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◆K.Garage L-00モデル フレットエッジ処理 ギターオーナー様は、SZ様です。 22年9月にセッティングさせて頂いて3年を経過して、リペアが必要な箇所が出て来たので お持ちくださいました。 ギターは生きてますので、一度調整しても経年変化で手を入れる箇所が出て来ます。◆画像から確認して行きます●ライブ中に1弦がフレットエッジに挟まって演奏に支障が出るので 最近は使って無かった様です◆リペア開始して行きます●1弦が挟まる原因は、⇑の赤印の様にフレットボードとフレットエッジに隙間が出来てしまうからです●最終フレット以外にも挟まるエッジを確認してマーキングします●浮いているフレットをフレットセッターで打込みます 打込んだ部分に瞬間接着剤を使って再発し難いように処理します●チューニングが安定しない&チューニングが合い難いの症状が有るとの事です。 チューニング中にペグの違和感が無いのですが、トルク調整をしておきます。 トルクを締める時は、一旦緩めてから締める様にするのがセオリーです●この症状の考えられる原因を羅列します ①ペグの問題 ②弦の問題 ⇦目視ではこれが主犯と思います ③ナットの問題 ④ネック&ボディが変形する ⑤ブリッジが浮き始めている ◆チューニングして現状を把握してから解決して行きます●チューニングが安定しない原因で有ると想定した、弦を交換する前にナットの溝を クリーニングします●SZ様御用達の弦に交換します 新弦なのでチューニングが安定するまで時間が必要ですが、各弦のチューニングは 合い易くなりました●打込んだフレットエッジに引っ掛る場所が無い事を確認しました●交換した弦も安定してチューニングの問題は解決しました リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月30日
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◆GUILD D-55 セッティング ギターオーナー様は、Isimi様です。 SZ様のギター仲間で、D-55を最近入手したのだけど、弦高が微妙に高いので 弾き易くして欲しいと、SZ様とご一緒にお越し下さいました。◆画像から確認して行きます●殆ど弾いていない状態ですが、パーツを交換されていてグレードアップして有ります 70年代のD-55よりもネックが僅かに細くなっている様に感じました◆リペア開始して行きます●ギルドのサドルはタスクが使われていると記憶してますが、オイル漬けの牛骨になってます 量産に向かない加工方法なので、リペア工房で交換したと思われます。 サドルを外すとスペーサーが入ってました。●LRバックスのアンダーサドルピエゾを取付ける際に弦高調整用にセットされた様です●スペーサーを外せばサドルを削る高さが減らせるので、スペーサーを外して弦高を確認します●弦を外す際にストリングガイドに嵌まって外し難いので、ガイドの溝を調整しておきます●ストリングガイドを整えて弦を張り戻します●ロッドで出来る限りネックを調整します●1フレットのクリアランスが取れるまでロッド調整します ナットの弦溝が摩耗して、1フレットの調整に制限が掛かる状態ですが、ナットを交換しない ギリギリのセッティングをします●6E/12Fで2.25mmにセット出来ました●1E/12Fも1.75mmに調整出来てます●ボディバインディングのクリア塗装が剥がれて出来た段差を修復して有ります●ボディバインディングのクリア塗装が剥がれて出来た段差を修復して有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しておりますが
2025年09月30日
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◆G社 L-00 タイプ セッティング ギターオーナー様は、SZ様です 22年9月にリペアさせて頂いてから3年を経過して弦高が上がって来たので 再セッティングして欲しいとお持ち下さいました。◆画像から確認して行きます●ライブでも使われていて3年前よりも鳴りが良くなってます◆再セッティング前の弦高を確認します●6E/12Fで3.25mmまで上がってます●1E/12Fも3.25mmまで上がってます◆リペア開始して行きます●ロッドに余裕が有りましたので、出来る限りロッドで調整します●過去のデータからサドル下にセットして有ったスペーサーを取り外します●1mm下がっただけですから、サドルの出に不足は有りません●6E/12Fは2.25mmまで下がって3年前と同じ元通りになりました●1E/12Fは1.80mmです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月30日
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◆YAMAHA AC1M セッティング ギターオーナー様は、Ms様です Ms様から初め◆画像から確認して行きます●ソリッドトップのモデルでピックガードがT社を思い浮かべてしまいます◆リペア前のコンディションを確認します●1フレットの余裕は僅かなので、ロッド調整に余裕が無い事を意味するので 弦高を下げるには良く無い事です ●6E/12Fで2.75mmはエレキ弾きには厳しい高さです●1E/12Fも2.75mm有ります。◆リペア開始します●ロッドで出来る限り弦高を下げます●4D〜6Eまでは余裕が有りますが、1E〜3Gはこれで限界です●6E/12Fが2.25mmまで下げられました●1E/12Fは2.25mmが限界です●予定の弦高になるようにサドルを削って下げます●6E/12Fは2.25mmで下がらない様に調整して有ります●1E/12Fは1.75mmで予定通りです◆音出しテストをします 通常でしたらこれでリペアの完了になるのですが、新たな問題が出て来ました●1フレットから7フレットの間で音詰まりが凄い事になってます 2フレットが飛び出してます●更に5フレットも飛び出してました フレットの飛び出しはロッドでは調整出来ませんので、フレットを擦り合わせるor元の弦高に 戻して弾き難さを我慢して弾き続けるかの2択になります●フレットを擦り合わせます。 擦り合わせが必要なフレットをマーキングし、チューニングした状態で音出ししながら 擦り合わせます●擦り合わせが済みましたので、弦を緩めてフレットクラウンを修復します●仕上げにピカールでフレットワイヤーを磨いて仕上がりです。◆前オーナー様は、ロッドを緩めて弦高を上げてローポジションの音詰まりを無くして いたのだと思われます。⇒ギターに自分を合わせるので無く、ギターを自分に合わせれば 楽しく弾ける様になると思います。●4D〜6E弦の1フレットの高さの調整が必要です●1フレットのクリアランスを揃えました●6E/12Fは2.25mmです。 エレキ弾きのMs様も納得して頂ける弦高です●1E/12Fも1.75mmで同様です●擦り合わせたフレットワイヤーの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月28日
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◆Mars #03 Baby 全体チェック ギターオーナー様は【よしやぎベイベー 一人ちんどん】 の唯様です 一度見たら絶対に忘れないパフォーマンスと言い、自作されたMars#03 Baby(仮称) 個性の塊のようなプレーヤーです◆画像から確認して行きます●ブログにアップする都合で【Mars#03 Baby】と表記してますが、ブログ上のコードネームと 思って下さい。●ミニ4駆のパーツが使われてます◆交換する必要が有るパーツを拾って行きます●6E/1Fがベタ付きになってますので、ナットの交換が必要です●ナットの弦溝は弾いてますと削れて摩耗する消耗品です●4弦がこの位置でバシバシ切れるので、ブリッジ駒の交換が必要です 状態が判り難いのでメッキを取除いて確認します●ピックガードを止めているネジを、低頭の平ネジに交換します 画像左のネジでピックガードを固定する際には、ネジ穴周囲の面取りが必要ですが、 ピックガードが薄いため、画像右の形状のビスに交換します●3Wayセレクターのノブが無いので取付ます●テレキャスの裏通しの穴は、芯ブレしないボール盤を使わないと真っすぐに開ける事は不可能です 例えガイドを使っても、木材にドリルが入って行く間にドリルが逃げて行くからです 独立した6個のガイドでは無く、一列に並んだパーツに交換して、見栄えと弦交換を簡単に 出来る様にします◆点検の流れでリペアを開始します●斜めに入っているネジ穴を埋木してから、平頭のネジと差し替えます●こんな感じに仕上がります●欠品してたノブを取付けます●右がオリジナルの駒で左が最近の駒です。 弦間隔は両者とも10.8mmですが、3個を並べると6mmの差が有ります。 最近の駒のサイズは左側なので、同サイズを探しても見つかりません。 駒を交換すると6弦と1弦が外側に寄って、弦落ちしますので、既存のナットを 修復する方法に変更します●メッキを取除くとドリルで開けた様なキズが有ります これが4D弦がバシバシ切れた原因です 裏表反対にすれば問題無い事に気が付きました。 メッキを落としてレリック加工風にして有ります●レリック加工した駒をセットして、弦が直ぐに切れないか確認します●レリック加工した駒がギターの景色に馴染んでいると思います●ナットを交換します●簡単綺麗に外れました プラスチック製のナットですので音が改善されると思います●数年前に削り出してオイルに漬けたナットを使います●ブッシュプレートが入荷しましたので取付ます●ボール盤を使わなくてもボディの中通しが簡単に出来るパーツです●工夫されて取付されたパーツを外します 弦通しの穴が、均一&一直線に並んでませんので⇩の様にして取付けます●ブッシュプレートとブリッジの間を通すため、ボディの穴の形状は不問です ガタが出ない大きさに開けて押し込んで取付ける様に加工します●弦が簡単に通る事を確認してネジ止めします このパーツは周囲がテーパー加工されてますので、ボディに直接取り付ける方法でOKです●ナットを調整して1フレットのクリアランスを揃えます●音出しテストしますと、2B&3G弦のフレット凹の中で2点で弦が接触して発生する 不協和音が出ますので、フレットを擦り合わせます●1フレットから7フレットと、2弦のハイポジションを擦り合わせます●フレットの面取りをしてからピカールで磨いて仕上げます●セッティング用の弦からダダリオに交換します。 一般的なテレキャスよりも楽に弦が通ります●6E/12Fで2.0mmにセットして有ります●1E/12Fは1.50mmです●リペアの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月28日
