全5件 (5件中 1-5件目)
1

今回、ニャンターというシステムがあります。オトモアイルーの中から、自分の分身として使う子を選んで、アイルーの姿でクエに出られるという仕組み。せっかくだから、分身としてのオトモ『らくがん』を作ってみしまた。柄はメラルーで、色は黒。ほぼ黒猫な感じですね。両側は赤トラのシヴァとゴールドのピュア。全員、装備を外してくつろぎモードです。クエでは、ハンターより攻撃力は落ちますし、アイテムが使えないので回復は自分が持っている真・回復笛のみ。でも回復系じゃなかったら、薬草笛か回復笛になるので回復量が少ないはず。あとはオトモが吹いてくれる笛が頼り。なかなかニャンターも大変です。でも可愛い♪現在の進行状況は、キークエばかりを拾って、村は★5に上がった直後、集会所は★4に上がるための緊急をクリアしたところです。印象に残っているクエをいくつか紹介。村★4 ショウグンギザミを愛でたくて(ショウグンギザミの捕獲)火山火山で、ショウグンギザミを捕獲するクエ。ボックスに捕獲セットは入っているだろうけど、念のためにシビレ罠を持って出発。順調に攻撃して、脚を引きずってエリアチェンジしたところで携帯シビレ罠を設置。しかし、エリアチェンジ直後にこっちに向かってきていた筈のギザミ、突然くるりと向きを変えて、なんと更にエリアチェンジ。寝場所の6へ移動。予備のシビレ罠を持っているとはいうものの、設置しちゃった罠が壊れないうちは新しい罠をおけない。ぐうすか眠るギザミ。うん、どんどん回復してるね!(T▽T)シビレ罠が設置出来るようになる前に、心地よい目覚めを迎えるギザミ。これ、今ワナをかけても捕獲できないよね?でも殴りすぎたら死んじゃってクエ失敗だよね?かといって早すぎて予備のワナで捕獲できなかったら、やっぱりクエ失敗だよね?加減しながら、少しずつ斬りつつも、どうしたらいいのかわからず混乱する私。ところが!なんと、オトモの『らくがん』がシビレ罠を設置。でかした!取り敢えず捕獲用麻酔玉を投げてみたら、無事に捕獲成功!ありがと、らくがん♪集会所★3 緊急 双頭の骸(オストガロアの撃退)竜の墓場という特殊なエリアで、2つ頭のある巨大蛇と戦います。粘液まみれにする攻撃があるらしく、それで回転回避をすると落ちている骨が身体にくっついて雪だるま状態になるらしい。高級耳栓とだるま無効のスキルを発動させて出発。エリア内にバリスタがあって、本体を通常武器で攻撃するとバリスタの弾を落とすのでそれで攻撃可能。時間は50分制限となっていますが、25分になると帰っていきます。ウチは家族と2人だし、2人とも大剣だからそれなりのダメージを与えているとは思うんですが。でも、何と言うか手応えがない。ダメージをどのくらい与えているのかまったくわからなくて、あとどのくらいというもの不明だし、何だか楽しくない。別にオチてませんし、スキルがいいから特に大変でもなかったんですが、面白くないクエでした。村★3 ざわめく森(ドスファンゴの狩猟)渓流(夜)懐かしいタイトル、そしてドスファンゴの狩猟。出てくるのはだ~れ?というわけで。ヤル気まんまんでガッツリ準備して出かけ・・・たつもりが、捕獲セット忘れた。そして、タマミツネは強かった。用意されていた応急薬はもちろん、持ち込んだ回復薬G、調合分まで含めて全部使い切りました。しかも、討伐できたのは残り10分の表示を見てから。ここから、ドスファンゴの討伐ですよ。とりあえず体力100くらいで回復なしってのもどうなのよ、と思ったのでそこらのきのこを掘ってみましたが、こんな時に限ってアオキノコが1個も取れない。時間ないので、仕方なくドスファンゴへ向かいました。ダメージ大きくはないけどじわじわ削られて、さすがに体力50以下になったところでエリアチェンジ。ベースキャンプへ戻るか迷っていたら、そこでオトモのピュアが真・回復笛を。でかした、ピュア!無事にドスファンゴを討伐してクリアです。これ、類似クエが他にもあるんですが、そちらはチャレンジせず。