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今年のツール・ド・フランスが終わりました。ウチではBSの「まいにちツール・ド・フランス」という番組で見ていました。毎日30分の放映で、1日ずつのダイジェストをやってくれるので見るのが楽。ツールって毎年ドラマがあるけど、今年は第3ステージでものすごい大規模な落車があってビックリしました。あまりに大勢巻き込まれたから、大会側がいったんレース止めたんですよ。こんなの初めて見ました。今年の個人総合優勝はチーム・スカイのクリストファー・フルーム。応援していたので嬉しかったです♪フルームも間違いなく強かったと思うけど、スカイはチームとして強くて盤石な印象でした。ずっとチームでトレイン組んで走っていたし、リッチー・ポートとゲラント・トーマスの2人のアシストが心強かった。でもポートさん、来年は移籍なんですよね。がっかり。そんな強いスカイだったけど、ナイロ・キンタナが最後まで追い上げていてアルプス最終日ではアタックにつぐアタックでドキドキしました。山岳賞もフルーム。本当はチームカチューシヤのホアキン・ロドリゲスに取って欲しかったなあ。山を登る人達は手足が細長くて肩幅狭い感じで、好きな体型です。登っている時に笑っているように見えるけど、本当は苦しい顔。暑さであえぐ白フクロウと一緒です。マイヨ・ヴェール(緑)はペーター・サガン。この人は結局、今年はステージ優勝なし。気の毒に。マイヨ・ヴェールはロット・ソウダルのアンドレ・グライペルを応援していました。ロードレースって皆ヘルメットかぶって眼鏡してるから顔がわからないんですが、グライペルだけはスプリント勝負していると、すぐわかる。だって他の人より大きいんだもん。マイヨ・ヴェールは取れませんでしたが、途中のステージでも2~3回、最終ステージでもステージ優勝を飾りました。昨年みたいに中盤で結果が決まってしまったレースと違って、最後までいろいろ競っていて楽しいツールでした。ツール・ド・フランスを始めて見たのは、2011年だったかな。会社の人に楽しいよと教えてもらって、21日間を2時間×2回のダイジェストにした放映を見たのです。その時に、トレックファクトリーレーシングというチームにいたアンディ・シュレク(弟)とフランク・シュレク(兄)が力を合わせて山を登っているのを見てファンになりました。でも昨年、山岳ステージに入る前の第3ステージで、アンディが落車でリタイア。しかも、そのまま引退してしまったのです。(T_T)引退は膝の怪我が理由らしいけど、他にもいろいろあったみたい。2011年に「まいにちツール・ド・フランス」が放映されてたらよかったなあ。そうしたら一番いいときのシュレク兄弟がたくさん見られたのに。ツールってなんかいろいろあって複雑。走りながら選手が談合してたり、駆け引きとかものすごいし、そうかと思うと強い選手に自転車のトラブルがあったりすると皆で待ってたりもする。ある選手がエネルギー不足で具合が悪くなった時に、他のチームの選手が食べ物くれたのも見たことあるし。こんなスポーツ(純粋にスポーツとも言えない)他にないなあと思う。そこが面白かったりするんだけど。おまけですけど、AG2R LA MONDIALE(アージェードゥゼール・ラ・モンディアル)というチームのジャージが好き。チョコミントみたいで。ここのチームカーもチョコミントカラーですごく可愛いです。
2015.07.28