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◆Eris Nestia セッティング ギターオーナー様は、Yuzukiちゃんです。 1か月前に【エスペラント・ギター教室】に入学され、代表の篠原先生から この弦高ですと上達の障害になるので、指定のギター工房で調整した方が良いと お越しくださいました。◆画像から確認して行きます●一目で気に入って購入されたそうです●各部を詳細に見ますと丁寧に作り込まれてます●3G&4D弦のストリングガイドがロッド調整口と干渉して、4ミリの六角レンチが入りません ロッド調整する際には、ストリングガイドを外す必要が有ります●順ゾリをロッド調整で修正して、ストラトタイプの宿命でも有る、チョーキングした時の 音詰まりするポジションを擦り合わせてセッティングの完了です。 正しくセッティングされたギターは、上達が確実に早くなります。●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月28日
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◆Fender.US Custom Shop StratoCaster ギターオーナー様は、O様です◆画像から確認して行きます●微調整を繰り返しても新たに音詰まりが再発するので、製作された直後でネックが安定して 無いと考えてます◆リペア前のコンディションを確認します●6E弦側は13フレットを頂点に0.15mmの順ゾリが有ります●1E弦側は13フレットを頂点に0.06mmの順ゾリが有ります●僅かな差ですが175Rのフェンダーのフレットボードでは、チョーキングの時に影響が有ります●6E/12Fは1.10mmまで下がってます●1E/12Fも1.10mmまで下がってます●駒で弦高を修正してチョーキングした時に接触するポジションを擦り合わせます●必要最小限で済む様に音出ししながら擦り合わせます●フレットクラウンを修復します●6E/12Fを1.75mmにセットしました●1E/12Fは1.50mmにセットしました●擦り合わせたフレットの仕上がりです 通常生産のフェンダーに比べて、フレットワイヤーが幅広で高いタイプです●このセッティングで安定している事を見極めるため数日様子を見る必要が有ります🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月27日
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🍔Segs Cafe&Diner 10月26日から再オープンのお知らせ ◆マスターの体調が思わしく無かったため、半年ほど臨時休業されてましたが、 10月26日【日曜日】から再オープンされます。 ◆10月26日からの予定をお知らせ致します。 *10月26日 リスタートオープンイベント PM12時〜18時 Segs Cafe&Diner 有志による特設ステージでライブを開催します 参加費は500円で食べ放題です ◆10月27日【月曜日】 店休日です ◆10月28日【火曜日】 当面の間は、昼のランチのみの営業となります 【営業時間】AM11時〜PM15時 ラストオーダーは14時30分です 🌻Segs Cafe&Diner 成田市並木町143-24 ☎0476-36-4028【マスターからのご挨拶を紹介致します】 半年間、お客様に大変なご心配をお掛け致しましたが、 10月26日から再オープン出来る運びとなりました。 当面の間はランチ営業のみと成りますが、体調管理を万全にし 今後はお客様にご心配を、お掛けしないように、美味しいハンバーガーを ご提供できるように、スタッフ一同誠心誠意頑張って行く所存で有ります。 今後ともSegs Cafe&Dinerを宜しくお願い申し上げます。 ●22年1月撮影●22年1月撮影マスターには大変お世話になってますので、K2ギターファクトリーも26日は参加させて頂きます。🍔Segs Cafe&Diner 成田市並木町143-24 ☎0476-36-4028
2025年09月26日
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◆YAMAHA FG-151 青春のギターリペア ギターオーナー様は、Seo様です 中学生の時にご両親からプレゼントされたギターで、正に青春のギターです。 社会人になって他のギターを入手されて、手放して来ましたが何故かこのギターだけは 手元にずっと置いていたそうです。 数十年の時を経てコンディションが宜しく無いので、再生して欲しいとお持ち下さいました。 託して頂いたFG-151のギター人生の中で、最高のコンディションにしてお返し致します。◆画像から確認して行きます●ボディ全体に手を入れる事で見違えるほどビンテージ感が出ます●ヘッドネームを消して云々は、昔のギターキッズが経験していると思います●クリアが吹かれたブリッジのキズはギターの見た目を損いますので、弦高を下げる関係で ブリッジ全体のクリアを除去します。 サドルはオイル漬けに交換します●純正ペグから交換されているカバードタイプのペグも交換します●ピックガードはマーチンタイプを貼り付けます◆リペア開始します●ペグが使え無いとセッティングに入れませんので、先にペグを交換しておきます●アリア製のグロバータイプのペグをセットします。 幸いな事にあれだけ有る埋木跡が殆ど隠れて見えません●ギヤ比20対1のペグです●ブリッジのクリアと傷をサンディンして取除きますと見た目が変わります●ボディ全体にバフを掛けますと、ビンテージ感が強調されて威風堂々としてます●予定の弦高にセット出来る様に、削る前のブリッジの高さを測定しておきます●ブリッジを削って既存のサドルをセットします●6E/12Fで3.25mm有ります●1E/12Fは2.50mmです●予定の弦高になるように捨てサドルを削ってセットします●1フレットに0.5mmのスペーサーをセットします●弦を張り戻して予定通りにの弦高になっているか確認します●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fは1.80mmで誤差の範囲でOKです●ブリッジ&サドルの高さが決まりましたので、全周削ったブリッジを蜜蝋ワックスで仕上げます●捨てサドルと同じサイズにオイル漬け牛骨を削り出してセットします●切出したピックガードを貼り付けます●セッティング用の弦からダダリオのエキストラライトゲージに交換してセッティングを 確認します●6E/12Fは2.25mmにセットして有ります●1E/12Fは1.75mmにセットして有ります●リペアの完了です お使いになる弦は、エキストラライトゲージ【010~】限定でので、これより太い弦は 絶対に使わない様にしてください。🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月25日
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◆YAMAHA FG-350D ナット&サドル交換 ギターオーナー様は、Kinosita様です。 ブログにアップしてませんでしたが、8月にロッドが固く、締め&緩みの両方向に 回らない問題をリペアさせて頂いたギターです。◆画像から確認して行きます●弾き込んで行くにつれて良い感じに鳴ってくれるので、気になっていたナットとサドルを 交換して最高の状態にしたいとの事です◆リペア箇所の確認です●サドルの出の確保とオイル漬けのサドルに交換します サドルの出を確保するためにブリッジを削りますが、その際にサドル溝が浅くなり過ぎる 場合は深くするようにします●タスク製のナットに交換されてますが、高さが足りないのでスペーサーが貼って有ります。 タスクから牛骨に交換しますと音質に影響が出ますので、その変化を見極めてから判断します◆リペア開始して行きます●リペアを開始する前にロッド調整した弦高に変化が無いか確認します 6E/12Fで2.25mmで変化が無い事を確認しました ●1E/12Fも1.75mmで同様です ●1フレットが高い事も変化が有りません◆ブリッジを加工して行きます●ブリッジ中央の高さを測定します●サドル溝の深さも測定しておきます●過去にブリッジのトップが削られてますので、1mm削るのが限界です サドルの溝は4.0mmの深さにします●ドルメルでサドル溝を深くします●4mmの深さになっている事を確認します●ブリッジのトップを1mm削ります サドル溝の深さが3mmになりますので予定通りです●サイズを合わせたオイル漬けサドルをセットします●溝の深さが変わったので、マホガニー材でサドルを作って基準の高さを出します●捨てサドルで弦高を測定します●6E/12Fで3.0mmです●1E/12Fは2.10mmです●弦高を決めるために削り出したマホガニーのサドルでオクターブチューニングを確認する フレーズを弾いても違和感が出なかったので、オクターブチューニングが合っている事に なります。 お預かりの際のサドルの弦接点の位置ではオクターブチューニングが合わない事になります。●ベージュラベルの時代はサドルの弦接点は一直線のはずなので、この形状で削り出しません●捨てサドルで出した高さにオイル漬けのサドルを削り出してセットします リペア前のサドルはプラスチック製でしたので、音質が改善する事は確実です。●ナットはタスクに交換されてますので、音質が良くなると言うよりも音質が変化する事になります タスクナットの出音に満足されてましたら、オイル漬けに交換するメリットは少ないかと思います ナットの交換の必要性に関してメールで打ち合わせしたいと思います。●音出ししている時に気になったのですが、1E弦側のフレットエッジが指腹に引っ掛ります。 ご依頼の際にお聞きしてませんでしたが、宜しければフレットエッジの処理をしておきます。●1E側のフレットエッジを指腹に引っ掛らない様に処理します●エッジを処理している時に気が付いたのですが、フレットタングが見えるほどフレットが 浮いてましたので打込んでおきます●サウンドホールから打込む工具が合わないので、⇑を使って打込みます●ジャック取付用の12mm径の穴を開けます ストラップピンを外します●スパイラルの形状のリーマーで穴を広げます●穴の周囲の面取りをしてておきます●12mmの竹用のドリルを使って仕上げます●サイドに対して直角に穴が開いている事を確認します。 穴が斜めに開いてますと、ジャックを取付ける六角ナットが斜めになって、 ジャックを正しいトルクで取付ける事が出来ません。また化粧カバーも 斜めになって隙間が開いてしまいます●ナットを交換します ●44mm巾のナットでGibsonと同じ規格です。 グラフティク社の名誉のため、デジカメの撮る角度で弦溝がズレている様に見えますが、 弦溝の位置は完全に一致してます。●Gibson規格で削り出して有った、無漂白の牛骨のオイル漬けのナットに交換します 弦溝の調整はセッティングの最後の工程になります●弦を張り戻して全ポジションの音出しをしますと、音詰まりが散見されるのでフレットロッカーで 確認しますと、浮いてるフレットが12カ所有りました。●擦り合わせをする前に、再度打込んだ方が合理的と判断してジョーズを使って打込んで見ます ●0.30mmのシクネスゲージが入る隙間が有ります●一度打込んだフレットは完全に密着しない可能性が有りますが、少しでも浮きを減らす事が 出来れば、擦り合わせを減らす事が出来ます●全ポジションの音出しテストをして音詰まりするフレットを擦り合わせます●フレットロッカーと試奏しながら擦り合わせます●試奏しているとヘッド付近で振動音が聴こえて来て来ますので、 ロッドが原因かと思ってましたら5A弦のペグが原因でした。 ペグを外して組み直すと共鳴音は収まりました●フレットクラウンを修復後にピカールで磨いてフレットの仕上がりです●フレットクラウンを修復後にピカールで磨いてフレットの仕上がりです●ブリッジ周りの仕上がりです●シェイプを整えてナットの仕上がりです●ジャック用の12径の穴の仕上がりです●6E/12Fは2.25mmでセットして有ります●1E/12Fは1.85mmにセットして有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月25日
