みクランプ固定します●安価な弦を使ってセッテングして行きます。 1フレットが高いので0.5mmのスペーサーをセットします●ロッドで調整出来る限界は、6E/12Fで2.50mmですが試奏して見ると、 この高で有る事を感じません●1E/12Fは2.00mmですので、世界標準の弦高と言う事になります●試奏して感じる事は出音の輪郭がはっきりしなくて、Hat様が好まない音で有る事は 間違い無いです。 エボニーのサドルとの相性が良くないのと、ブリッジから出ているサドルの高さが、 最も高い3E&4D弦の中央で1.50mmしか有りません。 この影響でサドルの上面が平らのままで、弦が乗っている事も出音に関係していると推測してます。 音質を良くする方法として、サドルの出を高くするためにブリッジのトップを削り、 牛骨オイル漬けのサドルに交換する方法を選択したいと思います◆弦を外したサドルの状態です●ブリッジの上面から1.5mm弱しか出てないので弦接点が平面になってます●ボディからブリッジの高さは6.0mm有りますので、ブリッジの上面を1.0mm削って サドルの出を確保します●弦との接点が水平では弦とサドルの接点が長すぎるため、輪郭のはっきりしない出音になります●サドル溝の深さが3.0mm有りますので、トップを1.0mm削っても問題有りません●サドルの溝の深さを確認しながらブリッジトップを削ります●サドルの出が2.50mmになっている事を確認します●オイル漬けのサドルを削り出す前にフレットボードのRを確認します●既存のサドルは400Rになってません。ギター製作者様がこの様な事をするとは 考えられませんので、オーダーされたオーナー様が弦高を下げるために削ったと 思われます●1E&6Eの高さを基準にしてオイル漬けのサドルを削り出します 弦接点の加工は弦高を確認してからと言う事になります◆セッティングを決めて行きます●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fが2.50mmなのでサドルを仕上げる時に微調整します●1E/12Fも2.0mm有りますので微調整が必要です●ローポジションで音詰まりする箇所が有りますので擦り合わせをします●擦り合わせ後にフレットクラウンを修復します●ブリッジにオイルを塗って仕上げます●全てのフレットを磨いてフレットボードにオイルを塗ります●1フレットのクリアランスを揃えます●6E/12Fは2.35mmが限界でした●1E/12Fは1.75mmにセットしました●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月17日
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◆OVATION 1617 ギターオーナー様は、Hat様です 知人に預けていたのですが、音の雰囲気が変わったので 元に戻せ無いかとお持ち頂きました ◆画像から確認して行きます●オベーションの比較的初期のモデルです 試奏しますとオベーションの構造上仕方が無い事かも知れませんが、 アコギらしさが全く感じられず、Hat様の最も苦手な音質と直感しました。●ディープパン・ボディですから、音質を変えれば良くなる可能性が有ります◆リペア開始して行きます●柔らかい音質をボディに伝えるために、エゾ松材をスペーサーに交換しますと チューニングが済む前にOKサインを出して良いと感じましたので、 このままセッティングをします●1フレットのクリアランスに注意しながらロッドを調整します●6E/12Fを2.25mmにセットします●1E/12Fは1.70まで下がってますが演奏上問題は有りませんのでOKです●ダダリオに交換しますと交換した直後にも拘わらず、アコギらしさを感じる音質に変化しました ●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月17日