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訳:井辻朱美1997年01月 講談社よりここは別の世界なんだ。そうさ。ピーターがぼくらを連れ込んだんだ。姉さんの言ったように魔法か何かでかもしれない。そしてそこの世界に、なぜかぼくらはしっくりなじんじゃったんだ。ローズマリーとジミーは、謎の男ピーターの歌声にさそわれて古代のアイルランドへ迷い込み、コノハトとアルスターの二つの王国による「クーリーの牛捕り」戦にまきこまれる。アルスター最強の戦士クーフーリンとジミーの友情、コノハトの王子メインとローズマリーの恋・・・。ドルイドのピーターに魔法で助けられながら、ふたりはロマンと冒険の世界にとびこんでいく。(表紙裏 紹介文より)カナダ人の姉弟ローズマリーとジミーは夏休みをアイルランドの叔父夫婦の家で過ごすことになる。そこには、人付き合いの悪いピーターという男が働いている。2人は夜中に抜け出したピーターを追って湖へと行くが、目覚めると古代のアイルランドにいた・・・というスタート。時期としては、コナハトの女王メーブがアルスターへ侵略するのを、クーフーリンが1人で防衛する時の話となります。サトクリフがいかにも英雄伝説をまとめたという印象だったのに対し、こちらは恋あり友情ありの冒険ファンタジーといったところ。クーフーリンが子供っぽさが残る好青年で、戦の激情で我を忘れるところはあるにしてもだいぶ人間らしい感じでした。以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。2人はコノハト軍に捕まって、メーブ女王のところへ連れて行かれます。そこで、ドルイドとしてのピーターに出会う。メーブは2人をアルスターの間者ではないかと疑い、殺してしまおうと考えるのですが、ピーターが「この2人は開戦のしるしである」と言ったため、喜んで開戦準備をしつつ2人を自軍に迎えることにします。ジミーは元アルスターの戦士であるファーガス・マク・ロイの御者をすることになり、ローズマリーはメーブ女王の娘・フィンバールと行動を共にすることに。元の世界に帰るために、2人はドルイドであるピーターを探さなければならない。しかし、ジミーは勇ましい軍馬や剣の訓練などに男の子らしい好奇心で夢中になり、ローズマリーはメーブの息子であるメインに恋をしたため、すぐに帰りたくない。しばらく様子を見よう、ということになります。すごいなー、この2人。だって戦しているんだよ?いつ命の危機があるかわからないんだよ?今すぐ元の世界に帰りたい、と思わないんだろうか?数日後、ジミーは偶然クーフーリンに出会い、2人は親友になります。ジミーがファーガス・マク・ロイの御者をしていると知ったクーフーリンは、自分の御者をして欲しいと頼む。ジミーはファーガスに事情を話し、許しを得てクーフーリンの下へと出奔する。親友の役に立てるとジミーは大喜び。クーフーリンは1人で戦っているのに、危険が増えたのに、そういうことは一切考えない。のんきです。しかし、ジミーはローズマリーに話さずに行ってしまったので、戦場でジミーが行方不明になったと思ったローズマリーは心配して、真剣にピーターを探し始めます。そして、エル・スイの森で『キャン・ビラの竪琴弾き』と呼ばれるピーターの一部であるという男に出会い、「困難はあるが、立ち向かう力がある」と予言を受ける。コノハト軍に戻ったローズマリーは、メーブに捕らえられます。ジミーがクーフーリンと一緒にいることがメーブ女王に知られたからです。一方、ジミーとクーフリンはローズマリーを助けようと考えているのですが、顔を知らないクーフーリンはローズマリーをフィンバールと勘違い。一騎打ちの約束を破られたことで逆上したクーフーリンは、フィンバール(本当はローズマリー)を殺そうとします。その様子を見ていたピーターは、ジミーが来るのを待っています。3人でこの世界に来たから、ローズマリーが死んでしまったら元の世界に帰れない。でも、3人そろわなければ動けないらしい。そこへ、姉を救おうとジミーがクーフーリンの剣に殺されることを覚悟で飛び込んでくる。そのおかげで、ピーターの魔法が発動し、3人は元の世界に戻ることができるのです。これがきっかけで、ローズマリーとピーターを心を通わせるようになります。ピーターはドルイドであり、ドルイドは肉体は死んでも、魂は体を移り住んでいくもの。