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◆Famous FU-8 ブリッジ外れ ウクレレオーナー様は、K.M様です 25年8月にK2ギターファクトリーでペグを交換して、気持よく弾いていたのですが 先日、ハードケースを空けたらブリッジが外れていたそうです。 ブリッジが剥がれる前の症状として、①チューニングが下がり放題で絶対合わない ②弦高が上がる 等の症状が必ずと言って良いほど現れます。 この症状が出たらブリッジを確認して見てください◆画像から確認して行きます●ボディトップのダメージも比較的少なく綺麗に外れてます●1個5グラムのグラフテック社のペグです。 超軽量のためヘッド落ちしない事と、1対4のギヤ比のためチューニングがし易いのですが センターポールが長いため、ヘッドが極端に薄いウクレレには不向きです●ブリッジ底面とボディを整えてから接着固定します◆リペア開始します●接着面を整えてタイトボンドで接着固定します●コの字のクランプで固定します●半日放置してクランプを外します●テンションを掛けないように弦を張り戻してリペアの完了です 週明けの月曜日から演奏可能です●超軽量のグラフティック製の棒ペグでギヤ比は4対1です ウクレレ・ヘッドの厚みは10mm以上必要です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月19日
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◆Morris B-18 12弦ギター セッティング ギターオーナー様は、ピタゴラスイッチ オープニングテーマ/栗コーダーカルテットの 川口様です。 ブログをご覧頂いた事がご縁でお越しくださいました。◆画像から確認して行きます●弦高は低めに設定されてますが、ブリッジの削った後処理とサドルの交換、及びサドル溝の 修正をメインにリペアして行きます●ペグは問題が有りません●1970年製ですから満55歳で、正しくセッティングを施せばこれから更に活躍してくれます●ロングサドルタイプですので、ブリッジの表面を均す前にサドル溝を修正してから ブリッジの表面を削る手順です◆リペア開始します●サドル溝と呼べ無いほど深さが有りません●限界を超えて削られているサドルを接着剤で固定していたようです●サドル溝が無くならないように、手掛けで溝を深くしておきます●ブリッジの表面をサンディングして修正しますので、サンディング前の溝の深さは 1ミリ有れば大丈夫です●リーマーをセットしてサドル溝を掘ります●加工が済んだサドルです。 12弦ギターは弦の本数と弦の圧力が強いので、サドルを3.5mmにして有ります●オイル漬けのサドルを溝に合わせて削り出しました●捨てサドルを削り出してサドルの高さを割り出します●残っていた9本の弦で弦高を確認します。 足りない3本の弦の張力も考慮する必要が有ります●12E/12Fで3.50mmです●1E/12Fは2.50mmです●捨てサドルの高さを基準にオイル漬けサドルを作ります●ペグを外してクリーニングしました。 ●マーチンブランドの弦を作っている、ダルコのフォスファーブロンス弦を使います●9B&10Bと11E&12Eを除いて使わないと思われるポジションも有りますが、 14フレット以降を擦り合わせます●フレットのエッジを面取りして擦り合わせが済みました●ブリッジ周りの仕上がりです●1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fは2.25mmにセットして有ります●1E/12は1.75mmにセットして有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月19日
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◆Pearl PF-620 ブリッジ剥離 ギターオーナー様は、ピタゴラスイッチ オープニングテーマ/栗コーダーカルテットの 川口様です。 ブログをご覧頂いた事がご縁でお越しくださいました。◆画像から確認して行きます●ブリッジが外れてますので剥がす手間が省けますと、ポジテブに考えます。●ハヤシ楽器さんの焼印が無いPearlを初めて見ました。自社製作されていた後に、 ハヤシ楽器さんに委託されたのかも知れません●こちらはPF-620と判ってますが、リペアレポートの関係でFのコードネームを付けてます●接着剤の塗り方と、ボディのクリアの剥がし方が中途半端だった事が剥離の原因の様です●フレットボードを観察すると、弾き込みが半端ないですが、フレットワイヤーにエクボ凹が 殆ど有りませんので、エレキ弾きが弾いていたと思われます◆リペア開始して行きます●ブリッジの接着面が隆起している状態ですと、正確に接着する事が出来ませんので 隆起している箇所にスチームを使って、適度な湿度と熱を加えてから強化ガラスと ボディクランプで矯正しておきます●ブリッジ接着面のクリア塗装を取除きます 非常に地味な作業ですが手間は意外と掛かります●ブリッジ側の接着面に残っている接着剤も取除いておきます●クリア塗装を取除きました●ブリッジを接着します●ガタが出ているペグを分解して再利用出来るか確認しておきます●ブリッジの接着固定が済みました●ブリッジの接着固定が済みました●アジャスタブルブリッジ・ホルダーはボディから2mm浮きますので、ボディと密着するように ローズウッド材で隙間を無くします●既存のサドルを捨てサドルとしてセッティングして行きます●1フレットに0.5mmのスペーサーをセットします●6E/12Fで3.5mm有ります●1E/12Fも3.5mm有ります●この弦高ですと予定の弦高まで下げるまで、サドルの出が不足してますので、隙間を無くす スペーサーを外して、ブリッジ自体の底面を削って、サドルホルダーの受けの段差を無くします ⇑金属パーツがホルダーの受けで、ブリッジの底面を削って有る部分の高さとホルダーの受けの 高さが同じなので、受けの微調整は不要でした●改めてアジャスタブルブリッジをセットします。 スペーサーが無くなった分2mm低くなりました●弦を張り戻します●6E/12Fは2.5mmまで下がりました●1E/12Fも2.5mmまで下がりました●既存のサドルは微妙に短く、これで良く弦落ちしなかったと思います フォルダーの長さピッタリにサドルを削り出します●フレットボードの275Rに合わせてサドルを削り出します●ホルダーのサイズピッタリに、オイル漬けサドルを削り出しました ●6E/12Fは予定通り2.25mmにセットして有ります●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●チューニングしている時に気になったのは、ナットが無駄に高いのでこれでは 弦高を下げても、視覚から弦高が高いと錯覚しますのでナットのシェイプを修正します●弦高調整がすみましたので、音詰まりがするポジションを確認します マーキングしたポジションを擦り合わせします⇑2E弦の16フレットは使う可能性は有りますが、6E弦の14フレットから上は使う事は 無いと思いますが擦り合わせておきます●音出ししながらピンポイントで擦り合わせます●擦り合わせがすみましたので、フレットのエッジの面取りをします●ナットの高さと弦との接点を短くなるシェイプに変えて有ります●1フレットのクリアランスも修正済です●音詰まりするポジションが無い事を確認しました●リペアの完了です●セッティング用の弦からダダリオに交換しようとペグを緩めてましたら、スムースに回らないので ギターの基本性能で大切なチューニングが正確に出来ないと判断しまして、コスパ最強のアリア製の ペグに交換します。 取付穴をミリに拡張して使わないネジ穴を埋木します●埋木部分に着色をしてペグをセットします。 交換したアリアのペグは、20対1のギヤ比で回した感触のグロバーの様な感触です ●ダダリオの010~に交換しました🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月19日
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◆Pearl ② セッティング ギターオーナー様は、ピタゴラスイッチ オープニングテーマ/栗コーダーカルテットの 川口様です。 ブログをご覧頂いた事がご縁でお越しくださいました。 ◆画像から確認して行きます●Peari②も①と同じように飴色に変化して良い感じです※Peari ②と表記しているのは、同時に2台Peariをお預かりしておりまして、 モデルナンバーの特定が出来ないため、識別するために番号で表記してます●多くの名機を残してくれた、ハヤシ楽器さんの作品です●リペア前のコンディションから、弾き易い弦高にするためブリッジの表面を削る 必要が有るかも知れません●殆ど弾かれた形跡が有りません◆リペア開始します●1フレットにスペーサーをセットしてリペア前の状態を確認します●6E/12Fは4.50mmも有ります●1E/12Fも同じく4.50mmも有ります●目視でも判るくらい順ゾリが凄い事になってますので測定しますと 7フレットを頂点に0.70mmも有ります●予想通りロッドはこれ以上は締め方向に回りません●改めて弦高を測定しても結果は同じでした●1E側も4.50mmで下がる事は有りませんでした●サドルの出は6E側で3.50mmです●1E側で2.0mmです🌻7フレットを頂点に0.70mmの猛烈な順ゾリが有りますので、サドル調整の生易しい方法では 解決出来るレベルに有りません。⇒解決策としてネックアイロンで矯正する方法を選択します●弦を外している時にペグが素直に回らないので確認しますと、正確にチューニング出来る 状態では有りませんので交換が必要です●ネックの状態を考慮しながら設定温度と時間を考慮しながらアイロンを掛けます●固定治具に交換する時にネックの戻り具合を確認しますと、想定よりも良い状態に矯正出来てます 治具を外して確認しながらネックの矯正をして行きます●アイロンを掛けてから様子を確認しながらネック矯正してましたが、ロッドフリーの状態で ほぼストレートに矯正出来ました。