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◆Gibson SOUTHERN JUMBO トップクラック ギターオーナー様は【きよたく】たく様です◆画像から確認して行きます●ブックマッチの右となりにクラックが入ってます 冬の乾燥と夏の湿気を繰り返して来て、弱い部分に数年掛けてクラックが入ったと思われます ボディクラックはソリッドボディギターの宿命です●ブックマッチの右にクラックが入ってます◆リペア開始して行きます●クラックの巾がこれ以上広ければ、エゾ松材をクラックに差し込む工法でリペアするのですが 部分的に広い箇所が有るだけのため、クランプで締めるとクラックが近づくので ニカワを入れてトップ材を先に接着してからパッチで補強する工法を選択しました●マホガニー材でパッチを切出して貼り付けて行きます●ミラーで確認しながら正しい位置に接着固定して行きます 11ピース貼付けますのでそれなりに時間が掛かります◆本日D-28を取りに来られた、きよたく様からのご紹介のSato 様とお話しの中で、 某ライブハウスでお借りした時に出音が・・・と聞きまして、まさか?と 思ってノックテストをしますと、バック側からブレーシングが剥離している 反響音が返ってきますので確認しますと👇●バック側左の1番〜4番まで全て剥離してました ピンクのプラ板が1番〜3番です●スクレーパーを差し込んで有るのが4番です●更にバック右の1番〜4番も剥離してました ピンクのプラ板が1番〜3番です●スクレーパーを差し込んで有るのが4番です◆トップクラックのリペアと言う事でお預かりしましたので、リペア箇所の追加と言うことで ご了解を頂きましたので接着固定して行きます●バック1番の左右を接着固定します●同時にバック2番の左右も接着固定します◆残りのバック3番と4番は同時に出来ませんので、この工程で2日間を要します●バック3番の左右を同時に接着固定します●ブリッジの左角が僅かに剥離してます●タイトボンドで接着固定しますが、Gibsonのブリッジの形状の問題で将来的に 再び剥がれる可能性が有る事はご承知下さい●バック4番はボディ内に腕が入りませんので、特殊ジャッキを使って固定します 画像は4番の左を接着固定してます●バック4番の右を接着固定して、バック側ブレーシングの接着は完了しました ●トップクラックの補強パッチの周囲に、ニカワを塗って更に補強して完了です●表面にはエキゾチックオイルを塗って仕上げて有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月17日
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◆Morris S-92ⅢLR-B LYRIC取付 ギターオーナー様は、Ni 様です ◆画像から確認して行きます●シダートップらしい落ち着いたカラーに変化してます●ご用意頂いたLYRICを取付します●マイクロメーターで測定しますと、約0.25mmでしたので010~のEXライトゲージが 張って有りました。011~のカスタムライトゲージに交換します◆リペア開始して行きます●メーカーお勧めの位置にピックアップを取付けますが、 付属されてました両面テープの接着力が落ちている可能性が有り、使用中に剥がれる事が 有るかも知れません●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月17日
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◆Morris SC-16U SKYSONIC T-902取付 ギターオーナー様はNi様のギター仲間様です◆画像から確認して行きます●オールマホのギターは一台は持っていたいと思います●このクラスのMorrisは丁寧に製作されている事が良く判ります●SKYSONIC T-902を仮付けの状態でライブで使っていたそうです◆リペア開始して行きます●ジャック用の12mm径の穴を開けます●ジャックを取付けます●本体をセットします●とてもシンプルなレポートになりましたが、音出しテストをしてリペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月17日
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◆Naga MASAAKI KISHIBE モデル ギターオーナー様は、Ni 様です ◆画像から確認して行きます●最近入手されたのですが、ピックアップを仮付けで使っていたそうですが、 やはり使い難いので、正式に取付けて欲しいとお持ち頂きました●MASAAKI KISHIBE氏のシグネーチャーモデルでしょうか?◆リペア開始して行きます●スカイソニックT-903を取付けます●ジャックを取付けました●本体をセットします●9V電池仕様です●012➡011にゲージダウンしますのでセッティングを確認します 6E/12Fで2.50mmです●1E/12Fで2.00mmです ●1弦で音詰まりするポジションが有ると言う事で、フレットロッカーで段差が無いか確認します●音詰まりするポジションと段差が有るフレットが一致しますので、擦り合わせて解消します●ハイポジでも段差が有りました●マーキングが消える事を目安に、音出ししながら必要最小限で摺り合わせます ●音詰まりが解消しましたので、擦り合わせたフレットクラウンを修復します●音詰まりが解消しましたので、擦り合わせたフレットクラウンを修復します●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月15日