そうして長い年月を生きてきたピーターは、かつては世の全てを知っていたのに移り住む途中で、その知識が失われてしまったため、再び知識を得るために探し求める旅をしているのだ、と明かします。他の者の導きがなくては、一人で心を閉ざしているのでは探している物は見つからない、と悟ったピーターのために、ローズマリーは再び過去のアイルランドへ行くことを決意するのでした。このへん、ローズマリーの勇気や、ピーターへの友情は大したものだと思います。ピーターのことを、アイルランド語ふうに『パーダル』と呼ぶのがいい感じ。3人は再び古代アイルランドへ行き、弱っていたクーフーリンに力を貸すことになります。ここで2人は様々な経験をします。ローズマリーはアルスターの少年軍が全滅するのを見て戦いの無情さを知ったり、クーフーリンの妻・イマールに出会って友情を芽生えさせたり、戦場でメインが命の危機にあるのを我が身を省みずに助けたり。ジミーは親友・クーフーリンとの別れを経験したり。現代に戻って、姉弟はピーターの歌を聞き、友情も愛も永遠だと知る。そして、ピーターは「ひとりきりで求める者は、自我のの闇の中に道を失う。わたしは仲間のために 知識を呼び出し、仲間を通じて心理を見いだした」と残して去っていきます。彼らは3人とも、自分のためでなく互いのため、誰かのために何かをしたことで豊かな冒険をなしとげた、と満たされた気持ちで終わります。児童書なので簡単なストーリーだし、ハッピーエンドで気持ちよく終われます。ローズマリーとフィンバール、イマールとの女の子同士の友情が可愛い。
2015.07.21
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訳:灰島かり2003年03月 ほるぷ出版より太古のむかし、太陽神ルグとアルスター王の一族の姫デヒテラとのあいだに生まれたクーフリンは、勇者ぞろいの赤枝戦士団のなかでも並ぶもののない勇者に成長した。『アルスターの猛犬』と呼ばれ、そして『アイルランド一の戦士』とうたわれた・・・。カーネギー賞作家サトクリフの手によって、力強く、迫力いっぱいに語りなおされた、ケルト神話英雄譚。『ケルト神話 黄金の騎士フィン・マックール』と対になっていっそう魅力的なケルト世界をかたちづくる。(裏表紙 紹介文より)アニメのFate/stay night [Unlimited Blade Works]を見まして、今回のランサーは誰だ?ということで、調べてみたらケルト神話の英雄だそうで。ケルトと言えばサトクリフ。というわけで。以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。まずは出自です。赤王ロスと神族の女性マガが結婚、その子がファクトナ、ファクトナの子がコノール王。しかし、しばらくするとマガは赤王ロスのもとを去ります。飽きたんだそうです。『マガが赤王ロスに飽きる日が来た。神族だから仕方がない』と記述があってうわー、神様ってフリーダム。そして、マガはドルイド神官カトバドと結婚。3人の娘、デヒテラ、エルマ、フィンコムをもうけます。コノール王の時代、デヒテラ姫が行方不明になります。捜索しますが、見つからない。諦めた頃に、今度は多くの小鳥が現れて作物を荒らし始めたので、コノール王は戦士達と鳥追いを行うことにします。鳥を追っているうちに遠出してしまい、その日は野宿することに。眠れずにいた戦士の一人が散歩していると、デヒテラと太陽神ルグに出会います。デヒテラはコノール王に贈り物をすると言い、翌朝目覚めると赤ん坊が残されていました。デヒテラと太陽神ルグとの間に生まれた子を、コノール王に贈ったのです。その子はセタンタと名付けられ、フィンコムに預けられて育てられます。セタンタはほっそりした黒髪の美しい少年に育ちます。ある日、コノール王と共に、刀鍛冶クランの宴に招かれます。しかしセタンタはハーリング(ホッケーみたいな競技)に参加していたため、コノール王に遅れて行くと答えます。クランの館には大きく獰猛な番犬がいて、侵入者から館を守っています。