矯正治具を外し一晩放置してネックに揺り戻しが起こって 順ゾリにならないか確認してからセッティングして行きます●ネックが安定して来ましたので、セッティングの入る前にペグを交換する準備をします 使わないネジ穴を埋木します。 ナック表のロッドカバーのビス穴も埋木して有ります●オリーブカラーで着色します●6E側のネックバインディングが剥がれているので接着しておきます。●ペグを取付けます●ロッドカバーの先端の折れたビスが残ってますが、抜き取る必要が無い位置でネジ止め出来てます●セッティング用の弦を張って状態を確認します●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fは4.50mm有ります●1E/12Fも4.50mm有ります●予定の弦高まで下げるのには、サドルの出が足りないため、ブリッジを削る必要が有ります ブリッジセンターは8mm厚です●ナット溝は4.0mm有ります●予定の弦高まで下げられるようにブリッジを削りました●既存のサドルはプラスチック製ですので、捨てサドルとして余裕を持たせて削ってセットします●6E/12Fは2.50mmです●1E/12Fは2.25mmです◆この弦高で試奏しますと何時もとと同じに感じます、測定してこんなに高かったの? と言う感覚です。◆セッティングを決めて行きます●調整の済んだブリッジとオイル漬けのサドルです ●弦を張り戻します●1E弦のクリアランスがギリギリで、ローポジションの擦り合わせで対応します●6E/12Fは2.35mmにセットしました●1E/12は1.90mmにセットして有ります●交換したペグの動作も良好です●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月19日
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◆Peari ① セッティング ギターオーナー様は、ピタゴラスイッチ オープニングテーマ/栗コーダーカルテットの 川口様です。 ブログをご覧頂いた事がご縁でお越しくださいました。 ◆画像から確認して行きます●飴色に変化してビンテージ感満載で、バフを掛けますと更に貫禄が出て来ます※Peari ①と表記しているのは、同時に2台Peariをお預かりしておりまして、 モデルナンバーの特定が出来ないため、識別するために番号で表記してます●お見積りの際にヘッド付近で、カチャカチャ音がしていたので、CAT'S EYES CE-300の事も有り 気になって原因を探しました。 画像左のロッドナットを外して、ギターを逆さまにして揺すると画像右のロッドワッシャーが 落ちて来ました。カチャカチャ音はロッドナットが外れていたからでした。 通常でしたら外れる可能性がゼロのロッドワッシャーが脱落しているのは、前オーナー様が ロッドを緩め過ぎてナットまで外れた時に脱落したと思われます●ロッドワッシャーを何とか正しい位置にセットして、ロッドナットを締め込んで カチャカチャ音は無くなりました●サドルの下に謎のスペーサーが入ってました。 厚手のテープの様で弦高調整のために貼ったようです。勿論取外しました。◆リペア開始します●リペア前のコンディションを確認しようとチューニングしてましたら、弦が太い事に気が付く マイクロメーターで確認しますと、0.3mm【012~】のライトゲージでした。 EXライトゲージでセッティングするオーダーでしたので、セッティング用の弦に交換します●折角弦を外したので順序が逆になりますが、全体にバフを掛けて磨きますとビンテージ感が 強調されました●ブレーシングを確認しますと、バック1番が剥離してました●剥離しているブレーシングを接着固定します◆セッティングに入るためペグの選別をします●PF-620から外したペグと本機から外したペグから状態の良いペグを選別して取付けます。 リペア中に正確にチューニングが出来ないと、感じましたらペグを交換します●両機のペグが同型でしたので、二個一 が出来ます●寸足らずのサドルを1弦側に寄せて、高さの基準とします●チューニングしてネックスケールを最終フレット側に当てて測定すると⇩●強烈に逆ゾリしてます●測定すると3.8mm有りました●1フレット側を基準に当てると、ロッドで対応出来るレベルの順ゾリしか有りません。🌻ハヤシ楽器さんで製作されたギターは、久しぶりだったので大切な事を忘れてました。 通常フレットボードの厚みは一定なのですが、ハヤシ楽器さんの場合は、最終フレットから 3~4フレットくらい削られて薄くなっている事が有り、薄くなっている部分にネックスケールを 当てれば1フレットで逆ゾリになるのは当たり前でした。◆セッティング前の状態を確認します●1フレットのクリアランスは僅かに余裕が有ります。即ちロッドを締め方向に回せると言う意味です●6E/12Fは2.75mmで0.5mm下げる必要が有ります●1E/12Fは2.75mmで1.0mm下げる必要が有ります●ロッドを締めて弦高を下げて見ます●1フレットのクリアランスは限界でこれ以上ロッドを締める事が出来ません 締める場合はナットを交換する必要が有ります●6E/12Fは2.50mmまで下がりました●1E/12Fは2.25mmまで下がりました🌻このロッド調整ですと、ピンポイントでフレットの擦り合わせが必要な箇所が有るので ロッドを緩めて擦り合わせを回避し、サドルで弦高を下げるか迷ってますので、 迷った時は先に進まない!がベストな選択なので、どっちが良いか精査してから決めます●サドルで弦高を下げる事にしました●6E/12Fは2.25mmです●1E/12Fは1.80mmです●フレットロッカーで確認すると、飛び出している箇所が散見しますので 擦り合わせて行きます●音詰まりが解消しているか、音出ししながら擦り合わせて行きます●擦り合わせしたフレットのエッジの面取りをして完了です●セッティング用の弦から、ダダリオのEXライトゲージに交換します●ブリッジ周りの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月18日
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◆KAMAKA パイナップル型ウクレレ ギターオーナー様は、ピタゴラスイッチ オープニングテーマ/栗コーダーカルテットの 川口様です。 ブログをご覧頂いた事がご縁でお越しくださいました。 ◆画像から確認して行きます●パイナップル型のビンテージKAMAKAです●艶有りゴールドラベルの【Hawaiian Handmede 】です◆リペア前のコンディションを確認します●リペアに慣れていない方が手を入れた様で、木工用ホワイトボンドで接着された痕跡が有ります 外れ掛かっているネックを分離して、接着剤を取除いてから接着固定するか判断してから 取り掛かります。 エポキシ系&瞬間接着剤が使われて無いので良かったです●接着後にフレット溝を埋木してからフレットを打込む事になります●ネックが外れた事でサイド材が引っ張られて浮いてますので、ネックを外してから接着します 接着面を精査しますと、ネックが外れて再接着されてますので、このまま再々接着しても 接着面の強度不足で同じ状態に成る可能性が有りますので、補強方法を検討しないと駄目です●ネックを外します。 ダボ穴径とダボ径が有ってません。ダボを穴径に合わせて交換するか、ダボを1本追加して 取付強度を上げるかの選択になります。 ダボを取除いてボルトオンにする方法が有る事に気が付きました。具体的にはネック側に ボルト受けを埋め込んで、サウンドホールからボルトで固定する工法です。 小さなウクレレのサウンドホールからボルトが締め込め込可能かテストして見ます●ボディ&ネックに残っている接着剤を取除きます●バック材とサイド材の剥離箇所を接着固定します。 固定治具は水道用の塩ビ管をヒートガンで炙って、ボディにおっぺして同じカーブを 描くように加工します。 同じカーブの治具を使うと接着面に圧が平均に掛かります●ネック付根のサイドの接着が済みました●ネックを接着固定して行きます●タイトボンドを入れる前に、ネックセット角度を確認しておきます●クランプを掛けて固定を待ちます●1弦と4弦の位置が正し位置に有る事を確認しました。 ●前屈みになっていたネックを正しく接着したので、必然的にこの位置に隙間が出来ます 隙間がフレットよりも広いので、マホガニー材で隙間を埋めます●ウクレレのフレットタングの巾はギターよりも狭いと思ってましたが0.5mmなので、 ギター用のフレットソーが使えます●ボディをノックテストしますと、違和感の有る反響音が返って来ますので確認すると ゴールドラベル右下のブレーシングが剥離してました。●ジャッキが掛けられないので、クランプで押さえ込んで接着固定します●ネック外れで欠損していた12フレットを打込んで、フレットワイヤーを磨くため マスキングします●マイクロファインとピカーを使って磨きます●フレットボードの仕上がりです●1G弦と4E弦の位置が正しい位置に来ている事を確認します●弦を張った時の弦高をイメージしておきます●ネック接着面の際の隙間は、マホガニーのパウダーで作ったパテで埋めます●ネック接着面の際の隙間は、マホガニーのパウダーで作ったパテで埋めます●La Bella弦の細目を選択しました●タイトボンドが完全硬化するまで、チューニングを待ちます◆硬化時間を充分に取りましたのでチューニングします●4弦10フレットを2.00mmにセットして有ります●1弦10フレットは1.50mmにセットして有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月18日
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◆CAT'S EYES CE-300 再生 ギターオーナー様は、nonki様です ブログをご覧頂いた事がご縁でお越しくださいました。◆画像から確認して行きます●マーチンのコピーモデルがメインと思ってますので、DOVEのピックガードは前オーナー様が 張り変えたのだと思います。●全て大文字の【CAT'S EYES】のリペアは記憶が有りませんので初めてと思います◆リペア前のコンディションを確認します●ネックが折れてますが、深刻な状態まで行って無いので簡単な補強でOKと判断しました●4D弦から6E弦のペグはプラスチックの劣化で、再利用出来ませんので交換が必要です●サドルとナットも交換が必要です◆お見積りの際にロッドを確認して無かったのですが、重大な問題が判明しました●ロッドカバーを外しますと、外れるなら先にロッドナットが出て来るはずなのに、 何故かロッドワッシャーだけが出てきました ●トラストロッドが折れてます。 画像の奥に見える金属の受けを使うタイプのトラストロッドの場合、締め込んだ時の力が ネジを切った部分に直接掛かるので、金属疲労が重なって折れる事が有ります。 ロッド折れのリペアは指板を外してロッドを入れ換えて、ネックをペイントする工程になります ので、今後の方針をご相談させて頂きたいと思います。◆参考画像 25年6月にリペアしましたテトマスと同じロッドが使われてます●画像下のアルミがロッドホルダーでその下が、トラストロッド本体です。 ロッドナットを締め込むとその力がロッドホルダーに掛かりますので、ネジを切った 部分が金属疲労で折れた、今回と全く同じ事例です◆nonki様と打ち合わせの結果、今回はリペアを中止する事に決定しました、🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月18日