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◆Morris S-101 ギターオーナー様は、Ni様が所属しているギターサークルの師匠様です ロッドがサビていて動かない?と言われた事で工房にお持ち頂きました。◆画像から確認して行きます●良好なコンディションなので、ロッドがサビていない事は一目で判断出来る状態です◆リペア開始して行きます◆ロッドを確認しますと、サビで動かないのでは無く締め方向一杯に回っていて 限界で回らない状態でした●ロッドフリーにして弦高を確認しますと6E/12Fで4.0mm有りました フリーの状態で弦を緩めて1日放置して、ロッドフリーで弦高が何処まで上がるか確認します●カシメ方式の取付ステーから脱落していた、電池ホルダーをビス止めに変更して有ります●1日経過しましたので、チューニングをして弦高を測定しますと、昨日と変化が有りませんでした●弦を外して順ゾリの最大値を確認します。6フレットが一番低く0.75mm有りました●ネックアイロンを掛けて順ゾリを矯正します●30分掛けてから固定治具に交換して更に矯正して行きます●ネックアイロンを掛けてから2日経過しましたので、治具を外してネックの修正具合を確認しますと 6Fで0.75mmの順ゾリが0.55mmまで修正されましたが、この値ですとまだ不十分と判断して 再度治具をセットして修正して行きます。 これでも不十分と判断したら、2回目のアイロンを掛けます●治具を外してロッドフリーの状態で、0.75mmから0.43mmまでに修正されてますが まだ不十分ですので、アイロンを掛けた方が勝負が早いと判断して再度アイロンを掛けます●2回目のアイロンを掛けてから固定治具で修正します●2回目のアイロンを掛けてから治具を外して確認しますと、6フレットで0.40mmまで 修正出来ましたが、これが限界と判断してセッテングして行きます◆セッテングして行きます●ロッドフリーの状態からロッドを締めてネックを調整します●弦を張っていない状態で目視で調整します●1弦だけ早い段階で切れましたので、使用されているゲージを確認します 0.28mmですので011~のカスタムライトゲージが使われてました●1Fにスペーサーをセットします●ロッドで調整可能な高さまで調整しますと、6E/12Fで2.75mmです 締め方向に余裕は有りますが、これ以上締め込みますと5フレットから上が逆ゾリして フレットに接触しますので限界と言う意味です●1E/12Fは2.50mmです●サドルを調整して弦高を下げます サドルに付いた弦の凹みも取除いて有ります●予定の弦高になるように調整したサドルをセットします●フレットワイヤーとフレットボードをクリーニングします●ナットを調整して1フレットのクリアランスを揃えます●6E/12Fで2.25mmで予定通りです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●ネックの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月15日
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◆Paul Reed Smith Vela リアピックアップ交換 ギターオーナー様はYO様です。 クラシカルなデザインの、ダンカンのリアピックアップ交換のご依頼です◆画像から確認して行きます●ピックアップのデザインが違うだけで、PRSのイメージがここまで変わるとは不思議な感じです●交換前の画像を撮り忘れてます●ダンカンのピックアップは、結線されているハーネスの色が他社のは違うので 交換前に既存の結線を記録に残してから始めます。 トグルスイッチのリア側は黒が接続されてます●赤+アースがポットのコールドで、白+緑がポットのホット側です●接続するハーネスを確認してましたら、そのまま結線した方が早いので接続を済ませました●リペアの完了です◆完成まで少し日数の猶予を頂きたいとお願いしてましたが 予定よりも早く完了しました 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しておりま