コノール王が伝え忘れたのか、クランが忘れたのか、セタンタがまだ来ていないのに番犬が放たれてしまう。しばらく後に外から騒ぎが聞こえてきたので、皆が庭に出るとセタンタの足下で猛犬が死んでいる。セタンタが倒してしまったんですね。ショックを受けるクランに、セタンタが申し出る。自分が子犬を育てて番犬に躾けます、子犬が育つ間は自分が盾と槍をもってこの館を守りましょう。クランは申し出を断り、人々は猛犬を殺すほどの強さを示したことと、そういう申し出をしたことの記念に、セタンタをクーフリン(クランの猛犬)と呼ぶことにしました。少年組で他の子達と戦士としての訓練に励んでいたクーフリン。ある日、指導役のカドバドが占いをしたら「今日、剣と盾とを授かったものは比類ない英雄となるが早死にする」と出ました。クーフリンはコナール王に頼み、武者立ちの儀(成人の儀式。これにより剣と盾を授かる)を行ってもらいます。このあたりで、将来の英雄の姿が見えますね。 ある時クーフリンは、何かの祭典で、ルスカの領主フォルガルの娘・エゥエル姫を見かけ、美しさに一目惚れ、求婚します。エゥエル姫もクーフリンに心惹かれた様子でしたが、「無名の戦士ではだめ、王の大広間であなたの名を竪琴師が歌うようになったら」と断られてしまいます。クーフリンは強くならねばと考え、影の国の女戦士スカサハに弟子入りして武術を学ぶことにします。影の国では、同じように弟子入りした若者達がおり、その中で、コナハト出身のフェルディアと親友になりました。ある時、隣国の女領主アイフェが攻め込んできて、スカサハと戦になります。双方ともにダメージが大きかったため、消耗戦になるのを嫌ったアイフェがスカサハとの一騎打ちで決めようと申し入れる。しかし、スカサハは重傷を負っていたので、代わりにクーフリンが戦うことにします。クーフリンは勝つんだけど、その勝ち方が、追い詰められてピンチになった時に「アイフェの戦車が崖下に落ちていくぞ!」と叫んで、思わずアイフェが振り向いた隙に攻撃して勝ったという(アイフェが一番大事にしているのは馬と戦車)。・・・卑怯な気がするのは私が日本人だから?この時代の戦士達、命より名誉を重んじるんだけど、こういうのは名誉を損ねないらしい。それはさておき。戦に勝ったスカサハは、動けない重傷者が治癒するまでそこに止まることにします。その間アイフェ軍に襲われないよう、アイフェに人質として残るよう要求します。そして、クーフリンとアイフェは愛し合うように。 しかし、別れの時がやってきます。クーフリンはアイフェに、もし息子を産んだらコンラと名付け、大きくなってこの指輪がはめられるようになったらアルスターにいる自分のところへ寄越してくれと、自分の指輪を外して渡します。また、3つの禁戒(ゲシュ)を課すようにも言います。それは、途中で名を聞かれても答えてはならない、進む方向を変えてはならない、戦いを挑まれたら断ってはならない、というもの。・・・・なんでそんな禁戒を課すかね?コンラは後に強い戦士に成長してクーフリンを訪ねて旅してきますが、その強さを恐れたコノール王から引き返せと言われて断り、コノール王の戦士達に戦いを挑まれて全部返り討ちにし、最後にはコノール王に命じられたクーフリンと戦うことになり、名前を聞かれたけど答えなかったために、クーフリンに倒されてしまうのです。クーフリンがワケわかんない禁戒を課していなければ、そんなことにもならなかったのに。可哀想なコンラ。さて、話は戻ってクーフリン。修行が終わったクーフリンは、スカサハから魔法の槍「ゲイ・ボルグ」をもらって帰国。ゲイ・ボルグは敵の腹に刺さると死の棘が飛び出て敵の体中を刺すというすごい槍です。そして、ここからクーフリンの強烈な英雄伝説がいくつも生まれます。戦いの中で興奮しすぎて『貪婪に闘いを貪ったあまりの高揚』状態になった時のクーフリンが強烈です。 頭の先からつま先までが震え、首の筋肉が蛇がとぐろをまくように盛り上がる。 心臓の音がライオンの吠え声のようにとどろき、ひたいからは閃光を発し、 毛髪はサンザシの茂みのよう。 