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◆Fender.US Custom Shop StratoCaster ギターオーナー様は、Ms様です ストラップピンを交換しようとしたら、ネジが上手く回らずこれ以上無理をすると 大事になると判断されてお持ち下さいました。 この判断は大正解でこれ以上無理をされると、手間が余計に掛かって同時にリペア料金が アップするところでした。◆画像から確認して行きます●レリック加工された特注仕様です●ロッド調整口がヘッド側に有ります。 合理性を追求するアメリカ企業が、この仕様に変更しない不思議です ロッド調整にネックを外す理不尽さに閉口してます ●コンター加工にすると弾き易さが全く違います●外れなかったフロント側のネジは無事に外し、ストラップピンの交換も済みました●出荷時はロッドフリーに近い状態でストレートを保っていたと思われますが 現在のコンディションに合わせてロッド調整しますと⇩●簡単にストレートに修正出来ました●リペアと言える程の内容では有りませんがリぺアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月18日
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◆DCT GALAXY GR-747KCE ブリッジ剥離 ギターオーナー様は、Sugaya様です。 工房の前をお車で通り掛かるたびに、そろそろリペアの相談をしなければと 考えておられたそうです。◆画像から確認して行きます●DCTギターは海外工場で製作されてますが、企画は日本の会社です コスパに優れていて、購入される際に選択肢に入れて良いメーカーと思ます。◆リペア箇所を確認します●ブリッジが剥離してますが、ピンホールまで達してませんので全体を剥がさずに このまま接着固定が可能と判断しました●フレットボードのポジションマークが12フレットしか付いてないので、 各ポジションにも付けて欲しいとのオーダーです●アバロン貝のポジションマークを置くとこんな感じになります◆リペア開始して行きます●ブリッジの剥離具合を確認した流れで接着固定ます。●クランプを外して正確に接着固定されて入る事を確認します 弦を張れるのは数日経過してからです ●12フレットのセンターとナットのセンターを基準に、ポジションマークを埋め込む 位置を決めます。●取付が済みました。 ローズウッドパウダーを混ぜたタイトボンドが硬化してから表面を整えます●ブリッジが正しく接着されている事を確認しました タイトボンドが完全硬化してませんので、弦はユルユルにして有ります●ポジションマークの仕上がりです●ポジションマークの仕上がりです◆リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月17日
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◆DAVID GOMES ウクレレ ウクレレオーナー様は、TAKEOI様です。 貴重なビンテージ・ウクレレを多数所有されておられます。 今回ご依頼頂いたDAVID GOMESは、ハワイの著名なウクレレビルダーの作品です。 弦高が低いので上げる事と、フレットエッジが指腹に引っ掛るのでエッジの面取りの ご依頼を頂きました。◆画像から確認して行きます●ロングネックとカッタウェータイプのボディで実に弾き易いです●ヘッドのインレイから【TAKEOI】モデルの呼称で良いと思います。 シャラー製のウクレレペグを初めて見ました。◆お好みの弦高はお聞きしただけでは完全に伝わりませんので、テストとして1mmの マホガニー材をスペーサーとしてセットして感覚を確認して頂きました●1mmのスペーサーをセットして試奏して頂きましたら、測った様にピッタリで有る事と サイド&バックと同じ材である事も有って、音質への影響も感じられないので、仮置きから これでOKを頂きました。将来的に弦高を調整する時に簡単に出来るメリットも有ります。●フレットエッジは、金属と木材の性質と、ハワイと日本の気候の違いで発生する事も有りますので 大きな問題では有りませんのでご安心ください。●マスキングテープを貼ってエッジのバリを取除きます。 マスキングテープを見て頂ければ判ると思いますが、1弦側のフレットボード自体が 削られて凹んでいる事も関係している様です●1弦側のエッジのバリ取り後です●4弦側のバリ取り後です●フレット&フレットボードのクリーニングも済ませて有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月14日
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◆Epiphone Humming Bard PRO セッティング ギターオーナー様は、M.Saitu 様です。 就職して非常に忙しくギターを弾く時間が無いので、身内の方にプレゼントする事になり その前に気持ち良く弾ける様にセッティングして欲しいとお持ち下さいました。 同時にお持ちくださいましたレスポールは簡単に調整出来たのですが、 Hummingはお預かり しないとならないコンディションでした。◆画像から確認して行きます●弦を緩めて保管されて無かったので弦高が上がっている状態です●ピックアップが搭載されてますのでライブで即戦力です◆リペア前のコンディションを確認します●6E/12Fは3.50mm有ります●1E/12Fは3.25mm有ります●1フレットに余裕が有りますのでロッド調整で可能な限り弦高を下げます●順ゾリの最大値が7フレットで0.38mm有ります◆リペアに入る前にロッド調整してネックの状態を確認します●ネックスケールで確認しながらロッドを締め方向に回します●7フレットで0.38mmも有った順ゾリが解消されました●6E/12Fは2.75mmまで下がりましたが、これでは不十分です●1E/12Fも2.60mmまで下がりましたが、まだ不十分です◆リペア開始して行きます●お預かりの際に張って有った弦は、012~のライトゲージで太過ぎますので、 011~のカスタムライトゲージにダウンして有ります 1フレットに0.5mmのスペーサーをセットします●6E/12Fは2.75mm有ります●1E/12Fも2.25mm有ります●予定の弦高になるようにサドルを削って調整します●ピンが普通に取り出しが出来るようにリーマーで調整します●011~のカスタムライトゲージの弦を張ります●1フレットの高さ調整を済ませて有ります●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●リペアの完了です。 とても弾き易いコンディションになってます🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月14日
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◆Fender JP Telecaster 再生 ギターオーナー様は、INO様です。 リペアするだけのコストに見合うだけの価値が有る?と言う事でお持ち下さいました。 確かに見た印象でそのお気持ちは判りますが、答えは勿論【Yes!】です。 どのくらいコストが掛かるのか確認してから取り掛かります。◆画像から確認して行きます●弦が無い事とクリーンングされていないギターは印象が宜しく無いですが 手を入れますと、ビンテージの印象にガラッと変化します●スパロゴが一番と考えていますが、テレキャスだけは何故か例外と思ってます ストリングガイドは、チューニングの正確性に直結しますので交換する必要が有ります●海外で製作されて国内で組込されたモデルです◆見積りのため細部をチェックします●フロント&リアピックアップは生きてますので、コスト面で第一関門はクリアしましたが、 ボリューム&トーンポットはビクともしません。完全に固着してます●外部にアルミの粉が吹いてますので、内部は更に凄い事になってます●日本製でも全く信頼性の低い、YM-30は交換する必要が有ります。◆フロント&リアのピックアップからジャクまでの配線を全交換と、ストリングガイド等の パーツ交換で復活させる事が可能です●ボディと金属パーツをコンパウンドで軽く磨きますと、ビンテージ感が出て再生する価値が 有るをお判り頂けると思います●ペグもコンパウンドで磨いてみました 通称カモメ型のストリングガイドは再利用不能です◆リペア開始します●サーキットを全交換します●ストリングガイドを交換しました●全てのハードウェアを取付ました●弦を張って音出しすると、強度の順ゾリで1E弦〜3G弦の15フレットに接触するため ネックを外してロッド調整が必要です。 ●ネックスケールで確認しながらロッドを締め方向に回して調整します メイプルネックの場合は、時間に余裕が有る時は一晩放置してロッドの効き具合を確認する ようにします ●この状態で安定すればOKです●ネックを外す際にボディにもネジ山が有るので、この状態ですとプレート~ボディ~ネックが 確実に締まりませんので、ボディのネジ穴を4.5mmのドリルで広げます●4.5mmのネジがスカスカで通るようにしておきました●前日、ロッド調整したネックが安定してましたので、ネックを取付て音詰まりするポジションを マーキングします●音出ししながら擦り合わせて行きます●フレットエッジが指先に引っ掛らない様に処理します●弦を張り戻してポジション&チョーキングテストします。 指が疲れて来て17フレットから上が思う様に上がらないので、休憩を取りながらテストします●1フレットのクリアランスを揃えます●1E/12Fを1.90mmにセットします●1E/12Fは1.75mmにセットしました●擦り合わせ直後で、チョーキングした時の音詰まりの微調整が必要になる可能性が有ります。 数日確認してから完了と成ります リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月14日