2025年01月15日
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◆Ibanez RG-950QMZ ギターオーナー様はNaka様です 本業はドラムスなのですが、1年程前からギターを始められたそうです Sisikura様のご紹介でお越し頂きました◆画像から確認して行きます●正しいセッティングがされて居らず、弦高が高いので弾き難い状態です◆リペア開始して行きます●トレモロユニットを限界まで下げて弦高を調整します●下げる限界と思われる、6E/12Fを1.80mmにセットしても演奏に支障は有りません●1E/12Fは1.40mmにセットして有ります●フローティングさせる場合は、画像左上のツマミを回せば簡単に調整出来ます ダンパー式のトレモロユニットはライブでの安心感は抜群です◆セッティングを決めて行きます●1フレットのクリアランスは0.45mmにセットして有ります●弦高を低くセッティングするためトレモロユニットをここまで下げて有ります●6E/12Fは1.80mmにセットしました●1E/12Fは1.40mmです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月13日
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◆Gibson J-45 セッティング ギターオーナー様は、Toku様です ブログをご覧頂いた事がご縁で来店して頂きました。 D-28と共にお持ち頂きました◆画像から確認して行きます●コードストロークは勿論、フィンガーピッキングでも良く鳴ってくれるギターですが 数十分弾いて居ると指が疲れるそうです●ロッド調整だけで対応出来るか確認します●6E/12Fは2.75mm//1E/12Fは2.50mmまで下げるのが限界でしたので お預かりして工房標準セッティングにします◆リペア開始して行きます●ロッドを微調整しておきます●予定の弦高になる様にサドルを調整します●弦を張り戻して予定の弦高になっている事を確認します 6E/12Fで2.25mmですから予定通りです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月13日
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◆Martin D-28 バインディング剥がれ ギターオーナー様は、Toku様です ブログをご覧頂いた事がご縁で来店して頂きました。◆画像から確認して行きます●ネットで入手されたそうですが実に良く鳴る28です トップ材も勿論ですが正に当たりのギターです●マーチン特有と言うか、バインディングの剥がれが発生してます バインディング自体が縮んで発生するので、バインディングの材質を変えたらと思います●バックの左右同時に出てるのは珍しいです。 過去の記憶ですと左に出たら次は右と時間差で発生する事が殆どです●張り合わせの部分で既に隙間が出来てます。 ボディのクビレの部分まで外して接着固定して、色を合わせたバインディングで隙間を埋めます ●お話しの中で、フィンガーピッキングの演奏スタイルと言う事で、弦高が高いと感じましたので ロッド調整して6E/12Fを2.25mmまで下げましたら、とても気に入って頂いきまして 工房標準のセッティング調整しておきます。 同時にお預かりしましたGibson J-45も同じセッティングにします 一度2.25mmの世界を知りますと戻る事が出来ない様です◆リペア開始して行きます●これ以上剥がれない位置をマスキングテープで固定してタイトボンドで接着します●左右のバインディングを接着固定します はみ出したタイトボンドは、固く絞ったウエスで完全に拭き取れますので気にしないで マスキングテープで固定します●縮んで空いた隙間はバインディング材で埋めます●反対側も同じ様にマスキングテープで固定します●1日経過しましたのでマスキングテープを剥がし接着面を確認します●反対側もOKです●隙間の仕上がりです◆バックの接着が済んでトップ側を見ますと様子が変です●トップの左側も外れてます。バック側よりも綺麗に剥がれてます●トップのエンド側はボディとネックに挟まれて固定されてますので バインディングの先端を抜き取ってから接着固定する必要が有ります。 