雪山ではポポノタンを納品だけ。森丘の卵運びでは、眠るライゼクスにしゃがんだ状態でそっと忍び寄り卵取って逃走。2個めの卵はライゼクスを回避してエリア6の絶壁をそろそろと降りて納品。ガムートはともかく、ライゼクスはやればやれたと思うけど、戦った後に卵を運ぶ気力がなさそうで。卵運び、大嫌いです。村★3 波乱の萌芽(深層シメジ8個の納品)古代林事前に、ディノバルドとの遭遇クエであることは知っていました。現時点で勝てる相手ではないので、逃げる予定で出発。クエ始まったらベースキャンプではない場所で、目の前にディノバルド。これも知っていたので想定内。想定外だったのは、マップを持っていないから出口がどっちかわからなかったこと。迷って反対方向に走り、あ、違ったと出口方向へ向かおうとしたら長い尻尾で思い切り叩かれた。うん、届くとは思わなかった。そしてスタミナゲージが短くて走れない。けっこう痛い目を見ながら、這々の体でようやくエリアチェンジ。旦那さんはこんな体たらくだったのに、クエが終わってみたらオトモのシヴァがディノバルドの鱗をむしり取ってきていて驚愕しました。私、やっぱりオトモハンターかも・・・・。(^^;モンスターハンタークロス価格:5,261円(税込、送料込)
2015.12.25
コメント(0)
2015年11月 小学館より直木賞受賞作に待望の続編登場!その部品があるから救われる命がある。ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。遂に待望の続編登場!(「BOOK」データベースより)下町ロケットのエンディングで既に、医療分野への進出か?と思わせる伏線はありましたが、その方向へ進んだ話です。人体に使用する医療品は誤作動や不良品が許されず、そういった何かが起きてしまった場合、訴訟や莫大な補償問題に発展してしまうのでリスクが高い。それでもその分野に参入する、という覚悟と意味を問う話でもありました。医療って、お医者さんも含め、日本の医療制度とかいろいろ大変だと思う。それはともかく。小説としては読後感がすっきりで面白いです。わかりやすい悪役(大企業であるとか、権力者であるとか)がいて、彼等から嫌がらせを受けて佃製作所が苦しい立場に立つが、技術力で逆転する、という前作と同じ構造です。早く逆転しろ~とそわそわしながら、楽しく読みました。以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。人工心臓を作ろうとしているアジア医科大学・心臓血管外科部長の貴船教授と日本クラインの久坂と藤堂。そして日本クラインに部品供給をしたいサヤマ製作所。彼等が今回の悪役です。(笑)貴船教授は人工心臓の成功により地位と名誉を手に入れたい。日本クラインは、人工心臓さえできれば部品を供給する会社などどうでもよくて、最初、佃製作所に人工心臓のバルブの試作を依頼しますが、将来の大量生産を約束しておきながら、端からその約束を守る気はない、という大企業の理屈のみで動く会社。そして、その日本クラインに取り入って、安くバルブを提供したいサヤマ製作所。サヤマ製作所の社長である椎名はNASA出身のエリート技術者。なんでも合理的にやるのがモットー。そのために、佃製作所の技術者でバルブの開発チームにいた中里を、自社に引き抜いてバルブの開発を進めます。ところが、このバルブはすごく難しい。中里は試作品を作るんだけど、試作制作担当者達の細やかな協力が得られず、成功しないのはおまえのせいだ的な言われ方をされます。佃製作所を裏切って出て行った人だけど、なんか可哀想で、戻ってくればいいのにと思いました。そしてサヤマ製作所は求められたスペック(耐久性)を満たしていない部品を満たしていると偽って日本クラインに納品します。知らずに日本クラインは人工心臓を納品。それを使って臨床試験を行った患者は容体が急変し死亡。貴船教授は容体が急変したのはたまたまで、担当医師が適切な処置を取らなかったために死亡したのだと、部下に全ての責任をなすりつけてしまいます。