頭のてっぺんから黒い血が噴き出し、木の高さほどのうずまく霧となり、姿を覆う。・・・既に人間じゃない。英雄伝の中に、エゥエル姫への求婚もあります。エゥエル姫がマンスターの王に求婚されて泣いていると聞いて、奪いにいくクーフリン。父親も屋敷の戦士達も多く殺して、エゥエル姫を連れてくるんですが、その状況で喜んで妻になるエゥエル姫も、現代の感性では理解しがたい。お父さん死んでますけど、いいんですか。栄光のライリーと勝利のコナルと、誰が一番英雄に相応しいかで諍いが起きた時もちょっと不思議でした。二枚舌のブリクリウが3人が仲違いするように、「○○がこう言ってたよ」とそれぞれに悪口を吹き込むんですが、あっさり信じちゃう。コナルとクーフリンは乳兄弟で親友なのに、それよりもブリクリウの言葉をなぜ信じる?最後はクーフリンが一番の勇者であると証明して仲直りするんだけど、「やっぱりブリクリウかあ、あっはっは」と笑い合っていて、いや、今理解できるんなら最初から疑おうよとすごく思いました。英雄っていろいろスゴい。やがて、クーフリンの受難の時がやってきます。隣国コナハトの女王メーブが、アルスター(コノート王の領土)に侵略してくるのです。この時、アルスターに戦士達は大衰弱の呪いにかかっていて、起き上がることもできない。大衰弱とは神族の娘がかけた呪い。娘はアルスターの貴族に強要され、王の戦車を引く馬と走り比べをさせられる。娘は競争に勝ちますが、「アルスターの戦士達は、敵に襲われもっとも力を必要とする時死にかかった女のように無力となる」という呪いをかけて死んでしまうのです。このため、クーフリンは一人で戦うことに。浅瀬で選ばれた敵の戦士1人と一騎打ちをし、クーフリンが勝ったらメーブ軍は進軍しないという約束です。クーフリンはずっと勝ち続けるんだけど、だんだん弱っていく。しかもメーブは約束を守らず、一部の精鋭部隊を差し向けてアルスター各地を略奪したり、一騎打ちの場所に複数人を送り込んできたりする。最後に、親友フェルディアがやってきます。フェルディアはスカサハの下で一緒に修行をした親友で、兄弟の誓いを交わしたコナハトの戦士。互いを大事に想いながらも2人は戦い、遂にはクーフリンがゲイボルグでフェルデイアを殺してしまう。しかし大切な兄を殺して打ちひしがれたクーフリンは、そのまま倒れてしまいます。その頃になってようやく、アルスターの戦士達が大衰弱から回復。メーブ軍を撃退するのです。束の間の平和の時に、前述の通り、やってきた息子をゲイ・ボルグで殺してしまう。クーフリンがゲイ・ボルグを使ったのは生涯に2回だけ。親友フェルデイアを殺した時と、息子を殺した時だけ。正に魔の槍だったなあと思います。そして、クーフリンへの恨みに燃えて再度襲ってきたメーブ軍の侵略により、クーフリンは命を落としてしまいます。この時も、アルスターの戦士達は大衰弱。忠実な馬や御者を務めてくれていたロイドも死んでしまい、悲しい最後でした。最後は他国へ行っていて大衰弱から免れたコナルを始め、立ち直った戦士達がメーブ軍を倒し仇討ちをしてくれますが、もう手遅れ。エゥエル姫と共に葬られたのでした。英雄伝って最後には必ず死んでしまう(伝説なんだから当然)のでちょっと悲しい終わり方になりますね。クーフリン、こんな人(神?)だったのね。
2015.07.19
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銀座にあるアルマーニ銀座タワーの10階にあるリストランテでアフタヌーンティーを食べてきました。地下鉄直通の入口から入って、エレベーターでレストラン受付のある10階へ。そこから女性の案内で階段で11階に上がりました。席はこんな感じ。席ごとに仕切りがあって半個室のような状態で、他人の目が気になりません。窓を向いて並んで座るスタイルで、私達の席からは和光と三越が見えました。テーブルの様子最初に飲み物を選びます。