この時にパワー任せで抜き取ろうとすると、バインディングが折れますので 公開出来ませんが、正しい手順で抜き取る必要が有ります●バインディング全体が綺麗に収まる事を先に確認してから、タイトボンドで接着固定します●正しく接着されている事を確認しました◆セッティングを決めて行きます●バインディングを接着固定する前に弦高調整は済んでましたので 6E/12Fは2.25mmにセットされてます●1E/12Fも1.75mmでセットされてます●セッティングした弦高で音出しテストをしますと、ローポジションで音が微妙に 詰まりますので、フレットの段差を確認します👇 ●ロッドを緩め弦高を上げてかわす方法も有りますが、僅かに段差が有りますので 擦り合わせて調整します●ピンポイントで擦り合わせが出来る治具を使います●弦を緩めてフレットクラウンを修復してから、フレットボード全体をクリーニング して有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月13日
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◆Morris Tornade トップクラック ギターオーナー様は、K様です。 Morris MG610に続いてご依頼を頂きました◆画像から確認して行きます●ソリッドトップの宿命とも言えるトップにクラックが入ってます 乾燥と輸送中の振動で発生した様です●Tornadeシリーズの最上位モデルです●クラックはソリッドボディ材を貫通してました◆手が入るか?クランプが掛けれれるか確認しする流れでリペア開始して行きます●オベーションタイプのバックで、残念ながら裏側点検口が無いためクラックの真下まで 手が入らないので、パッチの貼り付けに難儀する事が予想出来ます 更に、固定用の専用クランプも入らず、超強力磁石を使ってパッチを固定する工法を使います クラックのセンターにパッチを貼り付けて超強力磁石で固定します●表面にはエキゾチックオイルを塗り込んで仕上げます●エキゾチックオイルで仕上げます◆リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月13日
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◆Morris M-82 フレット打換え ギターオーナー様は、HS様です。 ブログにご訪問頂いた事がご縁でご依頼を頂きました。◆画像から確認して行きます●ボディコンディションは良好です●ボディコンディションに比べてフレットの減りが凄い事になってまして 前オーナー様がプロショプに依頼して擦り合わせたと思われます。 ●ここまでの擦り合わせが必要でしたら、K2ギターファクトリーでは迷う事無く 打替えをご提案すると思います。 正常なフレットに打替えますと一音一音の輪郭がハッキリ出て音質向上に繋がります◆リペア開始して行きます●冬の乾燥とオイル分が完全に抜けてますので、フレットワイヤーを抜き取る前の準備として、 フレットボードにオイルを塗っておきます●フレットを抜く前にネックの状態を確認します。 ●1フレットのクリアランスは、交換前の低いフレットでピッタリですので ナットの交換が必要です●フレットを抜き取って行きます●SM社の専用工具よりも抜き易い工具を使います●打ち合わせの通り207番を打込みます●フレットのエッジを整えますが、マスキングを外して直接指で確認しながら微調整をします●フレットの打替えが完了しました●弦を張り戻してチューニング出来るか確認しますと、5フレットに弦が接触しますので チューニングは不可能でした●打替え前のフレットでピッタリの高さでしたので、予想通りナットの交換が必要です●底面75度のナットを削り出して仮付けします 隙間が無い事を確認しました●ナット巾に合わせて弦溝を付けます●張って有った弦をマイクロメーターで測定しますと、0.3mm有りますので 012~のライトゲージが使われてます。 ご用意頂いたモーリス弦は010~のEXライトゲージです。 使用する弦の太さで、ナット溝とセッティング自体が変わりますので、 EXライトで良いのかorゲージを変えるかご連絡お願い致します。 リペアが完了してから、EXライトからゲージアップしますと、弦高が上がりますので 必ずお願い致します。