一方、佃製作所。北陸医科大学でゴッドハンドと言われる心臓外科医師・一村教授と協力して心臓手術に使用する人工弁の開発に着手します。誘ったのは北陸医科大学研究院にいる、元佃製作所社員の真野。下町ロケット1で会社をやめていった人ですね。医師も品質も技術的には一流なんだけど、妨害が多くて人工弁の開発は難航。それと言うのも、一村教授は貴船教授の元弟子で、人工心臓の発案も一村教授だったのに貴船教授が横取りした過去があります。今度も、人工弁の開発成功による手柄と経済的利益を奪い取ろうと目論む貴船教授から共同開発の話を持ちかけられますが、一村教授は断る。それに腹を立てた貴船教授は、PMDA(独立行政法人・医薬医療機器総合機構)の審査員である滝川に手を回して、審査で落とすように依頼するのです。この滝川、ゴッドハンドの一村教授を馬鹿にし、中小企業が集まって開発した医療機器は何か問題が起きた時に補償ができない、と品質には触れもせず頭から反対の立場を取るのです。更に、サヤマ製作所の椎名は、帝国重工に働きかけてロケットのバルブの部品供給を企みます。財前の部下で開発担当だった富山と、財前のライバルである石坂。彼等に取り入り、部品供給が認められれば、もちろん特許は売却するからという条件。そして燃焼試験の結果、佃もサヤマも成功したため、サヤマ製作所のバルブが採用と決定されてしまうのです。佃製作所、ピンチ!しかし、ここからが大逆転の開始です。まず人工心臓の件。咲間倫子というフリージャーナリストが、人工心臓の臨床試験でなくなった人がいるのは医療ミスではないかと調査し、その結果を発表。サヤマ製作所が作成した人工心臓のバルブのデータは偽造であったことが明るみに。椎名は失脚。うふふ。日本クラインはデータ偽装の件は知らなかったので、佃製作所に部品の納品を依頼。しかし、大金をかけて試作だけやらされて、実際の製造はサヤマ製作所に依頼した日本クラインの仕事を、今さら佃製作所が受けるわけがない。すると日本クラインは他に頼むからいい、と立ち去ろうとしますが、そこで既に佃製作所が取得した特許を日本クラインが侵害していると告げて、そのバルブを日本クラインでは扱えなくしてしまいます。がっくりとする日本クラインの2人。うっふっふー。帝国重工では、データ偽装を行っていたサヤマ製作所のロケット部品を使うわけにはいかなくなります。急遽、会議が開かれ、部品供給は元通り佃製作所へ。そして佃製作所の新製品である異物を取り除くシュレッダーの技術を共同開発するため、帝国重工がガウディ計画に参加することも決定。これでPMDAの滝川も文句が言えまい。そして石坂は、水原本部長からもサヤマ製作所との必要以上のつながりを叱責されてギャフンとなるのです。うふふのふー。財前が医療部門へ相談に行った時がちょっと面白かった。シュレッダーの共同開発に魅力を感じる財前。しかし共同開発はガウディ計画への参加とバーター。ロケットと医療では関連がないと悩む財前に、先輩でもある医療部門の責任者がロケットエンジンと心臓弁、畑は違うがどちらも同じ異物除去と、示唆すると挨拶もそこそこに大喜びで部屋を飛び出して行く、というのが何とも可愛らしい。今回、心臓弁の開発は立花と加納という2人の若手が担当するのですが、行き詰まった2人が北陸医科大学へ手術の見学に行くのです。幼い子供の手術を見て、思わず涙ぐみながら絶対に完成させる、と決意する2人。思わずもらい泣きでした。そして、立花がPMDAの審査で「会社の規模ではなく、ものをちゃんと見てください!」と熱く主張するシーン。それに心を動かされてきちんと対応してくれる審査員も現れ、ここでもちょっと感動。滝川が佃製作所のロケット品質を「どうせペンシルロケットでしょ」とバカにするのを他の人がたしなめるシーンで少し溜飲が下がる思い。最後に貴船教授が、まるで憑きものが落ちたように、名誉欲とか出世欲から解放されて「生きているってすばらしい」とか言うシーンがあるのですが、何だかピンと来なかった。元々は志を持って医療に向かっていた人だったのに、途中から変わってしまった、それが元に戻った的なことらしいけど、そんなスッキリ都合よく善人になる?その部分の説明もあまりなかったので、それなら悪役は悪役らしく終わった方がよかったのにと思いました。