お茶は10種類(シトラスミックス、ローズ&ロータスフラワー、イランイラン&オレンジフラワー、チョコレートティー、緑茶、イングリッシュブレックファスト、ミント、ライムブロッサム、カモミール、バーベナ)で、コーヒーが複数種類。アイスでもホットでもOK。アイスの場合はこんな感じ。ホットの場合はシンプルな白いカップで。ホットの場合はポットでサーブされ、2~3杯分くらい?カップが少なくなると、お店の人がすぐに気付いてサーブしてくれます。種類を変えてお替わりできます。お茶はフレーバーティーとハーブティーが中心。フレーバー控えめな印象です。飲んでないからわからないんですが、イタリア料理だからコーヒーの方がおいしいかも?飲みたかったんですが、今、胃の調子が落ちているから、コーヒーを飲むと胃に来ちゃうんですよね。残念。料理が運ばれてきました。上段(セイヴォリー)スフォルマート スモークサーモンとアボカドのサワークリームクロスティーニ 自家製リコッタチーズ、トマトのクリーム、バジリコの冷製スープブリオッシュ 鶏胸肉ミラノ風カツレツ、タルタルソース、ドライトマト下段(スコーンとセイヴォリー)スコーンゼッポレ コッパ、ズッキーニのマリネ、タジャスカオリーブ入りマスカルポーネクリームパンツェロッティ 水牛のモッツァレラ、エンダイブ、シチリア産オレガノゼッポレはイタリアの揚げパンで、コッパは豚の首から喉にかけての肉で作ったサラミだそう。パンツェロッティは揚げたピザ。ピザは温かいうちにどうぞ、ということで最初にいただきました。スコーンのチェリージャムとクロテッドクリームスコーンは特に説明がなかったのでプレーンなんだと思うんですが、生地に柑橘系の皮か何かが入っていたのかな?それ単体で食べるとそうでもないんですが、クロテッドと合わせると柑橘系が際立ってすごくおいしかったです。ジャムも甘すぎず、酸味が残るおいしいジャムで、いくつもスコーンが食べなくなるような味でした。中段左(ドルチェ)ピニャコラーダ(パイナップル)タルトグレープフルーツとモスカートダスティのサヴァランサヴァランはイタリア語ではババというそうです。洋酒の効いた大人の味でした。中段右(ドルチェ)ピスタチオとアプリコットのシュークリーム桃とラズベリーのティラミスセイヴォリーもドルチェもどれもおいしかったです。見た目にも華やかで、味にめりはりがあって。楽しい食事でした。サービスは超一流です。席の写真を撮っていたら、そっと離れて待っているとか、お茶のお替わりはいかがですかと声をかけてくれるタイミングとか絶妙で。席までの案内の途中で、化粧室をお使いになりますかと聞いてくれる配慮とか。アレルギーや苦手食材にも対応してくれるようで、オーダーの最初に確認してくれます。帰る時にエレベーター前まで見送ってくれます。箱がガラスなのでドアが閉まってもお互いの姿が見えるんですが、見えなくなるまで頭を下げ続けているんですよ。それでいて、適度なフレンドリーさで感じがいい。前にブルガリに行った時にも思ったけど、やっぱりブランドの看板背負っている所は違いますね。最近のホテルよりよほど従業員教育がきっちりしているんだろうと思います。すごく美味しかったし、楽しい時間を過ごせたのでまた行きたいです。
2015.07.18
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2000年06月 偕成社より2008年01月 新潮社より文庫化人の夢を糧とする異界の『花』に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼馴染みを救うため、命を賭ける。心の絆は『花』の魔力に打ち克てるのか?開花の時を迎えた『花』は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は?そして、今明かされる大呪術師トロ外の秘められた過去とは?いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。