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ハンドル側のワイヤを押してみるも筒の出口で止まってしまう。どういう事?車体に付いていた時には確かに繋がっていたので、どうやったらこのパーツから2つのタイコが外れたのだろうか?分からない。SMをみるもその事についての記載もない。不思議だ。しかし手品でも無い限り絶対に2つのタイコは嵌まる筈である。
いくら考えても分からないので、ケーブルを手に持って振ってみたら、筒の中からタイコを止めるパーツが抜け出て来た。たったこれだけの事に悩みに悩んでいたのがバカみたいだ。正に初歩中の初歩だ。
想像するに、ケーブルを外した時に筒の蓋が外れ筒からパーツが抜け出て、2つのタイコが外れケーブルが3分割されたが、あちこちに持ち歩いている内にパーツが筒の中に戻ってしまったのだろう。恥ずかしくてブログに書くような事ではないが、これを教訓として記して置く。
外したケーブル類はカシメ部分の錆をサンドブラストで除去して赤サビ転換剤を塗布の上、封筒をジョウゴ状に巻いて吊し、チューブの中にオイルを注入し一晩置いた。これで動きは良くなるであろう。
次はアルミ製のレバーとハンドルフォルダーの傷をグラインダーで削って表面を整えブラック塗装を施そうと、ピボットボルトを抜いてみたら、クラッチ側のボルトが細い普通のボルトが入れてあった。よく見てみると、ボルト穴にスペーサーを打ち込んであった。ボルトを無くしたので応急処置を行ったのであろうが、レバーがガタついている。このままでも使えない事はないが、ガタつきが気になるので元に戻す事にして、スペーサー抜こうとして径に合う鉄棒を突っ込みハンマーで叩くがビクともしない。スペーサーが鉄製なので酷いサビでアルミに張りついているようだ。
仕方が無いので精密ドライバーを使ってスペーサーの端を少しずつ折り曲げては鉄棒で叩きを何回も繰り返しやっと錆びたスペーサーを抜く事が出来たが、この穴に嵌まるピボットボルトは段付きの特殊ボルトなので、ホームセンターなどには売っていない。純正品を検索してみたら、無情にも廃番だった。
何処かに代用品はないかと探してみたら、XL125Sのレバーが出て来た。ボルトを抜いて嵌め込んでみると径は同じだったが、スペーサーを入れるためにフォルダー側雌ネジをドリルで削ってしまっているのでナットでの締め付けのみとなるが、ガタつきは止まったのでこのボルトを使用する事にした。
次は欠品のハンドルグリップをAliExpressで2ヶセット375円で買ってあったので、取り付けようとするが、このグリップは色の違うゴムのインナーが入っており、安いが二重構造になっている優れ物だ。内径が同じように見えたが、ハンドルに挿し込んでみるとスロットルパイプが入る右側用が少し大きくなっていた。しかし、スロットルパイプを入れるには少し小さいように見えたが入れてみる。かなりキツかったが何とか差し込めたので無駄にならなくて良かった。それも束の間、アクセルワイヤを取り付けてみるも、アクセルが戻らない。何処かが干渉しているようなので調べてみると、グリップのインナーが少し長くグリップからはみ出しているので、その部分がフォルダに接触している事が分かったのでナイフで切り取る。これでスロットルは正常に戻るようになった。
アクセルケーブルの調整後、アクセルグリップの捻りに応じ、キャブとオイルポンプの同調が出来ている事が確認できたので、OKである。
筒の中から出て来た円筒形のワイヤを引っ掛けるパーツ
錆びたワイヤのカシメ部分
ワイヤを吊してオイルを注入する簡易装置
曲がりを修正し傷を削って塗装を施したレバーとホルダ
XL125S用のレバー取り付けピボットボルト
AliExpressで購入したハンドルグリップ
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