➡EXライトゲージで仕上げます●ピックガードを外すオーダーを頂きましたので外します 外す突破口に厚めのマスキングテープで養生します●紫外線による変色ムラが比較的少ない状態です●強力な両面テープはホワイトガソリンを使って取除きます ホワイトガソリンはボディは勿論、ピックガードを変質させる事も有りません 工房ではキャンプでお馴染みの、コールマンのホワイトガソリンを使ってます◆セッティングを決めて行きます●ナットの調整は最後になりますので、1フレットにスペーサーをセットして始めます●6E/12Fは2.25mmにセットしました●1E/12Fは1.75mmにセットしました●ナット溝を調整して、僅かな余裕を持たせて1フレットを0.5mmにセットします●ナット全体のシェイプを整えます◆ネックが安定したタイミングを見計らって弦高設定の微調整をします◆セッティングを決めて行きます●1フレットのクリアランスを揃えます●ナットの仕上がりです●6E/12Fは2.10mmにセットして有ります●1E/12Fは1.75mmにセットして有ります●打ち換えたフレットの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月13日
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◆Martin D-28 ギターオーナー様は、Sato 様です。 きよたく様からのご紹介でリペアのご依頼を頂きました。◆画像から確認して行きます●飴色ボディカラーと良い感じに弾き込まれた良く鳴ってくれる28です●ブリッジが剥がれてますが、剥がれに気が付きましたら速攻でリペアに出して下さい 放置しておきますと良い事は一切有りません●ブックマッチの位置でトップにクラックが入ってますが、ソリッドトップの税金の 様な物です。正しくリペアすれば音質低下に繋がる事は有りません◆タイトボンドが硬化するためのロスタイムが必要なのでリペアに入ります●ピックアップを外しましたが、固定用のワッシャーと菊ワッシャが足りませんので 不足分のパーツを付けてセットします●ピックアップを外してノックテストを改めしますと、バック側4番の右が剥離してました●剥離箇所にタイトボンドを流し込んでジャッキで固定します●同時進行が可能なブリッジの接着固定をします 剥離箇所にタイトボンドを圧入して専用クランプで固定します●ボディクランプを掛けて内部のブレーシングの密着度を高めます 実際に弦を張れるまでには、3日以上待つ必要が有ります●昨日固定したクランプを外してノックテストをしますと、剥離している反響音が 返ってきますので確認すると、バック3番の左が剥離してました●バック3番の左の剥離箇所にタイトボンドを圧入してクランプで固定します●続けてトップのブックマッチのクラックを接着固定して行きます パッチはマホガニー材を使います●ネックヒールのカバーが欠損してる事に気が付きました。 ご了解を頂いてエボニー材でネックヒールを削り出し取付けます●角度の関係でクランプ固定出来ませんので、接着力が強力なマスキングテープで固定します◆セッティングを決めて行きます●ロッドで出来る限り調整します●良い感じにネックが調整出来ました●サドルの出が少ないのですが、6E/12Fで2.40mmまで下げる事が出来ました●1E/12Fは1.90mmまで下げる事が出来ました●削り出したネックヒールの固定が済みました●クラッシク楽器用のエボニーステインで着色後にアマニオイルを塗って浸透させてから 乾拭きして仕上げます。 オリジナルと違ってエボニーの質感が有り良い感じに仕上がります●ネックヒールカバーの仕上がりです●スカイソニックT-902を付け戻します●トップセンタークラックの仕上がりです●接着固定したブリッジの仕上がりです●リペアの完了です 次回のライブの間に合いました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月09日
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◆Fender.US Custom Shop StratoCaster ギターオーナー様は、O様です 弦高が僅かに高く違和感を感じるので、何時ものセッティングにして欲しいとの ご依頼を頂きました。◆画像から確認して行きます●お預かりする数日前に届いたばかりのギターです●レギュラーラインのストラトよりもネックが太めになってます。 握った直後は太さを感じますが、直ぐに慣れて弾き易くなります●トレモロアームは使わないので、ブリッジをボディにベタ付けにするため スプリングを2本追加します●RAW VINTAGE製のスプリングを2本追加しました●ボディにベタ付けになるようにセットします●ネックが完全ストレートなので、限界値ギリギリの1.75mmまで弦高を下げられました●1E/12Fも限界値の1.50mmです●セッティングの完了です◆このセッティングから2日後に弦高が更に下がってしまい、セッティングを修正しました。 完成直後のネックの関係か、アメリカから千葉と環境が変化した事が 原因かは判りませんがネックが安定して無かった様です。 現在はセッティングが安定して問題は出ておりません。🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月09日