(裏表紙 紹介文より)守り人シリーズの3作目。カンバルから戻ったバルサは、人さらいに追われていたユグノという放浪の歌い手を助けて、タンダの家へ向かいます。その頃、ヨゴ王国では謎の眠り病が密かに流行。タンダの姪、一の妃、ついにはチャグムまでが眠ったまま目覚めない、という事態に。それを救おうとタンダは異世界へと入っていくが・・・という話です。以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。異世界の湖の底にある宮にある巨木。その種は人間の夢を糧ととして生長する。そのため、芽吹いた時に種を人間に宿らせ、多くの夢に触れさせる。今回の種の宿主であるのがユグノ。ユグノは木霊(精霊みたいなもの)に愛されていて、特別なすばらしい歌を歌うことができるし、放浪しながら人々に歌を聞かせて歩くので、人々の夢に触れることができる。花が生長し開花した時に、歌で人々を夢の中に誘う。花が散り、芽吹いて新しい種が生まれた時に、人々は夢から覚め、花はその命のサイクルを繰り返す、というのが基本システム。大体50年くらいのサイクルでこれをしているらしい。しかし、問題があって、花が咲いた時に呼ばれる人々は、現在の生活に満足していないため花の見せる理想の夢世界から帰りたくなくなってしまうんですね。しかも、今回の場合は、皇子を亡くした一の妃が花に取り憑き、自分が帰らないだけでなくチャグムを始めとした他の人々も帰すまいとし始める。夢の世界から帰らないまま花が散ってしまうと、その人達は死んでしまうのです。タンダの姪・カヤもそんな夢の世界に囚われて、眠ったままになってしまう。タンダはカヤを救うために、自分も夢の世界に入っていくのですが、一の妃に騙されて現実世界での肉体を乗っ取られてしまった上、夢の世界から帰る手段もなくしてしまう。乗っ取られたタンダは花守りとなり、ユグノを追い始めます。ユグノは、以前は夜ごとに夢の中で花の下へと通っていました。が、花番の姿が父から母に代わり、ユグノを閉じ込めようとするのが恐ろしくなり、逃げ出したため、一の妃が力尽くで取り戻そうとしているのです。花守りにされてしまい、現実世界で正気を失ったタンダが怖かったです。ユグノを襲おうとし、それを守っているバルサと戦うことに。バルサはタンダを傷つけまいとするんですが、操られているタンダは痛覚もないし、そもそも操っている一の妃がタンダを道具としか思っていないので、全然大切にしない。自分の腕を折ってでもバルサの拘束から抜けだそうとするのに、バルサが怯む、という戦おうにも戦えない状況でした。そんなタンダを足止めするために、バルサは帝の狩人であるジンに協力を求める。ジンは精霊の守り人の中で、タンダに命を救われている。バルサはジンにタンダを傷つけないで欲しいと思っているんですが、それを言うとジンが思うように戦えず苦戦することがわかっている。しかし、そんな葛藤を見て取って、ジンは自分の刀を封印して、タンダを殺さないと誓ってくれるのです。ジン、すごくいいヤツ。最終的にはタンダを取り戻し、花に囚われていた人々も、狂いかけていた一の妃も取り戻しめでたく終わります。タンダの怪我が早く治るといいなあと思いました。一の妃の狂気は恐ろしいけど、気の毒でした。大切な我が子を病気で失ったために、絶望してしまっていたところになくした者を切なく思い起こさせるようなユグノの歌を聞いてしまったが故に、夢の中に取り込まれ、遂には花に取り憑いて世界を狂わせてしまったわけです。絶望の中にいたら、幸せな夢から覚めたくなくなってしまっても無理はないと思う。でも、ユグノはちょっとでも幸せだった頃を思い出せた方が幸せだと思うと言い、夢の中から覚めないのは僕のせいじゃない、とすごく軽薄な感じ。責任も思いやりも感じられず、好きになれませんでした。
2015.07.06
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