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◆Ibanez RG350ZR トーンポット不良 ギターオーナー様は、INO様です。 Fender JP Telecaster と同時にお持ちくださいました。◆画像から確認して行きます●Ibanez RG350シリーズのクオリティーの高さに人気が出る理由が判ります●トーンポットをフル10にすると、全てのピックアップから音が出なくなります この様な仕様で有る事は考えられないので、トーンポットの不良が確定してます◆テレキャスのリペアパーツの絡みも有るので、サーキットを先に確認します●ボリュームポットからのトーンポットのハーネスが怪しいのでクリップを 挟んで確認すると正常作動しますので、パーツ交換は不要です●使い難いタイプの2芯線で接続する必要は無いので外します●ベルデンに交換します●交換パーツの確認で始めましたが、トラブルも解消しました●弦も交換しましたが、チューニングを含むセッティングは時間の関係で 明日以降に持ち越しです◆セッティングして行きます●6E/12Fは1.75mmにセットしました●1E/12Fは1.50mmです ●アンプに繋いで音詰まするポジションが無いか確認しますと、 音出し一発目でフル10で音切れが再発しました。 トーンポットを回すと直ぐに収まて再発しないのですが、 これですと工房のリペアに成りませんので、トーンポットを交換します●トーン側のポットを交換しました●外したポットの抵抗値を測定するとフル10の時の数値が異常な値を示してます●擦り合わせが必要なポジションも無く、フル10のトラブルも解消しましたので リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月14日
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◆Fender US OLD GROWTH REDWOOD Telecaster ギターオーナー様は、O様です サンフランシスコの川に掛かっていた橋の木材をボディに使ったテレキャスで、 木材の乾燥が進んでいるのか、いきなり枯れた音が出ます 今回のご依頼は、51年’カスタムショップ製のピックアップへ交換です◆画像から確認して行きます●前回のリペアでクリアのピックガードに交換しました●特別仕様のボディ材をデザインに取り入れてます●’51年 カスタムショップ製のピクアップに交換します◆リペア開始して行きます●例え新品のピックアップでも、交換する前に抵抗値と位相をチェックする事は基本中の基本です。 リアは正常に反応する事を確認しました。●フロントピックアップが全く反応しません。 アナログ・テスターに変えても結果は同じでしたので、ピックアップの不良が確定しました。 購入先にこの旨を伝えて、交換して頂く様にO様にご連絡しました。 ⇒入荷まで数か月掛かる問う事で、リペアはピックアップの入荷待ちと言う事になりました。◆数か月掛かる見込みのピックアップが入荷しました●リペアを進められますが、梱包する時のピックアップの向きが違ってます 画像上のフロントピックアップをこの向きで納めると、髪の毛よりも細い銅線が、 フロント&リアの結線部分が接触して断線する恐れが有ります。 ◆ピックアップを交換します●テスターで抵抗値が出るか確認します 抵抗値&位相ともに正常で有る事を確認しました ●交換の障害になる弦を切ってブリッジ&ピックアップを外します●ピックアップを取付けます●全てのパーツを付け戻します●ブリッジの固定ネジを外す際に位置を移動させた3G弦のオクターブを合わせます●正常に音が出る事を確認してリペアの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月14日
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◆K.Yairi R1-SB ギターオーナー様はYamakura様です。 Headway HF-045S をお渡しの際に、こっちも見て欲しいとお持ち下さいました。◆画像から確認して行きます●サテンフィニュッシュの良い味が出てます●製作されてから25年ですから、まだ新しいギターの範疇です●Yamakura様が取付けたピックアップです。 Yamakura様の本業の技術力の高さが判ります ●ピエゾとジャックのハーネスはプラグインのため、取り外して再利用可能です●交換するパーツです◆リペア開始して行きます●ストラップピンを正規【?】の位置に移動します●もみ込み式のジャックを外します。 ジャク用の12mmの穴が、面に対して垂直に空けられてました。 簡単に見えて高度な技術と経験が必要です●埋木してマホガニーのステインで着色します◆ピエゾを抜き取ります●サドル溝の両端と底面がお聞きした通りでしたのでリーマーで整えます●治具をセットしますと秒で解決します ●サドル溝を整えますと、画像の通りサドルが埋没しますのでサドルの交換が必要です●4mm厚の牛骨サドルから削り出します 一般的規格の3.0mmまでのサドルで製作して欲しいと思います。 3mmを超えると仕入れ価格が爆上がりします●基準になるサドルが無いため、マホガニー材を捨てサドルとして使用します●フレットボードのRを確認します●切出した捨てサドルで弦高が最も高くなるように350Rに削ります●1フレットが低すぎる可能性が有りますが、サドルの高さが決まってから判断します●6E/12Fは1.75mmですので、1.0mm高くサドルを削ります●1E側は0.3mmのマーキングラインを残せばピッタリになる計算です●予定の弦高になるようにマーキングしました●オリジナルのサドルに3mmのスペーサーをセットして、オクターブが合う位置を確認します 1E弦は12フレットから上が僅かに低いので、弦接点をブリッジ側に寄せます。 6E弦も同じ症状ですが、既にブリッジ側ギリギリに接点が有るため完全に一致させる 事が出来ませんが、6E弦の12フレット以上を弾く事は殆ど無いた問題無いと思います。●オリジナルに修正を加えた位置をマーキングします●仕上がったサドルをセットして、ご用意頂いたエリクサー011~に張り変えした●1フレットのクリアランスは規定よりも低めですが、解放弦を強めに叩いても 音詰まりしませんので、現状ではナット交換は不要です。●6E/12Fは予定通り2.25mmです●1E/12Fは1.65mmで誤差の範囲です●T-902の取付を済ませて有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月13日
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◆Rowden LSE-Ⅱ ギターオーナー様は、T.Sawamura様です。 MARTIN D-28とOvationをお渡しの際にお持ちくださいました。◆画像から確認して行きます◆リペアが必要な箇所を確認します●ポジション移動の際にフレットが指先に引っ掛るのは、フレットエッジに角が出てるからで フレットクラウンを整えれば解消します●9V電池の交換が面倒な事と、電池ホルダーのプラスチック部品が経年劣化で いつ折れるか不安なので、簡単に交換出来る袋ホルダーに交換します。 電池を脱着する時には、画像右側の電池押さえのパーツを右に曲げないと出来ないため プラスチックが弾力を失うと簡単に折れてしまします。◆簡易的なノックテストでブレーシングが剥離している反響音①バック1番の右が剥離してました②バック3番の右が剥離してました③バック4番の右が剥離してました◆リペア開始します●ポジション移動の際に指先に引っ掛るフレットクラウンの面取りします 5フレットから上も面取りが不十分でしたので、1E&2B弦全体の面取りをして有ります●フレットクラウンの面取りが済みましたので、ピカールでフレットを磨いて仕上げます ①バック1番の右のブレーシングを接着固定します②バック3番のブレーシングを接着固定します③バック4番右のブレーシングを接着固定します●9V電池の脱着に難儀する電池ケースを袋型に交換します 電池ケースを外しました●スナップ式に交換しました●容易に脱着が出来る位置に袋型の電池ケースを張付けます●フレットの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月12日
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🎸第19回 エレキギターミーティング開催のお知らせ ◆主催 Kikiさん 協賛 ライブハウス 團乱 K2ギターファクトリー ◆日時 2025年10月4日【土曜日】 17時00分 受付開始 18時00分 スタートです ◆会場 【ライブハウス 團乱】千葉県富里市七栄646−752 ◆参加費 1,000円 ワンソフトドリンク付き 当日は軽食&ソフトドリンク追加は各500円でご用意しております ◆参加申込方法 Kikiさんに直接お申込み 団欒さんに直接お申込み K2ギターファクトリーへ申し込み ここをクリックしますとコメントを書く欄に飛びますので、 参加希望とお知らせください。お名前はハンドルネームでOKです ⇒⇒ コメントを書く🌻参加レギュレーション お手持ちの愛機のプチ自慢、ギターとの馴れ初めなどを語って下さい 制限時間は5分以内を予定してます エレキギターなら全てOKですが、さわっちゃ困るよ! と言う貴重なギターのお持ち込みご遠慮下さい *大切なギターの安全のため【ギタースタンド】は必ず各自ご用意下さい 当日は参加自由のジャムセッションや、ジャンケン大会、人気投票などなど 企画盛り沢山ですから楽しみにして下さい。◆会場 【團乱】千葉県富里市七栄646−752●会場のステージです 参加自由でジャムセッションが出来る予定です●会場の外観です●この看板を目安にお越し下さい●【團乱】の専用駐車場が満車の場合は、斜めお向かいの【クスリのアオキ】様 のご厚意で、アオキ様の店舗駐車場をお借り出来ますので、満車で困る事は 有りませんのでご安心ください。 ●ライブ&飲食が楽しめる團乱さんのPAブースです●客席です●客席です◆今回会場を提供して頂く、ライブハウス團乱マスターの久保團長です。 マスターとかオーナーとかよりも、團長と呼んでくださいとの事です【ライブハウス 團乱】 千葉県富里市七栄646−752 O9O-2542-1127
2025年09月10日