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◆GUILD G-75 セッティング ギターオーナー様は、三重県在住のTaka様です。 Gibson L-1に続いてのご依頼です 輸送中のトラブルも無く無事到着しております◆Taka様からメールで頂いたご依頼の内容を確認のためアップします ①ネック周りの点検 ②サドル交換 ➡交換不要でした ③ナット交換 ➡交換不要でした ④フレット擦り合わせ【音詰まりが有れば】➡必要有りませんでした ⑤エンドピンジャック12mm径 ⑥ピックガードによってトップ変形有り、クラックが有れば補修 ➡ピックガードを一旦外してトップ板修正します ➡問題有りませんでした ⑦クリーニング ⑧他に有ればご相談の上で決定します◆画像から確認して行きます●極わずかな期間だけ製作されたモデルで、ネット検索しても殆ど情報が取れません 若干小振りなドレッドノートタイプで、塗装のダメージからラッカー仕上げで間違い無いです●ロッドカバーは収まりが良く見える画像の向きは、実は逆に付いてますのでGUILD流の 正しい向きに付替えます●ナチュラル仕様のモデルですが、色の焼け方が芸術的です●ナット交換のご希望を頂いてますが、ナット両端のクリアを除去して、 全体をマイクロファインで磨けば、全体の雰囲気にマッチしますので交換する必要は有りません●サドルは交換した方が良いと判断しました●ピックガードを精査してましたら、ソリッドトップでは無い事が判明しました ピックガードの周囲はラッカーのウエザーチェックでトップ材のクラックはネックの付根の 際だけの様です●エンドピンジャック用に12.0mm径の穴を開けておきます◆点検している流れてリペアに入って行きます●1フレットのクリアランスと、加工精度も良好ですのでナットの交換は必要有りません●6E/12Fは到着時点で3.25mm有りました●1E/12Fは2.80mm有ります◆ミラーを差し込んでピックガード周囲のボディを内部から確認します●慎重に確認しましたところ、トップ材にクラックは有りませんでした●この位置も同様でクラックは有りません●ピックガードと指板の境目に僅かに、極浅いクラックが有りますのでニカワを流し込んで 補強します👇内部からの補強は出来ません●クラックの真下にはネックヒールの構造材が有りますのでパッチを貼る事は出来ません●クラックに入り込んだワックス?らしい物を取除いてニカワを流し込んでおきます●エボニー指板の宿命とも言えるクラックが入ってます 進行しないように手を入れる必要が有ります●フレットボードのクラックは、瞬間接着剤に指板材のパウダーを混ぜて摺り込む様に クラックを塞ぎます●硬化したら木目に対して平行にサンディングします●エボニーのフレットボード用のステインで着色します ステインが乾いたら蜜蝋ワックスで仕上げます●ジャック用の12mm径の穴を開けて有ります◆ピックガード周りのトップのトラブルが有りませんでしたので、セッティングして 行きます。当初の見込みより工数が掛からないと思われます。◆弦を張り戻してセッティングして行きます●ロッドカバーの跡がハッキリ付いてますので、その跡が目立たない様に 付けた方が良いかも知れません●1フレットのクリアランスを確認しながらロッド調整をします 6E/12Fで3.25mmから2.30mmまで下がりました●1E/12Fも2.80mmから1.80mmまで下がりました ネックの安定を待ってから、音詰まりするポジションが無いか確認します◆ネックの安定とボディ全体のバフを掛ければ、お渡し出来る見込みとなりました。 当初の見込みよりも大幅に工数が減ってます◆ボディ全体にバフを掛けて行きます ●ペグを外してバフ掛けします●フレットボードのクラック跡は良く見ても判らないレベルです●ネック裏の仕上がりです●伸ばしたワックスのスポンジが黒茶の汚れが付きましたので、タバコが原因と思われます ●黄色のスポンジが秒でこの状態でした●一皮むけた様に仕上がりました。 煙草を吸わない方ですと、バフ掛け後でも反応されるかも知れません。◆セッティングを決めて行きます●ナットは交換しないでマイクロファインで磨て仕上げて有ります 1フレットのクリアランスOKです●サドルも牛骨でしたので交換しないでマイクロファインで磨いて仕上げて有ります●6E/12Fは2.50mmに仕上げて有ります●1E/12Fは2.00mmに仕上げて有ります●フレットボードの仕上がりです●バックの仕上がりも良い感じです●迫力を感じる飴色のトップは思わず目を見張ってしまいます◆ロッド調整した直後ですので、発送まで2日程度の猶予を設けて、セッティングが 変わらない事を確認してからお送り致します。🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月04日