2015.12.24
コメント(0)

毎年、クリスマスはお友達と家でパーティーをするんですが、今年は皆でカプコンカフェへ行ってきました。オープン当時のイベント感はもう落ち着いていて、割と静かな感じでした。案内された席の隣では、プーギーがイビルジョーに襲われてピンチ!ベルナ村のチーズフォンデュ飲み物は 強走薬(レモネード) ナルガクルガ(コーラ)、 ガムート(ブルーキュラソーシロップ+ヨーグルト+牛乳) タマミツネ(ストロベリーシロップ+カルピス+ソーダ)飛竜の卵運搬クエストサラダ & こんがり肉G(数量限定)こんがり肉Gは1kgの肉の塊ですが、5人なので楽勝でした。サラダのスコッチエッグの肉部分は前回より小さくなっていた気がする。こんがり肉Gを食べ終わった後の骨大きくてりっぱです。全体の印象としては肉まみれという感じ。でも人数がいると、むしろ物足りなかった印象です。その後は家に戻り、わいわいとおしゃべり。お友達の中で友人夫婦はMHXをやっている人達。もう1人はP2Gで一緒に狩りをした人なので、軽く動かしてみてもらいながらXにも誘ってみました。始めてくれるかな?ケーキはパステルのプリンケーキ。外で食べたので準備がなくて楽でしたし、みんな楽しんでくれたみたいですが、来年はまたいつも通りがいいかも。
2015.12.23
コメント(0)
2015年10月 ノン・ノベルより(祥伝社)陽気なギャング一味の天才スリ久遠(くおん)は、消えたアイドル宝島沙耶を追う火尻を暴漢から救う。だが彼は、事件被害者のプライバシーをもネタにするハイエナ記者だった。正体に気づかれたギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は断崖に追いつめられた!必死に火尻の急所を探る四人組に、やがて絶体絶命のカウントダウンが!人気シリーズ、9年ぶりの最新作!(裏表紙 紹介文より)他人が嘘を言っているかどうかを確実に見抜き、冷静沈着な成瀬。その友人で、知識も蘊蓄も豊富だけど、話の8割が嘘だと言われている喋り好きの響野(きょうの)。秒単位で時間を知ることができる、正確な体内時計を持つ雪子。スリの名人で、人間よりも動物が大好きで好奇心旺盛の久遠(くおん)。お馴染みの4人が事件に巻き込まれ、解決するまでがスカッと描かれています。いかにも痛快娯楽小説、という感じでした。以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。相変わらず軽妙で面白いですが、今回はハイエナ記者の火尻が鬱陶しく不快感を煽ります。数日前に実行した銀行強盗で警備員によって怪我を負われた久遠。その怪我を見て、火尻に強盗一味だと見抜かれて、というより疑惑をかけられてそれをネタにまとわりつかれ、脅迫されるのです。不快だと思うのは、火尻のやり方や考え方。火尻にとって、彼等が本当に強盗であるかどうかは関係なく、それを適当に記事にして追い詰めることができればいいだけなのです。まあ、今回はたまたまホンモノですけど。当たり屋とか痴漢冤罪を仕組んだのは、カジノグループを経営する大桑。火尻はカジノで高額の借金があって、その返済の代わりとして、成瀬達の情報を流したのです。大桑は一見人当たりのいい、知的な性格ですが、本気を出すと怖い人物。火尻の情報には半信半疑でしたが、うまくいけば儲けものくらいの気持ちで試してみたらしい。後に、成瀬と大桑が直接対面するシーンがあります。そこで、勝負に勝ったらこれ以上自分達に手を出さないで欲しいと成瀬が依頼する。勝負内容は、大桑が引いたカードが6より大きいかどうかを成瀬が当てるというもの。