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◆Yasuma W-450 ジャンク再生 ギターオーナー様は、Sisikura様です。 今回のお宝ギターは、某サイトから入手されたそうです。 すっかりアコギの魅力に目覚めてしまったとの事で、 それくらいアコギは魅力的と言う事です。◆画像から確認して行きます●スッテッカー跡が微妙な感じですが、名機ヤスマですから許容範囲としましょう●コーっションラベルでは【450】でWを確認する事は出来ませんが、ヤスマのドレットノートには W-○○○の呼称が付くので、W-450と表記してます●GOTOHのプラスチックボディのペグは、経年劣化で割れてしまう事が多いのですが ボディが真っ二つを初めてました。針金の補強も見事でペグとして立派に機能してます●ネックヒールのクラックは表面近くだけで、深部まで進行して無いようでした◆リペア開始して行きます ●絶版品を入れたパーツケースに同型のペグが有りましたのでペグ交換から始めます●ワッシャーが逆向きにセットして取付られてましたので、全て正しい向きに直します●同型ペグのストックは、1E側2個と4D側1個の有ります●クラックにタイトボンドを流し込んでクランプで固定して接着を待ちます◆内部を目視確認しますとブレーシングが剥離している箇所が有りました。①バック1番の右②バック2番の右③バック3番の右④バック1番の左⑤バック2番の左⑥バック4番の左①バック1番の右を接着固定します②バック2番の右を接着固定します④バック1番の左を接着固定します⑤バック2番の左を接着固定します●外からクランプを掛けて密着性を上げます③バック3番の右を接着固定します⑥バック4番の左を接着固定します これでバック側ブレーシングの接着固定が済みました●接着固定が済んでいるネックヒールのクリアが欠損している部分にパテを塗ります◆セッティングして行きます●1フレットに余裕が有ります●6E/12Fが3.25mm有ります●1E/12Fは2.50mm有ります●ロッドを締め方向に回して弦高を下げます●ロッドを締め方向に回しても7フレットを頂点に0.45mmの順ゾリが残ります●サドルの出も足りません●ロッドフリーにしてネックアイロンで矯正します●アイロンから固定治具に交換して、1週間空けてロッド調整しますと、弦のテンションが掛かって 無い状態で、1フレットに0.5mm逆ゾリに調整出来ましたのでアイロンの効果が出てます●弦を張り戻してセッティングを詰めて行きます●7フレットで0.45mm有った順ゾリもシクネスゲージが入らないレベルまで矯正されてます●オイル漬けのサドルに交換する前にフレットボードを確認します●予定の弦高になるように400Rでサドルを削り出します●1フレットのクリアランスもOKです●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fは1.80mmです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月08日
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◆Headway HF-045S フレット擦り合わせ ギターオーナー様はYamakura様です。 強めにピックングすると3G&4D弦がバズリると言う事でお持ち頂きました。◆画像から確認して行きます●飴色のトップと鳴りは流石にHeadwayと言う感じです●型番にCが入ってませんので日本製で間違い無いと思われます◆擦り合わせが必要なポジションを確認します●最初のご相談ポイントは余りにもピッキングが強すぎて、大抵のギターでバズるレベルでした。 3G&4Dで擦り合わせが必要なポンとは僅かでしたが、1E&2B弦の方が重症でした。◆リペア開始して行きます●擦り合わせが必要なポジションをマーキングします●擦り合わせが必要なポジションをマーキングします●チューニングした状態でピンポイントで擦り合わせが出来る治具を使って擦り合わせます●擦り合わせが済みましたので弦を外してフレットクラウンの修復をします●面取専用のダイアモンドヤスリを使います●フレットクラウンの修復が済みましたので、弦を張り戻して音出しテストします●フレットクラウンの修復が済みましたので、弦を張り戻して音出しテストします●マスキングテープを剥がしてフレットボードとフレットを仕上げます●サドルに付いた弦のキズに違和感が有ったので確認しますと、プラスチック製でした 音質の良し悪しを決める重要なパーツに、プラスチックNGなのでオイル漬けに交換します●同じサイズに牛骨オイル漬けのサドルを削り出しました●オイル漬けサドルをセットします●音質も良くなりました◆セッティングを確認します●1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fは2.25mmでOKです●1E/12Fも1.75mmでOKです●リペアの完了です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月08日
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◆Yasuma W-260 ギターオーナー様は、Sisikura様です。 今回のお宝ギターは、ヤフオクから入手されたそうです。◆画像から確認して行きます●飴色に変化して風格が出てます●Yasuma W-260以上のグレードがお勧めです●マーチン社がOEMを依頼しただけの事は有ります●バックは3Pタイプです◆リペア前のコンディションを確認します●ジャンク【お宝】の原因を確認します 順反りはそれほどでは無いです●6E/12Fで4.0mmを僅かに超えてます●1E/12Fは3.50mm有ります●ロッドを確認すると締め方向に余裕が有りました●ブリッジが剥離してますが、ピンホールまで進んでいないので、ブリッジを剥がさないで 接着固定が可能です。◆この程度でしたらジャンクの範疇に入って無いと思います◆リペア開始して行きます●接着後、固定までの待ち時間【ロスタイム】が有りますので、先にブリッジを接着固定します。 ここを先にしませんと、セッティングが出来ません。◆セッティングして行きます●1フレットに0.5mmのスペーサーをセットします●6E/12Fで3.5mm有ります●1E/12Fも2.75mm有ります●サドルを削る前にフレットボードのRを確認しておきます●予定の弦高になるようにサドルにマーキングすると、サドルの出の高さが足りませんので ブリッジのトップを2.0mm削って下げる必要が有ります●ブリッジのトップを下げて予定の弦高になるように調整したサドルをセットします◆牛骨製のサドルに見えていたのですが、削粉からプラスチック製と判明しましたので ヤスマと相性の良いエボニーのサドルに交換します●6E/12Fは予定通り2.25mmに下がりました●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●1フレットのクリアランスを0.5mmにセットしました●エボニーのサドルを削り出してセットします●弦を張り戻します●1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fは2.35mmが限界でした●1E/12Fは2.0mmです ●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月05日
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◆Morris F-15 セッティング ギターオーナー様は、Untitled-182様です 輸送中のトラブルも無く、無事到着してますのでご安心ください。 サイド&バック材はローズウッドの合板でした。◆画像から確認して行きます●殆ど弾かれて無かったようです●72年製ですから今年で満53歳です◆コンディションを確認して行きます●ネックヒールが経年劣化で砕けてますので、コーラルローズウッドで作り直す必要が有ります●6E/12Fで4.5mm有ります●1E/12Fは4.0mm有ります●1フレットを基準にロッド調整して見ます●ロッドの締め方向に余裕が有ったのですが、6E/12Fは4.0mmまでしか下がりませんでした ロッドの効きが宜しく無いようです●1E/12Fも3.5mmまでしか下がりませんでした●ノックテストをしますと、サウンドホールの上でブレーシングが剥離してる反響音が返って 来ますので確認すると、ブレーシングでは無くネックの付根が剥離してました。 ●ネックの付根を先に接着固定した方が良いと判断しましたので、弦を外そうとしますと ボールエンドがブリッジ穴からどうやっても出て来ません・・・前オーナー様は どうやって弦交換したのか?ボディ内に手を入れて、裏から交換していたのだと思います●劣化が酷い弦でしたのですぐ切れてしまうと判断して、30㎝程の長さで切って外してから 5mm径のテーパードリルで広げて、表からボールエンドが取り出せるようにして有ります●根来の付根にタイトボンドを流し込みます●ネックポケットが特殊な形状でしたので、サウンドホールからクランプが掛けられ無いので ボディクランプを併用して固定を待ちます。 ●現状ですと弦高が高すぎて弾く事が困難である事が確定してますので、ブリッジを削って 弦高を下げられる余裕を持たせておきます ブリッジの厚みが10mm有りますので2mm下げます●ブリッジ全体を削って塗装も落としておきます●ピンホールの周囲を仕上げておきます●コーラルローズウッドで切出したネックヒールカバーです●ラチェット式のクランプで固定し接着を待ちます●プラスチック製のサドルをオイル漬けに交換します●オリジナル?のサドルを基準にオイル漬けのサドル高さを割り出します●6E/12Fで3.25mm有りました●1E/12Fも2.50mm有ります●予定の弦高になるように仕上げたサドルをセットします●1フレットのクリアランスOKです●6E/12Fを2.25mmに設定して有ります●1E/12Fも1.75mmでOKです●浮いていたネックバインディングを接着しておきます●確実に接着されている事を確認しました●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月04日
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◆Blue Bell バンジョー セッテング ギターオーナー様は、T.Sawamura様です。 Blue Bellを含めて4台の愛機をお預かりしました◆画像から確認します●バンジョーの凝ったインレイにはアメリカの歴史を感じます●ヘッドのインレイも同様です●モデル名のFLYING EAGLEのインレイも入ってます●スライドかポ取付用のビス穴はそのままにして有ります◆リペア前のコンディションを確認します●8フレットで0.50mmの順ゾリが有ります●ネックスケールで確認しながらロッド調整します●バンジョーの標準的な弦高の2.80mmよりも下げてセッティングします●1弦側の方が高くなってます◆リペア開始します●リゾネーターを外してベストなセッティングを探って行きます●ネックジョイントの所に隙間が空いてます●ネックのセット角度もズレが有ります●ネック調整用のロッドでネックジョイントの隙間とネックセット角度をベストな位置に 調整します。 調整中の画像は非公開とさせて頂いてます●正しい角度に修正して有ります●ネックジョイントも隙間無くセットして有ります 調整ロッドを微調整してベストと思われる音質にセットして有ります●ブリッジの位置は治具を使って位置決めします●5弦は1.50mmにセットしました●1弦は1.75mmにセットしました●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です バンジョーはボディが非常に重いので、ギターを持つようにネックを掴んで持ち上げますと ネックのセット角度がズレたりしますので、ボディを持って持ち上げて頂きたいと思います◆念のためドラムダイアルでヘッドの張力を確認します●測定する前にゼロ位置を合わせます 工房の工具の中では出番が2番目に少ないです●取りあえず四隅を測定して見ましたが、79ポンド程度の張力で張られてました。 ブルーグラスを演奏する場合は、88ポンド~90ポンドで張るのですが 10ポンド程度低くして有るのは目的が有るのでしょうか?◆私の師匠様から連絡が入りまして、10ポンド低く張る理由は見当たらないと言う事でした●88ポンドに修正し手有ります 画像はネックの左右とテールピースの計4カ所をアップしました。 24か所で24枚の画像をアップすると、かえって判り難いと判断しましたが 24か所全てを88ポンドにして有ります。●六角の締め込みには1Nm~15Nmのトルクレンチを使いますが、最後の微調整は やはり手締めです◆ドラムダイアルを知った時の感想は、ドラムを叩いていた若い頃に出会っていたら ドラムのチューニングで発狂寸前と言うか、最後はこんなもんだろう!と妥協しなくて 良かったのにでした。🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月03日