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◆Telecaster NO BRAND Esquire "Snakehead" ギターオーナー様は、レアギターハンターのYosi様です パーツ交換と、ネックの再塗装のご依頼です◆画像から確認して行きます●カスタムショップで限られた台数だけ製作されたモデルのコピーです モデル名をお聞きしましたが、失念してしまい名前が判りません●L3R6のペグレイアウトで製作されてます●ネックの塗装レリック仕上げに満足出来ないとの事で、再塗装して行きます◆リペア開始して行きます●入手可能なマイナスネジに交換します 使用するネジはネックジョイントの4本と、ブリッジ固定の4本だけでした●ご用意頂いたピックアップ固定ネジでは、スカスカで締める事が出来ません このUS Fenderはミリスケールが使われてました●ブリッジ駒はネジが太くて入りませんでした。 ご用意頂いたネジはブリッジ駒用で無いかも知れません●画像右がピックアップ固定ネジで、右側のオリジナルネジと比較すると太さが違ってます 画像左はブリッジ駒ネジで太さもネジピッチも違う事が判ると思います◆ネックを外して指板以外のペイントは一旦落とします●サンプル画像を見ながら弾き込んだ形跡を付けて行きます●画像の一番下を参考にしてます●ヘッドの表は綺麗なクリアで仕上げるオーダーです ヘッドがクリアで指板が○○レリックですと、落差が有り過ぎますので ヘッド裏と同じアーバンゴールドを吹き付けた方がバランスが取れると思います ラッカー仕上げなので、ブラッキー指板に直ぐになりますので、天然のレリックに なります●フレットボードのマスキングテープを剥がして、レリック加工されていた塗装を落として アーバンゴールドで着色します●ヘッドもフェンダーが多用するアーバンゴールドカラーで着色します ●ネック裏も更に着色して行きます◆クリアを吹く前ですので艶が出てません。クリアを吹くと艶が出て良い感じに仕上がって行きます◆クリアを吹いて行きます●着色した直後なので経年変化が有りませが、直ぐに馴染んで紫外線で変化して行きます●フレットワイヤーに直接クリアを吹きますと、後処理が大変なのでローソクの蝋を 塗ってからクリアを吹いて行きます●ヘッド裏です●ネック裏も指定の画像とほぼ同じ様に弾き込んだ感じを出して有ります まだクリアは5回しか吹いてませんので、更に5回吹いて艶を出して行きます●クリアが吹きが完了しましたので、フレットワイヤーのクリアラッカーを取除きます 予め蝋を塗って有りますので、比較的簡単に取除く事が出来ますが、塗られたクリアが パキパキ飛びますので、防御用メガネ使用は必須です●フレットボードの仕上がりです●ネック裏の仕上がりです◆仕上げのクリアが済みましたので、ハードウェアーを組込んで行きます●クリアを吹いたぶん狭くなったペグ穴を、リマーで広げてからブッシュをセットします●ペグをセットします●ネックはマイナスネジで取付けて有ります◆セッティングを決めて行きます●6E/12Fは2.00mmにセットして有ります●1E/12Fは1.60mmにセットして有ります●1Eを1.80mmまで上げますとフレットの擦り合わせは不要になりますが 1.80mmまで上げると弾き難いので、必要最小限で摺り合わせます●工房のオリジナル治具で擦り合わせます●更に1弦をチョーキングした時に接触するフレットも擦り合わせて フレットクラウンを修復します●フレットクラウンの修復も完了して、フレットボードの仕上がりです●ヘッドストックの仕上がりです●ヘッド裏の仕上がりです●ネックの仕上がりです●マイナスネジで取付けて有ります●リペアの完了です ニトロセルロース・ラッカーを使って仕上げて有ります。 お渡しはラッカーが完全硬化する日曜日以降でお願い致します🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年01月04日
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