大桑は知的でクールなタイプで、心理戦に自信があったらしく了承する。当然、成瀬は当てる。2人のやりとりが面白いシーンでした。大桑が手を引いたので、火尻は直接、成瀬達を脅し始める。成瀬達は、大桑の大事にしている亀を火尻が盗み出して食べたと大桑に思い込ませ、火尻にカジノグループの制裁を受けさせる、という結末です。こうして多くの人の恨みを買っていた火尻ですが、最後は因果応報で退場。ちなみに亀は生きていて、久遠が飼うことに。カジノグループの人は、いざとなると命を奪うこともナチュラルにするんですが、カジノでも無理強いはしないし、借金返済もちゃんと約束を守っているうちは紳士的。虫が好きで久遠と話が合ったりする人もいて、けっこう好感度高かったです。
2015.12.16
コメント(0)
2008年04月 偕成社より2013年08月 新潮社にて文庫化王の陰謀に巻き込まれ父を殺された少女バルサ。親友の娘である彼女を託され、用心棒に身をやつした男ジグロ。故郷を捨て追っ手から逃れ、流れ行くふたりは、定まった日常の中では生きられぬ様々な境遇の人と出会う。幼いタンダとの明るい日々、賭事師の老女との出会い、そして、初めて己の命を短槍に託す死闘の一瞬-------孤独と哀切と温もりに彩られた、バルサ十代の日々を描く短編集。(裏表紙 紹介文より)守人シリーズの短編集で、『浮き籾』『ラフラ〈賭事師〉』『流れ行く者』『寒のふるまい』の4話を収録。バルサが13~15歳くらいの少女の頃の話になります。シリーズを読んでいるからそれなりに興味深く読めますが、個人的には今ひとつ。この作家さんは、短編より長編の方がより力を発揮する印象です。あと、大人になった強いバルサの方が魅力的なので、知恵も力も未熟なバルサはなんだか痛々しい。『浮き籾』と『寒のふるまい』にはタンダも登場。子供のタンダは、大人のタンダとあまり変わらず、優しい子で可愛いです。特に『寒のふるまい』をするタンダ。『寒のふるまい』とは、冬の食べ物が乏しい次期に、人にはもう食べられないものを山の獣たちに分けること。獣にやさしい行いをすれば獣も人に害をなさない、という考えから行われた風習ですが、昨今はやる人が少ない。でもタンダはこれが好き。食べ物の残りを獣道に置いて、翌日それがなくなっていると嬉しくなる、といういかにもタンダらしいエピソード。『浮き籾』は、タンダがおんちゃんと呼んでいた村人が、死後、山犬に取り憑いたという噂が流れる話。タンダはおんちゃんが好きだったので、悪い噂を立てられることが悲しい。そこで、バルサと本当に山犬に取り憑いているのかを確かめに行くのですが、バルサには見えない光を、山犬に見るのです。タンダの資質が見える一話。ラフラ〈賭事師〉は、アズノという賭事師の老婆の話。ススットという賭博があって、賭場の管理者に雇われた賭事師は、賭場が損をしないよううまく場をコントロールする。アズノは有能な賭事師で、仕事とは別に、とある貴族と長期にわたってススットの勝負を続けている。貴族が年老いて、自分の孫にその勝負を継承させたいと考え、今まで2人だけで楽しんできた勝負を、公開にして金銭も賭けようとアズノに提案する。アズノは了承するが、最後の勝負で、それまでの正々堂々とした戦い方ではなく仕事としての戦い方に切り替えて、勝負には負けるが金銭的には多くを得る、という話。そうせざるを得なかったアズノの生き方がもの悲しかったです。流れ行く者は、ジグロの隊商の護衛の仕事にバルサが同行する話。そこで、カンバル人のスマルという護衛士に出会う。スマルは若くなく病気でもあるため、この仕事が最後と雇い主から通告されてしまう。スマルの裏切りにより、バルサは初めて短槍で人を刺す経験をする。裏切ることになってしまったスマル、バルサの後の生き方を決定づけたこの事件、これもまたもの悲しかったです。なんというか、もっと救いのある話がよかったなあ。短編だからしょうがないけど。タンダだけが救いでした。
2015.12.09
コメント(0)
全5件 (5件中 1-5件目)
1