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◆Cat's Eyes CE-2000S ギターオーナー様は、T.Sawamura様です。 CE-2000Sを含めて4台の愛機をお預かりしました◆画像から確認して行きます●トップクラックの補強とセッティングのご依頼を頂きました●Cat's Eyes にCF Martin の刻印が入っているギターを初めて見ました。◆リペア前のコンディションを確認します●1フレット〜7フレットのエクボが深く入っているので、減っているフレットだけ打替えをします●ブックマッチ横のクラックには接着剤を入れて補強されてましたがパッチを貼って補強します◆リペア開始して行きます●トップ側から貫通している接着剤をサンディングして取除いてからパッチを貼ります●画像の様に順番にパッチを貼って行きます◆フレットを打ち換えます●盆栽用のニッパーを使ってフレットを抜いて行きます フレット抜きの専用工具よりも、格段に抜き易い工具です●フレットボード軽くサンディングして表面を均しフレットを打込む準備をします●打込んだフレットのエッジ角度をベベリングファイル揃えます●ベベリングファイルで角度を揃えたエッジです●専用のフレットファイルでエッジを整えて指腹に引っ掛らないように処理しました●トップクラックにクリアを塗り重ねて行きます●クリアラッカーが硬化しましたので、バフを掛けて仕上げます◆セッティングして行きます●フレットを打ち換えて1フレットが高くなったので、1フレットに弦が ベタ付きになりますので、ナットを交換する必要になりました●底面75度のナットを削り出します●粗削りのオイルに弦溝の切込みを付けます●予定の弦高になるようにサドルを削って弦を張り戻します●弦を交換するタイミングで、グリース切している感覚のペグをバラシてグリースアップします。 グロバーはノブを外すと画像のようにカムが出て来ますので、グリースアップが簡単に出来ます◆ダダリオ EJ-26に交換してセッティングを確認します●交換したナットの仕上がりです●1フレットのクリアランスはOKです●6E/12Fは2.25mmで予定通りです●1E/12Fも1.75mmで予定通りです●トップのクラックの仕上がりです●打ち換えフレットの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月03日
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◆MARTIN D-28 セッティング ギターオーナー様は、T.Sawamura様です。 D-28を含めて4台の愛機をお預かりしました◆画像から確認して行きます●飴色に変化して風格を感じさせる佇まいです◆リペア前のコンディションを確認します●6E/12Fで2.75mmなので、弦高は極端に高い訳では無いのですが弾き難い印象です●1E/12Fで2.25mmです 工房の標準的設定より0.5mm高いのですが、測定値よりも弾き難く感じます●原因は6フレットを頂点に0.3mmの順ゾリです●ネック内にロッドは仕込まれてますが、ロッドの調整ナットが有りません。 この程度の順ゾリで有れば、ロッド調整出来れば簡単に解決する問題です◆リペア開始して行きます●ロッド調整が出来ませんので、弦を完全に緩めてネックの自然治癒力に期待して見ます。 要するに弦を緩めて数日様子を見ると言う事です●この順ゾリに対応出来るほどサドルの出に余裕が有りません●3日間様子を見て来ましたが、自然治癒力がこれ以上期待出来ないのでネックアイロンで矯正する 選択をしました。 ●アイロンを外して固定治具に交換する際に、ネックの状態を確認すると順ゾリが修正出来て 1フレットが0.5mmの逆ゾリになりましたので、アイロンが想定通りの効果が出ました●固定治具に交換して数日様子を見ます⇩●ネックアイロンを掛けた直後とネックの状態に変化が有りませんので、弦を張り戻して セッティングします。 アイロンを掛ける前には0.30mm有った順ゾリが0.15mmまで減りました。 この順ゾリですと弦高が高いと感じません。●1フレットに0.5mmのスペーサーをセットして弦高を確認します●6E/12Fは2.50mmまで下がりました●1E/12Fも2.00mmまで下がりました●サドルを0.5mm削って予定の弦高になるようにします●調整が済んだサドルをセットします●1フレットにスペーサーをセットします●6E/12Fを2.25mmにセットしました●1E/12Fは1.75mmにセットしました●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月03日
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◆Ovation No.1117-4 USA 再生セッティング ギターオーナー様は、T.Sawamura様です。 Ovationを含めて4台の愛機をお預かりしました◆画像から確認して行きます●パッシブタイプ?のUSA/Ovationです●このエンブレムを久しぶりに見ました●弦高が非常に高く弾く事が困難な原因が、6フレットで最大値0.55mmの順ゾリです●ロッドで調整して効果が有りませんので、ネックアイロンを掛けて矯正して行きます◆リペア開始して行きます●ロッドフリーにしてネックの状態を確認します●6フレットが頂点の順ゾリです●1ピースのネックと違って、センターにハードメイプルが挟んで有るネックは剛性が高いので アイロンの効果が限定的になる可能性が有りますが、アイロンの効果をメインにセッティングします●最初はスペーサーを挟まずにネックを加熱してから、スペーサーをセットして 適正な位置にクランプを掛けます●固定用の治具を外してネックの矯正具合を確認します 0.55mm有った強度の順ゾリが0.15mmまで修正出来ました。 ロッド調整は0.15mmの順ゾリから始まりますので、思った通りのセッティングに出来そうです●ネックアイロンを掛ける前との差は歴然です◆仮のセッティングを確認します●1フレットの調整はラストの工程になります●6E/12Fは2.50mm有ります●1E/12Fは1.75mmですから調整の必要は有りません●サドルを調整する前にフレットボードのRを確認します●予定の弦高になるように250Rでサドルを調整します●調整が済んだサドルをセットします●6E/12Fは2.25mmにセットしました●1E/12Fは1.75mmです●12フレットのセッティングが済みましたので、1フレットのクリアランスを揃えます●フレットボードの仕上がりです●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月03日
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◆Fender.US StratoCaster ギターオーナー様は、O様です ウィスコンシン州で1887年に建設された、家具製造工場の材を使ったボディです。 25年3月に透明のピックガードに交換しましたが、更に完成度を上げるため カスタムショップ製のピックアップに交換したいとお持ち下さいました。●54年製タイプのピックアップです◆リペア開始して行きます●ピックアップを交換しました。 フェンダーのピックアップセットは、ネック/センターにはピックアップに表示が無く、 ブリッジにだけ赤丸の印が有るので、ケースから出す時に順番に並べておく必要が有ります。 ●セッティングの微調整をしてリペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月03日
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◆FERNANDES 5弦ベース セッテング ベースオーナー様は、Kubota様です 工房のお近くにお勤めで、通常はセルフリペアされているのですが 今回はリペア工房にお願いいた方が良いと判断されてお越しくださいました。◆画像から確認して行きます●輸出用のモデルの可能性が高くネットで調べても詳細が判りませんでした●ヘッド落ちを緩和するためヒップホップの軽量ペグに交換されてます●ネックの調整がシックリ来てませんでした●1弦の13フレットが飛び出していて音詰まりを起こしてます◆リペア開始して行きます●ネックスケールで確認しながらロッドを調整して行きます●ブリッジ駒の調整はこれからですが、5B/12Fを2.0にセットして基準とします●1G/12Fは2.50mmを基準とします●駒を調整してフレットボードのRに合わせて弦高を揃えます◆オクターブチューニングを合わせます●全ての弦で12フレットが低かったので、ブリッジを前に移動させて合わせて行きます●考えなくて済む様にメモしてオクターブを合わせます●弦高とオクターブの調整が済みましたので、フレットロッカーで飛び出しているフレットが 他に無いか確認します●飛び出していたフレットを擦り合わせます●フレットクラウンを修復します●1フレットのクリアランスの調整は不要でした●オクターブ調整後の駒の位置です●5B/12Fは2.25mmにセットしました●1G/12Fは駒のイモネジが完全に緩めた位置でピッタリです。 イモネジは軽くボディに当たるようにして有ります●リペアの完了です🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に 67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております
2025年09月01日
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